冬枯れ
誰でもなく
かけがえのない
自分のために生きている
一度きりだけの
リルを
生きようと
それでも
今も
他の誰でもなかった
かけがえのなかった
おまえのために
生きていたかった俺が
まだ
少し
ここに
一つだけ
生き遂げた朝
たとえば
こんな詩を。
冬枯れ
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