時代の影
今日もまたコソコソと
夜を明かそうとしている
明日に臆病になっているのは
僕だけじゃ無いだろう?
今 正直な話 未来が描けない
そんな心の隙間を狙われて
勉強すれば大丈夫だと
不確かな言葉に脅されている
背が伸びるに連れて
見えなかった景色が見えてきて
何が正解か日に日に解らなくなる
どうしたらいい
変動する時代を懐かしんでいる間に
きっと次の時代はやって来ている
誰かが笑っている裏で
誰かが泣いているのが
社会だというのか?
誰かの不幸せを見逃すことを
いとも容易くしろと言うのか?
人類はまた世界に
新しさを求めようとしている
隣の芝生が青く見えるのは
いつだって同じだろう?
人 それは言葉で表現がしづらい
多種多様に存在していて
大体は約束されない将来を
目の前に脅かされている
晴天の青い空に向けて
思いの丈を嘆いたところで
誰にも伝わらなくて
白い目で見られてしまう
どうしたらいい
青春する時間を謳歌している間に
きっと次の世代はやって来ている
誰かが生きている裏で
誰かが死んでいくのが
当然だと言うのか?
いつか幸せになることが
僕らが生きている理由だとするなら
今が幸せでは駄目だと言うのか?
時代の影