時代の影

今日もまたコソコソと
夜を明かそうとしている
明日に臆病になっているのは
僕だけじゃ無いだろう?

今 正直な話 未来が描けない
そんな心の隙間を狙われて
勉強すれば大丈夫だと
不確かな言葉に脅されている

背が伸びるに連れて
見えなかった景色が見えてきて
何が正解か日に日に解らなくなる

どうしたらいい
変動する時代を懐かしんでいる間に
きっと次の時代はやって来ている

誰かが笑っている裏で
誰かが泣いているのが
社会だというのか?
誰かの不幸せを見逃すことを
いとも容易くしろと言うのか?

人類はまた世界に
新しさを求めようとしている
隣の芝生が青く見えるのは
いつだって同じだろう?

人 それは言葉で表現がしづらい
多種多様に存在していて
大体は約束されない将来を
目の前に脅かされている

晴天の青い空に向けて
思いの丈を嘆いたところで
誰にも伝わらなくて
白い目で見られてしまう

どうしたらいい
青春する時間を謳歌している間に
きっと次の世代はやって来ている

誰かが生きている裏で
誰かが死んでいくのが
当然だと言うのか?
いつか幸せになることが
僕らが生きている理由だとするなら
今が幸せでは駄目だと言うのか?

時代の影

時代の影

とんねるず最終回 情けねぇを聴いて

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-03-23

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