、

  



   






   





朝焼けが

優しい。



名前のない、果実一つ分の独り。




朝焼けが優しかった舗道で倒れた誰かを

夜の灯は名づけられずに

明日が誰かを消すだろう。





いつか 、

懐かしむ 、

摂理が 、

生き延びさせるのか 、



わたしは 、 ひとを。





朝焼けが

優しい。



哀しくて優しい。

  



   






   

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-02-08

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