アルティア

 竪琴の奏者であるアルティアは、蒼い月夜にその旋律を響かせていた。
 繊細な音を紡ぐ指先はまるでそれ自体が芸術品。月光に染まるしなやかな手腕を操り、その肩に流れる長い褐色の髪は光沢を受けていた。その髪と共に、まとう薄い衣は風になびく。
「たゆたうは 月の映る水面の泉
 古より伝わりし水の記憶を 湛えんや」
 その美声はこの国の宝であり、アルティアの家系に代々伝わる特異な声音である。柔らかな唇からすべる歌は誰の心をも魅了して離さない。そして琥珀色の瞳を向ければまるでクピドーに射抜かれたかのように男も女も胸を抑え背後に倒れて行って池ポチャした。
 それを面白くなさそうに見るのは影の動きを読んで暦を織る暦織り士のハシャーだ。彼は以前、アルティアに迫ったところ、番犬には噛まれかけて追い掛け回されるわ、アルティアの家の女衆には「もうあなたの織物は頼みません」と得意の金切り声を発されて鼓膜を破られる寸前だったわ、そこの子供等には髪を掴まれて引きちぎらんばかりに暴れられるわで、さんざんな目に合わされた。
 なのに、同じく陽を見て暦を記す布絵師のシュローイときたら、その分彼等の贔屓にされ始めている。
 ハシャーは、シュローイを敵視して見るようになったが、お門違いの怒りを向けられたシュローイは困っていた。この前などは葡萄酒に酔った勢いにハシャーに殴られかけた。
 せっかくの美しい夜に、黒い雰囲気を醸している暦織り青年がいるので、アルティアは竪琴を爪弾きながらもそちらに視線をくれる。
 自分がハシャーが来た時に叫んでしまったのが原因なのだ。月の無かった闇夜にキャンドルを灯していた白薔薇の庭に、いきなり現れた大男。そしてまっすぐとこちらに来るのを見た瞬間、自分は叫んで逃げ惑っていた。薔薇の棘につっこんで傷は負うわ、衣も破れるわで、駆けつけた衛兵と番犬が謎の男の影を追っていったのだ。そしたらそれはまさかのハシャーだった。
 あれは逆に申し訳なかったなと思って、家の者達に勘違いだったのだと言っても無駄だった。逃げて来た姿が姿だったので、娘が何かされたのだとお冠である。薔薇の棘ですと言っても聞き入れない。「不法に侵入したのは暦織りです」と。確かにその通りなのだが、自分が贔屓にしていたハシャーの仕事を奪ってしまったようなものなのだと罪悪感を感じずにいられない。いくら個人的にハシャーから暦を買ってあげようと思っても、それはあまりに貴重なもので個人では手が出せないものなのだ。
 暦読みというのは、陰陽によって分けられた占いと似たものであり、ハシャーは影を読んで一月分の災いを、シュローイは陽を読んで三月分の吉事を読む。その家系ならではの立地などで占われた。元々が闇を読むハシャーの家系は、彼のように負の感情を生きているのだが、それをしっかり抑えることがプロだった。今の恋に破れたハシャーはその余裕さえなくなっている。
 ハシャーは今、岩に座って竪琴を恐い顔をしながら聴いていて、石のベンチに座るシュローイを横目で睨み付けている状態だ。アルティアは胸がざわざわとして視線を落とした。
 すると、途端に声の質が操れなくなってしまう。
 誰もが先ほどまで水晶の如く澄み切っていた声が、まるで深い森の洞窟に吹き込む風音のように低くなったので、驚いた。
 シュローイは気遣わしげに彼女を見ては、立ち上がってハシャーの腕を掴み連れて行った。
 背後では再びアルティアの女の長による打ち手によって、演奏が続けられる。
 まるでその洞窟からの風が森を通り、再び空に吹き上がるかのように声が戻っていった。プロが感情に流されるな、という厳しい躾が成されているのだ。
 ハシャーは泉を囲う林を歩いていきながら、シュローイを睨み見た。シュローイの横顔は泉の方向を見ている。そしてハシャーを見上げた。
「怒りはアルティアのためにならない」
 シュローイは蜂蜜色の髪をいきなり掴まれて、驚いてハシャーの目を見た。
 うなじを攻撃されたことで意識を失い、ハシャーは唇をなめた伏せ目で肩に細身を担いで林を歩いていった。

 宴が終っても帰って来ない二人を心配したアルティアは、ずっと泉で一人待ち続けていた。すでに夜風は冷たくなり始め、泉からも霧が立ち昇り始める。不安をあおるような霧だ。
 林にも流れて行く霧を掻い潜って、影がやって来た。
「シュローイ? ハシャーなの?」
 アルティアは不安によって紡がれる低い声で訊ねた。
 それは、ハシャーだった。
 彼女はやはり反射的に震え上がり、彼を見上げる。影のようなハシャーは彼女の目の前までゆっくりと歩いて来ると、邪な目元をしてアルティアを見下ろした。
「シュローイ……は?」
 まるでガラスを爪で引っ掻くような声を震えて出すアルティアに、ハシャーは顔を歪めた。危険を感じたので彼女は唇を閉ざして声を出さないようにした。
「シュローイはもう影の内側に閉じ込められて陽も浴びる事なんかできやしない」
「え……?」
 林に視線をくれるが、すでに霧が濃くなってしまった。
 闇夜に蝕まれて行くかのようで、アルティアは体を震わせる。どうにか喉元を整え、ゆっくりと言った。
「シュローイとは、お友達というだけだわ。恋仲じゃ無いの。だから……」
 だが静かな深い怒りに取り巻かれるハシャーは首を横に振るだけだ。
 アルティアは手首を掴まれ、叫び掛けたが声を失った。いきなり抱きしめられ、薄い衣を何かの水分がぬるっと湿らせたからだ。それはハシャーの胴体に湿っていたものだろう、ゾッとして体を冷たくした。
「俺はあいつを閉じ込めた。その時暴れるあいつの頭を掴んで岩にぶつかった。引き上げて頬を叩いたが動かなかった。それを引っ張って行って影の檻を閉ざした」
「ヒッ」
 ドンッとアルティアは肩を叩いて逃れたがり、暴れた。どこか分からないところを闇雲に噛み、逃れて走って行った。声も無く息せき切って走って行った。
「アルティア!!」
 追ってくる。迫ってくる。恐怖に塗れてただただ走る。怒れる影の人が。
「………っ!」
 石につまずいて声も無く繁みに転び、喉を抑えて、そのまま気を失った。

 朝陽で目を覚ますと、アルティアは繁みに囲まれていた。
 痛い体を起き上がらせて、首を傾げ辺りを見回す。何故、ここで寝ているのだろう。
 記憶を探るためにその場に座って目を閉じる。
「!」
 目を開くと、朝露で光る繁みから林に駆け出した。
 シュローイ!
 昨夜のことを思い出した。宴の刻、シュローイがハシャーを連れて行き、林へと歩いて行った。心配して二人を待っていた夜の深部に、ハシャーだけが戻って来て、そしてシュローイを閉じ込めたと言って抱きついてきたハシャーから逃げたのだ。
 ハッとして、彼女は走る足を止めて自身の体を見下ろした。衣は血に染まり、なおも陽で透ける肌は光っていた。
 これは、シュローイの血……。
 途端に叫び声が声にもならずに発され、細い首を抑えて走り出した。声が出ない、声が、出ない。
「お嬢様!」
 ようやく探し出されたアルティアを見て、衛兵が息を飲んで血に塗れる姿を見た。番犬が激しく吠え、衛兵が鎖を引く。
 アルティアは涙に塗れた琥珀色の瞳で、口をぱくぱくさせて林を指し示した。
 衛兵は更なる異変に気付き、まさか声を失ったのかと驚いてアルティアの口許を見た。
「長に伝えてくれ」
「はい」
 若い衛兵が走って行った。

 ハシャーは影の内側に拘束されていた。ハシャーの家系の主が凍て付くような視線で檻の先のハシャーを見る。既にハシャーの背は鞭の跡や鉄の棒による拷問痕が染み付いて、一寸先の闇にその身ごと溶け込みそうだ。
「一生この場所にいろ」
 主は踵を返し、去って行った。
 暗い影のなか、目だけに光沢を受けてハシャーは重々しく閉ざされた扉を睨み見つづけた。
 ハシャーの家系の主が地下から上がって来ると、エントランスホールにアルティアがいた。
 颯爽と歩いて行くと、ショックで声を失ったアルティアの腕をそっと撫でてあげた。
 たんこぶどころで済まされなかったシュローイは、あれから発見されて頭がぱっぱらぴーになってしまっていて、屋敷で目覚めてからはまるで鶏になってしまったように腕をばたばたとさせて奇声を発して駆け回っている。包帯頭は痛々しく、中身まで痛々しい事になってしまっていた。
 アルティアは今朝方、シュローイが目覚めたというので急いで向って、そんな姿を目の当たりにして、尚の事気落ちしているのだった。もともとヒヨコみたいな髪色だからとはいえ。
「あいつが申し訳ない事をした。早い段階で精神が落ち着くまでを閉じ込めておくべきだったが、君の歌を聴けば癒されると思ったのだ」
 アルティアは小さくはにかんで頷いた。
 声の事はショックも和らげば戻ってくるとされている。それを女長は言ってくれた。
 ハシャーのことを心配してやって来たが、この家系の掟には口出しは出来ない。なので、アルティアは引き返す他無かった。

 シュローイは庭で陽に照らされている。
 今日はまるで猫のように背を丸めて眠っているので、アルティアは髪を撫でてあげていた。甘い顔立ちの爽やか青年だったシュローイがぱっぱらぴーになってしまって、周りの女達は随分残念がっている。まるで鬼のような怒れるハシャーの方はとんと姿を見せなくなった。なので、暦織りと暦絵師の二人の若者はなんとも使い物にならなくなってしまった。
 声をだんだんと取り戻しつつあるアルティアは、シュローイにのみ届くか届かないぐらいの声で子守唄を歌いつづけた。琴音にも掻き消えてしまうような声で。
 シュローイとずっと一緒にいると、心が和んで、時々胸が高鳴った。無垢な顔をみせたり、いきなりはしゃぎ出す姿を見ていると。母性本能というものかは分からないが、守ってあげたくなる。
 だが、アルティアの今のささやかな光りの時間にさえも、女長の持ってきた話は影を落とさせた。
 しっかりとした人と婚姻を結ぶ事だ。その候補を挙げて来て、そしてシュローイとの穏やかな時間をも引き剥がそうとしてくる。
「アルティア」
 彼女はびくっとして肩越しに長を振り向いた。
「もう屋敷におあがりなさい」
 アルティアは気落ちし、衛兵の男は肩にシュローイを担いで連れて行った。
「いいですか。暦士をもともと家系に入れることは出来ないの。恋仲までは問題はなくとも、婚姻はいけません。彼等は影と光りの存在。その間に立つ我々とは違うのです」
 彼女達の目の前を歩く衛兵の肩に担がれたシュローイは、まるでひなたぼっこする猫の様にこめかみの辺りを手の甲で撫でている。
「アルージャ。シュローイをガイラの処へ連れて行くよう」
 シュローイは癒しの効果のためにここへ預けられており、頭が戻ってくるように音楽療法をされている。家系の一番の歌い手であるアルティアはまだ満足に声が戻らないままなので、他の者に任されていた。
 だがどんなに小さな声だろうと、やはりアルティアの歌が一番シュローイを無意識下でも安堵とさせていることにはまだ誰も気付いていなかった。
 シュローイの暦見は人を元気付けるものであって、もともとが元気溌剌なアルティアの家系にはあまり必要はないと思われていたし、一番に注意を払わなければならないのは、影の日のほうであり、そちらに敏感だった。宴を開く日には影となるような日には開かない掟があったからだ。影が光り、どちらかの暦見が入っている場合は片方しか入る事は出来ない。影と光りを一つの家に入り混じらせることは出来ないからだった。なので、もしかしたら、ハシャーがシュローイを襲った日は本来は影の日だったのかもしれない。
 ガイラの部屋までシュローイを見送ると、気落ちした妹を見てガイラは優しく微笑み、アルティアのことも座らせた。アルティアも微笑んで床に置かれた大きなクッションに座り、大きなハープとガイラの歌を聴き始めた。シュローイは猫の様にごろごろと背を床に撫で付けていたり、落ちつかなげに転がっていっている。それはやはりアルティアの歌が一番心落ち着くものだったからだった。だが歌が無いよりはやはりいい。

 アルティアが部屋に戻って来た宵時、今日は月が出ない暗い夜だった。そういう日は誰もが早めに眠る。そしていつものように朝陽と共に目覚めるのだ。
 シュローイとハシャーを林の泉で一人待っていたのも、誰もが寝静まったころ、屋敷を抜け出してのことだった。そして、朝の挨拶に現れなかったアルティアを衛兵に探させたら、林にいたのだ。
 彼女は部屋を歩いていき、いきなりの何かの影に驚いて立ち止まった。
 それは大きな影で、部屋奥の暗がりに尚一層暗い色をしている。
「誰……」
 口の内側にだけこもる声。
 影は、実態こそはないのか、ゆらゆらと揺れている。アルティアは首を傾げた。
「あなた……ハシャー?」
 近づくことが出来ずに訊ねるが、その影はすうっと闇に溶け込んでいった。
「……」
 不安を感じて、アルティアは一人マントフードをまとうとランタンを持って屋敷を出ようとした。
「お嬢様」
 衛兵のアルージャがたちはだかり、見上げた。
「夜の外出は危のうございます」
「ハシャーの家に」
「え?」
 彼は背を折って耳元を近づけてあげた。
「ハシャーの家に。彼の影を見た気がして……」
 アルージャにはどういうことなのか分からないので、真剣な眼差しのアルティアをただただ見た。
「お願い。共に行くのならいいのでしょう」
 ということで、お嬢様の護衛をしながらハシャーの家へ向う事になった。その道すがら、濃い影の部分にゆらめく黒い影を見ていた。まるでハシャーがなおも未練がましくしているかのように。いや、それ以上の胸騒ぎ。ハシャーが影を伝ってまで現れたという気配に、只ならぬものを感じて、その感覚が歩く毎に強くなる。
 ハシャーの家に到着すると、アルージャが悪魔装飾のドアノッカーを掴み叩いた。
 アルージャが引き、アルティアがドアを見つめる。その悪魔装飾が、まるでこの家の影の部分を寄せ集めているかのようで、いつもは感じない恐怖をアルティアは感じ、無意識にアルージャのマントを掴んでいた。
「はい」
 この屋敷は男衆が多いので衛兵などはいなく、家の者が出た。
「夜分に申しわけございません。アルティア嬢が、ハシャー殿にお会いしたいと」
「ハシャーはまだ地下におります。あのような場所に女性をいれるわけには」
 アルティアは聞かずにドアから屋内に入って行ってしまい、このエントランスからこの家の主が上がって来た地下への階段を駆け降りて行った。
「お嬢様!」
 アルージャがすぐに追いついたが、アルティアがアルージャを睨み見た。
「……」
 アルージャは口を噤み、主様家系には逆らえない。だが言った。
「お嬢様の安全を確保する事が勤め。わたくしが地下へ参ります」
 アルージャはアルティアを残し、階段を駆け降りていった。アルティアの横をこの家の者が走って行き、止め様とするが、アルージャが鎧戸に手をかけた方が早かった。アルティアは階段半ばの暗がりで、影に覆われながらも息苦しさで眩暈を感じていた。
「!」
 アルージャが目にしたのは、見る影も無いハシャーの崩れた姿だった。全身に拷問を受け、今は恨みに刈られた暗い目をたぎらせている。
 カツンと主が振り返り、冷たい目でアルージャを見た。
「躾の邪魔はいかがなものか」
 アルージャは目を険しくし、アルティアが万が一追ってくる前にドアを閉ざした。
「何故そこまでして」
 主はハシャーを顎でしゃくり示した。
「我々に怒りをコントロールできないことはあってはならないのだよ。こやつはその辺りを鍛えなおさなければならない」
 アルージャは顔を歪め、主の持つ鞭に視線を移した。
「影を見るということは、精神の砦なのだ」
「しかし……」
 だがアルージャは口を閉ざした。影の家系に生まれたということは、覚悟がなければ一人前になれないのだ。その為にこの家には女はいない。もしも娘が生まれればすぐに養子に出されることになる。
「こやつはまだ若い。今が重要なのだ。もしも駄目ならば、本当にこの地下から出すことは無いだろう。若気の至りで恋に走ってばかりもいられないからな。今日のところは帰っていただこうか」
 アルージャはここまで来た理由を述べなければならなかったが、果たして言っていいものか。
「アルティアが来ているんだろう。俺に会いに。俺には見える」
 主はアルージャに背を向けたままで佇むが、肩越しにドアを見ると、顔を戻した。
「こいつは影の力を使ったな」
「俺がここにいる限り、影を操る。夜を縫って」
「それが心が弱いというのだ。いくら焦がれようと許されない。一生出たくないのか」
 ハシャーは視線を落とし項垂れ、目を閉じた。
 主は横目でアルージャを見た。
「お引取りを願おう」
「……」
 アルージャは引くしかなく、ハシャーを気遣わしげに見てから、頷いて身を返した。
 ドアをくぐり、暗がりでアルティアがこの家の人間と共にいた。
「ハシャー殿は躾を受けておられます。帰りましょう」
 アルティアは首を振るので、アルージャは言った。
「あとはハシャー殿次第です。今後のことは」
 アルティアはまだ不安だったが、相槌を打ってから、ドアをしばらく見つめた。彼女を囲っていた影の気配はどこかへ引いたようだった。
 こうやって心配しても、女の自分には何もできはしない。アルティアは小さな石の首飾りを外し、そのペンダントをこの家の者に持たせた。ハシャーにこのお守りをせめても渡してあげてくれと言った。
「しかし、あなた様の名前は出せません」
 アルティアは頷き、もう一度ドアを振り返ってから、階段を上がっていった。
 彼女が帰って行くと、お守りぐらいはと主に渡した。
「仕方がない」
 主は暗い目元のハシャーを見ると、それに今ハシャーがはめるピアスの金具に石を通した。
 普段は厳しいが、人なのだから恋する気持ちは充分に分かるのだ。自身も若い頃は立場の違う娘に恋をし、駈け落ちをした先で捕らえられこの様に躾られてきた。厳しいようだが、これもこの家のさだめ。一度項垂れたままのハシャーを優しさの掠める目で見てから、今日の所は地下を上がって行った。

※診断メーカーの空想職業
<『奏者』です。髪は褐色。瞳は琥珀色。おとなしい性格で、風を使用します。
仲がいいのは『絵師』、悪いのは『暦織り』。追加要素は『長髪』です。>
テーマ「光りと闇」
主人公は竪琴を奏でる歌姫です。それを二人の性質が異なる青年を取り巻くお話。
2016,2,6

アルティア

アルティア

  • 小説
  • 短編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-03-16

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

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