#詩書きさんへのお題 2018年2月編
2月1日 「バラバラ」
いろんな気持ち
どこにどんな気持ちがあるか
自分でもよくわからない
理由もなく涙が出るのは
このせいもあるのかもしれない
何かの衝撃で切り取られる感情は
私のどこかに
バラバラにしまってある
2月2日 「漫画」
高校時代
気持ち悪いと
からかわれても
必死で元気のない人を
笑わせようとしてた
そんな変なやつがいた
馬鹿なフリをしているだけで
本当は賢い
変なやつだけどかっこいい
どこかの漫画の主人公みたいなやつ
今日も誰かを笑わせてるのかな
1月3日 「節分」
鬼は外福は内
豆を投げる
投げるのがもったいないと
思うほど
豆が大好きだ
今年は買うのが遅れて
年の数さえ食べられそうにない
来年は
老け込んでしまうくらい
豆を食べよう
1月4日 「日記」
いつからか
私は日記を書くようになった
当時友達はいなく
自分の感情を外に出す
その方法が日記だったのだと思う
最近、その頃のことを
思い出すのも嫌で
何冊もの日記を捨てた
少し後悔している
自分の人生が誰かの役に立つ
もしそうならば
辛い時の思いでさえ愛おしい
時間が経つにつれ
形が変わっていく思い出
それをその時の形のまま
残せるのが日記だと
今は大切に綴っている
「テスト」
学生が終わり
テストを受けることが
なくなった
いや、そんなことない
いつも神様に試されている
白い紙にあるはずの問題文
テスト週間とテスト本番
そんなものは
用意されなくなった
白紙で提出じゃ許されない
すべて見えないまま
でも確実に成長している
「成分」
この成分に含まれる~
テレビから流れてくる
そのテレビを見た
大人達が試す
それが理解出来なかった
最近は私も
この食材をとろうとか
話している
正しい正しくないは
置いておいて
やってみると
また新しい発見がある
きっとそれを知っているから
楽しみなんだ
「こんにちは」
学校帰り地域の方が
「おかえり」
と言ってくれていた
「ただいま」は
慣れ慣れしい気がして
「こんにちは」
聞こえるか聞こえないかの
声のボリュームで
返していた
挨拶の大切さは
あの頃より今の方が
よくわかっている
あの頃の私は
「こんにちは」に
何を込めていたんだろう
「満足」
美味しいご飯が食べられて
働く場所がある
家族がいて友達もいて
こうして生きていられる
とても幸せなのに
それで十分なはずなのに
どんどん欲がでる
満たされても満たされても
満足は罠だ
「肉」
食材の気持ちになれば
キリがない
今夜も残さず
感謝を込めて
いただきます
「チェック」
☑幼稚園
☑小学校
☑中学校
☑高校
.
.
.
□大人
まだチェックは付けられない
成人してもまだ
「るんるん」
今日は本屋へ行った
私にとっては
魔法の国だ
目に止まる本は
きっとあなたに
新しい発見をくれるはず
その本を手にとった瞬間
魔法にかかる
心が躍る
ここにずっといたい
心がうたっている
#詩書きさんへのお題 2018年2月編