或る日の憂鬱

世界はかくも美しいのに、わたしの心は憂鬱だ。

『人』という枠組みに、こだわり過ぎているのかもしれない。

そう生きることが、『人』の幸せであると。

人はあずかり知らぬうちにそう刷り込まれている。

強迫観念にも似た逃れられない業。

来るその日まで背負い、生きなければならない。

憂鬱かい?

でも大丈夫。

それは明日の自分に任せればいい。

感情は一刻、世界は永遠なのだから。

或る日の憂鬱

或る日の憂鬱

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-03-04

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