短歌集『春のときめき』
春風の誘いに目覚め緩やかに
乙女ごころの花は開きぬ
花よりも 漂う君の黒髪の
甘き香りにこころ乱れて
麗しき 君の御胸に舞降りし
花をうらやむ春の日の午後
我の手をそっと握りてうつむきし
君忘れ得ぬ 花を見るたび
知るや君 盛り過ぎれば散る花の
涙となりて消えゆく恋とぞ
我は春風 戯れに花の枝をば渡りゆき
恋など知らずと葉隠れに消ゆ
花開き 鳥訪れて身を結び
地に落ちてこそ再び芽を出す
若き春 花の盛りのただ中の
輝く君に永遠の幸あれ
短歌集『春のときめき』
春風の誘いに目覚め緩やかに
乙女ごころの花は開きぬ
花よりも 漂う君の黒髪の
甘き香りにこころ乱れて
麗しき 君の御胸に舞降りし
花をうらやむ春の日の午後
我の手をそっと握りてうつむきし
君忘れ得ぬ 花を見るたび
知るや君 盛り過ぎれば散る花の
涙となりて消えゆく恋とぞ
我は春風 戯れに花の枝をば渡りゆき
恋など知らずと葉隠れに消ゆ
花開き 鳥訪れて身を結び
地に落ちてこそ再び芽を出す
若き春 花の盛りのただ中の
輝く君に永遠の幸あれ
短歌集『春のときめき』