REPLAY
REPLAYの序章みたいなモノです。
まだまだストーリーは始まりませんが
読んでください!
☆プロローグ☆
『さぁ。美術の授業を始めよう。』
男は医療用の小さなナイフを持ち呪いの言葉を吐いた。
「やめろ!何するつもりだよっ!?来るなっ!来るなぁっ!!この人殺し!糞野郎!!」
私は男を罵り続けた。
あの野郎・・・私を椅子に縛りつけやがって。
私はもう逃げられない事、助けは来ない事を確信していた。
恐い。死にたくない。
急に涙が溢れてきた。
「なんで・・・?なんでこんな事すんのよ!?」
死は、もう避けられない現実。
死にたくない。でもいつかは死ぬ。
それが私はみんなより早くて残酷なだけ。
結局死ねば同じ。
そんなことは分かっていても恐い。
死ぬ前の小さな疑問。
どうしてこんな事するの?
『君はキャンバス。永遠の命を今から君に与えるんだ。君がこのまま生き続けても
キャンバスは汚れ、朽ちてゆく。しかし、今俺がここで君を殺せば
君は人々の記憶に永遠に刻まれ、永遠の美貌を手に入れる。
モナ・リザや真珠の耳飾をした少女のように。』
狂ってる。イヤだ。イヤだ。
死にたくない・・・!
男は私の頬をナイフで切り裂いた。
鮮明な紅い血が涙のように頬を伝った。
「イヤァァーーーーーーーーー!!!!」
REPLAY
楽しんでもらえましたか?
まだまだ本編では無いので
次の第一章も、良かったら読んでください。