希う
言葉でした
生きようとするのでした
言葉でした
ただのわたしの犬死すらも決してわたし一人の命ではないだろう
言葉でした
声を失い
ちりじりに
きれぎれに
一日ごとに
恐らく耐え難い思いで
死んでいきました
言葉だったのです
みな、
ひたむきに、
背中を小さく、
なにかを、
待っていたひとたちでした。
希う
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