反故
始まり
50-01
反故ほごとは、無かったことにすることです。
「契約を反故した」は、契約をやっぱりなかったことにしました、 という意味になります。
役に立たないものにしてしまう という意味もありますが、あまり使われません。
「こんな話しは聞いていません」語気を荒くして怒る三十代後半の女性。
「お金を融通する時は頼みに低姿勢だが、返済の時は強気だな」暴力団風の男が女性の前でサングラスを指に引っかける様に動かして詰め寄る。
「契約書をよく読んで見ろ!」もう一人頭の禿げた男が、遠くの机に座って言う。
「そうだよ!旦那としている事を別の男とするだけだ」
「これって、主婦売春でしょう?」女は契約書を見ながら言った。
「承知して金を借りたのだろう?」
「騙したのね!嫌です」
「その様な我が儘が言えるか!連れて行け!仕事を喜んで出来る様にしてやれ!」
三人の男が部屋に入って来ると「奥さん、文句を言う前に仕事が出来る様に鍛えてやるよ」
「いやーーーー」大声でソファを立って逃げるが、三人の男に押さえつけられて、タオルで口と鼻を押さえられる。
「うぅーー」と言う間も無く気を失う女性。
「先生の薬は良く効くな」机に座っている男がそう言って微笑む。
しばらくして何処かの地下室に女は連れ込まれて、先程の頭の禿げた男の前で女は気を失って床に横たわっている。
「カット!」大きな声で初老の男がメガホンを持って近づいて来る。
映画監督の持神直純は文芸大作と云われる作品を過去には数作撮影していた。
「私はエロスの神髄の様な文芸作品を撮りたいのだよ!」
だがヒット作に恵まれなかったので、傍らで半分は成人映画ぎりぎりの作品を数多く撮影していた。
今も半分以上は成人映画では?と目を疑う様な作品を撮影している。
撮影現場はポルノ作品だが、編集で誤魔化してぎりぎり成人映画?通常上映の狭間の様な作品だ。
世の中はバブル全盛時代だが、中々映像の世界は厳しく映画の画面に陰毛を映す事は禁止されている一九九〇年代初頭から物語は始まる。
「監督は、本当は刺激の強いエロ作品を撮りたいのでしょう?」撮影が終わった後食堂で脚本家の志水正次が尋ねる。
「そうだな、文芸作品でもエロスが必要だと思っている!実際にSEXをする事は今では新鮮味が無いので、この様な清楚な美人が何故が?が売れる秘訣かも知れない」
その時食堂のテレビが人気の歌劇団の話題を流し始めると、志水が「監督の言われる女性ってあの娘役の那智仁美の様な女性でしょう?」
志水に言われて、テレビの画面に目を移した持神の目が画面に釘付けに成った。
「那智仁美?初めて見る顔だな!志水君の言う通りだよ!理想の女性だ!歳は?歌劇のトップか?」矢継ぎ早に尋ねた。
「まだ二十五歳には成ってないのですが娘役のトップに成っているのですよ」
「当然だろう!清楚で可愛い!志水君彼女が主役の官能芸術作品を撮影してみたい!ストーリーを考えるから脚本を頼む」
「えー、監督彼女は神戸歌劇団のトップスターですよ、先生の映画に出演する訳無いでしょう?」
「何故だ!」
「神戸歌劇団は総てが女性で、今は四グループに分かれて、順次東京、大阪、名古屋で独自の公演をしているのですよ!大体三十歳を越えると独立してテレビとか映画に出演交渉が始まるのですが、那智さんはまだ絶頂期を迎えたホープですよ、辞める訳無いでしょう」
「だがあの娘は私の理想の女性だ!これまでに思い描いた作品を撮影してみたい」
「監督が偉大な方でも多分無理ですよ!その様な夢の様な事を考えずに明日の準備でもしましょう」
「俺は諦めないぞ!近日中にストーリーを簡単に書くので脚本を書いてくれ!頼むぞ!」
その様な話しの最中に画面に大きく映し出される那智の表情を見て「最高だ!」と口走る目は精気に満ちていた。
やがて画面が変わると、ぼんやりとして何かを考えて箸が止っている持神監督。
この一年後世の中はようやく欧米並にアンダーヘアーの解禁、有名女優のヘアーヌード写真集が発売されて爆発的な売り上げを記録して完全な解禁と成った。
持神監督はその時を境に那智仁美の事を徹底的に調べ始めるのと同時に、毎日のスケジュールも判る範囲で把握し始めていた。
神戸歌劇団員は総てが、神戸音楽院の卒業生で二年間の基礎を学んで優秀な生徒だけが歌劇団に入れる。
その中でトップスターは八人、男役、娘役各四名だった。
クローバー、ハート、ダイヤ、スペードとトランプのカードと同じ名前が付けられた四組のグループに分けられている。
那智仁美はスペードに属して、娘役のトップを務めているのだ。
過去の歴史の中でも異例のスピード出世をしたのも、美人で可愛いと世間では思われていた。
神戸音楽院は中学卒業、高校卒業の女子生徒が入学して来る。
大きな話題作で人気を博すのはもっと後年で、仁美が入学した当時は音楽と演技を勉強したい女子が門を叩いた。
生徒は金銭的に裕福な家庭の子女が多く、仁美も裕福な家庭に育ったお嬢様だった。
仁美は私立の女子高校に通学していた時、偶然歌劇団の公演を両親と観覧して、自分もこの様な舞台に立ちたいと思い始めたのが切っ掛けだった。
だがその裏には仁美の想像を超えた憎悪とエロの世界が待っていた。
面接
50-02
那智仁美は本名本郷仁美、京都の呉服染物工場の娘で父寛仁、母容子、妹は中学生秀美の四人家族。
高校三年生の秋、両親に決意を語ると、元来歌劇が好きだった関係で、意外と反対も無く受験を許可した。
内心二人には自分の娘が美人で、歌もダンスもピアノも子供の時から習わせていた事が役に立ったと喜んでいた。
書類選考でペパーテストは無く、一次試験は面接のみ。
容姿、口跡、動作、態度、華やかさ等、歌劇の舞台への適性を審査します。
一次試験の合格者のみが二次試験に進み、歌謡、舞踊の審査が行なわれる。
歌唱試験では、課題曲の歌唱により、声量、声質、音程等、基礎的な読譜力を審査します。
舞踊試験では、リズム感など基本的な運動能力や柔軟性、ならびに洋舞の適性等を審査します。
課題は、当日試験場において本校の生徒が模範演技を示します。
二次試験合格者のみが三次試験に進みますが、三次試験は面接と身体検査のみと成る。
二次試験に合格しても、肌に傷が有、その他歌劇に不適切な身体者はこの時落選と成る。
試験当日は、受験票を必ず持参してください。
試験当日の服装は、全科目ともに、レオタード(黒、丸首七分袖を厳守のこと。
トリコット・ベロアタイツ(ピンク・フーター)、バレエシューズ(ピンク)は必携です。
また防寒用としてジャージやカーディガン等も携帯してください。
他に携帯品として、スリッパ、バッグ(衣料携帯品を入れる)、昼食を持参してください。
試験当日の髪型は額の生え際と耳を隠さないようにしてください。
頭髪にはリボンやクリップなどはつけないでください。
また、化粧は不可です。
試験当日の用件や質問は試験場の係員に申し出てください。
以上の規則を読んで、願書の作成を始める仁美。
提出書類は入学願書(3カ月以内に撮影した顔写真と全身の写っている写真を各1枚貼付し、必要事項を記入)
健康診断票、住民票、成績証明書又は調査書、顔写真1枚(願書と同じもの)
総ての書類を揃えて、容子に見せると「この写真なら書類選考は確実に合格ね」微笑みながら受験料を手渡した。
面接官は筆頭総監督、上月玄二郎五十八歳、監督の山田荘次五十五歳、奈良美奈五十歳、外崎昭夫、森本要四十八歳に音楽学院の院長、副島誠六十歳、音楽の先生小寺昌代四十歳、舞踊の先生大津愛三十九歳、学院の保険医、緑川康子五十二歳の八名が書類選考で残った生徒の面接を行なう。
面接で大きく不合格が毎回出るのは、写真で一番良い物を送るので、実際すっぴんの顔を見ると幻滅するからだ。
「この本郷仁美って子可愛い感じね!上月総監督の好みだわ」仁美が送った出願書を見て、奈良美奈が言った。
「本当だな!この子は可愛いし、総監督の好みに間違い無い」一緒に挿入されている全身写真を見て森本が言う。
「化粧で写真は誤魔化せるから信用は出来ないけれど、一応書類選考は通過にして置きましょう」
殆ど総監督の上月が権力を握り、歌劇団の運営の実権を握っている。
八人のメンバーも上月が選任して、取締役会に進言するとフリーパス状態だった。
親会社株式会社神戸造船は船舶、造船業を営み、殆ど口出しはしないで月に一度の取締役会に社長と専務が出席するだけで、殆ど報告会の様な様相だった。
株式会社神戸芸術院が正式な会社の名前で、総監督の上月は専務、親会社の社長は会長、専務は社長の肩書きに成っている。
井上社長が会長、本村専務が社長で、この二人は入学式の時と卒業式には顔を揃えるだけだ。
学院の校長が常務の職で、上月の方が上職だから権力を持っているのが判る。
音楽院の学生は一学年三十人合計六十名で、完全な英才教育、歌、舞踊を基礎から徹底的に学び、実習として歌劇団の舞台にもその他大勢として参加して実戦教育を施されて、卒業するが毎年総ての卒業生が歌劇団に就職するとは限らない。
約三分の一は一般社会に戻って行くので、約二十人が歌劇団に就職する。
トップスターも後輩の追い上げで、その座を失うと自然と引退に追い込まれる為、限界の年齢に達すると自ら引退を発表して、一般の芸能活動をするのが常と成っている。
表向きは新天地を求めた退団だが、中身はお払い箱の様相なのだ。
中には金銭面でスカウトされての退団も時々は有るが、これも中々会社との契約書が有りスムーズには進まない。
仁美を映画に出演させる事は、持神監督にはとてつもない高いハードルが待っていると言っても過言では無かった。
話しを再び戻して、仁美はこの様にして書類選考に受かって意気揚々と面接会場に向かった。
化粧は元々殆どしていない高校生、五人同時の面接で四人の面接官を前に緊張したが、居並んだ他の受験生とは格段の差が有り、面接官四人は仁美に二重丸を付けて一次試験を合格させた。
上月はこの面接には参加せずに、最終面接の時に始めて顔を見せる。
写真の修正で書類選考を突破しても、殆どこの一次面接でふるい落とされる。
特に仁美と一緒に並んだ学生は気の毒で、全員一次で不合格に成っていた。
「写真で見たよりも可愛い感じで、上月さんの好みの子そのものだったわね」面接をした奈良美奈が嬉しそうに言った。
同じ様に森本も「写真より清楚で総監督の好みでしたね」そう言って相槌を打った。
「歌と舞踊が普通なら、是非最終面接に残して上月専務に面接させてみたいわ、どの様な顔をするでしょう?」
「今のハート組のトップスター黒田瑞希の時以来だな」
「それは禁句ですよ!首が飛びますから。。。。。」苦笑いの美奈。
二次面接にも意気揚々とやって来た仁美。
子供の頃からバレーを習っていたのと、ピアノで鍛えられた音感が役に立ち、満場一致で二次面接も無事に通過した。
二次の面接の音楽と舞踊の小寺と大津も、及第点を付けて合格にした。
次はいよいよ三次面接で、上月と仁美の対面が待っていた。
特待生
50-03
三次試験では身体検査が有るが、身体検査を行なうのは面接の合格者のみで、最終敵には上月専務が選んだ三十人に成る。
この最終選考に残ったのは四十一人だから、必ず十一人は不合格に成る。
控え室に入っただけで人数は判るので、それぞれの受験生は不安で一杯に成っている。
八人の面接官の前に一人ずつ行くが、上月の顔とスタイル検分といった感じで、簡単な質問を行ない一人五分程度で面接が終わる。
九時から面接を行ない合格者は午後から三班に別れて身体検査を受けて、合否が決定される。
事前に上月の好みそうな女の子は遅い面接に成っていて、仁美は既にこの時最後の面接に成っていた。
好みの美人を先に見せると、評価が落ちてしまうので致し方の無い順番だ。
控え室では遅い面接の女の子は合格確実だと噂が有り、仁美はこの時合格を確信していた。
仁美が面接の部屋に入ると、上月の目が輝き「君の実家は呉服の染め物をしているのかな?」といきいなり尋ねて面接をしている全員が驚いた。
何故なら誰にも一度も質問をする事が無かったからだった。
事前に書類を見る事も無く、他の面接官の推薦する子を合格にしているだけだったから驚いたのだ。
二人は顔を見合わせて(ほら、予想通り)と合図を送る奈良と森本。
「ここの学校は全寮制で厳しいので、交際している男子が居ても二年間は中々会えませんが大丈夫ですか?」上月が再び質問をした。
「はい、大丈夫です!お付き合いしている男性は居ません」
門限等が厳しく無断外泊で直ぐに退学に成る。
土曜も日曜も借り出されて、劇団の公演の手伝い等、二年間で休養出来る時間は限られている。
「君程の可愛い子だ!今まで高校生活でお付き合いをした男性は居ないのかね」
執拗に尋ねる上月に、面接官全員が気に入ったのだと理解していた。
「家が厳しくて、幼い時から習い事を沢山してきましたので、殆ど男性とお付き合いする時間が御座いませんでした」笑顔で答えると、沢山の習い事の欄を見て納得して笑顔に成った上月。
しばらく話すと「君は合格だ!身体検査を受けて異常が無ければ入学出来るよ!厳しいレッスンと演技力を養えば早い時期にトップにたてる」と言い切ってしまう上月に全員が呆れた表情に成る。
「緑川先生!本郷さんの身体検査をしてあげて下さい」と緑川を指名する上月。
「は、はい判りました、後程私が身体検査をさせて貰います」そう言って微笑んだ。
「よろしくお願いします」深々とお辞儀をして部屋を出る仁美は天にも昇った気分に成っていた。
「あの子はとても気に入りました。話の感じではまだ男を知らない様ですね!じっくりと教え込むには最高の逸材だ、もう一人景山って子も良かったので使える!」と上月は仁美が出て行くと緑川に小声で言って微笑んだ。
本郷仁美を育てる為のライバルが。。。。。緑川は上月の手法を思いだしていた。
「お任せ下さい。安東先生とも連絡して万全の女に仕上げてみせます」
安東先生とは学院と劇団が提携している婦人科医で、学生を始め劇団員もお世話に成っている病院だ。
この安東先生も女医で、学生も劇団員も女医さんなので安心して治療、検査を受ける。
特別な女性以外は変わった診察は行わないので、中々変な噂は出ない。
久々に出会った好みの仁美に興奮を隠せない上月。
三ヶ所に分かれた身体検査の部屋だが、仁美が案内されたのは音楽院の保健室で、仁美の他に五人が居て仁美が行くと、その中の一人三浦晴美が駆け寄って来て「恥ずかしかったわ、まさか全裸に成るとは思わなかった」と教えに来た。
「えー、全裸に成るの?」
「身体に傷などが無いかを調べると言われて、脱いだわ」
「そんな事聞いてないわ、沢山の人に見られるの?」
「いいえ、叔母さんが二人だけよ、私が出る時先程の面接した緑川と名札が有った叔母さんが入って来たから、これからは三人かも!」
三浦晴美とはその後も話をする機会が多く成るが、晴美は仁美を不安にさせないでコントロールする為の上月が準備している女だった。
早速この身体検査が最初の仕事に成って、仁美を全裸にする事への抵抗を取り除いた。
残りの受験生も身体検査が終わり保健室を出て行く。
「本郷さん!入って!」四十歳位の少し怖い感じの女が保健室に入る様に言った。
緑川が来てから出て来たのは一人だけで、仁美が入る時には晴美だけが残って「最後よ!頑張って!入学まで後一歩」そう言って元気づけられて「よし!」と拳を握りしめて立ち上がると晴美に笑顔を送った。
部屋に入ると同時に会釈をして「よろしくお願いします」と笑顔で言う。
「本郷さんで最後ね!面接の時に総監督が言われましたが、貴女には特待生の肩書き付きました」
「えっ!特待生って何ですか?」不思議そうに尋ねると「将来歌劇団のトップに立つ英才教育を受けられるという事です、但し一般の生徒には発表まで内緒ですよ!その様な事が判れば皆が頑張らないですからね!その為他の生徒には教えないレッスンとか辛い事も有りますが、早ければ卒業後二三年でトップに立つでしょうね」
「えー私がトップに?」
「そうです、教えられた事を習得すれば間違いないですよ!総監督が太鼓判を押す事は十年に一度の事です」
その言葉に完全に舞い上がり「私頑張ります!お願いします!」深々と頭を下げていた。
芸能界に憧れている高校生を騙す事は、非常に簡単で今の話で大抵の場合は納得して何事も従ってしまい気が付いた時には身体が覚えている。
上月が数年ぶりに瑞希以来の指示をした仁美は、罠の中に堕ち様としていた。
緑川も上月もサドの変態の部類に入るが、普段はレッスンとの名目で虐めて楽しむ程度だ。
上月が興味を持って音楽院の方に目を向けたのは、本当に久しぶりなのだ。
緑川も久々に調教出来る女の子に、気合いが入って「本郷さんは十年に一度の逸材だと面接官全員の意見でしたが、私達の期待に応えられるか?それは今日から決まります!トップに立つには、其れなりの試練も有りますよ!」
「はい!判りました!期待に応えられる様に先生方の教えを聞いて、トップに立てる様頑張ります!」と元気よく言った。
恥ずかしい身体検査
50-04
「早速身体検査を始めますが、他の受験生には無い検査も行いますが、大丈夫ですか?トップに立つには、自分の体調もコントロールして、公演に備えなければ成りません!端役の代わりは幾人も居ますが、トップに立つ人は八人のみなのです!体調管理が不可欠です!」
「はい!判っています」
「女性で一番困る事は生理の対策です!歌劇団では激しい動きと薄着の時も有りますから、提携の婦人科でコントロールをしています!本郷さんは不順ですか?」
「中学生の時から正確です」
「そうですか、それなら婦人科でコントロールをする事が簡単かも知れませんね!入学したら一度診て貰うと比較的楽かもですね」
「よろしくお願いします」何も知らずに話に乗せられてしまった仁美。
「本郷さんは娘役が向いているわね!入学の時に男役の子を決める為に散髪をするのだけれど、除いて置く様に伝えておかないと短い髪にされちゃうのよ」緑川が入学後の事を話した。
「えーその様な事が有るのですか?」
「男役の子を決めるのに、短髪にして見なければ中々判らないから仕方がないのよねー」
「みんな知らないから驚くでしょうね」
「二年間の間にまた伸びて、娘役が似合う様に成るわ」
「それで入学案内の写真、短い髪の生徒が多いのですね!」
「激しいレッスンが多いから、洗髪も大変だから短髪の方が絶対楽よ!」
それだけ話すと緑川が「スリーサイズと身長、体重測って下さい」と助手に告げる。
仁美を身長測定の場所に連れて行く。
今日の最終面接は学生服に、ポニーテールに纏めている仁美。
靴を脱いで身長測定の器具に立つと「百六十二センチ!娘役にはギリギリだわ!これ以上伸びたら、男役に成らないと駄目に成るわ!」そう言って微笑む。
「体重はスリーサイズの後に測るから、脱いで!」
「はい!」そう言って、場所を探してキョロキョロする仁美。
すると「そこに脱衣籠が有るでしょう!そこに入れたら良いのよ!」と言われる。
戸惑う仁美に「女だけだから、恥ずかしく無いでしょう!これから多勢の人に見られる仕事をするのよ!薄着の時も有りますよ!スターに成るのにこの様な事で戸惑うと駄目よ!」
そう言われて、学生服を脱ぎ始めるとハンガーを手渡す助手。
ハンガーに制服を吊るすと、壁の方に持って行き吊るした。
紺のスカートに白のブラウスは、若々しい高校生そのものだ。
顔から首筋の肌の白さから、身体の白さは充分に想像出来るが、肌に傷とか形の悪い乳房、垂れた尻だとこの子の価値が半減してしまい、上月の失望感は相当上がると懸念していた。
「本郷さん、髪を解いて見て!長いみたいね!誰か手伝ってあげなさい」
二人の助手が仁美の側に行き、一人が髪を解き始めると、もう一人が直ぐにスカートのジッパーを下ろし始める。
「本郷さん、いきなり大スター並だわね、舞台の着替えも手伝って貰うから、今から既にスターね」戸惑う仁美のスカートは直ぐに床に落として、仁美がゆっくりと外している手を払いのけて、ブラウスのボタンを外し始める。
「任せておきなさい、スターは常に付き人に任せるのよ!」
髪を解いている女性がブラウスの脱がされると同時に、ブラジャーの背中のホックを外してしまい「あっ!」と驚きの声が出る仁美。
白のブラジャーから、既に若々しい乳房が見えている。
「はい、外すわ!」簡単に緩められたブラジャーが取り払われると、慌てて両手で隠す仁美。
今度はパンティストッキングに指先が、一気に下に下ろしてしまう。
「きゃー!」の声と同時に仁美のパンティストッキングと一緒に、パンティも一気に下されてしまい屈み込んでしまうと、ポニーテールの髪が解けて白い背中を一杯に覆った。
「何を驚いているの、他の受験生は全員自分で脱いだのよ!早く立ち上がってスリーサイズを測定して貰いなさい」緑川に言われてうずくまった身体を立ち上がろうとするが、胸と股間を手で隠して恥ずかしそうに身体を屈める。
両足に残る下着を持って「足を上げて下さい」と言われて右足を少し上げると、素早く抜き取り続けて左足を上げさせた。
足首から下着が抜き取られると、完全に全裸にされた仁美。
「みんな同じ事をしたのよ!恥ずかしがらずに早く測定を終わりなさい」
「体重計に乗って」急かされて、胸と股間を押さえて体重計に乗る時右手の横から黒々とした陰毛がはみ出している。
体重計から下りると「手を退けて下さい、バストもウエストも測れませんよ!」
仁美が恥ずかしそうにゆっくりと胸を隠していた手を下に降ろした。
「手を上げて下さい」手を上げると、直ぐに白い乳房が光に照らされて「本郷さん綺麗な乳房だわね!色も白くてDカップは有るわね!」小さな乳輪に乳首も小さく乳首が天井を向いて若々しい。
メジャーがその乳首に巻き付けられて計測されると「あっ」と小さな声が仁美の口から漏れた。
緑川のメモには感度、形、色、大きさに二重丸と書かれて、バストトップとアンダーの計測が終わった。
「次はウエストとヒップ測りますよ!手を退けて下さい」
言われて躊躇いながら股間の手を横に移動させると、目を閉じて恥ずかしそうに耐える仁美。
臍にメジャーが巻き付けられて「五十七!」と測った助手が告げる。
「ヒップ測ります!」
緑川が仁美の股間を見て、陰毛長くて濃いと書き加える。
この身体は上月の理想の体型と緑川は、上月が早い時期に遊びたいと言うと自信を持って思った。
仁美の腰のくびれと乳房の形の良さは特筆に値すると思う緑川。
上月が一番喜ぶと思われたのは、無造作生えた陰毛だと以前に調教した黒田瑞希の時に、もう少し陰毛が濃いと最高だと呟いた言葉を思い出した。
その瑞希とは最近は全く遊ばなく成って久しい上月。
お互いが忙しい事も影響していたが、上月自体も新鮮さを求めたのだ。
「バレーの様に最後に回転して見て!」緑川の要求に恥ずかしそうにしながら、両手を上げて回転して見せる仁美。
「よく出来ました!入学式で会いましょう」そう言って微笑むと身体検査が終了した。
この部屋の様子は全て隠しカメラで撮影されて、上月に届けられた。
散髪
50-05
恥ずかしい思いをしたが、見事に合格通知を受けて四月十日の入学式を待つ仁美。
母の容子は寮に持参する物を買い集めて、娘がトップスターに成る事を夢見始めた。
結局仁美は母親には、身体検査の様子を話す事が出来なかった。
父の耳に入ると入学させて貰えない可能性が有るからだった。
父の寛仁は仁美の男性関係とか、裸を見せる様な事に異常に神経質に成り泳ぎに行く事も機嫌が悪く成る程だから、三次面接の様子を話すと確実に入学中止だと口を閉ざした。
その事が仁美の将来を大きく変えてしまうとは、想像も出来なかった。
入学式が終わって学生は家族と別れて寮に入る。
劇団員に成ると同じ様に高級マンションを与えられるが、同じ様に監視下に置かれる。
退団する迄一般社会とは隔離状態に成る。
華やかな入学式が終わると、学生は二人一部屋の寮生活に成って、勿論仁美の相部屋パートナーは三浦晴美で決められていた。
劇団に入ると高級マンションの一人住まいに変わるが、マンションは劇団が一棟借りをしていて世間から隔離している。
それが一層神秘的で人気に成る原因で、劇団員のセキュリティも完璧に守られている。
マスコミに対するインタビューも、全て劇団が仕切って個人的には一切接触出来ない事に成っている。
一度入ると退団する迄は籠の鳥状態に成る。
その籠に入ってしまった仁美に、病気の時は安東婦人科で内科と婦人科の治療は行うと説明が有った。
それ以外の事態が発生した場合は提携の病院に速やかに運ぶと説明した。
音楽院から劇団に入団する時に、細かい規約の契約書に内容もよく読まずに契約をしてしまうのが大半の学生だった。
十一日に授業の編成と来週健康診断が、掛かり付けの病院で有る安東病院で始まる事が告げられる。
日に二人から五人の健康診断を順次行なうが、晴美と仁美は最終日の日曜日に成った。
忙しい合間を縫っての健康診断に成るので、その様な日程に成っていると説明が有った。
晴美は仁美よりも身長が少し高く、男役でも仕方が無い顔立ちだった。
授業の説明が行なわれ舞踊先生の大津から説明がされ、声楽の小寺先生が続けて説明を行なう。
二人には助手の先生が各一人居るので、四名の先生が交代で授業を行なう。
小南と須永が生徒に紹介と説明されて、最後に緑川が「貴女方の中に長い髪の人が居ますが、演舞には非常に不適切で汗も沢山で洗髪も不便なので、明日散髪を行ないますので心の準備をしておきなさい」と告げた。
仁美は事前に聞いているので、動揺はしていなかったが教室内はざわめく。
「先生!私娘役が希望なので伸ばしているのですが、それでも短くするのですか?」と質問が飛んだ。
「男役、娘役は監督が後日決められます!今ここの新入生の大半は長いと思われます!短髪にしてレッスンに励む事と、短くして男役が似合う人も居ますので、それは実際に監督が見られてから決めます。娘役の人も卒業までには充分伸びますから、大丈夫ですよ!坊主にする訳では有りませんからね」そう言うと笑いが漏れる室内。
その後説明が終わると全員で歌劇団の見学に出掛けて、夜まで彼女達を夢の中に誘うのだった。
翌日儀式の様に散髪が行なわれるのだが、昨日の歌劇の影響が残り少女達の頭の中に男役が素敵だとの思いが芽生えて、抵抗が無く成ってスムーズに成るのだ。
仁美は事前に言われているので舞台には感動をしたが、娘役のトップと心に決めているので散髪は関係無いと思っていた。
だが上月専務の趣味の実現の為の罠が潜んでいる。
サドの上月専務は早速好みの仁美の泣く姿を見て見たい気分に成って、予定通りの筋書きに成っていた。
特訓と言う責めが仁美の前途に待っている事を全く知らずに、将来の自分の姿を夢見て華やかな舞台が脳裏に蘇っていた。
「今日は上月総監督が特別に見学に来られています、演技力の指導では日本でも屈指の方です、そして総監督の目に留まり個別レッスンを受けられる幸運に恵まれるかも知れませんよ!そうなれば劇団のトップ!」緑川が教室で生徒に説明をした。
緑川は上月の手先の様に働き、この音楽院では後ろ盾により発言力が強い。
緑川の言葉に教室が騒がしく成る。
高校一年生から大学一年生の年頃の女の子には、少しの話題も敏感に受け止めるのだろう?
「プロの美容師さんの準備が整い次第、二人ずつ始めますよ」
緑川が名前を読み上げると、教室を助手の赤田が連れて教室を出て行く。
「次は神野さんだけど、必要無いわね」緑川が神野の頭を見て微笑みながら言った。
「私損した気分だわ!総監督に見て貰えない!」と不満を漏らす。
横に居た水田が「大丈夫よ!神野さんは選ばれないから!」そう言うと笑いが教室に溢れた。
「失礼ね!」そう言って再び笑いの中に入っている。
しばらくして最初に行った二人が戻ると、短く成った髪を見て「わー凄い」「男役決定!」と教室の生徒から自然と声が出た。
次の二人がもう一人の助手茂木に連れられて出て行く。
髪の短い生徒は神野を始めとして、合計七人居るので二十三名が散髪される事に成ると思われた。
しばらくして一人が戻ると「景山さん時間が掛るらしいわ、私とは違う髪型にされている様ですよ!監督さんの指示で。。。。。。」と言葉を濁す。
「次の人は後藤さん一人ね」そう言われて赤田に付いて教室を出て行った。
「景山さん綺麗な髪だったわね、ストレートの黒髪だったわ」
「本郷さんと同じ様な感じでしょう?」三浦が口を挟むと「どの様な髪型に成ったのかしら?随分時間が掛っているわね」
しばらくして後藤が帰って来て、短い髪で身長も有り男役が決まりの様な姿に成っていた。
上月の思惑
50-06
一人が行こうとすると、景山が泣きそうな顔をして恥ずかしそうに頭を押さえて帰ってきた。
「わー、短い」「刈り上げが凄い!」「長い黒髪が跡形も無いわね」口々に言う。
「監督が最初の髪型が似合わないとクレームを言うと、徐々に短くされてこんなに成っちゃった。文句を言うと坊主にしてしまうと叱られました」そう言って涙ぐむ。
「面影も無いわね、景山さんの髪は娘役?男役?」晴美が尋ねる。
その後娘役でもショートボブで、殆どは男性の様な髪型で戻って来た。
「次、三浦さんと芳田さん」緑川が残り数人に成った生徒を見て名前を読み上げた。
仁美の姿が一際目立つ状況に変わって、残り三人に成っている。
教室では劇団の足跡と親会社の説明がパンフレットで生徒に詳しく教えて、時間を調整していた。
教室に戻った生徒は思い思いに、自分の髪型と他人の姿を見比べて「私が似合う」「私の方が男役に適任だわ!」と短く成った事に対する抵抗は殆ど無い様だ。
景山圭子だけがロングの黒髪が見違える短髪にされたショックで、大人しく成っていた。
しばらくして三浦晴美と芳田が揃って帰ってきて、晴美は短い髪で完璧な男役スタイルに成っていた。
代って二人が連れられて教室を出て行くと、残りは仁美が一人でロングの黒髪で一際目立っていた。
「三浦さん、素敵な男役ね!髪を短くすると真に適役」と仁美が晴美の髪型を褒め称えた。
元々男役の三浦は、今回の為に伸ばして準備をしていたのだから、元に戻っただけなのだ。
音楽院を中学卒業して一年後に入ったので、今年高校を卒業した生徒と年齢は変わらない。
緑川に手先に成る様に言われて、晴美のレズでサド気質を見抜かれて仲間に入ったのだ。
今後は男役として中核を担う条件で、再び一年生から入学した晴美に仕事が任されたのだ。
上手に上月総監督を喜ばせば、将来を確約された晴美は大いに張り切っていた。
勿論仁美は彼女のタイプで、レズの対象だが許可が無ければ手を出さない。
仁美の行動は逐一緑川に連絡されて、上月の知る事に成る。
「本郷さん一人に成っちゃったわね」緑川に言われて微笑む仁美は、自分は確約されているのでこの中では唯一娘役決定で、特待生に成れると信じていた。
しばらくして二人が戻って来ると、二人共ショートボブの短い髪に纏められて娘役かその他大勢の役に成るのだろうと思われた。
「最後ね!本郷さんの変身が見物だわね!」そう言われて赤田に連れて行かれる仁美。
仁美が教室を出ると緑川が「もう説明する事は無くなりましたので解散にしますので、各自寮に戻って明日からのレッスンに備える様に、尚特待生は後程寮に連絡しますが、今入った情報によれば、上月総監督は三名を希望されているそうです」緑川の発表に再び教室が騒がしく成った。
仁美は本格的な美容室が学校の中に在るとは思っていなかったので、部屋に入ると先ず驚きの表情に成った。
「驚いた様ですね、この学校では音楽、舞踊の他に化粧、髪型等歌劇に関連する事を学ぶのですよ、その為にこの様な設備を備えて居るのです。私は美容部門の責任者の渡辺です」
軽く会釈をして部屋の隅に集められた髪の山に驚きの表情に成る仁美。
「前にも言ったと思うが、君は十年に一人の逸材だと思うが、これからの辛いレッスンに耐えられるか?それが問題だ!特待生に相部屋の三浦晴美君と景山圭子の三名を指名する予定だ!ライバルは景山君に成るだろう!頑張って下さい」急に上月がサングラスの不気味な顔で言った。
「はい!頑張ります!」笑顔でお辞儀をする仁美。
「それではシャンプーをするから、そこに座って下さい」渡辺がシャンプー台を指さす。
「はい!」仁美は他の生徒とは異なり、シャンプーだけで終わると決めつけて椅子に座った。
「結構長いわね、景山さんと同じ位ですね」髪を梳かしながら言う渡辺。
「そうだな!艶は景山君だな」上月が口を挟む。
「椅子を倒しますよ!」渡辺が操作をするとシャンプー台が横に成る。
スカートからすらりと伸びた白い足が、上月の目に飛込み興奮をしてしまう。
もう一人の美容師が、膝掛けを仁美の下腹部を被って隠した。
それは上月の興奮を抑える為で、上月が指示を事前にしていたのだ。
この場で強姦でもしてしまったら、元も子も無く成るので自粛させる為の指示だった。
長い髪がシャンプーの洗面台に流れて、タオルで仁美の顔を被うとシャンプーが始まる。
その様子を間近に来て眺める上月は、仁美の胸の膨らみに触れそうな程近くに来て見ている。
先程の景山の時も同じ様に、長い黒髪がシャンプーされるのを興味深く見ていたのだ。
上月は髪フェチで、女性の髪が切られるのが楽しいのだ。
その為この儀式を思いついて、毎年この時はここにやって来て見学をする。
今年は景山圭子とこの本郷仁美が美しい黒髪で長いので、楽しみにしていた。
景山圭子には色々難癖を言い、長い黒髪を何度もハサミで切り、最後は刈り上げの短髪にしてしまったのだ。
実はシャンプーをさせたのは景山圭子とこの仁美の二人で、他の女性は刈り上げたり、切ったりのみで終わった。
圭子はシャンプーの後、カットを何度も行なったので、時間が随分経過したのだ。
もう教室には生徒は誰も残って居ない事は、この部屋の全員が知っている。
黒髪がシャンプーで白く成り、若々しい髪はシャワーの飛沫をはじき飛ばす。
「総監督本郷さんは娘役ですよね!」
「勿論だ!本郷君の顔立ちは間違い無く娘役だ!」近くに上月の声が聞えているが、仁美はそれ程気にしていなかった。
しばらくして洗い終わると、大きなタオルで長い黒髪を包み込む様にして、椅子を起こすとさっぱりとした顔をしている仁美は高校生そのものだ。
化粧は全くしていないが、若々しくて肌が綺麗だとタオルで包み込まれた髪を持ち上げると、綺麗な項が上月の目に入り、これからの虐めに拍車をかけた。
教室から寮に生徒を帰してしまえば、三浦晴美以外で誰も仁美の事を知る筈も無い。
その為自由にいたぶり楽しめる算段の上月。
髪を拭き取ると、ドライヤーで乾かし始める渡辺の仕草を凝視している上月が「これからの特別レッスンを受けるのに、その長い髪は不便だぞ!汗も出るし洗髪には不向きだ!」と切る事を示唆した。
「娘役。。。。。。」と言葉を詰まらせる仁美。
「渡辺君!少し短く切ってあげなさい」と口走ったサングラスの顔が、不気味な笑みを浮かべていた。
刈り上げられた頭
50-07
「監督さん!私は娘役の特待生で髪は切らないと緑川先生に聞きました」
振り返って上月を見て話す仁美。
「緑川がその様に話したのか?」
「はい!そう聞きました」
「確かに本郷君は近年に無い逸材だと思う、我が歌劇団のスターに成れると思うが、今は素人の域を出ていない!これから特待生として私がこの手で育てる事にした。男役は三浦晴美君、だが娘役は景山圭子君と君の戦いだ。景山君の頭を見ただろう?彼女の覚悟の表れだよ!泣きながらも耐えて私の要求に応えたのだよ!君には景山君の様な気合い、意気込みが無いのかね!」
「。。。。。。。」上月の言葉に絶句する仁美。
「緑川は君に勝るライバルの存在を見落としていたのだよ!だからその様な話しをしたのだと思う、君に覚悟が無いのなら、特待生を外すがどうする?」
「。。。。。。そ、それは私も景山さんの様な超短髪に成ると云う事でしょうか?」
怖々尋ねる仁美に「それは判らない!君に似合う髪型に成るが、今の様に長い髪の状態ではレッスンの邪魔に成る事は確かだ!特に私の特訓はハードで有名だ!」
「どうするの?二年で直ぐに伸びるわよ!」渡辺が慰める様に言った。
「。。。。。。。」
「貴女は美人だから、短髪もロングも変わらないわよ」そう言いながら長い髪をドライヤーで乾かして、一層沢山髪の毛が有る様に広げては、櫛で梳かす作業を繰り返した。
それは上月が喜ぶ事を知っている渡辺の知恵だった。
「どうするのだ、このまま京都に帰るか?スターに成れる様に頑張るか?」上月の言葉は退学を示唆する程の言葉だった。
「そうね、音楽院で勉強出来ないわね!全員短髪にして頑張るのに一人だけこんなに長い髪では浮いてしまうわね」渡辺も同じ様に脅す。
その言葉に覚悟を決めざるを得ない仁美は「判りました。お願いします」と無念の気持ちを滲ませてその様に言い放った。
「判って貰えた様だな!渡辺君彼女が似合う髪型に仕上げてやってくれ」
「はい、総監督のご納得の髪型にしますわ」
仁美の乾いた髪をストレートに櫛で梳かすと、背中の中央まで伸びる黒髪。
もう一人の美容師がワゴンに載せて、剃刀とバリカンを持って来る。
剃刀は小さくて仁美の目に見えなかったが、バリカンは充分に恐怖を与える。
仁美の顔が強ばるのがよく判るので、それを楽しんでいる様な上月。
「本郷君は娘役だから、景山君の様に逆らっていないので、刈り上げは必要無いぞ!」
上月の言葉に安堵の表情に成る仁美の首に、白のクロスカットが巻き付けられる。
「総監督、ボブに致しましょうか?」
「そうだな、一度切ってみて、具合を見てみよう」
「総監督がこの辺りとハサミを入れて貰えませんか?後は私が整えますから」
上月の希望を叶える為に気を使う渡辺。
「そんなに言うのなら、私が見本を見せてあげましょう」
椅子から立ち上がって仁美の後ろに来ると、ハサミを手渡す渡辺。
心なしか震えている様な感じに思える上月の手。
鏡に上月の顔が見えると、目を閉じて覚悟を決める仁美も、心なしか震えている様に思える。
上月が仁美の髪を触り始めると一層緊張が走る。
左手で仁美の髪を持って、ハサミを入れると「はい、切りますよ」渡辺が横から言う。
「ジョキ、ジョキ」の音と同時に一掴みされた長い髪を切って、至福の顔に成っている上月。
「総監督の切られた部分に揃えさせて頂きます」
上月が少しの仁美の髪を持って、その場から椅子の方に向かうと、渡辺が代って後ろに立つと「ジョキ、ジョキ」とハサミを入れて長い髪を切り始める。
肩より少し上の結構長目の髪の長さに揃えていく渡辺。
しばらくして目を開く仁美は、それ程短髪に成っていないので多少安心顔に成る。
「渡辺君、それじゃあ少し暑くて汗が出るよ」決められた台詞を喋り始める上月。
「そうですか?それでは少し後ろを梳いて涼しくしましょうか?」
「それが良い、見た目が同じでも涼しくしてあげるとこれからのレッスンが楽に成る」
仁美の髪を梳きながら、後頭部よりも上の髪を持ち上げて、頭頂部に集めてピンで留める渡辺。
鏡に写る姿は全く後ろが見えないので、仁美には何が行なわれているのか判らない。
渡辺がバリカンを持つといきなり襟足から刈り上げ始める。
「ガーガーガー」の音に驚いて「何!何をしているの?」急なバリカンの音に驚いて動こうとする身体を押さえている美容師。
「動かないのよ、怪我をするわよ!文句は言わない約束でしょう」頭を持ってバリカンが後頭部を上昇していくと、長い髪が背中を伝って落ちて行く。
「大丈夫よ!涼しく成って運動が楽に成りますよ」そう言いながら次々と刈り上げて行く。
耳の上も同じ様にする為に髪を上に上げる渡辺の動きが鏡に写ると、驚きの顔に成って「もしかして後ろの髪が無く成ったの?」仁美が尋ねると「大丈夫よ!綺麗に成るから任せなさい」そう言うと直ぐにバリカンが耳の上に入り「ガーガーガー」と音を立てて刈り上げて行く。
満足そうな上月はいつの間にか、後ろに来て短く刈り上げられた仁美の後頭部を見て「綺麗な形だから大丈夫だ」と口走る。
その間も耳の上からバリカンが走り「ガーガーガー」と刈り上げてしまう。
「酷いわ!こんなに刈り上げられたら外を歩けない」と泣き顔に代るが、容赦なく左の耳に方に渡辺が行って、同じ様に髪を上に上げてバリカンが「ガーガーガー」と音を立てて刈り上げて行く。
「短く成ったな!剃り上げてしまえ」上月の言葉に「いゃーーやめてーーゆるしてーー」遂に泣き始める仁美。
だが身体を押さえている美容師に、赤田と茂木が加わって仁美の身体を押さえつけて、椅子から動けない様にしてしまった。
「たすけてーーもうやめてよ!」
「静かにしてないと、頭が剃刀で切れて血まみれに成るわよ」渡辺がシェービングクリームを泡立てて、刷毛で短く成った後頭部に塗り始める。
仁美は泣き声で小さく「ゆるしてー」と言うが誰も無視状態に成っている。
後頭部がクリームで白く成ると、剃刀を持って渡辺が「ジョリ、ジョリ」と大きな音を立てて剃り始める。
それを見て嬉しそうにサングラスを外して、凝視している上月には最高の時なのだろう。
接吻事情
50-08
「何故この様に短くするか判る?」
「。。。。。。。。。」
「レッスンで汗が出るでしょう?貴女は娘役のホープに成るのよ!だから他の子の様に刈り上げに出来ないからね!この様にすれば涼しくて、見かけはボブに見えるのよ」
そう言いながら「ジョリ、ジョリ」と剃り上げてしまう。
鏡に耳の上が剃り上げられ始めると流石に仁美の顔が強ばってしまう。
頭の半分近くの髪が無く成ってつるつる状態に成るのに、時間はそれ程掛らなかった。
頭の上で纏まっていた髪を降ろすと、櫛で梳き綺麗にセットすると「ほら、全く判らないでしょう!綺麗なボブが出来上がったわ」自画自賛の渡辺。
「中々良い感じだ!理想の髪型に成った」上月も満足顔で拍手をする。
半べそ顔の仁美はようやく終わった散髪に安堵の表情に成ったが、先程迄と異なって頭の軽さを実感していた。
しばらくして寮に戻った仁美を「わーー綺麗な髪型ね、私と違って長い」と髪を触って「何!これ!つるつるだ!」地肌を見て驚く。
上月の趣味だと知っていたが、この様な方法にする事は予想していなかった晴美。
「そうなのよ!涼しいからって言われてこの様にされちゃったの!」そう言って泣き始めた仁美の肩を抱きながら、予想通りの展開だわ!この様にして次々と破壊されてしまうのよ!と不気味な笑みを漏らす晴美。
サドでレズの晴美は直ぐにでも仁美を。。。。。と思うが上月に許可を貰う迄は何も出来ない。
もしも携帯電話の有る時代なら、直ぐさま実家に色々な事を話しただろうが、寮には一台の公衆電話が置いて有るだけで、その電話も夜の八時には使えない状態に成る。
相部屋の三浦に話して、不安を一掃する以外に仁美に術は無かった。
翌日掲示板に特待生、三浦晴美、景山圭子、本郷仁美の名前が貼り出されて、羨望の眼差しで見られる様に成った。
週に一度の総監督のレッスンが有るだけだが、総監督が多忙時は他の監督が代行で教える。
他の生徒と異なる事はそれだけだが、将来を嘱望されている事は一年生全員に判る。
不思議な事に二年生には誰も特待生が存在していない事が、夕方には生徒の中で話題に成った。
翌週から健康診断に行く生徒を除いた生徒で歌と演舞の授業が開始された。
仁美は髪を上げて縛る訳にも行かず、ボブの髪を振り乱して練習をする。
時々見える坊主の肌を見て笑う同級生も居るが、最初だけで次第に慣れて何も感じなく成る程練習に気が向く生徒達。
しばらくして安東病院に三人が行って健康診断を受け、翌日今度は五人が揃って行く。
帰って来るとどの様な事をするのか?と興味を持って尋ねる同級生。
「特待生と私達の健康診断は違うって聞いたわ、尿の検査に心電図、血液検査、触診も有ったわ。。。。。」と思いだしながら話す。
だが仁美と圭子の二人には食事の中に、便秘に成る様に薬が調合されていたのだ。
寮の食事なので混入させる事は簡単で、二日目から二人は便秘気味に変わっていた。
それは健康診断で上月専務が少女を辱める為の準備だった。
週末特待生の為に上月がやって来て、初めてのレッスンが行なわれる事に成った。
「三人の中でキスをした事が有る人はいるか?」上月が尋ねると、三浦晴美だけが手を上げて、他の二人は沈黙に成った。
「舞台で恋愛シーンには必ず有るので、今日はキスの練習をしてみよう!三浦君が男役で一度抱き合ってみなさい」そう言われて、嬉しそうな表情に成る晴美。
「景山君と三浦君で」そう指示すると晴美が圭子の腕を持って、抱きかかえていきなり顔を持って行く。
「景山君は身を任せて!」上月の声が飛ぶ。
上手に出来ない景山を見て上月が「本郷君立って」と立たせるといきなり肩に手を廻して、間髪を入れずに仁美の唇に煙草の臭いのする口が襲いかかって、唇を奪われてしまった。
呆然として、何が起ったのか判らない表情の仁美。
「総監督は上手ですね!勉強に成りました」褒める晴美。
その言葉に反応した様に拍手をする圭子。
呆然としているのは仁美だけだ。
「この様にするのだが、本郷君の反応が悪すぎでどうにもならないな!」
「監督!もう一度ゆっくりとして貰えませんか?本郷さんも急で演技が出来なかったと思います」晴美が上月の指導を仰ぐ。
「そうか!それならもう一度見せてやろう!本郷君軽く目を閉じて唇を少し開きなさい」
「は、はい」気が動転している仁美は上月に言われる様に軽く目を閉じて、口を少し開くと白い歯も少し開いた。
上月に抱き寄せられて再び唇が重なると、小さく開いている口に上月の舌先が入って来る。
驚いて離れようとするが、両手で抱き寄せられて、上月の舌先に自分の舌が触れてしまうと、初めての感覚に動揺をして一気に頬を赤くしてしまった仁美。
「本郷君も景山君も男性経験もキスの経験も無かったのか?驚いたな!三浦君を男性だと思って、景山君もう一度キスをしてみなさい」
女子高校を卒業した二人のお嬢様には男性の経験は全く無く、特に今唇を奪われた仁美には驚き以外の何物でも無かった。
その後、晴美を相手に何度か練習をする二人、目を細めながら見守る上月には、数日後の健康診断が楽しみに成っている。
景山圭子が土曜日、仁美が日曜日、安東医師の巧みな言葉に上手に解剖されてしまうだろうと期待をしている上月。
キスでもこの戸惑いを見せるお嬢様達がSM調教を知らない間に受けて、身体が覚えてしまうのは最高の楽しみだ。
仁美は呉服の染め物工場、圭子は新潟で老舗の酒蔵の娘、二人共歌と習い事で過し女子校と条件が似ている。
男性経験は無し、キスも今日が始めての様で新鮮そのものだ。
「景山君、だめだなあーこちらに来なさい」と引き寄せると、今度は上月が抱きしめて「口を少し開きなさい」と指示をする。
「今から、本当の男女のキスを見せてあげるから、舞台ではその様なキスはしないが、気持ちは持つ事が大切だ」と唇を合わせる上月。
その光景に意味不明の気持ちに成る仁美。
安東病院の秘密
50-09
「あっ、うぅ、うぅ」いきなり上月に舌を入れられて驚くが、絡められる舌先に感じる圭子。
右手が圭子の尻を引き寄せ弄る。
「どう?総監督の演技は上手でしょう?本郷さんもさあ!練習よ!」晴美が唖然として見ている仁美の身体を抱き寄せて「唇を少し開いて」といつの間にか指示をして、同じ様に舌を絡ませてしまう。
仁美も圭子もレズの世界に引きずり込まれて行く前兆を感じさせた。
土曜日に成って景山圭子は後藤と水田の三人で安東病院に向かった。
安東病院は婦人科、内科で最近美容整形科を新設している。
前田美代子と云う年配の医師をスカウトした安東祥子は、事業の拡大に着手していたのだ。
歌劇団の女性達の美容整形の要求に応えた形に成って、他の美容整形に行くと情報が漏れてしまう事も有るので、芸術学院の方から前々から要望が有ったのだ。
中々安東の眼鏡に合う医師が見つからず、延び延びに成っていた。
前田美代子は五十五歳で、以前の病院が医師法違反と猥褻行為で院長が逮捕された病院で、前田医師も片棒を担いでいたが、院長が総ての罪を引き受けて自殺してしまった。
だが前田が別の病院に就職しようとしても、過去の病院の名前が出ると不採用に成っていた。
安東病院にはこの様な医者の方が適任なので雇い入れたのだ。
前田が就職してから三ヶ月が経過してから、漸く安東も色々秘密を教えて共同での治療が始まったのだ。
劇団員の需要も多く安東の思惑通りに順調な滑り出しに成っていた。
一般の患者も診察するが、芸術院の患者優先で待合室も異なり、一般の患者と劇団員の人が同じ場所で顔を合わせる事は無い。
音楽院の人はまだ顔も全く知られていないので、普通の患者と同じ様に入って待合室で待つ。
「あの子、可愛い顔しているのに、凄い髪型だわね」
「高校生?内科?」
景山圭子の顔を見て、患者さん同士が話しをしていた。
しばらくして水田と後藤が呼ばれて診察室に入って行くと、圭子の処に看護婦が来て「特待生の方ですね、この問診票に記入して下さい」と用紙を差し出して記入させる。
特待生の問診票にはSEXの経験と生理の状況を書く欄が有る。
全く経験の無い圭子は赤面しながら、無と書き込み呼ばれるのを待つ。
しばらくして圭子が呼ばれて診察室に入ると「景山さん、恥ずかしいわ!」と小声で近づいて来て後藤が言った。
ガウンを着て順番を待っている様子。
「景山さんも向こうの部屋で検査着に着替えて、レントゲンから始めますよ」
看護婦が圭子を連れて行く。
小さく手を振る後藤は診察室に消えて、水田は診察を終わって後藤と交代で出て行った。
圭子は連れて行かれた部屋で検査着に着替える様に言われて「検査着の上にこのガウンを着て先生の問診と触診が有りますよ!」
検査着を受け取る圭子に「下着は総て脱いで下さいよ」看護婦の叔母さんが言う。
「えっ、全部脱ぐのですか?」
「当然でしょう!婦人科の検診を受けるのに下着は着けないでしょう?」
「婦人科の検診を受けるのですか?」
「当然でしょう!安東医院は劇団員全員の健康状態の把握と、音楽院の生徒の健康管理も行なっているのよ!特にトップスターの人と音楽院の特待生は生理の管理までしているのですよ」
「生理の管理?」
「そうよ、公演に合わせて生理をコントロールして、公演に支障の無い様にしているのよ!トップスターが生理で休演は出来ないでしょう?」
そう言えば面接試験の時にその様な事を聞いた様な記憶が有ったが、自分が特待生に選ばれるとは思ってもいなかったので、すっかり忘れていた圭子。
手渡された検査着を着る為に、廻りを気にしながら制服を脱ぎ始める圭子。
モニターの画面を見ながら「この子と明日の本郷さんが便秘に成っているのね」安東女医が上月に尋ねる。
「明日の子が本命だがこの子も私の趣味だから楽しみたいが、二日連続は私の体力が持つか心配です」そう言って微笑んだ。
「例の薬を使いますから、記憶には残りませんよ!夢の中で処女を奪われます」
「それがもう一つ楽しくないですよ!先生何か良い方法は有りませんか?」
安東女医に「説得されますか?」微笑みながら言われて首を振る上月。
画面では制服を脱いで、ブラウスにスカート姿に成って、直ぐにブラウスを脱ぎ始める。
「色が白くて肌も綺麗ですね」
「背中までのセミロングの髪を切ってやったら、泣いてしまいましてね」嬉しそうに言うと「惨い事を平気でされるので驚きですわ!世間に知られたら神戸芸術院は終りですよ」
「先生のお陰で、秘密は守られています!去年も一昨年も好みの子がいなかったので、髪を切って楽しんだだけで特待生はいませんでしたが、今年は二人も入って来て興奮しました。特に明日の本郷って京都の染物屋の子はスターに成れると思います」
「総監督さんがそこまで言われると明日が楽しみですわ、二人共下も濃いのでしょう?」
「緑川の報告では、少し染物屋の方が多いそうです」
「総監督の楽しみが増えましたね、髪は中々伸びませんし切ると娘役が出来ませんから、もう楽しめませんね」
「そうなのですよ、それが残念です!陰毛は二ヶ月で元に戻ります、早い子なら四十日ですからね!習慣にしてしまえば苦にも成りません」
「それがね、趣味合う良い物を手に入れたのですよ!」小さな瓶を引き出しから取り出す安東。
「それは何ですか?」
「これをクリームの中に入れて、陰部に塗り込むと燃える様に感じてしまうのですよ!」
「それは面白いですね!ただ剃るだけでは感じる女と感じない女が居ますからね」
「これなら確実に感じてしまいますわ!外国製の媚薬を調合して、刺激を与える成分を入れて有るそうです」
話している間にブラジャーを手で押さえながら、検査着を羽織る圭子。
「もう少し大きい乳房なら、最高だがな」
「Cカップですね!まだ高校生から大人に成る前ですから、もう少し大きく成るでしょう?」
安東女医が映像を見ながら説明の様に言った。
婦人科検診
50-010
「私達歌劇のトップスターに成る人は人数が限られているから、健康診断も大変なのよ!貴女と景山さんのトップ争いだわね!」
晴美が休憩時間に仁美に話す。
「どう言う事なの?」
「貴女と景山さんって経験無いでしょう?」
「経験?」
「男性経験よ!処女って事でしょう?」
顔を赤くして「そ、それは。。。。。」と口籠もる仁美。
「多分景山さん今頃処女膜を失っていると思うわ!噂では特待生に選ばれた人は最初の健康診断で婦人科検診を受けて器具で破られるらしいわ」
「えっ!そんな検査が有るのですか?」驚き顔に成る仁美。
「過激な練習で破れる人が多いので、特待生は事前に処理されるのよ!生理と処女はトップスターには大敵なのよ!私も薬で生理を調整されると思うわ」
「晴美さんは経験豊富なの?」
「それ程多く無いけれど、二年程前に付き合っていたからね」
「私、病院でその様な事されるなら、総監督に奪って欲しいわ!唇も奪われたから!」
「えー、あんな爺に抱かれたいの?」
「総監督が景山さんとキスしていた時、嫉妬を感じたわ!だから今度は自分から。。。」そう言いながら顔を一層赤くした仁美。
心の中に景山圭子に対するライバル心が大きく芽生えていた。
意外な仁美の言葉に驚く晴美は、早く緑川に連絡して点数を稼ごうとしていた。
その頃圭子は検査着の上にガウンを着て、レントゲン室の前に立っていた。
「ガウンを脱いで、部屋に入って下さい」看護婦に言われてガウンを脱ぐと、丈の短い検査着の裾を引っ張りながら入る。
直ぐにレントゲンが終わると「次は安東先生の問診と触診ですよ」ガウンを持って看護婦が先に歩いて行く。
検査着の裾を持ちながら後に付いて診察室に入る。
「特待生の景山さんね」
「はい」小さく返事をする。
「何処か体調で気に成る事は有りませんか?最近便秘に成ったとか?」
「。。。。。。。。。。。。」
「環境が変わると便秘とか下痢は成り易いので、恥ずかしい事では有りませんよ」
「さ、最近少し便秘気味です」か細く答える圭子。
「胸を開いて、心音を聴いてみましょう、安間さん手伝ってあげなさい」
直ぐに横から検査着の襟を持って左右に開くと、乳房が安東女医の目に飛込む。
聴診器を持つと直ぐに胸に宛がい動かし始めた。
乳房の上を押さえながら移動する聴診器、数カ所を聴き終わると「背中を向いて下さい」
看護婦が上半身の検査着を降ろしてしまい、腰の部分が僅かに隠れただけに成る。
同じ様に背中を聴診器が移動して、しばらくして「大丈夫です!綺麗な音ですよ」と笑顔で言う。
「次は便秘の様子を診ましょう、向こうの台に仰向けに成って下さい」低い寝台を指さす。
「特待生は婦人科の診察も受ける事は聞いていますか?」
「は、はい」
「生理をコントロールして公演の支障に成らない様にするのよ」
「は、はい」
「二年後には歌劇団に入るのでしょう?」
「はい!」
「この病院には最近美容整形科が出来たのよ!劇団の人が既に何人か使っているわ!景山さんも治す箇所が有れば、デビューまでに治せば完璧よ!美容整形も色々在るからね、脱毛も出来るので最近は多いわ」
寝台に仰向けに成る間に次々と話す安東女医。
検査着を簡単に羽織った状態で横に成ると、下半身の部分を安間看護婦が左右に広げてお腹を曝け出した。
「力を抜いて下さい、下腹部を押さえますよ」安東が下腹部を押さえると「い、いたいです」と顔を歪める圭子。
「二日程便が出ていませんね」
「は、はい」
「便秘は美容にも悪い、直ぐに治しましょう、浣腸の準備をして下さい」
「えー、浣腸!」声が変わる圭子に「そうですよ、子供の頃に浣腸していませんか?」
「してないです」
「四つん這いに成って下さい、直ぐに終りますよ」
急に浣腸と言われて戸惑う圭子に「便秘は美容の大敵ですよ!子供でもしますよ!早くして下さい!」と別の看護婦に急かされる。
一旦起き上がって検査着の前を整えるが、直ぐには四つん這いに成れない圭子。
ワゴンに載せて大きな浣腸器と洗面器、小さなガラスの注射器二本を持って来た。
「早く四つん這いに成りなさい!みんなの手を借りたいの?」安東女医に強く言われる。
ゆっくりと寝台に四つん這いに成り始めた時、圭子の視界に大きな浣腸器が入って「やっぱり嫌!」と寝台を降りようとした。
「何を言っているの?みんな手伝って、子供だから困るのよね!」安東女医の言葉に早速二人の看護婦が入って来る。
降りようとする身体を、ワゴンを押して来た看護婦が押さえると、直ぐに二人が加勢に入って身体を押さえつけられてしまう。
「いやーーーー」大声が出る圭子。
「騒々しくするとみんなが入って来るわよ」
もう一人が加わって、四人が身体を押さえてしまうと、身動きが出来なく成る圭子。
この病院の看護婦 吉仲、山岸、富田、堀田。
堀田がタオルを持って「これでも咥えて大人しくしていなさい!」そう言いながら口にねじ込む。
「うぅ、うぅ」声を奪われた圭子の検査着を後ろから捲り上げると、白い尻が剥き出しに成ってしまう。
後ろから安東女医が見て「前田先生の世話に成らなければ駄目の様だわね」そう言いながら、陰部に手を伸ばす。
「うぅ、うぅ」驚きの声で身体を大きく動かそうとすると、四人の手に力が入った。
圭子の浣腸
50-011
「ほら、ここの毛が長いし小陰唇が大きいでしょう、これは手術が必要よ」
そう言いながら後ろから陰毛を少し引っ張る安東女医。
「トップスターは生理もコントロールしなければ舞台に穴が空くのよ!それもこの病院の仕事なのよ!景山さんはトップスターに選ばれた特待生なのよ!勿論退団するまでは男性は厳禁よ!貴女のSEX管理もこの病院が行なうのよ!判った!」
看護婦長の最上がいつの間にか安東女医の横に来て、小さなガラスの注射器を手渡す。
安東は左手で、股間の長い陰毛をかき分けて、伸びた様な小陰唇を指で広げる。
「うぅ、うぅ」一度も触られた事が無い部分を指で開かれて驚く圭子。
ピンクの肉が垣間見られると、右手の注射器の先を直ぐさま挿入すると、薬の注入を始めた。
「直ぐに終わるわ」外国製の媚薬を膣に注入される圭子。
何を入れられたのか判らないが、しばらくして直ぐに注射器は空に成って抜き取られた。
「可愛いお尻の穴が見えているわ」最上が指にクリームを浸けて、その肛門の付近を刺激し始めた。
「うぅ、うぅ」今度は肛門に刺激を受けて驚く様に身体を動かすが、逃げられる筈も無く身を任せるのみだ。
「ここにもお毛毛が生えているわね」マッサージをしながら、恥ずかしい気分にさせる最上。
「うぅ、うぅ」
「大丈夫よ!前田先生が綺麗にして下さるわ」
安東女医が太い浣腸器の先にクリームを塗りつけて準備をしている。
「先生、そろそろ良いでしょうか?」最上が尋ねると頷く安東女医。
すると肛門の付近をマッサージしていた指が圭子の肛門に吸い込まれる様に滑り込んで行く。
「うぅ、あぅ、あぅ」頭を上に向けて初めて挿入された指に反応をしてしまう。
「この子後ろも大丈夫の様だわ」最上が言いながら、人差し指の第二関節まで滑り込ませてしまう。
左手で下腹に手をやり、今度は下腹部を撫でる様に揉むと「先生相当溜まっていますね!浣腸二本は必要ですよ」笑みを漏らしながら言う最上。
「そうなのね、堀田さんもう一本持って来て」台本通りに喋る。
この様子を圭子の死角から見ているのが上月専務。
今日は圭子を辱めて充分楽しんで、明日は本命の仁美を徹底的に辱めて処女を奪おうと考えている。
仁美の考えが未だ緑川から伝わっていない。
「うぅ、うぅ」指を動かされて、驚きの声を出しているが小さいタオルを口にねじ込まれて声が出せない。
「先生そろそろ浣腸器がスムーズに入ると思います」最上がそう言うと頷いて、最上が圭子の肛門から指を抜き取るのを待つ安東女医。
最上の指が抜けるのと間髪を入れずに、浣腸器の先が緩んだ肛門に「ブスッ」と突き刺さる。
指より細いのでそれ程感じない圭子。
だが安東女医がポンプを押し込み始めると「あぅ、うぅ」目で看護婦に訴える様にしながら声が出る。
「薬が入っているのよ!我慢しなさい」最上婦長がいつの間にか頭の処に来て言う。
「あぅ、うぅ」目で最上に訴えるが、お腹に徐々に浣腸液が注入されて、違和感が増してくる圭子。
先日まで長い黒髪が短く刈り上げられて、変わり果てた額に汗が噴き出て、身体が暑く成って膨満感が増大した。
「一本が終わったわ、お腹の具合はどう?」そう言いながら腹に手を持って行くと、撫でる様に押さえる。
「うぅ、うぅ」お腹が苦しく成って、気分が悪い圭子。
最上婦長がもう一本の浣腸器を安東女医にクリームを塗り込んで手渡す。
受け取ると緩んでいる圭子の肛門に容赦なく突き刺すと、直ぐにポンプを押し込んで逆流を防ぐ。
「あぅ、うぅ」再び押し込まれる液体に、苦しそうな顔に汗が噴き出る圭子。
「もう少しよ!頑張って」
下腹部が液体で大きく膨れて「うぅ、うぅ。うぅーーうぅーー」徐々に苦しそうな顔に成って、ポンプが押し込めなく成り「初めてだから、これ位にしましょう」安東女医が押し込めなく成って残った浣腸器を抜き取ろうとすると、横から間髪を入れずに布で抜き取られた圭子の肛門を押さえる最上婦長。
「さあ、自分で押さえてトイレに行きなさい」押さえている布の上に圭子の右手を持って、押さえる様にする。
同時に口に咥えていたタオルを外す堀田看護婦。
「ふぅー」と大きな溜息を吐く圭子に「早くトイレに行かないと、漏れるわよ」と嬉しそうに言う最上婦長。
「何処ーーーーートイレ」急に思いだした様に、寝台を降りてお尻を押さえて言い始めた圭子。
「すぐそこよ!」看護婦の山岸が指を指す。
腰を大きく屈めてお尻を押さえながら、指を指す方向にゆっくり漏れない様に移動を始める圭子。
そのトイレは上月が横から見られる特殊な構造に成っていて、洋式では無い和式のトイレだ。
トイレに入るともう我慢が出来ない圭子は間髪を入れずに、おならの音と同時に「ドバーーー」と排泄をする。
浣腸責めをしてアナルが使える女か調べる安東女医。
「あの子には、便秘に成る様な薬を時々調合して、検診の度に浣腸をして徐々に慣らしましょう」安東女医が看護婦達にその様に指示をした。
しばらくして漸く落ち着いたのか、検査着を整えてトイレから戻る圭子。
そこに年配の女性がもう一人現れて「景山さん!紹介するわ!美容整形の前田美代子先生よ!」
「貴女が今年の特待生の景山さんね、可愛い顔しているわね!性器の形が良くないらしいわね、私に任せれば完璧な身体と顔にしてあげますからね、トップスター間違い無いわよ」
漸く排泄から帰ってほっとしている圭子に、今度は整形の話しをする安東病院の女達。
言葉に詰まっていると「とにかく婦人科の検査をしましょう、診察室に入って下さい」安東女医が診察室を指さした。
圭子は手術台へ
50-012
仕方無く診察室に向かう圭子。
早くこの健康診断を終わって、明日からレッスンに進んで、特待生として歌劇団に入るのが最終目的。
今の上級生には特待生が一人も居ないと聞いているので、ライバルは一人本郷仁美だけだ。
今の歌劇団のトップは全員三十歳前後、特にハートの娘役黒田瑞希は引退説も囁かれているので、間違い無く数年後にはトップに成れる。
「劇団の人も前田先生のお世話に成っているのよ!美容整形は恐い事では無いのよ!」
「そうですよ!美容整形も色々で、皆さんが良く知っているのは瞼の二重でしょう?でも脱毛も美容整形の一部なのよ、腕、背中、足、股間、腋毛と舞台で目立つ部分の濃い人は脱毛しているのよ!だから恥ずかしい事では無いのよ」前田医師が一緒に診察室の中に入って来る。
何も考えずに入って来た圭子の目の前に、黒のレザー張りの手術台が横たわっていて「ここは?」と天井の大きな無影灯と多目的手術台に驚く。
「さあ今から、景山さんの処女膜の除去と脱毛、小陰唇の整形及びクリトリスの整形もしてしまいましょう」驚く様な事を平然と言うが、圭子には詳しく判らない。
「手術台に横に成って、直ぐに終わるわ!麻酔をするから痛く無いのよ」
「えっ、聞いていません!」急に怖く成って腰が引ける。
「何を言っているの、貴女の性器は手術が必要なのよ!」
「嘘!そんな事無いわ」圭子が否定すると、前田医師が「これを見てご覧なさい、今まで手術をした写真よ」一冊のファイルケースを圭子に見せた。
数ページを見る圭子の顔色が変わって、前田が「貴女のも同じでしょう?将来病気に成易く、SEXの時に痛い場合も有るのよ」そう言って諭した。
「少し恥ずかしいけれど今のうちに治せば、将来恥ずかしい思いをせずに済むわ」安東女医も同じ様に諭した。
クリトリス包茎の写真は見せていないが、手術さえ納得させれば後はどの様にでも自由だ。
「生理をコントロールするのは、時間が掛るのよ!トップの代わりは居ないので休演に成ってしまうので、公演中の体調管理は特に気を使うのよ!景山さんはトップを目指しているのでしょう?当面のライバルは明日来る二人ね!でも三浦さんは男役だから関係無いから本郷さんだわね」
「本郷さんも同じ様な手術を受けるのですか?」
「同じ状態なら勧めるけれど、同じとは限らないでしょう?唯彼女も男性経験は無いと聞いているわ」安東女医が話す。
「判りました!手術を受けます!先生悪い部分を総て治して下さい、本郷さんには負けたく有りません!」急にライバル心が出る。
「胸も本郷さんの方が大きいかしら。。。。」最上婦長が火に油を注ぐ。
「先生!胸も大きく出来ますか?」その言葉に乗って尋ねる圭子。
「勿論よ、一度にすると変だから、順に治して完璧にしましょう」前田が微笑みながら言う。
安東女医と前田、最上が顔を見合わせて微笑む。
女のライバル心と綺麗に成りたい願望は、少し嗾ければ異常な方向に進む事を心得ている三人には、圭子を手術台に載せる事は簡単な事だった。
これで圭子はこの女達に肉体改造をされてしまい、SEX奴隷に変身してしまう道に足を踏み入れたのだ。
話が戻って
翌日の撮影現場で持神監督の脚本の原案を読んで志水は驚きの声を上げた。
「監督この様な作品をあの那智仁美で本当に撮影するのですか?」
「駄目か?まあ那智仁美が剛毛でなければ成立はしないがな?」
「陰毛はまだ映倫でカットされてしまいますよ」
「SEXの本番シーンは暈かしで上映されたのに、陰毛ももう直ぐ許可される」
「それにしても、あの那智仁美の陰毛を剃り上げる事が出来ると思っているのですか?それに内容はSM作品ですよ!この様な作品に出演を承諾する訳無いでしょう」
「志水君はその原案を元に脚本を書いてくれたら良いのだよ!変態達に調教されて目覚める女性の姿を描きたいのだよ!それもあの清純な那智仁美を主人公にな!日本の映画で初めて陰毛を剃り上げるシーンを撮影したい」
「監督がそこまでおっしゃるなら、夢の中だけでも楽しませてあげますよ!一ヶ月から二ヶ月時間を下さい」
「時間は充分に有る、私は那智仁美を口説き落とす方法を毎日考えている」
「昨日からでしょう?」微笑む志水は持神の執着心の強さは知っていたが、今回は現実離れをしているので無理だと思う。
そして、那智仁美に代る女優を捜して撮影をする事に成るのだろうと考える。
それなら、一層那智仁美でなければ絶対に撮影出来ない様な脚本を書いて、虐めてやろうと思い始めた志水だった。
本郷仁美を自由に調教する為にライバルにされた景山圭子は、長い黒髪を無残な程に断髪され、今はベリーショート、圭子も仁美に比べると可愛さは多少落ちるが美人なので上月の標的に成ったのだ。
過去にも黒田瑞希を育てる為に、吉村恭子と云う女の子をライバルにして見事に瑞希を自由にした実績が有る。
今手術室に入った圭子も正にその吉村恭子の後を追っている様だ。
安東女医は過去にも同じ様にして瑞希をこの手術台に寝かせた。
吉村恭子は結局劇団の過去の名簿にも記載される事は無くて、その後の消息は誰も知らない。
「今日を境に景山さんは本郷さんに負けない身体を手に入れるのですよ」
「明日本郷さんも同じ様な手術をされるのですか?」
「本人は自分が美人でスタイルも良いと自負していますから、その様な事には成らないと思いますね、本郷さんが知らない間に景山さんが美しく変身してしまうのですよ」
「そうですよ、高校生の身体から大人の身体に変われば、綺麗に成る女性も多いですから、景山さんが綺麗に成ったら認める以外無いのです」三人三用の説得の言葉を並べる。
「男性経験を積めば尚更色気も出て美しく成れますが、音楽院も劇団も男性との付き合いを厳禁にしています。当医院ではその点も考慮して、景山さんには男性経験以上の施術をして差し上げますので、見違える色気も備わりますよ」
それだけ言われた時に「院長先生!準備が整いました」と堀田が告げた。
「判ったら検査着を脱いでそこに仰向けに寝て下さい。一時間程で今日の施術と手術は終りますよ」安東女医が圭子に手術台に上がる様に急かせた。
理性を失う媚薬注射
59-013
「今日の施術から景山さんは神戸歌劇のトップスターに一直線ね」と煽てられて、手術台の側に行くが検査着の前の紐に手を持って行くが止る。
「どうしたのですか?恐く無いわよ!処女なんて早く棄てる方が女性としては良いのよ!綺麗に成れるしね」
「でも。。。。。」黒のレザーの手術台を前に躊躇う圭子。
「みなさん手伝ってあげなさい、前田先生も忙しいのでね」
堀田以外の看護婦が手術室に入って来て、圭子の側に来ると「大スターは付き人に任せるのよ」紐を持って躊躇っている圭子の手を払い除けて、紐を解くと検査着の前が揺れる。
背中に居る富田が素早く肩から検査着を脱がせると、急に驚いた様に手で検査着を押さえた。
今度はその手を堀田が払い除けると、一気に富田が肩から脱がせてしまう。
圭子が乳房を隠しながら屈んでしまい「やっぱり。。。。。。」と言葉を濁す。
恥ずかしいのと、歌劇団のスターに成りたい気持ちが大きく交差してしまう。
「恥ずかしいのは直ぐに無く成るわ、みなさん景山さんを台に寝かせてあげなさい」
蹲る圭子を四人の看護婦が抱きかかえる様にして、一気に台に載せてしまった。
「あっ、いゃ、やめてー」と言うが容赦なく手術台に載せられて「暴れると危ないから、拘束して」安東女医が看護婦に命じる。
四人に押さえつけられて、革のベルトを手首に巻き付けられる。
「いゃー何をするの?止めて下さい」
「何を言っているの?暴れると怪我をするでしょう?だから拘束しているのよ!大人しくして!」最上婦長。
五人で拘束するので、瞬く間に両手首がベルトで拘束されて、両膝も革のベルトで拘束された圭子。
「恐く無いのよ!綺麗に成って大人の女性に生まれ変われるのよ」
「これ以上騒ぐと猿轡もされてしまうわよ、判った?」
そう言うと革の猿轡を圭子に見せる最上。
それを見ると同時に言葉を失って、大人しく成ってしまい「よろしくお願いします」と口走ってしまった圭子。
「良い子ね!始めるわね、ライトが眩しいのでタオルを掛けてあげなさい」
圭子は媚薬を注入された陰部が既に暑く成って、身体に火照りを感じていた。
堀田がバスタオルを畳んだ様な分厚いタオルを持って「しばらく眠れたら、寝ていなさい!直ぐに終わるわ」そう言いながら、圭子の顔の上にタオルを置いて視界を遮った。
鼻から下は出ているので、呼吸には全く不安は無いが視界を遮られた事で、神経は身体の色々な部分を研ぎ澄ます。
「ライト!これから景山さんの処女膜除去と性器の手術並びに、その他の部分で整形の必要な部分のチェックを行ないます」
「はい」「はい」「はい」と看護婦が返事をする。
「手術台を動かしますよ」最上婦長が耳元で圭子に言うと、小さく「はい」と返事をする。
手術台の下に在るペダルを安東女医が踏むと、手術台が上昇を始めて身体が無影灯に照らされて輝く。
上昇すると同時に両足が左右に広げられて、圭子は必死で閉じ様としているのだが、それを許さない力で大きく広げられて停止した。
「手術に邪魔な物が沢山生えているわね!剃毛の用意!」安東女医が言うと、既に手には日本剃刀を持って横に上月専務が来ている。
「えっ、剃毛?」圭子が急に口走る。
「当然でしょう、ここを綺麗に整形するのに毛が有ると出来ないでしょう?」そう言って陰毛を触る。
「あっ、あっ」佳子が声を小さく出した。
「感じるの?女性としての感度が良い様ね!良い事ね!殿方が喜ぶわ」安東女医が言う。
前田医師が「少し乳房の具合を診るわね」そう言って無影灯に照らし出された白い小振りの乳房を「ぐいっ」と鷲掴みにした。
「あぅ、うぅ」声が出てしまう圭子。
「左右のバランスが少し良くないわね、小さい方にホルモン注射をしてバランスを良くしましょう」
「は、はい」圭子は何も判らずに返事をしていた。
初めて他人に乳房を掴まれた刺激は、媚薬効果と共に圭子の脳に強烈な刺激を与えていた。
「乳首も少し引っ張れば形が良く成るわね、道具を持って来て!」
圭子の胸の上に金属の棒が水平に置かれて、その中央には細い糸の様な物が垂れ下がっている。
「山岸さん、乳首に結んで下さい」
山岸看護婦が糸の様な物を持つと、圭子の乳首を左指で摘まむ。
「あっ」声が出てしまう圭子。
山岸看護婦は過去にもこの作業をした事が有るのか、手慣れた感じで右の乳首に糸を巻き付け終わると左側に移った。
「あっ」再び乳首に刺激を受けて声が出る圭子。
「先生、ホルモン注射準備出来ました」吉仲看護婦が注射器を持って前田医師に手渡す。
元々利き腕の方の乳房が少し大きく成る傾向が有るので、右利きの圭子の場合も右の乳房が少し大きく成る。
だがそれを知らない圭子は前田に言われた言葉を信じ切ってしまう。
先の長い注射針の付けられた注射器を持つと「少し痛いけれど直ぐに身体中が温かくなって効果が出ますよ」
ホルモン注射とは全く異なる麻薬系の媚薬が圭子の乳房に注射されようとしていた。
これから行なわれる事を圭子が覚えていない様に万全の対策を講じている。
断片的に覚えているのなら、それは効果として残るので完璧な調教に成るのだった。
乳首に糸を結び終わると、吉仲が「消毒しますので、少し冷たいですよ」そう言うと消毒綿でアルコールを左の乳房に塗る。
「あっ、冷たい!」圭子はアルコールの冷たさに驚く。
「ホルモン注射は深く刺さるので、少し痛いですよ!我慢して下さい」
前田が注射針を乳房に近づけると、看護婦達が一斉に圭子の身体を押さえる準備に入る。
注射針を突き刺して、痛みに苦しむ姿を見て興奮する上月専務は久々の興奮に瞳を輝かして待っている。
「い、いた、いたーいたーーーーー」大きな声が手術室に響いて、一斉に看護婦が圭子の身体を押さえた。
お嬢様は処女喪失
50-014
話が戻って
持神監督は神戸歌劇の内情を知る人を毎日の様に時間が有れば探していた。
その中の一人が、歌劇団の人脈を捜すよりも音楽院の事情に精通した人、歌劇団に行けなかった人を捜せば意外な事が判るかも知れませんと教えてくれた。
持神監督はそれならば同期の学生を捜せば何か面白い事が判るのでは無いか?と思い始めた。
何故なら、可愛い事は判るが過去に無い早さでスペード組の娘役トップに成っているので、その辺りに何か糸口が有るのでは?と思っていた。
何かスキャンダルでも掴まないと、那智仁美を手に入れる事は困難だと思う。
手に入れても自分が考えている様な破廉恥作品に出演させる事は、夢のまた夢だと思いながら、何か那智仁美に関するスキャンダルは無いのかと時間が有ると音楽院関係の人を捜し始める持神監督。
「いたーーいたいーーー」の声が圭子の口から発せられて、注射器の針は乳房の中に突き刺さって、特製の媚薬が注入されてしまった。
圭子の目から涙が溢れていたが、タオルに被われているので誰も見る事は無い。
「よく頑張ったわ!痛かったわね」そう言いながら注射針を抜き取り、不気味な笑いを見せる前田医師。
「直ぐに身体が暑く成ってきますよ!山岸さん!そろそろ乳首の形を良くしてあげて下さい」
前田医師の言葉に胸の上の金属の棒を巻き取り始める山岸。
そのタイミングを待っていた様に股間に入った上月専務が、シェービングカップに刷毛を入れ泡立てると下腹部の陰毛に塗り始める。
特殊な薬の入ったシェービングクリームは下腹部では効果は少ないが、膣の周辺に成ると異様な刺激を与える。
「あっ、あっ」と声を発し始める圭子。
巻き上げられた糸は乳首を吊り上げ始めて、微妙な痛みを与える長さで止った。
「良い感じに成ったわ、このまま固定しましょう」前田が微笑みながら、固定金具で留める様に指示をした。
上月の刷毛がクリトリスの廻りから、大きな小陰唇を捲り上げて塗り始めると、圭子の声が一段と大きく成って「ああ、あっ、あっ」と口走る。
目は見えないが既に虚ろな感じに変わっているのだろうと、この場の全員が察していた。
圭子は身体が火照って、徐々に意識が朦朧と成り始めている。
膣に注入された媚薬と麻薬成分の入った媚薬注射をされて、もう直ぐ雲の上を散歩している様に成る。
身体の性感帯は研ぎ澄まされて、少しの刺激に感じて声を出す様に変わっている。
「ああーああーー駄目ーー感じちゃう」
刷毛がクリームをたっぷりと浸けて、ビラビラの小陰唇の外と中を移動している。
上月はその様子を見て楽しそうに刷毛で遊ぶ、この遊びが一番好きなので陰毛の薄い生徒には興味を持たない事が多い。
今回の二人、特に仁美は多くて濃いと聞いているので、明日の検査も大変楽しみにしている。
しばらく遊んだ上月は、今度は日本剃刀を広げると、下腹部に身を屈めて「ジョリ、ジョリ」と剃り始める。
左手で皮膚を引っ張り「ジョリ、ジョリ」と大きな音を立てて、綺麗に剃り上げて行く。
この後前田医師がクリトリス包茎の切除と、この大きなビラビラの小陰唇を切除して、綺麗で感じ易い性器に変える予定だ。
「ああー、ああー」と腰を浮かしそうに成る圭子。
上月の剃刀がクリトリスの近くを「ジョリ、ジョリ」と剃り始めたからだ。
横から腰を押さえて剃り易い様に手伝う富田看護婦。
上月が剃っているとは思ってもいない圭子だが、その冷静な意識は徐々に消え始めている。
「あっ、あっ、ああーだめーーーだめーー」身体が動くと乳首が糸で引っ張られて刺激を与えるので、圭子は全身が性感帯に変わってしまった。
大きなビラビラを横に寝かせる様にして、剃刀は走って「ジョリ、ジョリ」の音が小さく成っていた。
時々小陰唇の皮を引っ張り弄くると「ああーーーーううー」首を振る。
「どう気持ち良いでしょう?」
「は、はい」正直に答えてしまう圭子。
もう理性が殆ど無く成って本能に変わってしまったと、安東女医は判断をした。
しばらくして、綺麗に剃り上げられた圭子の性器は、陰毛が無く成って一層異様なビラビラが目立つ。
下腹部と性器の廻りは青黒く光り、小陰唇は黒い色で反対に膣のピンク色が際立っている。
剃り終えると上月は、衣服を脱ぐ為に圭子の股間を離れた。
特製の勃起薬の注射をして貰っているので、既に脱ぎ捨ててトランクス一枚の股間は大きく勃起している上月。
久々に処女の娘の貫通なので気合いが入っている。
安東が剃り上げられた膣の廻りに刺激を与えて、圭子の愛液が充分に出る様にしている。
「ああー、ああー」と絶えず声を出して、クリトリスの刺激に声が止る事は無い。
股間に入って来た上月がトランクスをその場に脱ぎ捨てる。
左手で大きく反り返った自分のペニスを握って、右手でビラビラを押し広げて、巻き込みをしない様に注意してペニスの先をピンクの皮膚に宛がう。
「景山さん、処女膜を除去しますから少し痛いですが、直ぐに気持ちがよく成りますからね」最上婦長が耳元で言うが、殆ど意識は別の場所に有る圭子。
ペニスを膣に少し入れて、一気に押し込むのが上月の処女破りの手法で、痛がる女を見て楽しむサドの典型だ。
今日も少し挿入して、少しの時間を置いて「ぐいっと」押し込む。
「いたいーーいたーい、いやーーやめてーーいたいーー」と大きな声を無意識の中で発する。
上月は挿入したペニスを腰に力を入れて、もう少し奥まで突き刺す。
「いいたーーいたいーーー、たすけてーーーこわれるーー」身体看護師達が押さえて、動かない様にしている。
しばらくして、ゆっくりと腰を動かし始める上月は、最高の気分なのだろう。
身体から汗が吹き出して、腰をリズミカルに動かし始めると「ああーああーああー」の声が出始めて、先程迄の痛いと騒いでいた圭子は完全に消え去り、 上月のペニスに喜びを感じ始めている。
中々処女の女が感じる事は無いのだが、媚薬の効果は完全に圭子を雌に変身させていた。
性器の整形
50-015
「ああーああーーだめーーいっちゃう!」の声が圭子の口から漏れ出すと、上月の腰の動きが一層早く成った。
「ああーだめーーいくーーーいっやうーー」の声に上月も久々のSEXに興奮したのか、圭子の腹に倒れ込んで射精をしてしまった。
「あら、中出し?珍しいですね」小さな声で安東女医が囁いた。
しばらくして股間から、移動する上月はそのままシャワーの部屋に向かった。
汚れた股間をアルコールの布で拭き取る看護師、圭子は全く反応が無く成ってぐったりとしてしまった。
乳首に巻き付けた糸が外されて、安東女医が圭子の腕に麻酔薬の注射を突き刺した。
微妙に反応が有ったが、それ以外は声も出さずに注射が終わった。
「先生、それではお願いします」そう言うと顔のタオルを取り除く。
完全に麻酔薬が効いて、眠りに入ってしまった圭子。
陰部に大きな枠をはめ込み、その中央に圭子の膣とクリトリスが入る。
麻酔が効いているので、前田医師の作業は手荒い。
小陰唇の皮を思い切り引っ張ると、大きく蝶の羽の様に広げて虫ピンを皮膚に突き刺す。
右側の小陰唇の皮膚だけでもこれだけ大きく広がるのかと思う程広げられて、三箇所にピンを突き刺し固定する。
今度は左側の小陰唇の皮膚を引っ張り同じ様に三箇所をピンで留めて固定する。
中央の膣はピンクと赤と精液の白が滲み出てグロテスクな状態。
前田にはその様な事は関係無い、左右対称に形良い小陰唇に仕上げる事だった。
「これで良いわね、メス」と富田看護婦に言う。
メスを手に持つと、横から蝶の羽の内側にピンを突き刺す吉仲看護婦。
「先生ここで宜しいでしょうか?」と言うと頷く。
メスが大きく広げられた皮膚を切り裂いていくと、血が噴き出す。
しばらくして、枠に気味の悪い肉片が主を失って貼り付いている。
「完璧だわ」そう言いながら断面を縫い合わせて小陰唇の手術が終わる。
今度はクリトリスにメスが、皮膚を切開して赤い豆が見える状態にして捲り上がった皮膚を縫い手術は完了した。
「可愛い豆だわ!これからもっと感じる様に成るわね」そう言った時、衣服を着て上月が覗き込んで「綺麗に成ったな!調教が楽しみだ」と微笑んだ。
夕方緑川が仁美の発言を上月に伝えると「しかし、そうなれば遊べないだろう、あの子の手術は必要無いのか?」
「陰毛が濃くて、長いので見る事が出来ませんでした」
「今日の景山はビラビラが大きいのでちょん切ったが、必要が無ければクリトリスのみにするが、俺に抱かれたいと言い出すとは驚きだな」そう言って笑いながら、悪い気はしない上月専務。
だが、簡単に新入生を抱いたと成れば後々噂に成ったら困ると思い悩む。
今日の景山圭子の様にして犯したいが、取り敢えず今日射精をしてしまったのでそれ程の性欲は無く成っている。
明日のアナルだけの検査に済ませて、様子を見る事にしようと結論した。
翌日圭子はレッスンを総て休んでしまった。
晴美が「景山さんね、昨日安東病院で色々な部分を手術されて、今朝はがに股で歩き難そうだったらしいわ」と囁いた。
「えー、例の処女を器具で?それが原因なの?」
「それだけでは無い様だわ、女性性器とか胸も美容整形したらしいわ」
「それってどう言う事なの?」
「決まっているでしょう、貴女に勝つ為よ!」
「性器は関係無いでしょう?見せる物では無いのに」
「あの子聞いたらしいわ、上月専務に気に入られる為には身体を捧げても良いと!」
「えーそれって誘惑を考えているの?」
「それを聞いた医師が、景山さんの性器は形が悪いと言って手術を勧めて、今後色々な整形をして完璧な身体に成ってトップを目指すと決めた様ね」
「じゃあ、まだ上月専務とは何も無いのね」
「勿論よ!専務が小娘を相手にしないでしょう?でも綺麗に変身して、演技力が向上すれば判らないでしょうね」
二人はそう言いながら音楽院の車に乗って、安東病院に向かった。
仁美は今日の診察で器具により処女を失うと思うと気分が暗く成っている。
多少は好きな人に処女は奪われたい願望が芽生えている。
生まれて初めてキスをした男性が上月専務だった事が、恋か憧れに成っていたのだろう。
しばらくして到着した病院の看板を見て「本当ね、美容整形って書いて有る」と確かめる様に言った。
病院は休診の日なのだが、音楽院の職員がインターホンを押すと、玄関が開かれて看護婦の富田が三人を迎え入れた。
別の車で緑川が少し遅れてやって来て、安東女医に挨拶をした。
「緑川先生!」と急に晴美が仁美の気持ちを話してしまう。
緑川は初めて聞いた様な顔をして驚いて「安東先生にはその事を伝えておきましょう!女子生徒が教師とか年上の男性に憧れる事は良く有る事です。過去にも何人かその様な生徒さんが居られました。上月専務も心得ておられます」そう言って笑顔で診察室に安東女医を追って入って行った。
その部屋には既に上月専務が来て「それなら時間をかけてゆっくり料理をしましょう」そう言って不気味な笑みを見せた。
「今日は本当の意味での感度検査をしましょう、それと多分便秘に成っていると思うのでアナルが使えるのかも調べましょう」
「それとマゾの資質が有るのか?も調べて欲しい」
「記憶に鮮明に残ると今後に影響が有るので、例の薬を使って残さずに身体に覚え込ませる様に」
三人の企みが決まって準備が整った診察室に呼び込む事に成った。
「今日は休診日なので、二人同時に診察しましょうか?三浦さんは堀田看護師に付いて行って下さい、隣の美容整形科の方で診察します」
そう言われて「頑張って!」と小声でハイタッチをして晴美と別れた仁美。
仁美の健康診断
50-016
一週間後持神監督は音楽院の卒業生名簿を手に入れて、当時一緒に勉強した同級生を捜し始める事にした。
劇団員に成っている女性を除いて、一般社会に戻っている人を捜す。
早速後藤澄子が、芸能関係の仕事をしている事が判明、自分の身近に同級生がいた事に驚きながら接触をした。
後藤は歌劇団のスターを夢見ていたが、足を怪我して断念していた。
男役として舞台に立ちたかったと言ったが、彼女が音楽院に在籍したのは夏までで、その後は病院に入院してそのまま退学していた。
後藤は監督に寮で同室だった三浦さんに尋ねれば、色々那智さんの事は判りますよと教えてくれた。
「監督が那智さんを主役に映画を作りたいと聞きましたが、歌劇団を退団する事は無いと思います」そう言って微笑んだ。
「何故?無理か?」
「那智さんは上月専務と二人三脚で、トップに登り詰めたと聞きました。そんな秘蔵子を退団させませんよ!今一番輝いていますからね」そう言って短期間でも那智仁美と同じ音楽院で学んだ事を誇りにしていた。
持神監督は三浦晴美を捜す事にして「その三浦って子は劇団に入ったのかな?」
「多分入ったと思いますよ!特待生に成っていましたからね、でも時々歌劇団を見に行くけれど三浦さんは判らなかったですね、芸名で変わるし整形とかしてしまって化粧をすれば昔の面影は無くなりますよ」そう言って微笑んだ。
手に入れた名簿には出身地が記載されていないので、何処の出身か全く判らないが持神はその三浦晴美の消息を捜す事にした。
診察室に入った仁美の前に緑川が来て「貴女の気持ちを安東先生に話して置きましたから、上月専務さんに伝わります」
「そ、そうですか!ありがとうございます」そう言って顔を赤くしてお辞儀をした仁美。
「じゃあ健康診断を始めます」安東女医がそう言うと、緑川はお辞儀をして診察室を出て行った。
仁美を自分の前に座らせると急に「本郷さん!口臭がするわね!」と言い放った。
「えー」驚いて両手で口を塞いで「すみません」と謝る仁美。
「もしかして、便秘に成っていませんか?」と尋ねる安東女医。
口臭は他人に言われるまで全く自分では判らないので、仁美には自分の臭いが全く判らないので、目の前で言われると信用してしまう。
「は、はい」と小声で言いながら頷いた。
「そうなのね、便秘に成りやすいの?」
「多少便秘気味ですが、先日から少し長い。。。。。。」と言葉を濁す。
「判りました後程診察してみましょう?他に何か気に成る事は有りますか?」
「はい、お話に聞いたのですが生理をコントロール出来るのでしょうか?将来舞台に立った時は生理で困ると聞きましたので、本当にその様な事がこの病院で出来るのですか?」
「医学の発達は進んでいますからね、本郷さんの身体に合った薬を飲めばコントロール出来ます。この音楽院に在籍の間にここで充分調べて調合します。二年間の間には充分造れます」
「医学の発達は凄いですね!二十一世紀に成れば癌も治るのでしょうね」微笑みながら言うが、直ぐに口を押さえる仁美。
「富田さん、最初に血圧を計って下さい、その後心音を聴きましょう、心電図の準備とレントゲンも、それから腸の調子が悪いかも知れないので調べましょう」
最上婦長以外の看護婦がいつの間にか全員居た。
晴美と別の部屋に行ったのに、堀田が戻っている事には気づかない。
晴美は病院を出て、近くのパチンコ屋に行って時間を潰す事にして向かっていた。
血圧を計ると「採血をします」最上看護師が注射器を持って、血圧を測る為に上肢台に載せた手をそのまま持った。
「少し沢山採血するわね、色々調べますからね」
腕にゴムを巻き付けて「えっ」と声が出る仁美。
最上が持った注射器の大きさに驚くが、容赦なく針先を血管に突き刺す。
「うぅ」顔を背ける仁美、その姿をモニターで見て喜ぶ上月専務。
ボブの髪の隙間から短い毛が生えているのが見える。
先日の散髪から時間が経過しているのが上月には懐かしい。
大胆な髪型も、しばらくすると慣れて気に成らない様に成っている。
「はい、終わったわ!」そう言って注射針を抜き取られると、貧血の様な気分に成ってしまった。
「レントゲンの前に検査着に着替えて下さい」吉仲看護婦が検査着の包みを持って来た。
「はい」検査着を受け取ると、吉仲が衝立の方を指さす。
検査着を持って衝立の向こうに入ると、脱衣駕籠が棚に置かれている。
「下着も総て脱いで下さいね、検査着だけを身に着けて下さい」
そう言われて制服を脱ぎ始める仁美。
綺麗に畳んで駕籠に入れると、スカートを脱いで同じ様に畳んで制服の上に重ねて置いた。
上はブラウス姿の裾にスリップ見えて、長いソックスを脱ぎ始める。
ブラウスを脱ぐと同じ様に丁寧に畳んで、駕籠に重ねて置く。
几帳面な性格なのか?それとも恥ずかしいからゆっくりと脱いでいるのか判らないが、少し苛々する上月専務。
スリップ姿に成ると検査着を肩から羽織って、スリップの紐を肩から外して床に落とした。
一体型のスリップなのか、ブラジャーの姿は見え無い。
検査着の前を紐で結ぶと、裾から手を入れて白いパンティを脱いで小さく丸めて、スカートの中に押し込んで、スリップも同じ様に畳むと衣服の中に忍び込ませて隠した。
短い丈を気にしながら、衝立の向こうから恥ずかしそうに出て来る仁美。
「先にレントゲンを写しましょう」最上婦長が富田と一緒に、レントゲンの部屋に連れて行く。
しばらくして戻って来ると「そこの寝台に横に成って下さい、心電図を測ります」
「はい」寝台に仰向けに横たわると、手首と足首に電極を巻き付ける富田看護師。
最上婦長が検査着の紐を解くと、仁美の胸の検査着を左右に大きく開く。
白くて美しい隆起の乳房が飛び出して、恥ずかしそうに目を閉じている仁美。
一体に成っているので、下半身の陰毛の部分まで殆ど丸見え状態に成っているので、直ぐにタオルケットを下半身に被せて仁美を安心させた。
媚薬検診
50-017
白い肌に電極を貼り付けて準備が終わると「スイッチを入れますので、しばらく安静にして下さい、それから一本注射をしますが、血液の循環が良く成る薬ですから、安心して下さい」
「はい」と言うと、安東女医が注射器を持って、仁美の腕に消毒綿と一緒に突き刺した。
「うぅ」顔を歪める仁美だが、麻薬で作られた媚薬が注入されてしまった。
「十分程安静にして下さい」そう言うと胸にタオルケットを引き上げて白い肌が隠れた。
直ぐに身体が火照って、心臓の音が聞える様な錯覚に成り始める仁美。
しばらくして「どうですか?」と最上婦長が行くと「身体が暑いです」とゆっくりと答える。
薬が効果を表わしている事は直ぐに判る。
「心電図は終りましたよ、次は腸の具合が良くないので診察します」
器具を外して、検査着を整える最上の指が乳房に触れると「あっ」と口走る。
少しの間に乳首が隆起して、感じ易く変化をしているのがよく判る。
「立てますか?」寝台から起き上がると身体がふらふらして、立ち上がれない仁美。
二人の看護婦に身体を支えられて手術室に連れて行かれるが、焦点が定まっていない程ぼんやりとしている。
「大丈夫?手術台に上がれる?」
「えー、手術?」そう言って急に部屋を見廻す仁美。
「あっ、総監督!」と嬉しそうに上月を見るが「専務さんは居ませんよ!」安東女医に言われてもう一度見ると、上月は隠れて居るので見えない。
「みなさん手伝ってあげて、腸の検査ですよ」
仁美は看護師に抱え上げられて、多目的手術台に載せられる。
「腸を調べますから、ここに俯せに寝て下さい」
両手を前に突き出すと、革のベルトが両手首に巻き付けられて固定されてしまう。
両足を膝の部分と足首でベルトが巻き付けられると、腰の部分が上昇を始めて四つん這い状態が出来上がってしまう。
頭が前に落ちて腰が上がった状態で、両足が開いて股間に安東女医が入る。
「今から本郷さんの便秘の治療と原因を調べますからね」
「動けない」と急に手を動かすが、完全にベルトで固定されて虚ろな目をして動かしている。
安東女医が短い検査着の裾を捲り上げて、白い美しい仁美のお尻を無影灯の光に晒した。
横に来た上月専務が「綺麗な身体だ!想像以上だ」耳打ちしながら輝く尻を思わず撫でて感激をする。
「沢山生えているわね」股間に見える陰毛を後ろから見て安東女医が言う。
それを嬉しそうに指で触る上月は至福の時だった。
「うぅ、うぅ」その指の動きに感じるのか、声を発して反応をするが意識は朦朧状態の様で目の焦点が定まっていない仁美。
手術台の横に浣腸の為に洗面器と牛乳パックが数本運ばれて来た。
一緒にポンプ式の直腸洗浄器がワゴンに載せられて、側にアナル拡張器、アナルバイブ、アナルパールと置かれ、仁美のアナル開発をする道具が揃えられている。
仁美の上月専務に抱かれて処女を失いたい発言で、先にアナルの開発を楽しもうと考えたここの連中。
圭子の様に処女を奪って、小陰唇の切除、クリトリス包茎切除、その後アナル開発と進めるのが常道の上月だが今回の仁美は少し異なっている。
意識の定まっていない間に身体に覚え込ませる手法は、やがて意識がはっきりした状態でも求める様に成るが持論の上月専務。
久々に手に入れた理想の女の開発に自ずと力が入る。
理想は後ろも前も使える女で、普段は清楚美人が大きく乱れて、信じられない痴態に喜ぶ様が理想だ。
黒田瑞希はその様に育てたが、最近は自分の手から離れている。
同時に育てた吉村恭子はアナルが嫌いで、途中で断念をしてしまった。
今ではテレビ現場で活躍をしているが、一切上月との事は口外する事は無い。
それは総ての記録が撮影されて、上月専務が保管しているからだ。
今、目の前の仁美も、先日の圭子も既に要所で記録されている。
「最上さん、痛がると困るから例の物を咥えさせて下さい」安東女医が最上婦長に指示をすると、革で中央がタオル生地の猿轡を持って仁美の顔の前に行く。
「本郷さん、口を開きなさい!」
「く、くちですか?」紅潮した顔で尋ねるが、半分は条件反射の様な受け答えだ。
「そうよ!早く大きく開くのよ」
そう言われて少し口を開く仁美、その口にタオルの部分を添えると「もっと大きく開きなさい!入らないでしょう!」仁美が少し開くと、ぐいっと押し込まれる。
「うぅ、うぅ」驚きの声に、後ろに居た堀田が革の猿轡の両端を持って、力を入れて引っ張ると「あぅ、うぅ」の声を残して奥まで押し込まれて、後頭部の短い髪の毛の後ろで強く縛り終えた。
「先生!終りました」堀田が結び終えた事を安東女医に告げた。
「うぅ、うぅ」苦しそうに、顔を動かす仁美を嬉しそうな顔で遠くから眺める上月。
「本郷仁美さんの腸の診察を始めます。みなさん準備は宜しいですか?」
「はい」「はい」「はい」と返事をする看護婦達。
上月も同じ様に白衣を着て白い帽子を被っているので、意識朦朧の仁美には見分けが出来ないと思い直ぐ側で見学している。
猿轡の頭を時々後ろに廻して見ようと試みる仁美を見て、上月が「頭が動かない様にした方が良いかも知れない」と囁く。
「最上さん、本郷さんが気に成るらしいから、アイマスクを着けてあげなさい」
「はい、準備します」
「アイマスクを着けると、撮影しているのが誰か判らないぞ」再び囁く上月。
手振りでアイマスクを取りに行った最上を呼び止める。
上月には声も表情も判らない事は面白く無いので、初めての時は使いたく無いのだ。
今度は上月が仁美の髪を縛って動けない様にする事を囁いた。
天井には様々な事をする為に縄を吊す道具が取り付けられているので、一本の細い縄を降ろして来る。
堀田が細い紐を持って、仁美のボブの髪の毛を束ねて結び始める。
直ぐにその紐を降りてきた縄に結び付け終わると、再び縄は天井に巻き上げられ始めた。
仁美にアナル調教
50-018
巻き上げられると、仁美の長い髪の部分だけが上に引っ張られて、先日剃り上げられた部分の短い髪が大きく露出した。
「準備が終わったわ!始めるわ」
手術用の手袋を履いて、尻肉を左右に広げる様に触ると「うぅ」と反応をして後ろを見ようとするが、髪が引っ張られて振り向けなく成った仁美。
「少し毛が生えているわね、先に剃ってあげなさい」
その言葉を待っていたのが上月で、既にシェービングクリームを泡立てて準備をしていた。
検査着の尻を捲り上げられて、無影灯に照らされた肛門は綺麗に収縮をして、襞が数えられる程明るく光に照らされている。
肛門の付近に短い産毛が無数に生えて、膣までの薄暗い部分には、少し太い陰毛が生え揃っている。
その奥は長い陰毛が上月の目に飛込むが、今日はこの部分に触れる事、剃り上げる事は自粛する予定の上月。
刷毛にたっぷりとクリームを浸けて、肛門の付近に刷毛先を落とすと「あっ、うぅ」の声が聞えてお尻を大きく振る。
すると落としたクリームが仁美の股間の方に流れ込んで、再び大きく「あぅー」の声が聞えて大きく腰を振って反応をする。
頭が動かせないので後ろで何をされているか見る事が出来ない。
再び刷毛にクリームを浸けると、今度はお尻の谷間から肛門、そして膣の方まで一気に刷毛を動かされて「うぅ、うぅ」大きく反応して尻振りダンスの様に動かす仁美。
続けて上月が刷毛先で、肛門を突く様にすると「あぅ、あぅ」と再び髪の毛が無知れる程、頭と腰を動かした。
「感じるの?」その様子に驚いた最上婦長が、顔の前に行って尋ねると「うぅ、うぅ」と頷く仕草を見せる。
「安東先生!この子もの凄くお尻が感じてしまうそうです」と伝えた。
尻の割れ目が真っ白に成ると、刷毛を側に置いて剃刀を手に持つ上月。
先の細く成った日本剃刀は、肛門付近を剃るのに適した剃刀で、微妙な皮膚の間を剃り上げるのには最適の剃刀だ。
上月が剃り始めるのと同じく、富田看護婦が仁美の腰を押さえて動くのを止める。
微妙な部分を傷つけると当分使えなく成るので、慎重な剃刀の動きに成る。
剃刀が動くと白いクリームが消えて、剃刀の筋が尻の湾曲した部分に出来る。
微妙な産毛を剃ると、肛門が呼吸をしている様に収縮を繰り返す。
「うぅ、うぅ」剃刀の動きに感じているのか?目を閉じたり開いたりを繰り返している仁美。
僅かな尻の毛を剃って楽しんだ上月は、その場所を安東女医に譲って後ろに行く。
温かいタオルを持って、残ったクリームを丁寧に拭き取ると「うぅ、うぅ」再び感じて尻を大きく動かす仁美。
指にローションを浸けると今度は肛門の廻りを、のの字を書く様に人差し指でマッサージを始める。
「あぅ、あぅ」と再び髪の毛が大きく引っ張られる程頭を動かす。
これが初めてのアナル調教のはじまりで、ほぐしは肛門を柔らかくするという心構えが大切なのだ。
その内それだけでいい気持ちになって、セックスの前戯と同じ様に成る。
ほぐしとは、アナルをリラックスさせることだ。
ペニスやバイブが入りやすくなり、感度も高まる。
いきなり挿入などの無理による怪我や、変な痛みをある程度防ぐ。
これは他人のアナルに触れる時も、大変大切なことだ。
「アナルは、痛くて嫌だ!」と言わせないためにも、ほぐしを入念に行なう安東女医。
それはセックスの前戯にも似て、前戯自体で感じるのも度々で、気分を高め本番に進んで行く。
アナルを触れる事に不安、痛みを感じてしまえば、この本郷仁美は二度とアナルで感じなく成るので慎重だ。
「髪を解いて、痛みを感じさせない様にしましょう」
浣腸に進むので、髪の紐を解く様に指示をする安東。
直ぐに細い紐を解き始めると、弾力の有る黒髪は弾けた様に縄から離れて元のボブに戻った。
解いた後に再びマッサージを続けると、益々気持ちが良いのか表情が大きく変わってアナルで感じている状況が作り出された。
既に安東女医の人差し指の第一関節まで仁美の肛門に入っているのだが、嫌がる様子も無く恍惚の表情で吐息が漏れている。
媚薬が完全に体内で吸収されて、感じ易い身体が一層敏感に成った様だ。
「景山とは少し異なる反応に成っていますね」安東女医の耳元で急に囁く上月。
「ポンプを下さい」安東女医が浣腸用のポンプを要求した。
洗面器に牛乳を入れて仁美の足の横に置くと、ホースの先を持って肛門に挿入を始める。
指と殆ど同じ太さなので、抵抗無く仁美の肛門に挿入されてしまった。
ホースの反対側を洗面器に入れると、同時にポンプを握り始めると牛乳が仁美の肛門から流れ込み始めた。
「うぅ、うぅ」恍惚の表情から、異物が肛門から注入されてくる抵抗感に表情が変わり始める。
「うぅ、うぅ」徐々にお腹が膨れ始めると、膨満感に表情は一変して額に汗が滲み始める。
自然現象と反対の肛門から異物が注入される苦しみが、徐々に強く成って来る。
腰を動かして逃れ様とするが、ゴムのチューブなので全く変わらない。
「もう少しよ!」ポンプを握る顔がサドの医師を露呈する。
「うぅ、うぅーー」お腹の痛みが始まって苦しみ始めると、アナルキャップの小さな物を準備して最上婦長が待っている。
「婦長、抜きますよ」の声と同時に、婦長が抜かれたホースの代わりにアナルキャップを肛門に挿入して押さえる。
「うぅ、うぅーーー」お腹の痛みに苦しみ始める仁美。
横に廻って膨れた下腹部を触って、刺激を始める安東女医。
「どう?堅い便がほぐれてきた?」
「そろそろ出す?」
「うぅ、うぅーーー」お腹を触られて、直ぐにでもトイレに走りたい仁美。
ビニールのゴミ袋を広げて堀田看護婦が待ち構える。
お腹の痛みで、自分が戻ってきた仁美に完璧な屈辱を与えてしまう安東女医達の企み。
「もう、良いでしょう」額に身体に汗が噴き出して苦痛の局地に達した時、最上婦長が肛門を押さえていた手を離した。
感じ始める調教
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「ぷーーー」の音と同時にアナルキャップが吹き飛んで、ビニール袋を持つ堀田看護師の胸に直撃。
肛門から牛乳と一緒に仁美の糞がビニール袋一杯に飛び散って、一気に袋は黄色い色に変色して臭いが充満した。
しばらくの間糞の出るのが止らない。
最後の糞が終わるとビニール袋の手で押さえて、結んで臭いを封印して堀田はその場を離れた。
汗と涙目の仁美は猿轡を強く噛んでいたのか、小さく成って居る様に見える。
「苦しかったね!終わったわ」タオルで額の汗を拭き取り優しい素振りを見せる最上婦長。
股間には濡れたタオルを持って、吉仲看護婦が汚れたお尻を丁寧に拭き取る。
股間にも流れて、黒い陰毛にも牛乳か糞なのか判らない物が付着していた。
安東女医が再び戻ったのは、綺麗に拭き取られて再び肛門がライトに照らされてからだ。
「さあ、治療を始めましょう」の言葉に「うぅ、うぅ」と後ろを振り返る仁美。
「未だ何も治療はしていませんよ、お腹に古い便が溜まって口臭の原因だったので処置したのよ」
「もう痛い事は無いから、口のタオルは外してあげましょう」
山岸看護婦が後頭部のベルトを緩めて、富田看護婦ががっちり咥え込んだタオルを巻き付けた革の猿轡を外した。
大きく息を「ふーーー」と深呼吸する仁美。
唾液でどろどろに成ったタオルを取り外す富田は、新しいタオル生地に取り替え始めている。
その作業を横目に安東女医が次の作業に入る為に、アナル用の指サックを人差し指に装着する。
直ぐにローションを塗ると、肛門の周りを優しく刺激を始める。
「うぅ、うぅ」直ぐに感じ始める仁美に「本郷さんの処女膜除去は今日しませんからね、上月専務を慕っているそうなので専務さんに聞いてからに成りますよ」
「うぅ、うぅ、せんむーーさんに。。。。。。」と言葉が途切れてしまうのは、指が肛門に吸込まれたからだ。
「あうーうぅ」
「どうしましか?痛いのですか?直腸の具合が少し悪い様ですね、その為便がスムーズに出なくて詰まって口臭の原因に成っていますね、もう少しスムーズに滑る様に道具を使って薬を塗り込みましょう」
「は、はい!お願いします」
初心なお嬢様で女子高校を卒業し立ての仁美に、君は便秘で口臭がすると医者に言われたら、早く治療をしなければ劇団員はおろか練習でもキスを出来ないと考える。
先日も同室の晴美に「何か変な臭い、ニンニク食べたっけ?」と言われて口を押さえた仁美。
事前に今日の準備を周到にしている上月達の策謀に填められた仁美。
「少し器具で広げるわね」そう言うと指を肛門から抜き取り、アナル拡張器を看護婦から受け取る。
シャーレーにローションを満たし、それを仁美の白い尻の側に持ち上げる富田看護師。
そこにアナル拡張器を浸けて滑りを良くする。
側では吉仲看護師が、もうひとつサイズの異なる三種類のアナルバイブを準備している。
小型のアナル用の細長いローターも台に載って次に使う様だ。
安東女医が拡張器を持って仁美の肛門に近づけると、横からローションを浸けた手で尻を左右に広げて挿入をし易くする堀田。
「力を抜いて下さいよ!」安東女医の言葉に肛門の筋肉を大きく動かして反応してしまう仁美。
アナル拡張器の先が入ると「あっ、いゃー」の声が漏れる。
そのまま滑り込ませるアナル拡張器は、そのまま奥に入ると「ああー、いゃーん、いたー」と言う。
初めて肛門から奥に入ってきた異物に戸惑うが、安東女医が直ぐに広げ始めたので痛みが走った。
しばらくして肛門に空洞が空き、ペンライトで照らして傷が無いかを確認して、これからの調教を始める事にした。
「予想した通りですね、直腸に小さな皮膚荒れの様な症状が見えますね、何度か治療が必要です!取り敢えず器具を使って治療を始めましょう」
「は、はい」首を後ろに向けて返事をする仁美。
細長いローターを右手に持つと、安東女医がアナル拡張器の中に挿入する。
「器具のスイッチを入れますよ!少し振動が有りますが我慢して下さい」
「は。。。。。い」肛門に風が入って変な気分の仁美は、媚薬の効果も残って半分は夢気分。
「ブーン」の音と同時に「カタカタ」とアナル拡張器にローターの振動が当たる音がすると「ああー、だめーーーですーーー」の声が漏れて尻を大きく動かそうとする。
慌てて看護師が白い尻を押さえて動きを止めるが「ああーーーーううー」首を大きく振って髪が乱れる程の反応を始めた。
「本郷さん!我慢出来ないの?」
顔の側に最上婦長が行って尋ねると「だめーなの、かんじちゃうーー」
「もう一度これを咥えてないと、これ以上の治療が出来ないわ?外に聞える程に成るから」
再び猿轡を目の前に見せると「いゃーゆる。。。。ああーーだめーーー」の大きな声が出てしまう。
安東女医がローターの出力を強くした影響だった。
「さあ口を開きなさい!声が大きくて外に聞えるわ」
ローターのスイッチを切って、アナル拡張器を緩め始める安東と呼吸を合わせたプレーだ。
「次の治療は奥の腸壁に薬を塗り込みますよ!先程よりも刺激が有ります!痛くは無いでしょう?」
安東女医に言われて小さく頷く仁美。
「ほら、今より大きな声を出されたら病院も困りますからね」
そう言われて口を開く仁美は、猿轡をされて興奮をしている自分が居る事を感じていた。
両手を固定され、身体を固定されて責められている様な事に興奮している姿を発見していたのだ。
口を小さく開くと「もっと大きく」そう言われて開くとタオル地の猿轡が口にねじ込まれた。
「うぅ」髪の毛の後頭部に強く縛り付けると「美人度が増すわね」と意味不明の事を言う最上婦長。
アナルで逝った
50-020
「監督!僕脚本書いていますけれど、この作品那智仁美が出演出来ない場合は、お蔵入りですか?」志水正次が撮影所で尋ねた。
「当然だろう!私はその作品を那智仁美以外で撮影する予定は無い」
「でもこの作品はSM的な要素が多すぎて、那智仁美が出演するには過激過ぎますよ!出演料を幾らとかの問題では無いと思いますが?」
「私は最近那智仁美がスペード組のトップに成れた理由が、美人以外の何かが隠されている様に思えて仕方が無いのだよ!先日舞台を見てきたのだけれど、美人というか可愛い意外に何かが有ると思う」
「何か?って何ですか?」
「あの子は完璧なマゾの資質が備わって居る様に見えたのだよ!初めてテレビで見た時に私が感じたのもそれだったのかも知れない」
「だから、この様な脚本を書けとおっしゃった?」
「その作品は日本の映画史の革命的作品だよ!SEXシーンも本物、責めも本物、一度失敗すれば二度と撮影出来ない剃毛シーン、男優は仰木晃を使う予定だ」
「仰木晃と那智仁美のSEXシーンですか?興奮しますね」
話しに載せられて再び興味を持つ志水だった。
抜き取られたアナル拡張器の跡の緩んだ肛門に間髪を入れずに、アナルパールを挿入し始める安東女医。
「うぅ、うぅ」猿轡の顔は新たに入って来たアナルパールの感触に反応を始める。
真珠色した玉が連なった物は振動も無いけれど、一粒単位で肛門に押し込まれるので、それはそれで変な快感が身体に走る。
「五個目」そう言って押し込むと「うぅ」と身体を大きく動かして反応をする仁美。
何を入れられているか判らないが、確実に感じるのはお尻からの刺激だ。
今日は胸もクリトリスも、膣も一切刺激を行なわない。
これは治療だと教え込ませて、アナルSEXが出来る様に仕込む予定だ。
この時代情報はテレビか雑誌なので、女子校の仁美がアナルSEXの知識が有る筈も無く、治療と教え込まれてこの日から度々治療と称して調教を受けてしまう。
元々マゾ気質の仁美に、この調教は苦痛から快楽への道に成るのだろうか?
「七個目」
「あぅ、うぅ」と声が出ているが、神経は肛門に集中している。
「これで終りよ!八個目」
「あぅ」
一個ずつ肛門から入れられて、窮屈に成ると今度はそれをゆっくりと動かし始める。
「あぅ、うぅ、あぅ、うぅ」目が虚ろに成って、神経を肛門に集中させている仁美が、徐々に感じているのがよく判った。
「直腸に刺激を与えて、改善しているのよ!もう少しで終わるわ、この後薬を塗り込むからね」
耳元で最上婦長に言われても半分は聞えて居ない。
しばらくして「終りよ!抜き取るわ」そう言うとゆっくりと抜き取られて再び感じる仁美。
「次は薬を塗り込みますよ!それで今日の治療は終りですよ」
緩んだ肛門に素早く細めのバイブを挿入してしまう安東女医。
簡単に入るといきなりスイッチを入れて振動を与えてしまう.
「ああーうぅーうぅー」大きく腰を振って、頭も大きく振り髪を乱して後ろを振り返り「あぅ、あぅーー」感じているのがよく判る状態に成る。
処女で逝かされる仁美は「ああーーああーー」と口走っているのがよく判るが、出力を上げると急に項垂れてしまって逝ってしまった事が確認された。
「今日の治療は終わったわ、次回また同じ様な治療が必要だわね」安東女医がそう言うと、口の猿轡を外されて、大きな息を吐いて初めてSEXで逝く事が教えられた仁美。
だが本人はSEXで逝ったとは思ってもいないのだ。
「少し歩き難いけれど、明日には慣れるわよ」
「待合に三浦さんが待っているわ、着替えて帰りなさい」
看護師二人に支えられて漸く手術台を降りて、衝立の処まで肩を借りてゆっくり歩く程、肛門付近が痛く成っていた。
「ありがとうございました」しばらくして着替えると、漸く御礼を言って待合室に向かった。
「どうしたの?仁美!」晴美が心配顔で側に来た。
「腸が悪くて治療をされたの、恥ずかしかったわ」
「お尻が痛いの?」
そう言われて恥ずかしそうに頷く。
車に乗ると「景山さんは、整形を受けて処女膜も除去されたみたいだわ」
「そうなの?」
「それから景山さんも浣腸されたらしいわよ!便秘だったらしいわ」
「私も浣腸されたわ、景山さんは単なる便秘なの?私は腸が悪いらしいわ」
「それは心配ね、大腸癌って病気に成ったら大変だから、徹底的に治しておくべきよ!」
「えー大腸癌!恐いわ」
三浦に脅かされて、一層恐くなる仁美は暗い一日に成っていた。
景山圭子と本郷仁美にはその日から、媚薬と次回の治療に合わせて便秘に成る薬が日にちを計算して与えられる事に成る。
四週間経過して景山圭子に病院から、その後の経過観察の呼び出しが届いた。
整形手術の効果を見たいと上月が呼び出したのだが、表向きは前田医師の呼び出しに成っていた。
圭子も自分のクリトリスが異常に感じる事の不安が有ったので、聞きたいが恥ずかしい気分の有ったのだ。
四週間の間、音楽ダンスの合同の勉強は行なわれたが、上月専務が海外に出張の為、特待生の授業は行なわれていなかった。
その間に仁美は生理に成り情報は晴美を通じて緑川に連絡されていたので、今回の指名が圭子に成ったのだ。
本当はそろそろ仁美の処女を頂きたい上月だったが機会を失った。
妊娠か?
50-021
「持神監督!三浦晴美って子捜したのですが、神戸音楽院の那智仁美の同級生にはその様な氏名は有りませんでしたよ」
「えー、どういう事なのだ?同級生の後藤さんに聞いたのに!」
探偵社の調査を依頼していた持神は、撮影所の近くの喫茶店で報告書を見ながら絶句していた。
「那智仁美と同部屋だった男役で、特待生と聞いたが?」
「でも卒業名簿を調べて貰ったので間違い無いと思いますよ」
「三浦晴美は卒業していないのか?入学の名簿を調べたのか?」
「一応同級生の名前を調べましたが、三浦晴美という名前は有りませんでした」
「じゃあ、卒業生は何名だ?」
「二十八名ですね!後藤澄子が病気で退学しています」
持神監督は探偵横田の説明に、唖然としてしまいこの後どの様に三浦を捜すのか?と暗礁に乗り上げた。
だがこの探偵社の報告が、益々那智仁美の出世の秘密が隠されているのでは?の疑問が増大したのも事実だ。
翌日再び後藤澄子に調査の結果を持って尋ねると「えー、三浦晴美さんが存在していないの?じゃあ景山圭子さんは?」
「景山圭子は卒業していると思う、卒業の人数は二十八人に成っているので後藤さんだけが退学で人数は合う」
「景山さんは特待生だったから劇団に入っていると思うけれど、トップには成れてないですよ!テレビとか本で見た記憶が無いですからね」
「芸名に変えて、その他大勢なら発見出来ないと思う」
「特待生がその他大勢?私も一度調べて見ますわ、それと三浦さんが存在していないのは変ですね」後藤も自分が話した事に責任を感じていた。
赤田の運転で景山が安東病院に向かうと、晴美が仁美に「景山さん今日も病院に行ったわ、整形の続きらしいわ、胸を大きくするのかな?」
「整形って高いのでしょう?」
「音楽院が認めれば無料でしてくれるらしいわ」
「えー、無料で整形して貰えるの?それなら景山さん綺麗に成っちゃうわね、スタイルがよく成れば顔は元々綺麗から鬼に金棒か?」
「上月専務を誘惑してしまうかも知れないわね」
「専務には私も相手にされないから、子供は嫌いなのよ!」
「好きだと言ったの?言ってないでしょう?」
「でも伝わっていたわ、安東先生が聞いていますとおっしゃったから、上月専務は承知の上で私に連絡が無いのは子供は嫌いなのよ」
仁美は初めて唇を奪われた上月を慕っている状況が変わらないと、晴美は再び緑川に伝えた。
病院に到着した圭子に安東女医は、便秘の具合と性器の状況を尋ねる。
圭子は恥ずかしそうに「今も便秘に成っています。それとあそこがもの凄く敏感に成って、ダンスの練習の時も困る時が有るのでナプキンを使用しています」
「そうですか?それは前田先生に診て貰いましょう」
「それともうひとつ生理が少し遅れています、これまでこの様な事は少なかったのですが?これも処女を失った影響でしょうか?」
「それも診てみましょう」
一ヶ月に一度の割合で、調教を進める予定では無かったが、今回は上月の出張が有ったのでこの様に成った。
仁美は先週から生理が始まってもう終わっていたが、上月は生理の女性を嫌うので今回は先延ばしに成った。
この後は二人が別々の日程に成る事は確実の様だ。
「検査着に着替えて、手術室に行きましょうか?」最上婦長に言われて、検査着を受け取る圭子。
意味の無い検査着に着替えさせるのも、羞恥心の増幅の為には着替えさせる事が重要だと上月の持論だった。
景山圭子には悪いのだが、所詮本郷仁美を調教する為の道具に過ぎないとの考えの上月。
だが安東女医は圭子の生理が遅れている事が気に成っていた。
前回上月が久々の処女を強姦出来た喜びに、中出しをしてしまった事だ。
昔も黒田瑞希を妊娠させてしまった上月、その事は瑞希に知られて無理難題を突きつけられた上月だった。
音楽院の時は知識も少ないので自由に遊べるが、劇団に入ると知る事も多く遊び難いので殆ど上手に別れる。
最近は中々好みの学生が来なかったが、今年は二人も入学してきたので二年間は遊べると思っている。
助かるのは二人共実家が旧家なので、もし露見しても娘と家の事を考えて隠すと考えられる。
衝立の向こうで着替えが終わると、短い検査着の裾を引っ張りながら出て来た。
五月の中旬を過ぎて寒くは無い気温だが検査着一枚だが、裾から風が入って寒く感じている圭子。
「胸はどの様な感じですか?ホルモンの影響が出て来ましたか?」
「はい、少し張った感じがします」
もし妊娠していたら今日のうちにラミナリアを挿入して、明日にでも堕胎手術を本人に判らない間に行なわなければ、悪阻でも始まって騒動に成ってからでは遅い。
瑞希の失敗を再び繰り返す事に成ると、最上婦長に妊娠の為の尿検査を行なう事を話す。
上月にはまだその事実を言えないが、今日の楽しみが無く成ると機嫌が悪くなるので未だ秘密で責めを始める。
「今日もホルモン注射をしましょう、少し痛いけれど頑張れるわね」
「。。。。。。。。。」
「本郷さんに負けたく無いのでしょう?」
「はい、私があの子に負けるなんて考えられません」と言うと自分から手術室に歩いて行く。
このライバル心を逆手に、二人を自由調教しようと考えるが妊娠は余分な出来事だった。
採尿
50-022
「私あれから治療に行っていないけれど、大丈夫なのかな?便秘にまた最近成っているのよ」
「緑川先生に相談してみたら?生徒の健康管理は総て緑川先生の管轄よ」
音楽の練習が終わって、仁美が晴美に相談をした。
休憩時間に緑川先生を訪ねる仁美。
何も無いのに、机から書類を取り出し「本郷さんの治療の経緯はここに届いているのよ!今度の治療は来週の日曜日に成っている、一度目の治療の効果を一ヶ月以上観察って書いて有るわ」
「景山さんは胸を大きくして、性器も整形した様だわ」
「噂は本当だったのですね、恐い事を平気でするのですね」
「トップの椅子は四つで、これから数年間の間に空席はひとつだけでしょうね?娘役の子は人気が有るしまだ若いわ、数年で引退するのは黒田瑞希さんだけでしょうね」
「えっ、人気が有るのに?」
「年齢が若い間にテレビ、映画に籍を移す方が良いからね、専務に各界から打診が来ているらしいわ、今値踏み中って感じよ、遅くても三年後ね」
「男役で退団の噂は二人程いらっしゃいますね!三浦さんにはチャンスですね」
そう言うと含み笑いをする緑川、来週の日曜日の診察と聞いて、前の診察の事が蘇って陰部が変な気分に成っていた仁美だった。
圭子は完全に全裸にされて、多目的手術台に仰向けに横たわっていた。
今、強烈に痛い注射を左胸に注射されて、放心状態に成っている。
直ぐに薬の効果が表われるが、既に両足は固定されて大きく開かれて、殆ど生え揃った陰毛が赤い豆を隠して見えていない。
「ここを綺麗にしてもらいましょうね」
「あっ、お願いし。。。。ま。。。。」陰毛を安東女医が触ると感じながら、夢の中に突入してしまった圭子。
そこに前田医師が来て「手術の跡が良く成っているか、調べてあげましょう」
「先生、その前にこの毛が邪魔でしょう?」
そう言うと既に上月がシェービングクリームを泡立てて、準備をしている。
「さあ、眠りなさい」タオルを顔に被せて視界を遮ると、直ぐに上月が股間にクリームを塗り始める。
「あっ、あっ」刷毛の感触と薬の入ったクリームが早速豆に刺激を与えて、圭子は愛液が流れ始めていた。
媚薬効果と前回の調教を身体が覚えているので、直ぐに反応をしたのだ。
それを見た上月の刷毛の動きは、前回と異なり荒い、綺麗に成った小陰唇を刷毛先で突き刺激をすると「ああーうぅ、うぅ」身体を動かして反応するが、両手両足はベルトで固定されて動かない。
「今日は豊胸マッサージをしましょう」前田医師が圭子の頭の所に来て伝える。
「は。。はい」タオルの中で返事をする圭子。
白くシェービングクリームを塗り終わった上月が、日本剃刀を持って下腹部から」ジョリ、ジョリ}と剃り始める。
「あっ、あっ」声が出る圭子の乳房に媚薬オイルが垂らされて、乳首から乳房に流れている。
その様子を見ながら下腹部を一気に「ジョリ、ジョリ」と剃り上げる上月は挿入したい気分に変わっている。
乳房マッサージの時に、挿入してやれば一層感じるだろうと想像しながら、剃刀は微妙な部分に移った。
「あっ、あっ」「あっ、あっ」「いゃーん、だめー!」と次々声が出てしまう圭子。
乳房のマッサージと同時に、上月の指がクリトリスの近くに皮膚を引っ張りながら剃り始めたから、両方で感じている。
看護婦の富田と堀田が左右に乳房をマッサージしているが、それ程刺激的な触り方をしていない。
大きく感じさせると動き過ぎて、身体が動き過ぎて剃刀で大事な部分を傷つけてはいけないと加減をしている。
剃り上がるクリトリスを横から見て「綺麗に成っているわね、勃起しているから大きいわ」前田医師が感じて勃起した圭子のクリトリスを見て、微笑みながら言った。
今度は綺麗にちょん切られた小陰唇の手術跡を注目してみている前田。
それを知っているので指を膣に少し入れながら、皮膚を引っ張って剃刀を動かすので「ああーだめーーかんじる」の言葉が小さな口から自然と出てしまう。
しばらくして「傷跡も判らない程綺麗に成ったわね」前田が覗き込んで言う。
剃刀を台の上に置くと、直ぐに股間を離れて衣服を脱ぎに行く上月。
「景山さん、先日の処女膜除去が上手に出来たか、道具を入れて調べて見ますね!もし痛かったらまだ残っている可能性が有るけれど、感じる様に成っていたら完全に大人の女性に成ったのよ」安東女医が適当な理屈を作って話すが、半分程しか理解されていない。
「ああー、ああー」声が変わり始める圭子は、二人の看護婦が乳房の揉み方を変えて、乳首から乳房を大きく揉み始めたのだ。
そこに下半身を脱ぎ捨てて上月が戻ってきて、隆起したペニスを早速濡れて愛液を流している膣口に持って行く。
直ぐに挿入を始めると横から「入りますよ、大丈夫ですか?」安東女医の言葉に会わせる様に、一気に挿入して腰に力を入れて勢いよく奥に入って行った。
「うぅ、あぅー」の声に乳首を指で強くねじる様にすると「ああーーああーーーーーーーー」の声が出て身体が伸びきる。
奥まで挿入が終わると、腰を大きく動かし始める上月の動きに合わせて「ああ、ああ、うぅ、うぅ」の声が小刻みに出て、先日処女を失った女性とは思えない反応の良さを示す。
「痛く無い?」
「ああーああーーいくーーいくわーいっちゃうーーー」
堀田が乳首を口に咥えて軽く噛むと、もう何をされているのか判らない。
「ああーああーーいくーーいくわー、いっちゃうーーー」
その声に動きを早くして、今日は上手にペニスを抜き取ると、白い圭子の腹に射精した。
ぐったりして、声が無く成った圭子の股間に今度は最上婦長が入って、緩んだ股間に指を入れて広げて尿道カテーテルを尿道に挿入する。
「い、いたー」の声が圭子から漏れたが、スムーズに挿入されて尿が管を流れて採尿された。
景山圭子の行方?
50-023
採尿が終わると股間に入って「クスコ!」と山岸看護婦に言う安東女医。
緩んだ膣に直ぐにクスコの先を挿入すると再び「うぅ、うぅ」と圭子が反応をする。
上月はシャワールームに消えて、安東女医は圭子が妊娠しているのでは?の疑問の検証を始めた。
クスコが膣に入ると、徐々に大きく広げて固定する。
ライトで膣内を覗き込むと、膣鏡という器具を使って異常がないのかをチェックして、膣の中に指を入れ、子宮の位置や大きさ、柔らかさ、出血の有無などを調べる安東女医は、首を振って圭子の妊娠の可能性が高いと判断した。
しばらくして最上婦長が戻ってきて「妊娠ですね」と耳打ちすると頷く安東女医。
「明日の準備をしましょう、専務に一応確認をして下さい」
最上婦長は頷くと上月の行ったシャワールームの方に向かうと、向こうから戻って来る上月に耳打ちをして伝えた。
「そうなのか?直ぐに処分して下さい」と速効で答える。
上月専務は妻と娘二人で、元々妻美貴は神戸歌劇の劇団員の美人、長女友美は来年親会社の神戸造船に就職が決まって、妹美香は今年から女子大に入学している。
自分の家族に三人も女性が居るのに、いとも簡単に堕胎を決める冷酷な上月だった。
確認が終わると安東女医は直ぐに明日の堕胎手術の準備に進む。
クスコで開いた膣にラミナリアを挿入して、子宮口を大きく広げて明日の手術が出来る状態にする。
しばらくして、検査着を持って来ると手足の束縛を外して「景山さん、明日も治療に来て下さい」バスタオルを圭子の身体に被せている時に、安東女医が言った。
「何処か悪いのですか?」
漸く落ち着いたのか、言葉も少し確かに成っている。
「前田先生が整形をもう少し進めましょうと言われているのよ!今日ホルモン注射からマッサージをしたでしょう、明日にでも大きくすると言われているのよ!抜群のスタイルに成るわね!景山さんがもう少しバストが大きく成ったら絶対に本郷さんに勝てるわね!」
本郷の名前を聞いて急に元気に成って「はい、明日もお願いします」と言って赤田と一緒に帰って行った。
後藤澄子は自分が神戸音楽院に在籍の時の資料を探し出し、持神監督に聞いた話から変な事だと思い始めた。
数日後資料の中から景山圭子が新潟の造り酒屋の娘だと思い出す。
仕事の休みに新潟地方の景山と云う酒蔵、酒の名前を調べたが景山と呼ばれる酒も無ければ酒蔵も存在していなかった。
神戸歌劇団の名簿を取り寄せて調べても、景山も圭子の名前も存在していない。
芸名に変えて、その他大勢の中に居たら判らないが、少なくとも特待生が卒業後その他大勢に成るとは考えられない。
自分が音楽院を退学して約五年、その間に何が起ったのだろう?
本郷仁美と関係が有った三浦晴美、景山圭子の存在が消えている。
三浦晴美は卒業もしていないのは?不思議に思うが、六十三歳の上月専務は今も絶大な力を持っている事はマスコミの報道でよく判る。
二人のどちらかの所在が判れば、この謎は解明されると持神監督に話すと「それなら景山さんで、新潟の酒蔵を探偵に捜させましょう」と興味を持った。
景山は母親の実家の名前で、圭子の祖父は歌劇団に入る事に反対だった。
父親の玄二郎はどうしても入学するのなら、家の名前を出さない様にしなさいと最後に折れて妻紗代の実家の名前で入学させたのだった。
赤松圭子が本当の名前で、その為捜しても酒蔵は発見出来ない。
赤松酒造は祖父源治、祖母喜代、父玄二郎、妻紗代、長男源太、次男治郎、長女圭子が家族構成に成っている。
持神監督がこの事実を知るのはもう少し後に成る。
翌日晴美が「景山さん、今日も病院に行く様だわ!同室の土屋さんが教えてくれたわ」
そう言って仁美に話した。
「私は一度だけだったけれど、彼女は多いわね!何処か悪いの?」
「違うらしいわ!土屋さんの話では、大人の女に成って胸が大きく成ってスタイルが良く成るのよ!って聞いたらしいわ、だから整形手術しているのだわ」
「私より胸を大きくしたいのね」
仁美はライバル景山圭子に自分が遅れてしまっていると焦りを感じ始めていた。
景山圭子は既に処女を失い、性器の手術も行なって今は豊胸に進んでいると聞いて、自分が上月専務に抱かれたいと口走った事を後悔していた。
一般的に豊胸にヒアルロン酸が使用されるのはもう少し後に成るが、ヒアルロン酸とは?
ヒアルロン酸は、1934年に米国コロンビア大学の教授らによって、牛の目の硝子体から初めて分離されました。そのため、硝子体のギリシャ語であるヒアロイド(Hyaloid)と、硝子体に含まれるウロン酸(Uronic acid)から、「ヒアルロン酸(Hyaluronic acid)」と命名されたのです。
仁美の不安とは全く異なる手術の為に病院に翌日も向かう圭子。
今夜はそのまま病院に入院させる段取りをしている安東女医、変に帰して何か体調に変化が起ると総てが露見してしまうからだ。
同じ様に全裸にして媚薬注射をして、乳房マッサージを行ないながら、全身麻酔で眠らせて堕胎手術を行なわなければ成らないと考えている。
「今日は痛い注射はしませんよ、身体全体の皮膚に張を持たせる薬を点滴で注入します、薬が効きすぎると眠たく成る場合が有りますので、もし眠ってしまった時は一泊して行って貰いますよ、病室は準備していますからね、気持ちが良く成って眠る女性が多いそうです」
「えー、あの痛い注射は無いのですか?良かったです!あの注射は痛いから嫌いでした」
笑顔で巻き付けていたバスタオルで前を隠して、手術台に上がって横に成る圭子。
「何処か昨日から気に成る事有りますか?」
「はい、下腹に膨満感が有ります」
「便は出ましたか?」
「はい、便秘には成っていません」
「それは良かったですね、それでは始めますね」
前田医師がやって来て安東女医と打ち合わせを始めて点滴の道具が横に準備されると、左手を横に伸ばして準備に入る堀田看護婦。
堕胎手術
50-024
点滴の針が圭子の腕に突き刺さるが、昨日の乳房への注射と異なって痛みが少ないので笑顔で堀田を見る余裕を見せる。
「じゃあ、タオルを乗せるわね」富田がいつもと同じ様に圭子の顔にタオルを被せて視界を遮る。
腕には媚薬が流れ込んで、圭子は身体が暑く成りいつもと同じだと感じ始める。
バスタオルが取り除かれると、両足をベルトで固定して手術台が上昇を始める。
しばらくして両足が大きく開かれ、無影灯に無毛の陰部が照らされる。
富田看護婦と堀田看護婦が左右から乳房を揉み始めると「あっ、あっ」と口走り幻想の世界に入って行く圭子。
「これはどうかな?」股間に入った安東女医が早く逝かせて手術に入ろうと、ローターを持っていきなり赤いクリトリスに刺激を与えた。
「ああーああーーかんじるーー」急に声が大きく成って身体が大きく動く。
「ゴムで縛って」指示をすると、吉仲看護婦と山岸看護婦が長いチューブの様なゴムで、圭子の腹を手術台と一体に縛り付けて動けない様に仕始めた。
「ああーーああーーだめーーいっちゃうーー」クリトリスへのローターの刺激は一気に圭子を逝かせてしまう。
乳首を刺激する二人と相応しての圭子の身体への刺激は「ああーだめーーかんじる」の言葉が絶えず続くと「だめーーだめーーいっちゃうーーー」の声を残して大きく力が抜けてしまった。
目で合図をすると、腕に今度は全身麻酔の液体が流れ始める。
乳房の刺激が終り耳元で「景山さん!気持ち良かったの?」と尋ねると「は。。。。。い」と答える。
しばらくして再び「景山さん」と呼びかけると「は。。。。。」と返事が有る。
「麻酔がまだ効いてないの?」安東女医がローターからクスコの大きな物を手に持ち待っている。
普段陰部を覗く時に使う物に比べて相当大きいクスコだ。
横のワゴンの上には、手術に使う道具が並んでいる。
先日まで処女の景山圭子がいきなり妊娠中絶の手術を受けるのは、普通では中々少ない事だ。
頸管拡張の数本の金属の道具、子宮口鉗子、子宮ゾンテ、胎盤鉗子、胎児や胎盤などの付属物を掻き出すスプーン状の器具が一杯並べられている。
子宮内の様子は見えないので、長年の勘の様な手術に成る。
大きく膣口を大型クスコで広げる事から始まるので、意識が残っていると痛くて耐えられない。
「この様な子の中絶は初めてだわ、専務が中出した時に洗浄をするべきだったわ」愚痴を言う安東女医。
「景山さん!景山圭子さん!」呼びかけるが「。。。。。。。。。」反応が無く成る圭子。
「先生!反応が無く成りました!」タオルを顔から取り去って堀田が言った。
安東女医が無毛の膣の皮膚を指で広げると、ローションに浸けていた大きなクスコの先をピンクの膣口に挿入を始める。
「普通ならこの様な大きな物を入れたら痛みで、悲鳴が出るのよね!でもここからもっと大きな赤ん坊が出るのだから不思議ね」独り言を呟きながら、押し込んで広げて固定した。
昨日挿入した通常は閉じている子宮の入口を海草で出来た棒状の器具を入れ、水分を吸わせることで自然に押し広げていたラミナリアを取り出した。
その後少し開いた子宮口を広げる為に、ラミナリアで多少広げた子宮の入口に、頸管拡張器を入れて更に開き始める準備に入った。
細い棒から徐々に太い棒に入れ替え少しずつ開いていった。
この様にして堕胎手術が始まったが、安東女医の表情が暗く成る。
手探りで見えない子宮を操作するので、この棒状の子宮ゾンテを子宮に入れて子宮の向きなどを探ると、その後胎盤鉗子で胎児、胎盤などの付属物をつかみ出すが胎児が小さい為巧く出来ずに、胎児や胎盤などの付属物を掻き出すスプーン状の器具で搔き出してしまった。
その結果圭子は妊娠が出来ない身体にされてしまったのだった。
結局手術の失敗で圭子は翌日も次の日も入院させられる事に成って、寮に戻ったのは三日後に成ってしまった。
安東女医の言い訳は景山さんの体調を完璧にする為に、一気に治療したので今後暫くは通院の必要は無く成りましたと言った。
上月専務には、景山圭子に避妊処置を行ないましたので、これからは中出しでも大丈夫ですと報告すると「本人が納得した訳では無いのだろう?私の為か?」と喜んだ。
安東女医が二ヶ月程度は過激なSEXは控えた方が良いとの言葉を付け加えた。
それを聞いた上月は「暫くは本郷仁美を解剖するか!」そう言って微笑んだ。
その仁美は木曜日から便秘に成り、病院に行く前に成ると何故便秘に成るのだろう?緊張しているから?それとも悪化しているの?と心配に成った。
晴美からの話しでは景山圭子が上月専務に好意を持たれて、関係を持ったのでは?と聞かされて内心穏やかでは無い仁美。
三日も寮に戻っていないのは上月専務と楽しんでいた?まで聞かされて不安が募った。
茂木の車に乗せられて安東病院に到着すると、病院に上月専務が来て待っていた。
「専務が本郷さんの体調を気にされて、来られたのですよ!未来のトップスターの健康状態が心配だそうですよ」
「えっ、心配させて済みません」恐縮してお辞儀をする仁美に「腸の調子が悪いと聞いたが、例の口臭の原因だったとは驚いたな」
いきなり口臭の話しを上月にされて、顔を真っ赤にして「すみません」と再びお辞儀をした。
キスの時に口臭で迷惑を。。。。そう考えると一層肩身が狭く成る。
「その後はどうなの?体調は?前回の治療で少し治ったでしょう?」
「はい、でも数日前から再び便秘に成っています」
「少し間隔を空けすぎたのかしら、もう少し前に治療すれば良かったわね、今日は専務に来て頂いたので状況を診て貰いましょう」
そう言われても上月が治療を見学するとは考えてもいなかった仁美。
「上月専務は医師の資格もお持ちなのですよ!」
「えー、おいしゃさん?」言葉が止ってしまう仁美。
自分の治療をする為に?と思った時「内科では有りませんよ」そう言って微笑む上月。
マゾ気質
50-025
仁美と遊ぶ為に新たに考えたのが偽医者作戦だった。
高校を卒業したお嬢様を騙すのは簡単な事で、白衣にマスクをすれば誰でも医者に変身出来るのだ。
「早速様子を診て治療を始めましょう、富田さん準備を手伝ってあげなさい」
診察室の扉を開いて、富田がバスタオルと検査着の包みを持って呼ぶと、衝立の奥の着替えの場所に連れて行く。
しばらくして検査着を着て腰にバスタオルを巻き付けて「お待たせしました」と衝立の向こうから表われた。
直ぐに上月の姿を捜すが、診察室には上月の姿を見なかったので安心する仁美。
「木曜から便秘なら、相当溜まっているわね、そこの診台に上がって四つん這いに成って下さい。浣腸をしますから自分でトイレに行って下さいね」
前回の手術台で拘束されての施術を半分期待していた仁美には、肩透かしの様な安東女医の言葉。
マゾの気質が自分の中を垣間見られている事を、この時は自覚していない。
診察室の隅に有る低い寝台の方に向かうと、ワゴンに載せて太い浣腸器が洗面器と一緒に運ばれて来て驚きの表情に成る仁美。
寝台に上がる事を躊躇う仁美に「どうしたの?早くして下さい、その後の治療も有りますから終わりませんよ」
「は、はい!でも。。。。。。」と言葉を詰まらせてワゴンの浣腸器に目を奪われている。
「あれ?浣腸器が気に成るの?この前のポンプが良かったの?」
尋ねていると「先生注射の準備が出来ました」堀田が大きめの注射器をスチールのトレイに載せて持って来た。
「早くそこに四つん這いに成って、この前の注射も準備出来たのよ!忘れていたわ、先日の血液検査で本郷さんは婦人科の具合が悪いかも知れないとの結果も出ているのですよ」
「えー、何処が悪いのですか?」
「子宮の状態が悪い様ですね、下腹が痛いとかは?」
「時々痛みます、それは便秘だと思っていました」真剣に尋ねる仁美。
「簡単な手術で治る場合が多い病気かも知れませんが、本郷さん処女ですからね。。。」意味ありげに言う安東女医。
「とにかく便を出してから、お腹の状況を診なければ判りませんね」
今日、上月専務が本郷仁美を強姦する段取りを作る為に、色々二重三重の嘘を話す安東女医。
今日調べてクリトリスが包茎なら、前田医師に切除もして貰う予定に成っている。
今日入院に成っても準備は整っているのだ。
「早く準備して下さい」急かされて寝台に上がると、堀田が直ぐに腰に巻き付けたバスタオルを外した。
四つん這いに成ると、後ろから白い尻と黒い陰毛が少し下の角度からは丸見え状態に成っている。
それを遠くからしゃがんで見ているのが上月専務だ。
「お腹が便秘で苦しいでしょう、早く治して便秘に成らない様にしなければ、口臭も無く成りません」看護婦が三人で仁美の身体を押さえる体勢で待っている。
「この注射はここにしますから、それ程痛く無いですよ」検査着を捲り上げながら尻を触った。
ゆっくりと効果が表われる様に尻肉に打たれる注射は、浣腸が終わる頃に効果が表われるが先日よりも強力な媚薬だった。
直ぐに消毒を終わると針を突き刺して「痛く無かったでしょう?」注射が終わって尻をマッサージする様にして安東女医が言った。
最上婦長が白い尻を持って左右に開いて、肛門を露出させる。
安東女医は直ぐにクリームを手袋の人差し指に浸けて、早速剝き出された仁美の肛門の周りを刺激し始めた。
「うぅ、うぅ」小さく声が出る仁美は先日の快感を思い出していた。
吉仲看護婦が浣腸器の先にクリームを塗り込んで準備を終わり待っている。
「気持ち良い?」
「は、はい」肛門を刺激されて正直に気持ちが良いと答えてしまう仁美。
「そろそろ浣腸をしましょうか?」マッサージを終わって浣腸器を吉仲から受け取ると、間髪を入れずに仁美の肛門に突き刺した。
「あぅ、うぅ」と声を出して顔を天井に向ける。
一斉に身体を押さえて動きを止める看護婦達「あぅ、うぅ、うぅ」注入が進むと苦しそうな声が続く。
既に横では吉仲が二本目の準備を終わっているが、後ろで見ていた上月が手で×のサインを送った。
仁美を苦しめてこの後のプレーに影響しては、自分の楽しみが消えると思った上月が二本目の注入を止めさせた。
「一本で終わりましょう!少し待ってトイレに行けば便が出るでしょう」そう言いながら、浣腸器を抜き取ると布を肛門にあてて押さえる。
「これを押さえなさい」仁美の手を持って布を押さえさせる。
ゆっくりと寝台を降りて、トイレに行こうとすると「もう少し我慢しなさい」と止めた。
そう言われてお尻を押さえて泣きそうな顔に成って、腰を屈めて「もう我慢出来ません」と口走ると腰を屈めた状態でトイレの方にゆっくりと歩いて行く。
その後ろ姿を不気味な笑顔で見送る安東女医。
そこに前田医師が入って来て「浣腸したの?」笑顔で仁美をトイレに見送った。
二人は揃って手術室に入って上月専務と相談を始める。
殆どの女性はクリトリス包茎だから、多分手術をする事に成る前提で段取りを話す三人。
しばらくしてトイレから戻ってくると、最上婦長が「すっきりしたの?」と尋ねる。
「はい、気分が良くなりました」と答える仁美。
「手術室に行きましょうか?治療の準備が整った様ですよ」
この前の様に直腸に薬を塗られて、振動を与えられて逝ってしまった事を思い出すと股間が濡れて来る。
最近では夜思い出してオナニーをしてしまう事も度々有ったので、これからの治療が待ち遠しい気持ちも有る。
今回は全く拘束されずに浣腸をされた事は、多少物足りない気分の仁美。
このマゾ気質を知っているのか?サドの上月は仁美をどの様に料理するか迷っていた。
仁美の本格調教①
50-026
新潟の酒蔵を捜していた後藤澄子が変わった名前の日本酒の銘柄を見つけた。
その名前は清酒「圭子」と命名されている。
製造元は新潟の赤松酒造株式会社と成っているので、早速連絡をして尋ねて見ると、赤松酒造の職員は「会長が孫娘さんの名前を付けられたのですよ!高級な純米大吟醸のお酒です」と売り込まれて一本購入する事にした。
澄子は自分が捜していた景山酒造は判らなかったが、清酒「圭子」を見つけて届いた翌日、持神監督の元に届けて酒好きの持神は「瓢箪から駒だね、有り難く頂くよ」そう言って喜んで持ち帰った。
翌日後藤澄子に「あの酒美味かったよ!私も買おうと思うよ」そう言って御礼を言った。
その後も歌劇団の人気は那智仁美を中心に、連日の様にマスコミに登場している。
特に昨年公開した演目が大当たりで、連日満席状態が続いている。
その中で那智仁美の映像を見る度に、持神監督は「この女優以外は考えられんな」と画面を見て口走っていた。
「トイレの後体調は?」安東女医に手術室に入ると訪ねられる。
「少し身体が火照る様な気がします」
「そう、今日は仰向けに寝て貰える」
「えっ、仰向けですか?」アナルの刺激を楽しみにしていた仁美には、予想外の言葉だ。
「先程少し説明したけれど、血液検査の結果も有るので総合的に診察します。子宮と性器とかが悪い場合は今後の劇団活動に影響が出ますからね!若い女性に子宮頸がんが多いのですよ」
「えー、癌」と驚きの表情に成る。
「ただ、本郷さんは経験が無いから、少し厄介ね!」
「は、はい!私も景山さんと同じ様に器具で。。。。。。」と言葉を濁して恥ずかしそうにする。
「とにかく身体の状態を診ましょう」
そう言われて手術台に上がる様に看護婦の堀田に急かされる。
仁美は血液検査の結果で言われた癌の事も気に成るので、覚悟を決めて手術台に上がった。
「本郷さん、ここに頭を置いて足を伸ばして仰向けに寝て下さい」
言われるまま横に成った仁美。
「両手を上に上げてここを握って下さい」と手術台に浸けられているパイプを握らせる。
直ぐにその手首に革のベルトを巻き付けて、手を拘束してしまった。
「動くと危ないでしょう」伸ばした足も両膝を持って、金具に載せて直ぐに革のベルトで二人の看護婦が手早く固定してしまう。
「眩しいし恥ずかしいでしょう?タオルを顔に掛けるわね」最上婦長が分厚いタオルを仁美の視界を遮った。
無影灯が点灯されて、手術台の後ろに三人が揃って表われた。
安東女医、前田医師、そして白衣を着た上月専務。
「今から本郷さんの腸の治療と、性器及び子宮の状態の検査を始めます。景山さんの様に成らない為に専務に無理をお願いしてきて頂いたのよ」
「えーそれは?どう言う意味ですか?」急に上月専務を紹介されて驚く仁美。
「医師の資格が有るとお話しましたでしょう?整形医の資格をお持ちなのですよ!本郷さんの性器の状態を診て貰います。貴女の希望も叶うでしょう?」
「そんな事、恥ずかしい。。。。。」と頭を動かすがタオルが仁美の視界を遮って、上月の姿を捜すと同時に黒の多目的手術台が上昇を始める。
「聴診器で一応心音を聴いておきましょうか?婦長本郷さんの胸を開いて下さい」
検査着の前の紐を緩める最上婦長、横には上月と安東女医が来て、検査着の胸が開かれるのを待っている。
直ぐに白いDカップの胸が無影灯の光に照らし出されて、上月は直ぐにでも吸い付きたい気分に成っている。
目の前に居る安東女医が聴診器を、その白い肌で少し盛り上がった乳房の下に聴診器をあてる。
横から躊躇わず左の乳房をゆっくりと揉み上げる様に掴む上月。
「うぅ」タオルから出ている小さな唇から声が漏れる。
「少し張りが有りますね、生理は終わっていますか?」
上月の手の動きに合わせて適当に喋ると「は、はい」と答える仁美。
身体には媚薬が巡り感度が良く成って、乳房も少しの刺激で乳首が隆起している。
しばらく聴診器で胸を移動させると「治療には大丈夫な様です、始めましょう」
「足が動きますよ」の言葉と同時に両足が左右に開いて行くと、検査着が左右に流れて陰部が総て露出されて止った。
この状態でもう少し腰を上げると、直ぐに肛門の治療も出来る状態に成る。
長い陰毛で多いので、クリトリスが見えない。
股間に入った安東女医が、その陰毛を触ると「あっ、あっ」と反応が有る。
「予想通りだわ、クリトリスが包茎ですね!それで臭いがするのだわ」安東女医が言うと「えー、病気?臭いがするのですか?」慌てた様に言う仁美。
「女性も男性と一緒で、クリトリスが包茎の場合にここに垢が溜まって臭い、病気に成る事が有るのよ」
「ひーー」クリトリスを触られて声が出てしまった仁美。
「景山さんも同じで、先日上月専務の手で手術したのよ」
「それで、お休みされたのですね!上月専務が。。。。圭子さんの。。。。」
「先日の腸の検査の時に臭いがしたので、今日お願いしたのよ!この手術は簡単で半時間程度なので一番最後にしましょう」
性器が臭いと言われた事は仁美には大きなショックで、その手術を上月専務の手でされる恥ずかしさは計り知れない。
だがライバルの景山圭子もして貰ったのなら、自分も。。。と半分は考える。
「それでは先に腸の治療を始めますよ!腰が上に上がりますので驚かない様にね」
そう言うと多目的手術台が腰の部分から上昇を始めて、信じられない姿で停止した。
仁美の目が見えていたら、とても耐えられない姿に成っている。
カメラがこの様子を総て撮影して、上月は保存して何かの場合に決め手として使用するのだ。
所謂口止め用の切り札なのだ。
本人が少し変だと思い始めた時には身体が覚えてしまって、逃れられない状況に成るのがこれまでの経緯だった。
黒田瑞希の場合も同じで、トップスターには成っているが上月には逆らえない。
もう直ぐ退団の話しもちらほら進んでいる。
芸能界にデビューすれば尚更、この様な痴態画が世間に出ると終りなので、益々歌劇団時代の事には口を閉ざしてしまうのだ。
仁美の本格調教②
50-027
「あっ、あっ」声が出始める仁美の肛門の周りはクリームを塗り込んだ指が、ゆっくりと刺激を始めた。
吉仲看護婦がガラスの注射器を二本持って来て、手術台の横に置いた。
肛門用と膣用の薬が既に入って居る様だ。
その後二つのワゴンに載せて、色々な道具が運ばれて来る。
一つは上月が使う剃毛用の道具が色々、シェービングカップ、刷毛、日本剃刀、T字剃刀、ハサミ、電気バリカン、手動バリカン、タオル、洗面器等々上月が楽しむ為の道具が揃っていた。
もう一つのワゴンには、アナルパール、アナルバイブ、アナル拡張器、ローター、小型の電気マッサージ器が珍しく置いて在る。
クスコが二種類でもう一つは先日圭子の手術で使った大きな物で、処女の仁美に使うのか?不思議に思う上月。
それ以外にバイブが数種類、その横には見かけない小さな物が一緒に置かれている。
処女の仁美にこの様な道具を使って、大丈夫なのか?心配顔に成るがサドの上月には反面楽しみでも有る。
「あっ、あっ」と声が続けて出ると「そろそろ薬を注入しましょう、前回の物と異なって身体が暑いと言うか、少し直腸が温かく成りますが、薬が効果を表わしているのですよ」
「は、はい」
安東女医がガラスの注射器を持って、直ぐに肛門に突き刺す「うぅ」の声と同時にガラスの管が肛門に入って行く。
ポンプを押すと直ぐに直腸に媚薬が注入された。
「本郷さん!子宮の診断の為に痛く無い様に、膣にも薬を注入しておきます、同じ様に暑く成って痺れた様に成りますが辛抱して下さいね」
「あっ、いゃー、そこは」言葉が漏れて安東女医が準備している時、最上婦長が陰毛をかき分けて小陰唇を左右に開いたからだ。
「痛くは無いですよ、安心して下さい」そう言いながら、最上婦長が開いて待つピンクの肉片に注射器の先を差し込む。
「あぅ、うぅうぅ」
「どうしました?痛く無いでしょう?」
生まれて初めて侵入して来た異物に驚く様に声が出てしまう仁美。
少し差し込むとポンプを押して薬の注入が始まる。
「あっ、あっ」液体の感触に声が出るが、痛みより変な感覚に声が出ていると微笑む安東女医。
この薬が効果を表わせば、抜群な感度の良い状態に成って陰毛一本引っ張られても敏感に感じてしまう薬だ。
上月の楽しみで仁美の反応が良く成り、今後も上月の趣味を喜んで受ける様に成る事を期待しての薬の注入だった。
肛門から注入された薬は、アナルがより敏感に成る薬で、仁美は前と後ろに強烈な薬を注入されて調教の開始を待つ体勢が整った。
「変化が有りますか?」
「は、はいお尻の中が暑いです」
「薬効いてきましたね、少し薬を腸に塗り込みましょう」
「はい、お願いします」
「先日よりも効果の有る薬ですから、刺激が強いかも知れませんが頑張って下さい」
再び肛門の周りを指で刺激を始めると「あっ、あっ」直ぐに反応が有ると、安東女医が今度は指を肛門に挿入する。
「ああーうぅ」の声。
指を動かすと「ああー、うぅ、ああーああー」と声が激しく出て、感じている事がよく判る。
「恥ずかしく無いのよ、声が出るのが普通の女性なのよ」耳元で最上婦長が囁く様に言った。
「ああーうぅ、ああーーああー」
「この治療で声が出ない女性は不感症だわ」
しばらくして指を抜き取ると、アナルバイブにローションを塗り込んで上月が交代で待っている。
安東女医が指を抜き取ると同時に、細いアナルバイブを押し込む。
「あぅ、うぅ」急に元気良く挿入されたバイブに驚くが、指では届かない部分に入って電源を入れられて「ああーーだめーーーああーああーー」大きな声を発して身体を動かそうとするが、全く動く事は出来ない。
「ああーああーーいくーーいくわーいっちゃうーーー」の声が始めると、上月は額に汗をだしながらアナルバイブを浅く、深く変化させて刺激を与える。
「ああーああーーいくーーいくわーだめーーー」の声が大きく成って、急に声が消えた。
腰の部分を下に降ろす前にアナルパールを挿入して、固定をする為にバイブを抜き取ると安東女医が挿入を始める。
上月が挿入したら、このアナルパールとペニスの相乗効果で何度も逝くだろうとの企みだ。
少し小さめのアナルパールは抜き取られたバイブよりも細いので、スムーズに入ってしまった。
今は異物が感じられるだけだが、上月のペニスが挿入された時に効力を発揮する。
アナルパールを入れられた状態で、腰が降ろされて両足を大きく広げた下半身がライトに照らされて動きを止めた。
「上月専務それではお願いします」
「専務に見られているの?恥ずかしい」
「これから手術の準備の為にこの邪魔な物を綺麗にして貰いなさい」そう言って陰毛を触る。
「あっ!えー専務さんに!」上月専務にその様な事をされると思うだけで、恥ずかしい気持ちが一杯に成る仁美。
「私に任せなさい、綺麗に治してあげるからね」股間に入った上月が優しく言った。
「専務さんに見られると恥ずかしい!」
「あっ、いゃー、見ないで!」陰毛を撫でられて溢れ出る言葉。
「私に抱いて欲しいって聞いたけれど、嘘なのか?性器の匂う女は難しいぞ!早く綺麗に手術をして大人の女性に成りなさい。演技にも磨きがかかる」
「。。。。。。。」
「本当に少し匂うな!」そう言って多い陰毛を撫でる。
「いゃーーやめてーー恥ずかしい!」
嘘を言われても判らないので、匂うと言う言葉は恥ずかしい気持ちで一杯に成り、他の事は考えられなく成っていた。
仁美の本格調教③
50-028
「恥ずかしがらずに私に任せなさい、臭いの原因を総て取り除いて完璧な女性にしてあげます。安心して任せなさい」
「は、はい!よろしくお願いします」股を大きく開いて曝け出している状態で、匂うと言われたらもう任せるしか術が無い。
半分は諦めも入ってお願いしてしまう仁美。
「臭いの原因を専務が手術するのに、邪魔なこの陰毛を総て剃り上げてしまいますが良いですね」横から最上婦長が言う。
最上婦長が綺麗にすると思っている仁美。
肛門にはアナルパールが入っているので、腰を動かす度に刺激が伝わる変な感じだ。
身体は媚薬で火照り、頭は少しぼやーっとしている。
下半身は、異常に風が股間に当たるだけでも感じているのが判る。
「本郷さんのここの毛長いし多いわね、取り敢えずバリカンで刈るわね」
「えー、バリカン?」
「そうよ、どちらが良いかな?手動?電動?」最上婦長が尋ねると、仁美の白いお腹に電動バリカンを置いて、スイッチを入れる。
「きゃー」
「これが電動バリカン、次が手動よ、好みはどっち?」
「。。。。。。。。。。」答えない仁美。
焦らして遊ぶ上月は充分辱めてから、ゆっくり剃り上げて感じさせて濡らせば、SEXまでに盛り上がると勝手に思っている。
今度は「ぎーぎー」と音が聞えて、冷たいバリカンの腹を同じく仁美の陰毛の一番臍に近い部分に刃先を入れている。
上月に手元には集音マイクが付けられて、手術室内に大きな音で聞えている。
仁美の羞恥心を倍増しようと考えられた趣向だ。
「あっ、これは?」陰毛が引っ張られる様に少し刈り取られて、白いお腹に黒い陰毛が落ちて無影灯に照らされている。
「どちらにする?」意地悪な質問をする最上婦長。
「。。。。。。。。」
「答えなければ好きな様に今から陰毛の処理をしますが、薬の作用で異常に成るかも知れませんが心配は要りませんよ」
「は、い、お、ね、が、い、し、ま、す」口を開く仁美。
大きく足を広げ濃い陰毛を曝け出して、無影灯の光が白い身体を照らしている。
「少し短く揃えましょう」ハサミを右手に上月が陰毛を左手で摘まむと「ジョキ、ジョキ」と切り始める。
「あっ、あっ」急に陰毛を引っ張られて声を出す仁美。
上月は下腹部の陰毛を二度程引っ張って切ると、今度は大胆に左右の大陰唇の陰毛も指で引っ張って「ジョキ、ジョキ」と切り揃える。
「あっ、あっ、いゃーん、だめー」小さな声で口走るが、上月はここも二三度ハサミを入れて切り取る。
その陰毛は総て白い仁美のお腹の上に並べた。
今度は短く成った陰毛を見ながら、シェービングカップでクリームを泡立てて準備をしている看護婦。
身体には陰部を敏感にする程の媚薬が隅々に充満しているだろう?さあ大きな声で喘げ、と不気味な笑みの上月。
吉仲看護婦に泡立てたシェービングカップと刷毛を手渡されると、クリームをたっぷりと浸けて仁美の下腹部に落とした。
「あっ、あっ、あっ」と言う声と同時に上月の刷毛は、大きく動いて一気に下腹部の黒い陰毛を白く染めてしまう。
「ここは感じる場所では無いわね、でも次は感じるわよ」最上婦長がそう言って再びクリームを浸けた刷毛がクリトリスを撫でると「ああー、ああーいゃーん!だめ、だめよ!かんじちゃう」と腰を大きく動かして反応をする。
「本郷さんのここの毛は多くて堅いから、蒸らしてから処理しなければ肌が荒れるのよ」
クリームが陰部に流れて、感じる部分が白く成った。
「ああーーいゃーん、だめーーだめーかんじちゃうーー」と急に大きな声を出す。
再びクリームを刷毛に浸けると、クリトリスを突く様に刷毛の先で刺激をすると「ああーーだめーーーああーーやめてーーーそんなことーーーー」大きく腰を動かしている。
「塗れたわ、蒸しタオルを当てるけれど少し熱くても我慢してね、直ぐに気持ちよく成るからね」
言葉は最上婦長で実際は上月が総て行なっているが、元々音楽家なので男性の様なごつごつした指先では無いので、仁美は婦長だと信じ切っている。
蒸しタオルを手に持って、熱そうにして広げて温度を測りながら、白く塗りつぶされた陰部に持って行と被せる。
「あっ、あつい!」の声が大きく漏れると「直ぐに慣れるわ」の声と同時に指で押しつける上月。
「あぅ、あぅ、うぅうぅ」上月の指が仁美の割れ目に沿って、擦る様に動くと「ああーーいゃーいゃーん、だめー!」指で完全に膣口を刺激されている状態に、感度が最大に成っている仁美はもう声を止められない。
「ああーーだめーーーああーああーー」
しばらく遊ぶと「もう蒸らされたかな?」婦長がそう言うと、タオルを陰部から取り除く。
赤い肉片が縮れた黒い陰毛を咥え込んで、上月には涎が出そうな絵面に成っている。
「もう一度クリームを塗りますね」
再びクリームを浸けた刷毛が、蒸された陰毛を白く塗りつぶして、面白そうに再び刷毛がクリトリスを刺激すると「ああーー、いゃーーー、だめーーいゃーん」仁美の小さな口から自然と声が漏れると、面白そうに再びクリームを刷毛に浸けて、クリトリスを刷毛先で突いて捏ね回すと「ああーーーだめーーー、いゃーーや、め、てーー」
刷毛で遊び続ける上月に、完全に狂わされてしまう仁美は、剃毛プレーは感じると自覚し始めていた。
不気味な笑みを見せながら「さあ、そろそろ剃ってあげるわ、感じる様に丁寧にね」最上婦長が言うと、上月が微笑みながら日本剃刀を下腹部に置くと手で腹の皮膚を押さえて「ジョリ、ジョリ」と剃り始めると「あっ!あっ」大きな声が出る。
仁美は名器
50-029
仁美は自分の剃られている音が聞えるので、一層の恥ずかしさと剃刀の動きに敏感に成っている。
しばらく「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」と剃り上げられた下腹部は、青みがかった剃り跡を露呈して、いつの間にか膣の廻りに塗りつけていたシェービングクリームも、溶けた雪の様に跡形も無く成って、再び黒い陰毛が性器の廻りに残って居る。
再び刷毛がクリームを浸けて、今度はクリトリスから大陰唇の皮膚を撫でる。
「ああーーだめーーーああーああーーかんじちゃうーー」の声にも手を止めずに塗り付ける上月。
剃刀を持って、クリトリスの近くを指で皮膚を伸ばしながら「ジョリ、ジョリ」と剃り始めると「ああーーああー、だめ、だめーいゃーん、か、ん、じ。。。。うぅ」小さく口を開き、嗚咽と同時に素直な言葉を吐く仁美。
「ジョリ、ジョリ」と剃る音と「ああーーだめーーいゃー」の声が交互に連続で聞える。
仁美が絶えず頭を仰け反らせいるのがタオルの動きで判り、パイプを持つ手に力が入って、仁美の上に向いているつま先が伸びて力が入っている姿に興奮する。
クリトリスを指で刺激しながら「ジョリ、ジョリ」と膣の上まで綺麗に剃り上げて「ああー、だめー、かんじるーー」の声を聞きながら、剃り跡が若干青く感じる肌にクリトリスが光って露出した。
今度は小陰唇の皮膚を大きく引っ張って「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」の刺激に「ああーーーもう、、、ゆるしてーや、め、てーーいっちぅーー」の声が手術室に大きく響き渡る。
「刺激が強くて、逝きそうなのね」納得した様に安東女医が言った。
上月の指が膣口に入り、皮膚を引っ張って剃ると綺麗に「ジョリ、ジョリ」と剃り上げられてしまった。
タオルを手に持つと、剃り上がった部分を綺麗に拭き取り始める上月。
その拭き取りの最中も、小陰唇を引っ張ってピンクの肉片までタオルが入る。
その綺麗に成った膣を左右に開いて、息を吹きかける上月の仕草に、もう仁美は理性を完全に失って「犯して!抱いてーーいれてーーー」と言い出し、処女の恥ずかしさは消し飛んで雌の本能に変わっている。
「上月専務にお願いするの?」
「は、はい、今見ているのでしょう?駄目になっちゃったの!私を奪って下さい、道具はいやーーーー」もう我慢が出来ない状態の仁美。
手術室で束縛されて犯される快感に、身体が完全に酔い始めている。
「そうか!手術の前に私が犯してやろう、良いのだな!」
「は、はい!犯して!」見えないタオルの中でどの様な顔で喋っているのか?興味は有るが敢えて見る事は出来ない上月。
股間に顔を落とすといきなり小陰唇の皮膚を左右に広げて、長い舌を出すとべろりと舐めた。
「ひぃーーーーーー」急に舌が膣口を舐めて大きな声を出してしまった仁美。
その行為を皮切りに、クリトリスまで舌が這う様に動くと「ああーーだめーーーああーああーーかんじちゃうーせんむさんーー」
富田と山岸の二人の看護婦が今度は胸を大きく開いて、乳房を揉み始める。
「ああーーだめーーーああーああーー」「ああーーだめーーーああーああーー」三人が同時に乳房と膣、クリトリスを舐め始めると、もう仁美の身体は蕩けた様に成ってしまい膣口から愛液が流れ出る。
その愛液を吸い取る様に音を立てて「ちゅーちゅー」と上月が再び舐める。
「ああーああーーいくーーいくわーいっちゃうーー」の声が出ると、急に顔を離して寸止め状態を作り焦らせる。
股間を離れてズボンを脱ぎ始める上月に、安東女医が「景山さんの様に成らない様にして下さいね」と小声で注意をした。
頷くと「今後は気兼ねなく出来る様にしますから、今日は注意を!」そう言って微笑んだ。
トランクスを脱ぎ捨てると、既に勃起して今にも噴火する勢いのペニスを右手で持って、股間に戻る。
二人の看護婦に乳房を揉まれて、吸われて絶えず嗚咽が続く仁美。
手術台が下げられて、丁度上月の高さに調整されているが、全く気づかない仁美。
無影灯は綺麗に剃り上げられて、青白く光る陰部を照らしている。
初めてのSEXをこの様な形で行なう事に対しての抵抗も無く、早くペニスを挿入して欲しい膣口からは絶えず光る滴が流れ出ている。
アナルにアナルパールが入れられた状態で、ペニスを挿入されるとどの様な衝撃が伝わるのか?想像をしている安東女医も固唾を飲んで見守っている。
その時、顔に被せられていたタオルが取り除かれて、上月の指が膣口を弄り「ああーいゃーん、見ちゃいやーー」自分の顔が見られる事に驚いた時に、ペニスが膣口に入れられて「あぅ、せんむーやさしくーーいれてーー」の声と同時に進入する上月のペニスに、目を閉じて「ああーーだめーーーああーああーーいたーいたーいたいーやさしーーーーーだめーーいたいーーー」
「うぅ、、これはーー狭すぎる」の声に顔色が変わっている上月。
「ああーーいた、いたいーー」の声を聞きながら、無理矢理押し込もうとする上月も「あぅ、うぅ」声が出てそのままの状態で仁美の腹に顔を埋める。
「専務!どうされたのですか?」安東女医が早い射精?中出し?と直ぐ後ろに駆け寄った。
「大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫だ!この子締まりが良すぎて、アナルパールで一層狭いので、直ぐに終わってしまったよ」そう言いながら漸く仁美の身体から離れた。
仁美の股間から白い精液と赤い血液が混ざった物が、流れ出て中出しをしてしまった事を物語っている。
放心状態の仁美の顔に再びタオルを被せて、直ぐに膣洗浄の準備に取りかかる安東女医。
景山圭子と同じ様に妊娠をしたら大変だから急いでいる。
肛門に入っているアナルパールを直ぐに抜き取ると、クスコを挿入して膣口を広げる。
「うぅ、うぅ、いた、いたー」放心状態に成っていた仁美が、クスコの侵入で目覚めた様だ。
直ぐに洗浄が始まって「あっ、うぅ、うぅ」再び感じ始める声を出す仁美。
水が陰部全体を洗い落としているのだが、水滴に感じてしまう程、性器が敏感に成っている。
「麻酔を準備して!リングを挿入してしまいましょう、危険だわ」
仁美の子宮にリングを挿入して妊娠を防ぐのだ。
「その後、包茎手術もするので、一時間程ね」
洗浄が終わると、麻酔の注射針が仁美の敏感なクリトリスから膣の部分に突き刺さる。
「ぎゃーーいたいーーーーーー」の声が響き渡るが、二箇所目三箇所目には麻酔が効いて痛みを訴えなく成った。
クリトリス包茎とは?
50-030
局部麻酔で始まると「この子は名器かも知れないわね、狭いし膣内に突起が多いわ、麻酔が効いていなければ今も痛いでしょうね」安東女医がリングを挿入して言う。
完全に不妊に成る訳では無いが、確率は大きく減少して今後上月が中出ししても妊娠を防げると思う安東女医。
軽いクロロホルムがタオルの上から噴射されて、軽い眠りの中で安東女医の作業は進んだ。
しばらくしてシャワールームから戻った上月が「この子名器だろう?数の子天井とか云う膣では無いのか?」そう言って覗き込む。
「専務掘り出し物に当たった様ですわ!名器です!肛門にアナルパールを入れていたので、締め付けが有り、パールの突起が専務のペニスを締め付けたのですよ!今後は同時には辞めた方が良いですね」そう言って微笑み、リングの挿入が終わる。
この作業で少し破れた処女膜が完全に取り払われて、股間から赤い物が流れ出ていた。
前田医師が股間に入って「専務どの様にしましょう?全出?それとも少し出します?」
そう言って尋ねる。
「景山君はビラビラも大きいので、あの方法しか無かったですが、この子はどの様にでもできますよ」
クリトリス包茎手術
クリトリス包皮は、クリトリス亀頭から体部にかけて存在します。
実際に包茎の手術として切除するのは、亀頭の部分です。
また、小陰唇にかけての脚という部分が、 小陰唇にかかっているような人は、 小陰唇にかけての包皮も切除して形を整えます。
この手術をする事により、 形態としても感覚としても良くなります。
さらに、恥垢も溜まりづらくなり、清潔も保ちやすくなります。
デザインでは、完全にクリトリス亀頭を 露出させるデザインと、部分的に露出するデザインが あります。
患者さん一人一人の希望にあわせて デザインしますが、どのくらいの切除量が 良いか分からないかたの場合は、 平均的な切除量の目安として、クリトリス亀頭の 1/3から2/3が露出する程度とします。
陰核亀頭をどのくらい露出させるかを念頭に置いてデザインをします。
クリトリス亀頭の海綿体や血管を傷つけない様に配慮しながら 愛護的に包皮を切除し、出血した場合は、完全に止血をします。
クリトリス脚部が発達しているかたは、 小陰唇の方に向かって脚の皮膚が伸びている事があり、 その場合はその部分も処理して、 自然な仕上がりになるような配慮をします。
完全に止血を確認した後に、縫合をします。
包皮の縫合でクリトリス包皮は、切開すると すぐに内巻きに巻き込んでしまう性質を持ちます。
そのまま縫ってしまうと、皮膚の表面同士がくっつく様になります。
きちんと生傷同士がくっつく様に縫わないと 綺麗な治癒になりません。
また糸の痕がつかない様に、極細の糸で縫合します。
縫合が終わったら、軟膏をつけてガーゼで保護します。
全ての操作は無痛麻酔により完全無痛で行うことができます。
「完全露出にすると慣れるまで、歩く時でも感じる様に成るのだろう?」
「景山さんは三分の一にしましたが、この子は三分の二程出しましょうか?専務の理想の女性に仕上げる為には、いつも湿っている状態が良いでしょう?」そう言って微笑む前田。
「そうだな、それでやってくれ!明日から歩いても感じるだろう?」
上月は微笑みながら、前田のメスがクリトリスの皮膚を切り裂く様子を凝視していた。
しばらくして三分の二の赤い豆が皮膚から出されて、クリトリス包茎の手術が僅かの時間で終わった。
検査着の前を整えると、顔の上からタオルを取り除くと、しばらくして目を開いたのを見届けると安東女医が「終わったわよ!初体験も望通り手術も専務がして下さったわ、今度会ったら御礼を言わなくてはね」
「は、はい!専務は?」
「お仕事で帰られましたよ」
そう言われて起き上がって、手術室内を見廻すが上月の姿が見えないので、寂しそうな顔をしながら台から降りる仁美。
翌日は寮で休養の指示が緑川から出されて、仁美はレッスンを総て休む事になる。
勿論股間が痛くて、ダンスをする事は出来なかった。
景山圭子は仁美が休んだ日からレッスンに戻ったので、丁度二人は入れ違いに休養を取った事に成る。
二人共クリトリス包茎の手術を受け、圭子は堕胎手術の失敗から不妊症に、仁美は身体に本人が知らない間にリングを挿入されて同じく妊娠出来ない身体に成っていた。
そんな時、後藤澄子がダンスのレッスン中に怪我をして、病院に運ばれた。
約一ヶ月の入院後、神戸音楽院を退学すると自分から言い別の道に進んだのだ。
後藤澄子が二人の事を知っているのは、この時まででその後の事は知る事は無かった。
上月は手術の後二ヶ月間は、三人を対象のレッスンを行ない、一切身体に興味を示さない普通の特訓を行なう。
それは劇団が秋に初の海外公演を行なうので、遊ぶ時間が無く成ったのが最大の理由だ。
緑川は二人の監視を三浦晴美にさせて、上月の要求にいつでも応えられる準備に余念が無い。
過去には上月の特待生に対するレッスンは秋から個別指導に変わって、徹底的にSEXとSM調教を教え込んだ。
今回仁美を近づけないのは、焦らして仁美の自分に対する気持ちと、からだの要求がどれ程アップしているかを測る為だった。
特に仁美はクリトリスを剝かれてからどの様に変わったのかに、興味を持っていた。
晴美は仁美の行動に目を光らせて、緑川に報告をする。
「本郷さんは最近オナニーをしている様です、特にシャワーの飛沫をクリトリスに当てる時が多いそうです」
「そうか、剝かれた事に慣れて感じ始めた様だな」上月は報告を聞いて喜ぶ。
「陰毛は元の状態に戻ったか?自分で処理をしている事は無いか?」
「それは無い様です」
「私に対して、本郷は何か言ってないか?」
「はい、何も三浦からは聞いていません」
予想が外れたのか?と思う上月は劇団の海外公演が終わるのを心待ちにした。
黒幕
50-031
「持神監督!面白い事が判りましたよ」探偵の横田が二週間後にスタジオに笑顔で飛込んで来た。
「何が面白いのだ!」持神が志水と一緒に、横田の話を聞く為に仕事の手を止めた。
大道具の片隅に小さな休憩場所が在り、そこに三人は座った。
「判らなかった三浦晴美ですがね、三年前の神戸音楽院の卒業名簿に名前が有ったのです」
「それって?」「何故?」持神と志水が声を揃えて言う。
「変でしょう?一度卒業した生徒が一年後再び入学しているのですよ!」
「でも卒業はしていないのだろう?どういう事?」
「出来が悪くて二度勉強させられた?」志水が言うと「それなら卒業できないだろう?」持神が笑う。
「優秀な学生ですよ!後藤さんの話だと特待生に成っているのでしょう?」
「益々変だな!その三浦晴美って子の出身は何処だ」
「調べて来ましたよ!山口県下関ですが連絡しても、家族の話しでは何処に晴美が行ったのか判らない様です」
「私が一度調べて来る、住所を教えて下さい」
「費用を頂けば私が調べて来ますが?」横田が言うと「横田さんにはもう一人の景山圭子のその後を調べて下さい」
「何か変な感じですね、那智仁美の周りで何かが起ったのですね」志水も興味有る様に言い始めた。
持神監督の我が儘で製作される事が無い脚本を書いていると思っていた志水も、神戸歌劇団の裏側に何か有ると思い始めていた。
ある日、海外公演の資料を整理していると呼び出されて「上月君、今年の音楽院に入った学生に良い子が居ると聞いたのだが、本当かね?」
「井上会長の耳にもう聞えましたか?」
「噂は本当だったのだね!来年卒業したら歌劇団に入れるのだろう?」
「その予定です、会長にはその前に試食の段取りも考えています」
「充分教え込んで下さいよ、時々大変な騒ぎに成りますからね」
「はい、その事は充分承知していますので、ご安心を!」
会長室にやって来たのは音楽院の会長で在り、神戸造船社長の井上晃一六十三歳だ。
「今度の海外公演は、あのハートの黒田瑞希だったな!あの子以来久々の良い子だと聞いているよ!上手に育ててくれたまえ!」嬉しそうにそれだけを言う為に上月を呼んだ井上だった。
十月ニューヨーク公演は大成功に終り、上月も漸く手が空いて神戸音楽院に行く時間が出来た。
この間も毎月の安東病院の治療は続けられて、特にアナルの開発は月を追う事に進歩している。
仁美には腸の治療と伝え、景山には慢性的な便秘だと治療をしている。
二人共陰毛は伸び放題で、上月の楽しみ以外には何もしていないのが現状だった。
髪の毛もベリーショートから、少し伸びている圭子。
仁美も短い部分が伸びて、ボブでは無い状態に成っているが、二人の髪は上月の指示が無ければ何もしていない。
上月と仁美の我慢比べの様な日にちが過ぎて、お互いの我慢がピークに達した時に個人レッスンが始まった。
音楽院の特待生のもう一つの使命、それがアナル好きのVIPへの接待に有る。
そのVIPが会長の井上晃一、これまでにも数人の特待生とアナルSEXをして楽しんでいた。
彼は楽しむのも一夜限りで、二度とその女性と再会する事は無い程の、慎重派で自分の地位を考えるとそれも致し方無い。
この井上の趣味に出世の糸口を見つけたのが上月だった。
アナルSEXの事を知らない初心な女を強姦するのが、井上には最高のSEXだと上月に伝えていた。
その為には一年でも、二年でも待つ、辛抱強い変態男だ。
井上会長のペニスは細くて短い為、アナルを好むらしいが、不思議と美少年には全く興味を示さないのだった。
その為神戸芸術学院は井上には最高の場所で、音楽院は養成の場所には格好の隠れ場所だ。
二人の特待生が入った事は風の噂には聞いてはいたが、本人達の前に近づく事は絶対に無い。
卒業と同時に自分が頂く迄に、自分と悟られない為に近づかない周到な男だ。
十一月の音楽院にやって来た上月、今日は景山圭子が安東病院に行って居る事を承知でやって来て、仁美を呼び出して特別にレッスンの成果を見てやろうと緑川に言った。
「髪も随分伸びて、ボブでは無いのだろう?」
「はい、専務の要望が無いので散髪も行なっていません、他の生徒は男役の子は短髪に娘役の子はそれなりの髪型に整えています」
「トップに成れる子以外は君に任せる、今日は本郷君を渡辺の所へ連れて来い!坊主にしてやる」
「えー、坊主ですか?それは。。。。。。」と言葉濁す緑川。
「三浦晴美も連れて来た方が面白いか?役に立つ女だからな」
「三浦をトップにされるのですか?」
「その予定で芸名も考えてきたぞ」
「えー芸名をですか?」驚きの表情に成る緑川に、ポケットから紙を出して見せた。
「英千寿ですか?良い名前ですね、一層本人も力が入りますね」
「そうだな!」と微笑む上月。
一足早く美容室に行くと上月は渡辺と打ち合わせをして、仁美達が来るのを待った。
安東からアナルの調教は順調に進んでいますが、アナルに物を入れてのSEXは前回と同じ状態に成るので、控えた方が良いとの報告を受けていた。
上月はアナルSEXをする事は無いが、バイブとかを挿入して遊ぶ事は好きなのだ。
アナルにバイブを入れて、自分が挿入すると締め付けが良く成り満足をする事が多かった。
恐怖のレッスン
50-032
「三浦晴美と本郷仁美を連れて来ました」緑川が美容室の扉を開いて入って来た。
部屋の中に上月の姿を見て微笑みながら「専務お帰りなさいませ!ニューヨーク公演成功おめでとうございます」と真っ先に言う晴美。
「三浦君ありがとう!次回は君達若い人を連れて行きたいね」そう言って笑顔に成る上月。
仁美は何も言わず恥ずかしそうに、笑顔のみで言葉を出さない。
「特待生のみ散髪をしてないそうだな!今日は私が日頃の成果を見て散髪をしてやろう、娘役の本郷!下手なら坊主にしてしまうぞ!三浦も下手なら逆に娘役がその他大勢にするぞ!」
課題曲を準備している緑川、ダンスを隣の部屋で踊る様に指示をする。
晴美には事前に伝えて有るので、練習をしているので上手に踊る。
短い曲が終わると上月は立ち上がって拍手をして「三浦!上手だ!君には芸名を考えている英千寿!この名前で男役ハートのトップ確定だな!」そう言って褒め称えた。
「えー英千寿!監督芸名が頂けるのですか?」
「ここを卒業したらだが、一応英千寿で決まりだな」
「ありがとうございます」涙ぐみながら感謝の言葉を言う晴美。
緑川も一緒に煽てて三浦を喜ばせる。
「三浦さんおめでとう!」仁美も余りにも突然の出来事に唯驚くだけだった。
「次、本郷君!頑張れば君にも芸名を考えている」そう言って微笑むが、始まった曲は仁美の踊った事が無い曲で、ぎこちない動作に成って「駄目だ!駄目だ!もう良い!隣に行こう」
完全に落ち込んで二人に着いて行くが、晴美は胸を張って、仁美は好対照に項垂れて向かった。
渡辺に「三浦は短髪にして男役決定だ!英千寿」と煽てて椅子に座る晴美。
「えー芸名を頂いたの?おめでとう」渡辺も輪を掛けた様に煽てる。
直ぐ横の椅子に座って待つ仁美に「特別に教えてやろうか?」と言い始める上月。
「お願いします」とお辞儀をする仁美。
緑川に指示をすると、直ぐ横に小さなスペースが出来て、音楽が鳴り始める。
「そこで廻る」「そこで足を上げる」「腰を少し引く」と次々指示を出す上月。
徐々に上手に成り始めた時「英千寿さんのカットが終りました」と渡辺が告げて、鏡の前から立ち上がって振り返ってお辞儀をする晴美。
「綺麗に成ったわね、男役!英千寿の誕生ね!」と緑川が煽てる。
上月が「君はもう帰って良い!今後も頑張ってくれ」の言葉で嬉しそうに美容室を出て行った。
黒のレオタードに白いタイツ姿の仁美、乳房の膨らみが上月に刺激を与える。
音楽に合わせて練習をしていたが「緑川先生、本郷君の頭の位置が悪い!天井の紐に髪の毛を結んで頭が動かない様にしなさい」
元々天井から垂れ下がっていたのか、紐を持つと直ぐに仁美の髪の毛を一纏めにして結び着けてしまった。
「その状態で、先程の曲を踊れば、頭の位置が変わらないだろう?」
踊り始めると「良い感じに成ったぞ、右足を上げて!」と上月に言われて上げると「足の位置が低い!もっと上げて」と言われる。
仁美が右足を上げると「足首も天井からの縄に結べ」と言い始める上月。
上月に足を持たれていると、緑川の手で足首に縄が結び着けられる。
「もう少し足を上げるには、頭を少し下げて!そうだ本郷君の足が何処まで伸びるか、試して見よう、渡辺君も手伝って!」
「監督!痛いです」仁美が右足を大きく上に上げられて痛みを訴え出す。
「手をそこの柱に伸ばして持つのだ!そうすれば足を上げても耐えられるだろう」
緑川が仁美の手を持って細い柱を掴ませる。
「その感じだ!身体が覚えたか?」
上月が尋ねると「は、はい」苦しい姿勢で答える仁美に「だが約束は約束だ!全く踊れなかったので、坊主に成って貰わなければならないな!」
「えー、許して下さい!助けて下さい」懇願する仁美。
「どう思う?踊れなかったのに許すと、他の生徒に示しが付かないな!渡辺さんバリカンを持って来て、刈り上げて貰おうか?」
「いゃーーゆるして」
そこに渡辺が電気バリカンを持って来て、結ばれた髪を持った。
「専務本当に宜しいのですか?一年半では元に戻りませんよ」
「だが踊れない生徒では仕方が無いだろう?三浦君は完璧に踊ったのに!」
「やめてーーゆるしてーー」必死の仁美。
「始めてくれ!」の言葉にバリカンのスイッチが入り、仁美の耳元に近づくと「止めてーーー」の言葉と同時に「何!この子おしっこを漏らしましたよ」緑川が白いタイツが大きく濡れて、仁美の小便の跡が出来、床に流れ落ちた。
電気バリカンのスイッチを切ると「専務どうします?」と尋ねる渡辺。
白いタイツに黒い陰毛が映し出されて上月が「そうか、今後の期待を込めて今日はこの小便まみれの毛で許してやろう、ハサミを持って来て綺麗にしてやれ」
「。。。。。。。。。。。」放心状態の仁美。
「恥ずかしいだろう?目隠しをしてあげなさい」
「良かったわね、坊主にされずに、でもおしっこには驚いたわ、綺麗にして貰いなさい」
そう言いながらアイマスクで仁美の視界を遮る緑川。
おしっこは予定外だったが、それ以外は作戦通りに進める三人。
緑川が安東女医から貰っている薬を、ガラスの注射器に入れて準備をしていた。
渡辺がハサミを持って「このレオタードもタイツも新品に替えないと駄目ですね」
緑川の手下茂木と赤田の二人が加わって「手伝って、踊れない本郷さんに教えていたら、おしっこを漏らしたのよ」
「ほんと、床も水浸しだわ」
「雑巾で綺麗に掃除して、頭を坊主にされる予定が専務の許しで、この小便まみれの毛を綺麗にして終りなのよ」
ハサミを持っているのは上月で、レオタードの後ろを引っ張って「ジョキ、ジョキ」と円形に切り裂く。
丁度仁美の肛門の部分を切り裂く上月、タイツもつまみ出して「ジョキジョキ」と切り裂くと綺麗に仁美のお尻の部分が露出した。
赤田がその部分を持って尻肉を左右に開くと「うぅ、な、なに」驚いて顔を向けようとするが、髪の毛を紐で縛られているので動かせない。
緑川が注射器の先にクリームを塗り込み準備をしているので、直ぐに肛門に突き刺さる。
「うぅ、何故」の声がするが、日頃からアナル調教をされているので、簡単に受け入れてしまう仁美。
お仕置きの坊主
50-033
その頃圭子も安東女医に肛門を弄くられて、嗚咽を発していた。
月に一度の調教だが、徐々にアナルで感じる様に身体を慣らされていた。
歌劇団に入団した時に、井上会長のアナルSEXの餌食にされるのは、二人共か?それとも一人なのか?それはこの時点では全く判らない、再来年の一月の末の事なのだ。
「うぅ、うぅ」肛門に薬を注入されて、放心状態に成った仁美。
腸に直ぐに吸収されるから、速効で効きますから本人が変だと気づく前に注入しなさいよ!と安東女医からきいているので、緑川は強硬手段で注入してしまった。
その時は必ず何も見えない様にして置くと効果が早いですよ!との指示通り行なった。
上月が今度はレオタードの前の部分を切り裂き始める。
「ジョキ、ジョキ」そのハサミは後ろの切り裂いた部分まで一気に進んだ。
同じ様にタイツも布を引っ張って「ジョキ、ジョキ」と切り裂くと、小便で濡れたパンティも引っ張って切り刻むと陰部が総て露出した。
陰毛が濡れて、白い肌に海苔を貼り付けた様に成っている。
「手を外して、準備を始めろ!」上月が柱に結んでいた仁美の手を解く様に指示をする。
意識朦朧と成る媚薬の注入を行なったので、安心に成っている上月。
手を解くと直ぐに後ろに両手を回して、緑川が後ろ手に結び始める。
「な、なに」と口走る仁美にお構い無しに両手を縛ると、今度は胸に縄を巻き付けて乳房の下に二重に巻き付けて締め上げる。
「うぅ、い!いたいー」アイマスクの下で口走る仁美。
続けて乳房の上に縄を二重に巻き付けて締め上げる緑川、過去にも縄を使ったプレーを数々行なっているので手早い。
「うぅ、い、いたー」の仁美の声は無視で、乳房の上下に巻いた縄を上から引っかけて、仁美の首に巻き付けて引っ張ると、大きな乳房に成って飛び出した様に成って縛り終わった。
天井から垂れ下がった縄に結び付けると、今度は足の方に向かう。
上月は切り裂いたタイツとレオタードをもう少し切り開き、太股が露出するまでにした。
レオタードも臍の位置までハサミで切り裂く上月は、もう仁美の意識が朦朧として殆ど記憶に残っていないと思っている。
上月が今度は突き出した仁美の乳房の近くの布を引っ張って、ハサミを入れていく。
中央の谷間にハサミを入れて、切り裂きながら布を引っ張ると「うぅ、うぅ、いゃーやめてー」と口走る。
レオタードが切り裂かれて、白いブラジャーが上月の目に飛込むと、躊躇いも無く中央を切り裂く。
「あぅ、うぅ」右足を垂直に引っ張り上げられて声を漏らす仁美。
もう陰部がパックリ開いてしまい、黒い陰毛の間にピンクの肉片が見える程に成ってしまった。
上月が胸の谷間から布片を引っ張り出すと、Dカップの乳房がFカップの様に縄で締め上げられて飛び出して来た。
「本郷君、覚悟は良いか?」上月が呼びかけて反応を見る。
「は、はーい」間延びした返事に「大丈夫の様だ、あれを注入してくれ」
縛り終えた緑川がもう一本のガラスの注射器を手に持つと、屈み込んでパックリ開いた仁美の膣を触って、ガラスの注射器を挿入する。
「あっ、いゃー、いゃーーだめーー」の言葉をあざ笑うかの様に、緑川の指がポンプを押し込んで注入を終わる。
「直ぐに暑く敏感なマンコに変わるわよ!」不気味な笑みをして注射器を抜き取る。
渡辺が上月の側にシェービングカップに刷毛を入れて、泡立てて持って来る。
「凄い格好ね、バレエもこの様にすればグロテスクね!気分はどう?」
「うぅーうぅー」見えない頭を移動させて、声の方向を見る仕草をする仁美。
「薬が効いているの?反応有るわね」渡辺が緑川に尋ねる。
その様子を帰った筈の三浦晴美が覗き見をして(凄い事されているのだわ)と驚き顔に成っていた。
思わず股間を押さえて興奮をしている晴美。
「そろそろ効いてきたか?」上月が待ちかねた様に刷毛を持ちながら、仁美のピンクの肉片の変化を見ていた。
「何か光る物が流れ出てきたぞ!」嬉しそうに言う上月に笑みを溢す緑川。
「カットを始めましょうか?」渡辺の声に「いゃーーやめてーー」意識朦朧の中叫び始める仁美。
調子に乗って緑川が仁美の髪を触ると「坊主はゆるしてーーー」と叫ぶ。
「始めろ!」の声に股間の陰毛を触ろうとした渡辺の手に、小便が再び飛び散った。
「えー、何するのよ」驚いて手を引っ込めて、その場を立ち去って手を洗いに向かった。
「可愛い本郷の小便に驚いたか!」そう言いながら笑い出す上月。
「専務!もう少しで、顔に掛けられる寸前でした、笑い事では有りません」戻りながら文句を言う渡辺。
「今から充分仕返しが出来るだろう?」
再び股間の前に戻ると、濡れていない長い陰毛を引っ張り「ジョキ、ジョキ」と切り横に置いた白い皿に並べる。
「うぅ、うぅ」陰毛に刺激が有り直ぐに反応を見せる仁美。
「多いわね、それに堅くて長いわ」
「あっ、うぅ」陰毛を引っ張られる度に声が出て、切られて短く成ると「こんな感じで宜しいでしょうか?」上月に尋ねると頷いて、場所を交代した。
「あ、あ、あっ、いゃー感じる」刷毛が白いクリームを塗り始めると声を出す。
「ここはどうだ!」手術で赤く出ている豆を刷毛が刺激すると「だめーーーだめーー」身体を大きく動かそうとするが、全く身動き出来ない。
「いゃーん、だめー!かんじちゃう!」大きく開いた陰部が徐々に白く成って、黒い部分が減ってくる。
すると今度はピンクの部分がやたらに目立って、一層卑猥な絵柄に成る。
それを知ってか知らずか、刷毛を仁美が感じる部分に移動させて、容赦なく刺激を与える。
「もう、ゆるしてーーだめーだめーーかんじちゃう」
「そこは、もっと感じる!動かさないで!」
意味不明の言葉を発するが、膣から流れ出る愛液は刷毛で塗られたクリームを消してしまう。
すると再び刷毛がクリームを塗り込むと「だめーーだめーー」の言葉が絶え間なく続いた。
改めて名器
50-034
持神監督が撮影の合間に、下関の三浦晴美の実家を訪れたのは一週間後の日曜日だった。
三浦晴美は三浦本家では無く、弟の一人娘で弟は漁に出ていて、時化で漁船が転覆して亡く成ったと本家の嫁が持神に教えてくれた。
三浦葉子は姪っ子が芸能界に憧れていたので、映画監督が用事で来たと勘違いをしていた。
昔は地元の網元として栄えていたらしく、今でも漁船を二隻持って漁を行なっている。
葉子の話では、母親春子も昔から芸能界に憧れを持っていたので、その影響で娘の晴美も神戸歌劇団を目指したのでは?と話した。
持神がその晴美の事を尋ねると、数年前に歌劇団に入る芸名も貰ったと母親に伝えて来て、その年の四月に晴美の母親は大阪に向かったと教えてくれた。
「芸名が決まっていたのですか?」
「娘が認められて、来年にはハートの男役で将来はトップに成れると喜んでいました」
「姪御さんが、那智仁美さんと音楽院の寮で同室だった事ご存じですか?」
「えっ、あの有名な那智仁美さんと同室?知っていたらサイン貰うのに!監督は姪っ子で映画でも撮影されるのですか?」
「いいえ、違いますが三浦晴美さんを捜しています、今何処に住んで居られるか判りませんか?」
しばらく考えて「一度貰った芸名を書いた葉書が春子さんの所に来て、持って来て見せてくれました、待って下さい」そう言って奥の部屋に探しに入った。
しばらくして、一枚の古ぼけた葉書を持って「これですよ!春子さんが自慢していました」と差し出した。
「芸名が英千寿ですか、住所は寮ですね」持神は下関まで来たが、三浦の所在は判らず貰った芸名だけだった。
自分の名刺を渡して、晴美さんの事が判れば連絡して欲しいと下関を後にした。
空港から早速探偵の横田に英千寿を調べてくれる様に連絡をした。
羽田空港に到着するのを待っていた様に、ポケットベルが鳴り横田からの連絡が入った。
「英千寿と云う劇団員は在籍した事実は全く在りませんでした。益々変ですね」
「三浦晴美を捜せば必ず何か秘密が見つかる!」持神監督は急に元気に成っていた。
「ジョリ、ジョリ」白く成った皮膚を引っ張りながら剃り始めた上月。
「ジョリ、ジョリ」の音が止んで「クリームが消えてしまったぞ!」クリームが付いて白い部分が無く成って、黒い陰毛が海苔の様に肌に貼り付いて、その中にピンクの襞が覗き、液体が絶えず流れ出て白いクリームを消し去る状況が続く。
「ああーーだめーーーああーああーー専務!その刷毛が。。。。だめーーーだめーー」の言葉に刷毛が止ってしまう上月。
上月はこの仁美は自分が刷毛で縫って剃っている事を、知っていると思い始めた。
「止めないで下さい、私この様にされるのが大好きです」
その言葉に全員が驚き顔に変わってしまった。
「本郷さん!」緑川が呼びかけると「はーーい」とゆっくりとした答え方で、とても正気だとは思えない。
刷毛を使い始めると「あっ、あっ、そこがだめーーーだめーー」と口走る。
「もう、知っていても仕方が無い」開き直る上月は、急にやる気に成り剃刀を複雑な部分に持って行く。
「ジョリ」「ああー、ううーかんじる」の言葉が返って来る。
「ああーーーだめーーせんむーーーかんじちゃう」赤いクリトリスに指が触れて、皮膚を引っ張って「ジョリ、ジョリ」と剃り上げる。
残るのはピンクの肉片が見える膣口の周辺だけに成るが、刷毛で塗りながら剃る事にして、刷毛を渡辺が動かし、上月が剃刀で追う。
「うあーーーだめーーーそんなーーーいゃーん」声が次々出て、完全に狂う様な仁美に変わる。
指がピンクの肉片に食い込み皮膚を伸ばすので、もう声に成らない悲鳴に近い悶え様の仁美だ。
しばらくして「。。。。。。。。。。。」放心状態で声も出なく成った。
「終わったぞ!吸い取ってやるか」上月が口をピンクの肉片に近づけて「ぺちゃぺちゃ」と音を立て始めると「ああーーーーいくーーーいっちゃうーー」の声が再び漏れる。
その最中に伸ばした足の縄を緩め始める緑川。
上月がSEXを出来る体位に戻さなければ、髪の毛を縛っている紐を解き出すのは渡辺。
天井から背中で結んでいた縄も解かれると、完全に後ろ手の状態で仰向けに成って足を大きく開いた状態の仁美。
この時足は自由に閉じる事が出来るが、全く大きく広げた状態を続ける仁美は、上月の舌技に完全に自分の身体を預けていた。
マットレスが敷かれた上なので、身体が痛く無い事も手伝って、完全に雌状態の仁美は「せんむさん、いれてー」と言い始める。
その言葉で急いでズボンを脱ぎ捨てて、トランクス姿に成る。
その間も無毛の股間は大きく開いた状態で、上半身は縄で後ろ手に縛られて乳房は乳首を尖らせている。
「よし、入れてやろう」
トランクスを脱ぎ捨てて、大きく勃起したペニスを仁美のピンクの肉片に近づける。
確実に中出しをしてしまうだろうと思いながら、ゆっくりと挿入すると「ああーーーーううー」首を振りながら声を出す。
「うぅ、狭い」と唸りながら奥に腰に力を入れて押し込んでいく。
だが奥まで到達して、腰を四、五回動かした時「ああーーーーううー」と唸る上月。
「いくーーーーーーーこわれてーーしまうーー」の仁美の声が出て、上月は大きな飛び出した乳房に顔を埋めて射精をしてしまっていた。
強烈に締め上げられる自分のペニスと、搾り取られる様な圧迫感が上月の精気を抜き取って終わってしまった。
しばらくして顔を上げた上月は「凄い女だ!名器だ!」と口走って力無く、風呂の方に向かった。
それを見ていた晴美は腰が抜けて動けなく成ってしまった。
それを緑川に見つかり厳重注意を受けて、今後一切今日の事は喋らない様にと釘を刺された。
だがこの上月と仁美のプレーがその後の晴美の運命を大きく変えてしまうとは、その時誰も気が付かなかった。
仁美が風呂に行って、寮に帰った時に晴美の見る目が大きく変わっていた。
卒業間近の追放
50-035
「剃られるのも嫌いじゃ有りませんし、縛られるのも好きです」
数週間後本郷仁美に告白されてしまった上月は、年甲斐も無く自分を見失ってしまった。
「専務!またあのレッスン期待しています」
「この様なお爺さんが。。。。。。」
「初めてのキスも初めてのSEXも専務さんでした。私の先生!総ての先生に成って下さい」
「それは良いが、生徒の手前それは出来ないだろう」と照れてしまう上月。
何千人に一人の名器を持っている仁美を、誰にも渡したくない気持ちは大きく成る。
一年後井上会長のアナルSEXの人身御供に、この仁美を差し出す事が出来るだろうか?
個人レッスンの時以外は全く他の生徒と差別はしないが、個人レッスンの時は楽しむ様に変わってしまう二人。
年が変わってからは、三浦晴美の報告は全く形だけに成り役に立たなく成っていた。
三ヶ月に一度は縛り上げて、陰毛を剃って遊ぶ上月と仁美。
上月に用事が増えて、再び海外公演の依頼が舞い込んだのは三月。
仁美と遊ぶ時間も極端に少なく成って、仁美からは「寂しい!」の手紙が届く事も有った。
景山圭子は相変わらずアナルの調教が続けられて、上月はその後一度も圭子と遊ぶ事は無かった。
もう上月の頭には人身御供は景山圭子と決めていた。
四月に成ると上月の長女友美が父親の捏ねで、神戸造船大阪支店に入社していた。
中々の美人で支店では評判に成っていたが、上月専務の娘だと知っているので、男性社員は警戒して近づかない。
四月に成ると海外公演の準備で、度々アメリカに行く上月。
帰って来てもタイミングが合わずとか、仁美の生理で遊べない時が多く成る。
仁美にも音楽院での勉強が佳境に入り、遊ぶ事より歌劇団に入団して、トップに成る事に執念を見せる。
その為この年上月が仁美と遊べたのは数回で終わってしまった。
そんな十二月の半ばに、上月と緑川に三浦晴美が呼び出された。
晴美は既に下関の母親に、来年から歌劇団に入って数年後にはトップの男役に成れると手紙を送っていた。
正月には母親も大阪にやって来て、娘の晴れ姿を応援すると連絡をして来た。
だが無情にも上月の結論は「三浦君ご苦労だった、今年限りで本郷君の同室はもう必要無い」と切り出した。
「貴女は元々この年度には存在していない学生だから、卒業まで在籍すると色々面倒な事に成るのよ」緑川が付け加える。
「もうみんなと勉強しなくても良いと?」
「そうよ!もう音楽院に来なくても良いわ!みなさんには家庭の事情で退学したと言います」
「私は来年から、頂いた芸名の英千寿で歌劇団に行くのですね」そう言って嬉しそうな顔をした。
「いや、それが少し違うのだ」
「どの様に違うのですか?どの組に配属ですか?」
「これは少ないけれどこの二年間頑張ってくれた御礼よ!」
そう言って封筒を差し出す緑川、封筒を受け取って中身を確認する晴美が「お金ですか?」小切手を手に唖然とした。
「そうだ!劇団の都合と言うか、上の指示で海外公演が増えるので、ベテランをもう少し残す事に成ったのだ、だから三浦君との約束を果たせない」
その話に顔色が変わってゆく晴美は「三年後でも四年後でも構いません、劇団に入れて下さい、約束を反故にするなんて許せません」
必死で懇願する晴美だが、聞く耳を持たない上月。
自分と仁美の秘密を知る三浦晴美を劇団に置けば、上月が描く再来年劇団のトップスターに本郷仁美を据える作戦に支障が出ると考えた。
「破格のお金が入っているでしょう?専務の貴女への気持ちよ」
呆然としている晴美を残して上月はその場を去ってしまう。
緑川が「変な事を考えたら駄目よ!貴女も同罪で逮捕されるわよ!素直にお金を貰って田舎に帰るか?別の道に進みなさい、呉々も短気は損気よ!音楽院と劇団の後ろには大きな神戸造船グループが有るのよ、貴女の運命なんて直ぐに変えてしまうわよ!命もね!」
脅しの連続に恐怖すら感じてしまう晴美は、悔し涙を残し十二月末で忽然と消えた。
正月を実家で過すので、殆どの学生は自宅に帰る。
勿論本郷仁美も晴美に「良いお年を!」と言うが晴美は「頑張ってね!大変だろうけれどね!応援しているからね」と意味不明の言葉を残して別れた。
年が変わるといよいよ一月の末に卒業パーティが行なわれて、歌劇団に入る人音楽院から元の社会に戻る人が決まる。
年が開けて全員が揃うと、三浦晴美が家庭の事情で退学をしたと発表された。
生徒達は劇団のトップスターで男役、英千寿が決まっていたのに、何が有ったのかと騒がしく成った。
その数日後、生徒の個人面談が行なわれて、これからの進路が決められた。
劇団に入ってもその他大勢からの始まりを告げられて、地元に帰る生徒、当初から諦めて帰ると言う生徒と様々だ。
その中で景山圭子には「貴女は桜木圭と云う芸名が決まりました、劇団で頑張って下さい」と告げる。
大喜びの圭子。
同じく本郷仁美には「貴女には那智仁美と云う芸名が決まりました、劇団で頑張って下さい」
と告げられた。
結局芸名を貰ったのは二人で、二十八名の学生の中で十八名が歌劇団に進む事に成った。
中には「貴女はもう少しで芸名が貰えますよ、歌劇団に行きなさい」と言われた生徒も数人居た。
この様にして、月末の卒業パーティの日を迎える生徒達。
このパーティを心待ちにしていたのが、井上会長その人だった。
生徒の顔を殆ど知らない井上が、今夜だけは見学出来る唯一の時だった。
長い髪に成っている娘役の生徒達、その中でも一際目立つのが本郷仁美と景山圭子だった。
井上は笑みを浮かべながら、あの二人のどちらかが今夜自分のペニスを咥え込んで、泣くのかと思うと、既に小さなペニスが勃起を始めていた。
晴美の消息
50-036
井上会長と一緒に遊ぶアナル愛好家達は、既に秘密の場所で井上会長が到着するのを待っている。
久々に神戸歌劇団の新人を弄べると喜んで集合している男性三人。
井上会長が一番の年長だが、他の三人も中年以上の年配者に見える。
しばらくして、井上会長が会場のホテルを出て来る頃だと腕時計を見る。
その腕時計も超高級品で、この人達が地位も相当高い人物だと推測出来た。
会場のホテルでは、歌劇団の芸名が貰えた二人にお祝いの言葉と、二次会への招待が待っていると伝えられた。
二人には別々の後援会が設立されて、その場所に案内されると発表された。
「凄いは!デビュー前から後援会が作られているのね」
「信じられないけれど、歌劇団の将来のトップスター候補を青田買いするのね」
神戸歌劇団のファンクラブは沢山在るが、総て芸術学院が仕切って人数制限もして管理している。
事実黒田瑞希の後援会も、月に一度の後援会主催の懇親会を行なって、ファンとの交流の場を持っている。
神戸歌劇団員は総てを取り仕切られた中で活躍している。
この新人二人にも後援会が与えられても、全く不思議な事では無かった。
「後、十五分で車が迎えに参りますので、同級生の人々とはお別れです」と係が二人に告げに来た。
「これからは雲の上の人だわ!本郷さん私の事忘れないでね」
「勿論よ!忘れないわ!」
「三浦さんが突然退学したのは断念だけれど、本郷さんは劇団でスターに成って下さい」
仲良くしていた同級生に見送られて、二人は別々の車でパーティ会場のホテルを後にした。
仁美は上月の手配した後援会の会場に向かうが、景山圭子は知らない運転手と中年の女性に連れられて井上会長が待つ悪魔の巣に届けられる。
この場所に行っても井上会長達の洗礼を受け、泣き泣き歌劇団に入ると約束通りスターの道は開ける。
黒田瑞希もこの洗礼を受けてスターに成ったが、上月は黒田に手を付ける事が無く成った。
過去にも仁美の様にこの連中の洗礼を受けていないスターも沢山いるが、アナルプレーが不向きな女が大半だ。
今回は黒田瑞希以来の歌劇団新人で、四人は興奮を隠せない。
一足先に来た井上会長が「一人は、後ろが駄目らしいが、景山圭子と言う女の子は大丈夫だったよ」
「美人ですよね」
「当然だよ!新潟の造り酒屋の娘らしい」
「雪国の女は肌が綺麗!たまりませんな!」
「いのさんが一番で私が二番に決まりました」とたのさんが言った。
「かわさんとよしさんは外れか?」
「その代わりに責めさせて貰いますよ!」
「よしさんは剃毛プレー、私は蝋燭プレー、アナル以外も好きな事が有りますからね」
「そうそう、この子結構毛深いらしいですよ」
「それは面白いですな」
四人は愛称で呼び合いお互いの名前と身分は絶対に判らない様に、仮面を被ってプレーを行なう。
井上会長がいのさん、他にかわさん、よしさん、たのさんが四人の愛称らしい。
その時内線で、もう直ぐ到着すると連絡が届くと、井上もバスローブ姿に着替える為に隣の部屋に消えた。
しばらくすると四人のバスローブに仮面姿の異様な風体の男が、扉の開くのを待ち構えていた。
持神監督の元に三浦葉子から、神戸で「英」と云う名前のスナックが在って、そこに千寿と云う女性がママをしていると連絡してきた。
一年程前に水産会社の人が神戸に行った時に、誘われて飲みに行って変わった名前のスナックでママの名前を聞いたら千寿と名乗ったので、若しかしたら姪っ子の晴美が店をしているのでは?と連絡をしてきたのだ。
葉子も持神の訪問から最近見ていない姪っ子と義理の妹の事が気に成り、関係者に英千寿の事を聞いた時にこの話を聞いたと教えてくれた。
持神監督は漸く掴んだ手がかりに興奮して「この撮影を中断して、神戸に行って来る」と言い始めた。
翌日今度は探偵の横田が景山圭子って女性は存在していないと連絡をしてきた。
そして、芸名が桜木圭と云う事は判ったが、その後神戸歌劇団には名前が無いと報告した。
「それは?」
「同級生の話では、その桜木圭は卒業式の後のパーティの後、姿が見えないと言うのですよ!パーティの時に本郷仁美は那智仁美に、景山圭子は桜木圭に成って、その後歌劇団に入ってスターに成ったのは那智仁美だけなのです」
「那智仁美の周りに居た二人が消えたのか?早く三浦明美を探し出して、真相を確かめるよ」
益々持神監督の気持ちは神戸に向いていた。
「監督の原案の(花の狂乱)大体出来ましたから、一度読んで見て下さい。この様な作品に那智仁美が出演するとはとても考えられませんがね!」
脚本家の志水が言うと「若しかしたら、撮影出来るかも知れないぞ!」
そう言って微笑むと「明日から神戸に行くから、その間に読むよ」
無造作に原稿を受け取ると、ショルダーバッグに詰め込んで急いで自宅に帰って行った。
翌日新幹線に乗り込むと早速脚本を広げて読み始める持神。
昭和の初め、大地主の上野部長治朗(仰木晃)は、本妻とは別に数人の妾を抱えていた。
ある日地代、家賃の徴収をさせている高木が、隣町に美人の黒沢美紀代(那智仁美)の噂を長治朗に話した。
美紀代は結婚したが、夫が戦死して里に戻されて来た。
新婚生活は僅か一ヶ月だったと、その話を聞きつけた長治朗が美紀代を手に入れようと、策略を駆使する長治朗。
黒沢の家が商売をしているのに乗じて、罠を仕掛ける。
自分の案を脚本にすると、今更ながら映像にしたい気持ちが湧き上がる持神。
圭子無惨①
50-037
「こちらに後援会の会長と副の方にお待ち頂いているのですよ!」と中年の女性が運転手と一緒に連れて来た。
「何か不気味な感じがするのですが、この様な屋敷にいらっしゃるのですか?」
周りを森の様な木々に囲まれた古い屋敷に到着して、運転手の男が後ろを歩いて、前を中年の女性が歩く。
「桜木圭さんとしての初めての仕事ですよ、頑張って下さい」
そう言いながらチャイムを鳴らす女、中から「どうぞお入り下さい」と同じく女性の声が聞えて、扉の鍵が開けられる音が聞えて、中年の女性が入って行く。
「さあ、入りましょう!桜木圭と挨拶して下さいね」
「はい、判りました」
玄関を入ると、奥の部屋に向かう三人。
頑丈そうな扉を開くと「私達はこれで!車でお待ちしております」そう言ってお辞儀をした。
扉の中に入る圭子の前に椅子に座って、後ろを向いている人物が四人目に入る。
「初めまして、桜木圭とも。。。」そう言った時、後ろの扉が閉じられて鍵の音が聞える。
「桜木さん、ようこそ!」向こうを向いていた男が振り向き仮面の顔にバスローブ姿で立ち上がった。
「きゃーーーー」驚いて直ぐに扉に向かってノブを廻すが、扉は開く様子は無い。
「お嬢さん!今夜は楽しみましょう」全員が立ち上がって仮面の姿を見せて近づくと、恐怖の顔が引きつり「きゃーーー、たす。。。。。」と言った時、井上会長の手が肩に掛ると気を失って倒れてしまった圭子。
不気味な仮面の男が四人目の前に現れて、卒倒した圭子を先程の運転手の男が抱きかかえて地下室に運んで行く。
地下室の調教台に圭子を横たえて、四人の男が早速圭子の手首に革のベルトを巻き付ける。
その手首に天井から垂れ下がった縄に結び付けると、目覚める圭子。
部屋を見渡して異様な雰囲気に「ここは何処です!貴方方は何者!」気丈に尋ねる。
「桜木圭、お前は今から我々の洗礼を受けるのだ!その洗礼が無事終わると神戸歌劇団で一流の地位が築けるだろう!」
「何を訳の判らない事を言っているの?その変な仮面を外して素顔を見せなさい」
そうは言うが、自分の両手が既に天井からの縄に縛られて外せない事を知った。
「外して!」腕を振ると、今度は縄が巻き上げられて万歳状態に成る両手。
いつの間にか足首にも革のベルトが巻き付けられていて、天井から縄が垂れ下がっている。
幅の広いスカートから伸びた足首を、両方から二人の仮面の男が持つ。
圭子の「やめてーー」の声と同時に縄に金属の金具で結び留められてしまった。
「もう諦めて、我々の洗礼を受けるのです」
「そうです!我々は菊をこよなく愛する仲間です」
「菊?」不思議そうに聞く圭子の前に、先程の女がワゴンを押して現れた。
ワゴンの上には、大きな浣腸器が見えて「貴方達は何をする気なの?」
「まだ判らないのですか?菊とは桜木圭さんの肛門の事ですよ」
「えーー」驚きの表情に成って立ち上がろうとすると、直ぐに足が引っ張られてしまい両手両足が縄で上に少し上がって立ち上がる事は出来なく成った。
「いゃーーやめてーー」の声が室内に響き渡る。
日頃から何度も浣腸をされている圭子だったが、この異様な雰囲気の中で浣腸をされる事に恐怖を覚える。
「では始めましょう」井上会長が言うと、縄が巻き上げられて両足が上に上がりながら、広げられていく。
待っていた様に浮いた腰に堅いマットレスを挿入してしまう。
「いゃーーやめてーー」の声を完全に無視して、幅の広いスカートが滑り落ちて、下着が完全に露出してしまった。
「邪魔な物をハサミで切り取りなさい」中年の女性に銘じる井上会長。
ハサミを持った中年の女が更にスカートを捲り上げると、ガードルに指を入れて刃先を入れてくる。
「いゃーーやめてーーー」大きな言葉を放つ圭子を、仮面の四人が微笑みながら見つめる。
「ジョキ、ジョキ」ガードルが、腰の横から切り裂かれて、ゴムの力で中央に集ると、反対側も同じ様にハサミを入れて「ジョキ、ジョキ」と切り裂く。
「もう、やめてーーー」相変わらず大きな声が出る圭子も、ガードルを切り裂かれて、布切れにされると、パンティ一枚が辛うじて陰部を隠している状況に成った。
白のパンティに黒い陰毛が映って「よしさんの出番だよ!」井上会長が微笑みながら言う。
早速日本剃刀を持って、股間に入って来る。
「何!恐い事しないで下さい!」恐怖の顔に成って、手に持たれている剃刀を見る圭子。
よしさんが圭子の白のパンティを指で持って引っ張ると、剃刀の先でゴムの部分を切り裂き始める。
「おお、中々濃いじゃないか!」嬉しそうに言うが、仮面で全く表情は読み取れない。
「止めて下さい、お願いします」懇願に変わり泣き声に成っている圭子。
次の瞬間剃刀がパンティを切り裂くのと同時に、小便が圭子の股間から流れ出て恐怖を物語っていた。
「おお!小便が出たか?大便も出すから小便も出した方が良いな」
「シャボンを持って来て貰えるか?」よしさんが女性に言うと、準備をしていたのか直ぐにカップに刷毛を入れて持ってきた。
かわさんと呼ばれる男が「よし、俺が塗ってやろう」女性からカップを受け取ると、泡立てて「何処から塗る?」とよしさんに尋ねる。
「総てを塗り尽くして貰えますか」
頷くと、かわさんが刷毛を持って、圭子の陰毛にシャボンを落とすと「きゃー、やめてーー」圭子が声を上げるが、次の瞬間刷毛にシャボンを浸けると、クルクル廻しながら陰毛を白く塗っていく。
「あっ、あっ、いゃー、やめてーーだめーー」刷毛が動くと同じ様に声を出す圭子。
赤いクリトリスに刷毛が触れると「ああーだめーーかんじる」の言葉が出て、四人は喜ぶ顔に成っている。
執拗に刷毛で弄くられて、徐々に感じ始めている圭子だが、いつもの様な薬が投与されていないので、それ程の感じ方には成らない。
勿論それが井上達の望で、無理矢理に犯す楽しみがこの連中の快楽に繋がるのだと言う。
真っ白く盛り上がった股間に剃刀を持ったよしさんが、身体を屈めて剃り始めた。
圭子無惨②
50-038
「変態野郎!止めなさいよ!」
普段は病院で媚薬を注射されて、治療と称しての調教なので、感じてしまう圭d子も全くの普通の状態で不気味な部屋での強制的な屈辱に、殆ど感じるより恐怖が先立っていた。
「ジョリ、ジョリ」白いシャボンが剃刀で、黒い陰毛と一緒に剃り取られていく。
圭子は病院ではその後は肛門の調教を中心に行なわれていたので、剃毛は久しぶりで恐いので、動く事はしないで耐えていた。
「あっ、あっ」剃刀がクリトリスを刺激すると我慢が出来ない快感が走り、声が自然と出てしまう。
「おおーよい感じですね」見物の男達がその声に喜ぶ。
「私達が貴女の後援会の有力者に成るのですよ」
「変態!要らない!ああーーだめーーーああーああーー」クリトリスから小陰唇に向かって、剃刀が走ると声が大きく変わった圭子。
「おお、良い声が出てきましたね」
「もう少しでつるつるに成るぞ」嬉しそうに剃刀を走らせる男。
目を閉じて「ああーだめーーやめてー」としか口走らない圭子。
しばらくして白いシャボンと一緒に黒い陰毛は総て剃り落とされて、タオルで陰部を拭き取る男を睨み付ける圭子。
「もう、やめなさいよ!警察に言いますよ!」
「まだ状況が判っていない様ですね!服を脱がせてあげなさい」井上会長が言うと、女性がハサミを持ってドレスの手首の袖に刃先をいれる。
「何、するの?」最高の服装をしてパーティに参加したのに、その服を今切り裂かれようとしている。
「やめてーー」の声と同時にハサミは袖を切り裂いてしまう。
同じ様に左腕も直ぐに同じ様に切り裂くと、今度はスカートの部分のホックを先程の男が外してしまう。
いつの間にか三人が手にハサミを持って、ドレスを上下から切り刻み始める。
「止めてーーー変態」の声も虚しく、布切れと成って圭子の身体を次々と離れて床に放り投げられてしまい、しばらくしてブラジャー一枚の姿に変わっていた。
「これが最後の布切れだ」井上会長がハサミを女性から借りると、ブラジャーの中央を「ジョキ、ジョキ」と切り裂く。
続けて肩紐にもハサミを入れて、直ぐに切り裂くと白いブラジャーも布切れに成って、身体を離れると、圭子は全裸に数分でされてしまった。
「中々美しい身体だ!流石に神戸歌劇団のトップ候補の身体だ」そう言いながらハサミの腹で乳首を刺激する井上会長。
「変態―――やめてーーー」叫ぶ圭子の股間には太い浣腸器が準備されて、女がその浣腸器に液体を吸い取らせている。
準備が終わると待っていましたと、浣腸器を持ってたのさんと呼ばれた男が股間に立つ。
「さあ、お嬢さん浣腸をしてあげますよ」
「いやーーーーやめてーーーーーへんたいーーーー」大声で叫ぶが容赦の無い男は浣腸器の先に僅かのクリームを浸けると、いきなり圭子の肛門に太い浣腸器の先を挿入した。
「いたいーーーー」の声と同時にポンプを押し込むので「うぅ、うぅーーーいたいーーーー」の声が圭子の口から漏れる。
四人の男はその様子を仮面の下で、瞬きもせずに生唾を飲み込み見ている。
「うぅーーーいたいーーやめてーーーー」病院では何度も浣腸をされているのだが、この連中の浣腸の方法は荒いので、慣れている圭子も耐えられない痛みを感じる。
「たのさんもっと強く押し込んで」と八波を掛ける始末。
圭子の顔が痛みと屈辱で歪み、額に汗が噴き出してくる。
その様子がこの男達にはたまらない刺激と成って興奮をする様だ。
一本の注入が終わると、既に二本目をかわさんが手に持って待っている。
「肛門を押さえて、吹き出しますよ」井上会長が自分で言って自分が肛門を布で押さえて、圭子の糞謝を防ぐ。
かわさんの浣腸器が再び圭子の肛門に突き刺さると「もう。。。。。っや。め。。。。」お腹の痛みに我慢が出来ない顔に成っている圭子。
「あれを咥えさせない」圭子の身体の側に落ちているパンティを指さす井上会長。
女が拾い集めるとそれを受け取る井上会長が、圭子の口元に持っていく。
「口を開け!」
「うぅ、うぅーーー」お腹痛みが有るが今度は口を閉じて細やかな抵抗をする圭子。
だが直ぐに鼻を摘まむので、苦しさで口を開くと小間切れのパンティをねじ込まれてしまう。
「もう入りませんな」かわさんが言うと「あれで、栓をしてしまえ」ワゴンの上のアナルキャップを指さす。
今度はたのさんが大きめのアナルキャップを手に持ち、浣腸器が肛門から離れるタイミングを待つ。
もう圭子は全身汗で、ライトに光って輝く様な肌に変わっている。
浣腸器が抜き取られるのと同時に、アナルキャップが無理矢理肛門に挿入された。
「ぎゃーーー」の声がかき消されているパンティの中に聞えて、両手両足が伸びきった様に成る圭子。
目から汗か涙か判らない物が頬を伝ってこぼれ落ちている。
「準備が出来たぞ!かわさん充分楽しんで下さいよ」
そう言った井上会長の後ろに大きな赤い蝋燭が、先程の運転手の手で持参された。
かわさんの手に渡ると、もう一本を井上会長が持って、早速圭子の腹に垂らす。
「あついーーーーーーーーーー」の声が聞えて、かわさんと呼ばれる男も赤い蝋を垂らし始めた。
口に咥えているパンティを噛みしめて、熱さとお腹の痛さを耐えているのだが、限界が近づくのは直ぐだ。
「ぎゃーーーーーーーーー」の声と同時に気を失う圭子。
クリトリスの近くに赤い蝋が垂らされて、強烈な熱さを感じて意識を失った。
女が今度は圭子の口に革で作られたマスクを着けて、パンティを吐き出さない様にして頬を叩いた。
目覚めると同時に、井上会長の持った蝋燭の滴が白い乳房に落とされて「あぅ、あぅ」と反応をして顔を大きく振ると、二年間で伸びている髪が大きく揺れて、熱さに耐えているのが判った。
圭子無惨③
50-039
いつの間にか乳房も蝋で真っ赤に染まって、盛り上がっているので、熱さをそれ程感じなく成ったが、逆にお腹の圧迫が半端で無くなり脂汗が身体中に吹き出した。
股間もいつの間にか蝋で固められてしまい、蝋燭の楽しみが無く成ったのか、二人は蝋燭の炎を吹き消した。
腰に入っていたマットレスを抜き取ると、圭子のお尻が下に下がってお腹に衝撃が加わり、顔を歪めて涙を溢して懇願する眼差しに成っている。
「苦しいか?そろそろ出すか?」井上会長に言われて、汗で汚れた顔で大きく頷く。
当然トイレに行かせて貰えると思っている圭子。
よしさんが肛門のアナルキャップに手を差し出して「抜きますよ」の声と同時に「ドバービシュー」の音と同時にアナルキャップが遠くに飛んで「カキーン」と金属音がした。
「ホームランだ!」笑う井上会長と三人の男達。
圭子の肛門から勢いよく糞謝され、台の向こうは糞が飛び散り臭いが充満する。
その屈辱に涙を流して力無く項垂れる圭子。
だが一度出始めた糞は、最後の一滴まで押し出してしまい圭子の恥ずかしさと屈辱は最高に達した。
「気分は良く成っただろう?出し切ったか?それにしても匂うな!身体を洗って綺麗にしてやれ」と女と運転手に命ずる井上会長。
四人の男は笑いながら地下室を後にして、残された圭子の縄を外して、両手を手錠の様にして男が抱きかかえて台から降ろした。
「シャワールームに行くわよ」女が先導して部屋を出て行った。
圭子の身体から蝋の欠片が剥がれて、床にぼろぼろと落ちて道を作っている。
「もう判ったでしょう?あの人達を喜ばせてあげたら貴女の未来はバラ色なのよ」
「うぅぅぅうう」首を大きく振って拒絶の仕草を見せる圭子。
「マスクを外してあげるわ、声が出せないわね」
女が圭子のマスクを外して、口に入ったパンティを取り出すと「変態の爺がこれ以上変な事をしたら、警察に行きますよ」と強気の言葉を吐く圭子。
風呂場に入れられると、いきなりシャワーを女に浴びせられて「熱い!」と騒ぐ。
男に身体を持たれて、乳房の蝋を一気に洗い落とし「次は股だよ!」と言われると足を広げられて、股間にシャワーの水滴が激しく当たる。
「やめてーー」圭子がその荒っぽい洗い方に怒るが、シャンプーを身体に水鉄砲の様に飛ばして洗い始める。
「綺麗にして置かないと叱られるからね」
頭にもシャンプーの液を付けると、泡立てて洗い始める女。
男も女も衣服を濡らしながら必死で洗う。
しばらくして「うぅ、うぅ、もうやめてーー」の声が浴室に響くと漸く洗い終わって、圭子の身体は元の状態に戻って、バスタオルで拭き取り始める二人。
しばらくして髪も乾かして綺麗に成った圭子を連れて、ベットルームに入る。
「変態親父とSEXはしないわ!早く帰らせてよ!もう歌劇団に入らなくてもいいわ!新潟に帰る!」
「もう遅いわよ!貴女にはあの叔父様に身体を預けて、可愛がって貰うのが一番なのよ」
ベッドに俯せに放り投げられる様に置かれた圭子。
その前で手錠の様に成っている手首をベッドの前の金具に引っかけて固定する。
今度は男がベッドの横に在るベルトに圭子の足首を結んでしまう。
「やめてーあんな爺とSEXはしません!」
「騒ぐと、また猿轡をするよ!」女に脅されて、喋るのを止める圭子。
今度は圭子の腰に革のベルトを巻き付けて、背中の金具に天井からの縄を引っかける。
四つん這いの格好にされた圭子は、再び浣腸をされるのかと思ったが、女がそのまま部屋を出て行き、男もその後を付いて出て行った。
しばらくして、仮面の四人が入って来ると「おおー良い感じに準備されているな」
「貴方達この様な事をして無事に済むと思っているのですか?犯罪ですよ」
「まだまだ元気なお嬢さんだ!少し可愛がって上げなさい」井上会長が、今日の出番が無い二人に言う。
かわさんとよしさんが指名されて、かわさんが部屋の奥からワゴンに載せた道具を運んで来る。
圭子が頭を後ろに向けて見ると、アナルバイブ、ローターが見えて自分が今からあの様な物で責められると思うと「いゃーーー変態爺」と騒ぎ始める。
「五月蠅いようですね、ボールを咥えて静かにしなさい」井上会長がたのさんに指示をするとボールに成った猿轡を持って圭子の頭の所に行く。
「待って、それを咥えると叔父さん達のペニスを舐められないわよ!」
急に圭子が態度を変えて、井上会長に向かって言った。
「何!フェラをしてくれるのか?」
圭子が急に態度を変えたのは、四人の爺を安心させて逆に仮面の下の素顔を見てやろうと考えたからだった。
このまま遊ばれるだけでは自分は我慢出来ないと、咄嗟に考え付いた作戦だった。
「それなら、騒がないと約束出来るなら、猿轡は付けない方が可愛い」
かわさんが早速指にクリームを塗り込むと、圭子の肛門の付近を指でマッサージを始める。
よしさんがローターを持って、圭子の股間に手を伸ばして、クリトリスを刺激し始めた。
「あっ、あっ」と声を出し始める圭子の乳房を左右から揉み始める井上会長とたのさん。
四人の男に同時に責められて、自分を忘れて声を出し始める圭子。
特にアナルへの刺激は日頃からの調教の成果で、反応が早いので面白いと思う四人。
「ああーーーーううー」首を大きく振って反応が高まると、アナルにバイブを挿入する。
「ああーーだめーーーああーああーー」急に大きな声に成って悶える圭子。
乳房を揉む手にも力が入って「おお、良い感じだ乳首が立ってきたぞ!」嬉しそうに乳首を弄くる井上会長。
ローターを持っていた手にバイブを持つと、愛液で光り出した膣口に挿入する。
前後にバイブが挿入されて、振動が身体中に伝わって「ああーーだめーーーああーああーー」
「だめーーーだめーーいっちゃうーーー」髪を振り乱して声を発して燃えてしまう圭子。
「そろそろです」肛門を刺激しているかわさんが井上会長に伝えると、揉んでいた手を止めて、素早くバスローブを脱ぎ捨てる。
圭子の目の前を小さなペニスを勃起させた井上会長が通り過ぎて、ベッドの上に上がる。
アナルに入ったバイブを抜き取りかわさんは、井上が揉んでいた乳房の方に行く。
膣に入ったバイブを井上会長に譲ると、左手でバイブを持ちながら、右手で圭子のアナルの状態を調べる。
そして、勢いよく小さくて堅い自分のペニスを、肛門に挿入させた。
「ああーーいたいーーやめてーーーーーー」小さくてもペニスはアナルバイブよりは大きいので、痛みに腰を引こうとするが右手で圭子の腰を持つと引き寄せて、奥まで挿入してしまった。
巡り会えた晴美
50-040
「いゃーーやめてーー痛い!動かさないでーー」圭子の声が虚しく響く。
腰を動かす井上会長は満足そうに成っているが、しばらくすると中折れ状態に成って体力の無いのを露呈する。
「たのさん交代だ!」井上会長が小さく成ったペニスを抜き取ると、ベッドを降りた。
代っていのさんがバスローブを脱ぎ捨てて、ベッドに上がる。
初めて肛門にペニスを挿入されて放心状態の圭子は、膣に入っていたバイブもベッドに滑り落ちて、ほっとした気分に成っていた。
たのさんがベッドに上がって圭子の後ろに陣取ると、直ぐに自分のペニスを持って圭子の股間に擦りつける。
圭子の顔の処に来た井上会長が「おい!俺の物を舐めて大きくしてくれるか?」と小さなペニスを指さした。
「あっ、うぅ」たのさんのペニスが圭子の膣口に挿入されて、声が出るが小さいので刺激は少ない圭子。
「手で持たせて下さい!」井上会長の顔を見上げて言う圭子。
「確かに、元気が無いから小さくて舐められないな!判った判った」
嬉しそうに成る井上会長は、圭子の手を動かせる様にする為に縄を解いてしまった。
「どうだ!これで動かせるか?」と尋ねた時、圭子の手が井上会長の仮面を素早く剥ぎ取り、壁に放り投げた。
「あっ!貴方は井上会長!」口走る圭子。
「お前は見ては成らない物を見てしまったな!」鬼の形相に変わった井上会長が「おい!直ぐ来てくれ」と先程の二人を呼びつける。
たのさんも事の重大さに直ぐにベッドから降りて、バスローブを着る。
二人が入って来て井上会長の顔を見て「どうされました」と驚きの表情に成った。
呆気にとられて呆然と見ている圭子。
井上会長が女に耳打ちして、直ぐに女は部屋を出て行く。
「もう、お前が神戸歌劇団に入る事は無く成った、暴漢に襲われて強姦された事に成る」
「えー、どう言う事ですか?」漸く口を開いた圭子。
しばらくして戻って来た女の手には電気バリカンが持たれて「もうその髪は必要無いだろう刈ってしまえ」井上会長の指示で、暴れる圭子は再び手を拘束されて、女が電気バリカンのスイッチを入れると「やめてーーーー」の声も虚しく、額から刈り取られて青い筋が中央に出来た。
「変態の暴漢襲われたのだ!後は頼む」井上が刈り取られる様子を恐い顔で見ている。
しばらくその姿を見届けると四人の男は風の様に姿を消して、圭子の目の前から消えた。
バリカンで刈り取られた髪がベッドに散乱して、放心状態の圭子の後ろに先程の運転手の男が上がって、大きなペニスを勃起させて、膣口に挿入した。
「ああーーーーううー」首を大きく振って、感じてしまう圭子は男のSEXの道具に成っていた。
自分の原案から脚本に成った(花の狂乱)を読み終えた時、(のぞみ)は新神戸駅に滑り込んだ。
暗いトンネルから明るい新神戸駅に新幹線が滑り込んだ時、持神監督は映画の撮影が実現できそうな気分に変わっていた。
暗闇から明るい駅が、自分の今までの疑問を一気に明るくさせてくれた気分に成ったからだ。
名前が「英」と云うスナック、番号調べで尋ねても判らない。
まだ夜まで少し時間が有るので、神戸の街を散策して何か面白いアイディアを捜す持神。
夜に成ると、神戸で一番の飲み屋街、東門筋に足を踏み入れる。
時間が早いのか、まだ人も少なく看板に明かりが灯っていない店が多い。
取り敢えず寿司屋にでも入って尋ねて見るか?そう思い一軒の寿司屋に入る持神監督。
ビールを注文して、若い板前に「この辺りに英国の英と書いて、はなふさって読むスナックご存じ有りませんか?」と尋ねた。
「貴方誰?東京の人?」と板前が尋ねるので名刺を差し出して「持神と申します」と挨拶すると「芸能界の人だね!千寿にどんな用事?」といきなり尋ねた。
「えー、英千寿さん、本名三浦晴美さんをご存じなのですか?」
「今度は男が驚いて、千寿の本名知っているのか?」と驚きの表情に成った。
「それではご存じなのですか?」
「神戸歌劇団関係の人では無さそうだな」
「はい、全く関係有りませんよ、ご存じでしたら会わせて頂きたい」
若い板前は「もう一時間程したら、開店するから行けば良いよ!」そう意って名刺を一枚差し出した。
そこにはスナック「英」英千寿と書いて有った。
「ありがとうございます」と御礼を言うと、小指を立てて「俺の家内だ!」と照れ臭そうに微笑んだ。
世間の狭さを感じる持神監督、偶然入った寿司屋の板前が晴美の亭主だった事に運命を感じてしまった。
その後は店も繁盛に成って、話しをする機会も無く寿司屋を後にした。
貰った名刺を人に尋ねながら、しばらく捜すと小さなスナックビルの二階に(英)は在った。
「こんばんは」と扉を開くと薄暗い店内には未だ一人も客が居ない。
「いらっしゃい」と小さな厨房から顔を出した二十歳過ぎのボーイッシュな女性、一目で三浦晴美だと思った持神監督は「三浦さん?」と声をかけた。
「主人から聞きました。映画監督さんですよね」と返事をする晴美。
「実は神戸歌劇団の事でお聞きしたい事が有るのですが?」
「何も知りませんよ!私は歌劇団の人間では有りませんから」警戒色の強い話し方で答える。
「私は主に官能作品を撮影しているのですが、今人気の那智仁美を主役に作品を撮りたいと思いましてね、三浦さんのご協力を得たいと思いまして、東京からやって来ました」
「えー、あの那智仁美を?冗談でしょう?今は飛ぶ鳥を落とす勢いですよ」
「それはそうですが、貴女がご存じの秘密を私にお話頂ければ可能かも知れませんよ」
「そんな事が可能なのですか?私は勿論、棄てられた身ですから、復讐。。。。。。」そう言って言葉を濁した。
「私を信じて下さい、マスコミ、いいえ、映像を使って。。。。。」そう言い出すと晴美は、店の鍵を閉めて戻って来た。
圭子の死の謎
50-041
戻って来ると名刺を受け取って「持神監督さん、私ね!神戸歌劇団に憧れて下関から出て来たのですよ!退学させられた年末、来年から英千寿でデビューする筈だったのに、突然追出されてしまったの!私のデビューを楽しみに田舎からやって来た母は、退学のショックで病気に成ってしまって昨年亡く成ってしまったのです」
「えー、それはお気の毒です」
「でも誰にも文句は言えなくて、その様な事を喋ると殺されてしまいます、後ろには神戸の暴力団が居て二年間程私の行動は監視されていました。最近は無く成りましたが恐かったです」
「何が有ったのですか?」
「あの学校は悪魔の巣、私は那智仁美、本名本郷仁美を罠に落とす為のスパイの様な存在だったの、仕事を上手にすれば歌劇団の男役のトップにして貰える約束で引き受けたの、それが。。。。。。」言葉を詰まらせる。
「専務と仁美の関係が良好に成ると、約束を反故にされて放り出されたの!僅かなお金を貰ってこの店を開いたの、初めからこの店をする様にバックの暴力団に強要されたの、監視の為も有ったのよ」
「もっと詳しく教えて下さい、決して貴女に迷惑は掛りません、お母さんの復讐もしたいでしょう?那智仁美をポルノ女優に出来るチャンスですよ」
「面白そうだわ、元々仁美はマゾですから、上月専務はサドで、二人の相性が合ったのでしょう、その為私は放り出された」
「もう一人景山圭子さんってライバルが居たでしょう?」
「あの子も可愛そうな存在でした。仁美を上月専務が手に入れる為に競わしただけです。最後は人身御供だったのでしょう、六甲山の山中で強姦されて殺されたと聞きました」
「えー、六甲山で殺された!強姦!」
「それも裏組織の仕業では無いのかと思います。卒業式のパーティの後、裏組織の人身御供にされたと思いますが、何故六甲山で死体に成ったのか?私には判りません」と話した後本格的に晴美の話は順序立てて話し始めた。
長時間の話しの総てを聴き終わって「凄い歌劇団と音楽院ですね!その様な事が世間に出ると終りですね」聴き終わった持神監督は疲れを感じる程だった。
「私は歌劇団を終わらして欲しいとは思いません、真面目にレッスンを行ってスターを夢見ている子が沢山居ますからね、夢は壊したく有りません!悪党を懲らしめて欲しいのです」
「景山圭子さんの事も気に成ります、明日新聞社でその事件の記事を見てきます」
「絶対に私を守って下さい!お願いします」
「大丈夫です、私は本丸に切り込みますから、貴女に迷惑が掛る事は絶対に有りません、今一番のスターが退団してポルノ映画に出演する事は、大きな痛手に成るでしょう。でもお話を聞く限りマゾプレーは好きな様ですから、意外と簡単かも知れませんね」
「最近の二人の忙しさから、以前の様に会っていないと思います」
「でしょうね、私は今の話しから安東病院を映画のスタッフに入れようと思いました。仁美の事を知り尽くしているので、面白いと思いますし、犯罪の片棒を担いでいるので、要求には逆らえないでしょう」
「面白そうな映画ですね、それであの那智仁美はポルノスターに成る訳ですね」
「そうです、男優には性豪と名高い仰木晃を予定していますので、面白い作品に成ります」
延々と話した二人はお互いのもやもやが、消えてすっきりとした表情で別れた。
翌日地元の新聞社に向かい数年前の事件を捜すが、景山圭子、桜木圭の事件は存在していない。
新聞社の人に「五年程前の六甲山で暴漢にレイプされて殺された若い女性の事件はどれでしょう?」と尋ねた。
事務員の女性が「覚えていますよ、神戸音楽院を卒業された美人の生徒さんが、卒業パーティの翌日暴漢に殺された事件でしょう?惨い事件でしたね!殆ど全裸でレイプされていた様ですね」、そう言いながら記事を出してきた。
そこには被害者の名前が赤松圭子と書かれていた。
「この赤松さんが?景山圭子さんでは?」
持神監督は自分が飲んだ純米大吟醸(圭子)を思い出していた。
確か赤松酒造が発売元に成っていたが、これはどう言う事だろう?と首を傾げていると「兵庫県警の吉水刑事さんに尋ねるとその事件の事は詳しくご存じですよ」と教えてくれた。
持神監督はこの事件も何か裏が有るのだろう?昨日の晴美の話から興味が湧いた。
新聞社から兵庫県警に向かうと、タイミング良く吉水刑事が在署していたので、お話を伺いたいと伝えると「今頃映画監督が変な事件の取材なのか?」名刺を見ながら微笑んでソファーに座った。
「強姦事件を題材にした映画を製作したいと思って、昔の残忍な強姦事件を調べていたら偶然神戸音楽院の卒業生が、卒業パーティの夜強姦されて殺された記事を見つけまして神戸まで取材に来ました。何か変わった事は有りましたか?」
「あの事件は今でもよく覚えているよ!新潟から来られた遺族の方でお爺さんだったかな、遺体に抱きついて長い間泣き崩れていらっしゃったのが、今でも蘇るよ」
「そのお爺さんって、新潟の酒屋さんですか?」
「そう、そう、一年程経って私に世話に成ったと、自分が造った日本酒を送って来られたよ」
「純米大吟醸(圭子)ですよね」
「お爺さんが孫娘を悲しみ、最高の純米酒を造ったと手紙が入っていましたね、美味い酒でした」
「事件で変わった事は有りませんでしたか?」
「新聞には強姦されて、六甲山に全裸で殺されたと書いて有りましたが、実際はもっと凄惨な事件だったのですよ!あの姿を見て両親は放心状態で、お爺さんだけが涙を流されていました。その時にわしに内緒で実家の名前で音楽院に入学させるからだ!わしが芸能人を反対したので、東京の学校に行ったと嘘を言いよってと息子夫婦を叱っていました」
「それで景山なのですね、赤松圭子が本名だったのか!それ程凄惨な事件だったのですか?」
「先ず全身に毛が無く成っていたので驚きました」
「と言うと頭髪が無かった?」
「そうです、頭髪が刈り取られて、陰毛は剃り上げられて、性器も手術の跡が残っていました。それ以外解剖の結果アナルも相当使われていて、勿論膣には精液が残っていました」
「髪の毛が刈られていていたのですか?」
「近くに一杯残されていましたから、強姦されてから刈り取られたのでしょう。今も犯人は捕まっていません」
晴美から聞いているので、アナル好きの実力者に強姦されて時に何かトラブルが発生したと思った持神監督。
老人の復讐
50-042
だが東京に戻る気持ちと、その赤松酒造のお爺さんの姿が、脳裏から消えない持神監督は神戸から新潟の圭子の家に真実を伝えてあげたい気持ちに成ってしまった。
SEXをして遊ぶ事までは許せても、まだ成人式に成った程度の若い圭子をその様な無残な姿で殺した男達が許せないと思った。
今でも圭子のお爺さんは真実を知らずに、暴漢に襲われて孫娘が亡く成ったと思っているのだと思うと伝えて上げなければ。。。。。。。。
その気持ちは伊丹空港に足を運ばせてしまった。
持神監督は伊丹空港の最終便に乗り込み、新潟空港に躊躇いも無く向かっていた。
機内から夜の街を見ながら、直ぐに神戸に来るよ!今度は条件を整えて契約に訪れるからな!と呟く。
新潟空港の近くで一泊をして、翌日赤松酒造を訪問する持神監督は赤松の祖父がどの様な人なのか、全く予備知識も無く向かった。
大きな旧家の自宅の横に大きな工場を構える赤松酒造は、持神監督の想像を遙かに超えた規模の酒蔵だった。
いきなり事務所に入って名刺を差し出し「圭子さんのお爺さんにお目に掛りたいのですが?」と言うと事務員が怪訝な顔で「会長はもう殆どお客様には会われませんが、社長も今日は出張で居りません、どの様なご用件でしょう?」と尋ねた。
「その会長に圭子さんの事でどうしてもお話したい事が有るのです」
「えっ、圭子お嬢様はもう五年程前に事故で亡く成られました、会長は大吟醸(圭子)を造られてからは、もうお仕事には。。。。」
「違います、私はお孫さんの圭子さんの事で、どうしてもお祖父様にお話したい事が有るのです」その気迫に驚いた事務員が「少々お待ち下さい、お婆さまにお伺いを。。。」そう言ってその場を立ち去った。
しばらく待たされて先程の事務員が戻ると「母屋の方へお越し下さいと申されていますので、案内致します」と持神を事務所から外に案内した。
旧家の自宅の門を入ると、奥に玄関が見えて老婆が一人玄関の扉を開いて出迎えた。
「映画監督さんが、孫娘の事で伝えたい事とは?」
「お祖父様はご在宅ですか?」
「主人はあの事件以来、殆ど何方にも会いませんが、今圭子の事を話したいと言われたので、私が出て来ましたが内容によっては、取り次ぎは致しません!これ以上苦しめたく無いからです」
「お話したいのはお孫さんの圭子さんが亡く成られた真相です」
「えーーーー犯人が見つかったのですか?何故映画監督の貴方が?」明らかに顔色が変わった祖母赤松喜代。
「おい!中に入って貰え!」奥から男の声が聞えて「は、はい」と言うと持神を応接間に案内する喜代。
今頃五年も経過して、孫娘圭子を殺した犯人を知っていると言う男が現れて動揺する老夫婦。
応接室に通されて直ぐに、眼光の鋭い老人が現れて「持神さんとか言ったね、私が圭子の祖父の赤松源治だ、本当かね?孫娘を殺した奴が見つかったと言うのは?もしもその様な奴が見つかったのなら、私は全財産を使ってでも復讐をしてやる!そうで無ければ死んでも死に切れん!圭子―――」そう言って既に泣き始めている。
「お孫さんの圭子さんを殺した人は判りませんが、指示をしたであろう人物は判りました」
「圭子は複数の男に乱暴されていると刑事が教えてくれたが、その男達のリーダーが判ったのか?」
「私が色々調べました処、圭子さんは六甲山中で乱暴されて殺されたのでは無く、別の場所で殺されて運ばれて来たと思います」
「えー警察はその様な事は言わなかったぞ、数人の男に乱暴されて、髪の毛までバリカンで刈り取られ、下の毛も剃り落とされて乱暴されて殺されたと聞いた」
「私は今度那智仁美を主役にした官能映画を撮影する予定なのです」
「那智仁美って、圭子と同期の音楽院の生徒だった女優だな!今神戸歌劇のスターに成っている」
「そうです!実はお嬢様の死にこの那智仁美が関係しているのです。。。。。。。」持神は自分の想像と晴美に聞いた話を織り交ぜて源治に話し始めた。
黙って耳を傾ける老夫婦が「だからわしは歌劇団に入るのを反対したのだ、それを実家の名前を使って入学するとは馬鹿者だ」と言い怒りながら聞く。
「それで持神さんが仇を伐って下さるのか?直接何もしていないが、那智仁美の為に圭子が犠牲になったのだな、監督の映画が完成するまでわしは死んでも死にきれないな」涙を流しながら話す源治。
「一番悪いのは、音楽院とバックの神戸造船の幹部でしょう!だが証拠は全く在りませんので彼等を葬る事は出来ません。私の映画にもその一味の病院の連中を使う予定です」
「圭子がその病院で恥ずかしい治療をされたのだな、警察の解剖で聞いたぞ」
「おそらく、那智仁美も圭子さんも。。。。。。だが彼女達は直接何もしていません、例えば性器の整形とかを行ったのですが、それは悪い事では無いのですが。。。。。。後ろに居る連中が。。。上月専務を筆頭に幹部達でしょう」
話しが終わると「私は私なりの復讐をさせて貰います、監督には映画で圭子の無念を晴らして下さい、お願いします」と涙を流しながら御礼を言った。
圭子が殺された真実が判って、源治に新たな考えが浮かんでいたのを、持神監督は知らずに赤松の家を後にした。
持神監督も事実を老夫婦に話して、晴れ晴れとした気分で東京に帰った。
数日後手紙と一緒に源治から小切手二千万が送られて来て、映画に使って下さい、孫娘圭子が受けた屈辱を那智仁美にも与えて下さいと書かれていた。
孫娘のライバルに対する憎悪が見える手紙の内容だったが、源治がこの後、復讐の為に色々な事を起こすとは、この時持神には想像出来なかった。
数日後撮影が終わって持神監督は、いよいよ神戸歌劇団に交渉に向かう準備に入った。
源治は数社の探偵社を呼びつけて、神戸歌劇団の幹部の家庭調査を始めた。
お金に糸目を付けない源治は、神戸の探偵社も呼びつけて調査を始める。
孫娘圭子の復讐が始まって、矛先は那智仁美の実家の調査も行う徹底的な物だった。
持神監督の映画がスムーズに出来る様に後ろから、支援をしようと企みを考える源治。
憎しみが快感に変わってしまう事を、その時は未だ知らない源治。
仕掛けられた罠
50-043
持神監督が神戸歌劇団の事務所に電話をしたのは、十日後だった。
「映画監督をしています持神と申しますが、上月専務にお目に掛りたいのですが?」
これが神戸歌劇団に激震が走る一声だった。
「どの様なご用件でしょう?上月は今海外公演の準備で手が離せないのですが?」
事務員が言うと「那智仁美さんに私の映画にご出演願う交渉に参りたいのですが?」
「何を仰っているのか意味が判りませんが?」
「そこにいらっしゃるなら、代って頂きたいのですが?景山圭子さんの事を発表しますよ!とお伝え頂ければ、忙しくても電話に出られますよ」と言う。
しばらく待つと「何の事なのだ?」上月専務が電話口に出た。
「明日、夕方神戸に行きます!必ず会って頂きたい。四時に新神戸駅前のホテルのロビーでお待ちしています」一方的な事を喋る持神監督。
「明日は用事が有る、会えない」
「その様な用事より私の用事が大事ですよ!では必ず!」そう言って電話を切る餅神。
上月は直ぐに持神監督の事を調べさせる電話を、芸能関係の会社にした。
しばらくして、官能映画が多い監督だと連絡が届くと「今頃何故、景山圭子なのだ?」と独り言を言うが、胸騒ぎを抑えられない上月だった。
翌日不安で一杯の上月専務が新神戸駅前のホテルのロビーに行くと、持神監督が既に待っていて小声て「聞かれたら困りますので、会議室を予約しておきました」と話した。
上月も不安が有るので、直ぐに応じて小さな会議室に向かった。
持神は直ぐに名刺を差し出し「映画監督をしています持神と申します」と挨拶をした。
上月も自分の名刺を差し出し「那智仁美を貴方の映画にとか?意味不明の事を先日おっしゃったそうですね」
「はい、その様に申しましたよ」
「はっきり申します、那智仁美は神戸歌劇団のトップスターです。退団はあり得ません!」強い口調で断る上月。
「私は那智仁美さんで素晴らしい官能映画を撮影したいのです」
「ご冗談でしょう?彼女が貴方の映画に出演は考えられませんよ!清純な神戸歌劇団のトップスターを貴方の卑猥な映画に何故出演させなければ行けないのでしょう?」
「貴方が卑猥な事を彼女にしても?」
そう言われて顔色が変わる上月は「誰から聞いたのですか?もしかして昔居た。。。。」
「思い出せないでしょうね、使い捨ての女の事を覚えていませんよね!でもね!もしもその女性に貴方が危害を加えたり、行動に起こすと神戸歌劇団と親会社の神戸造船は破滅しますのでお忘れ無く」
その言葉で上月の表情が大きく変わり、動揺が見て取れた。
「監督は何をご存じなのです?」急に低姿勢に成った上月。
「総てです、私に何か有れば直ぐに公開されますので、変な考えは棄てて下さい。私の希望は那智仁美さんで映画を撮影したい、それだけですのでよろしくお願いします」
「彼女が納得しなければ、映画の出演は難しいし、今直ぐに歌劇団を退団も困難です」
「判っています、道筋を付けて頂ければ良いのです、来年を目標にしています、井上社長にもよーくご相談下さい!このお酒でも飲んで考えて下さい」そう言って紙袋から純米大吟醸(圭子)をテーブルの上に置くと、上月の顔面が見る見る青ざめてしまった。
持神は最初の交渉としては上出来だと、笑みを溢しながら東京に帰って行った。
上月が翌日井上会長に会う段取りをしたのは言うまでも無い。
井上会長は話しを聞いて、誰が秘密を漏らしたのだと怒るが、上月は敢えて晴美の名前を出さなかった。
井上会長の性格を考えれば、晴美に殺し屋を差し向ける事が充分考えられたからだ。
「その映画監督は那智仁美を退団させて、映画に出演させろと言っているのか?」
「はい、それで総ての事は聞かなかった事にすると言っています、映画は相当強烈なSM作品が多い監督です、彼女をその映画の主役にしたいと言いました」
「それなら那智君が納得しないだろう?退職金を積んでも円満に収めなければ、今更五年も前の事が表に出れば神戸歌劇団だけの問題では無い、神戸造船も崩壊する、女優の一人位失っても仕方が無いだろう、君の命運も尽きるぞ!那智仁美が卑猥な映画に出ても神戸歌劇団を退団後だ!私達の会社にも劇団にも非は無い!劇団の人気女優が金銭面で困ってポルノ映画に出演した!」
興奮気味に話す井上が、声を小さくして「那智君の家族状況を至急調べるから、しばらく待て、但しもう那智仁美は歌劇団を引退させる!それは覚えて置いて、至急後任を決めなさい」と指示をした。
上月も仁美とはこの二年間全く関係は無く、二人共仕事が忙しく時間を合わせる事も不可能に成り、自然消滅している。
仁美の陰部に挿入されていたリングも取り払われて、自然の状態に戻っている。
仁美は今も上月の事を慕っているのだが、それを忘れさせる程の忙しい日々で、SEXの事まで余裕が無かった。
海外公演も数ヶ月後に迫って、忙しさに拍車が掛っていた。
一週間後考えられない事を計画すると、井上会長が上月に話した。
その内容は仁美の妹で、東京の女子大学に学んでいた秀美が何者かに誘拐させると言った。
秀美は姉程の美人では無く芸能界に進まず、医療関係の仕事をする為に大学の寮に住んでいた。
身代金を要求するので、お金を会社が仁美に貸し付けて、退団に導くと計画を話した。
井上会長も自分の身の危険を感じているので、必死に成っている様だ。
話しの数日後計画は実行されて、本郷家は青ざめる。
身代金は一億円、警察に連絡した事が判ると即秀美は殺して、東京湾に浮かべると言い。
姉は神戸歌劇団のトップスターだ、お金は劇団か親会社が用意してくれるだろう、お金は劇団関係者に指定の場所に持参させろ!と付け加えた。
父の寛二も一億の大金に驚いて、妻の容子と相談すると、娘の仁美に相談する以外方法は無かった。
秀美はマンションの一室に監禁されて、電話口に出て「助けてーー」と叫んでいた。
何故か仁美の舞台の無い時期を選んでいるのだが、本人は気が動転して考えてもいなかった。
「一億!」声が裏返る程の驚きが、電話の前で響く。
「明日までに用意しなければ、秀美の命が無いのよ!会社に頼んで貰えない?」母の容子は仁美に懇願するのみで、狼狽えている。
「警察に連絡したの?」
「馬鹿な事を!秀美の命が無いわ、東京湾に浮かぶって言われたのよ」悲痛な母の声に、会社に頼んでみようと上月専務を捜すと、劇団の事務所に待機している。
罠はこの様に仕掛けられてしまうが、仁美に映画の話しが伝わるのは少し後の事に成る。
偽装誘拐
50-044
この様な企みが行われている事を知らない源治も、持神監督の援護の作戦を着々と行なっていた。
自分の孫娘が残忍な方法で殺された恨みは、ライバルの那智仁美と上月専務に向けられていた。
勿論その矛先は孫娘に卑劣な手術を施した安東病院にも向いていた。
数社呼び寄せた探偵社の中に、源治の意志を見抜いて「孫娘さんの恨みを晴らしてくれそうな連中を知っていますが、紹介しましょうか?」と持ちかけた男が佐藤。
佐藤は調査の中で、神戸造船のバックで闇の仕事を請け負う暴力団組織に対立している関東の暴力団組織に話しを持ちかけていた。
すると「神戸造船は神戸の暴力団が大口の顧客に位置づけている会社だ!面白そうじゃないか」そう言って、自分達が表に出ないで、チンピラ連中に仕事を任せる事にした。
トラブルに成っても自分達は高みの見物で面白いからだ。
新沼仁をリーダーにした若者中心の六人組の男女で、源治の自宅にはリーダーの渡辺だけが佐藤と一緒にやって来て紹介をした。
源治は佐藤に或る計画をこの時話した。
①調査結果から上月専務の娘を誘拐して、安東病院に連れて行き孫娘がされた事と同じ仕打ちを行なう。
病院では一切身元は伏せて、一人一千万で契約をして、模様は撮影して自分に持って来る事。
②那智仁美の実家、本郷染物工場の経営を圧迫する為、取引先に圧力をかける事。
③神戸音楽院の緑川と云う女に制裁を加えて欲しい、孫娘を殺害した可能性が有る。
取り敢えず佐藤さんは、安東病院と交渉をして準備を進めて下さい。
上月の長女は神戸造船の大阪支店に勤務している。
次女は東京の大学院生だと他の探偵社が調べた資料を見せた。
「二人共美人ですねー-」新沼の声が変わった。
「神戸歌劇団のトップスターの娘だから、当然綺麗と思ったが、妹の美香は勉強が出来る様で知的美人、姉は親の七光で神戸造船に勤めている。そろそろ縁談が持ち上がっているらしいが、その相手が神戸造船社長の息子で井上浩介なのだよ!面白いと思うだろう?」
不気味な笑みを見せる源治。
「それでは、明日早速安東病院に飛んで交渉をして参ります」
「頼んだぞ!君達にも成功の暁には充分な御礼をするからな」
銀行振り出しの小切手を持って、二人は新潟の豪邸を後にした。
上月に相談した仁美に、上月は自分がお金を届ける役目を引き受けて、必ず妹さんを無事連れ戻すと言って、連絡先の電話番号を受け取る。
「お金の事は親会社に掛け合って用立てるから、安心しなさい。君は神戸歌劇団のトップスターだから、親会社も面倒を見てくれる。私に任せなさい」と安心させる。
「お願いします。秀美に何か有れば私は責任を感じて、仕事が出来ません」涙ながらに訴える仁美。
しばらく目の前で殆どノーメイクの仁美を見たが、昔の幼さは消えて美しい女性に成っている事に気づく上月。
清楚な美しさに色気が加わり、輝く女に成っているが、今この仁美とSEXをする事は自分が墓穴を掘る事が判っている上月だ。
話しが終わると直ぐに井上会長に連絡をして、大きなリュックに新聞紙を入れた物を準備しているので、芝居で東京まで行って来いと指示を受けた。
仁美から借用書を貰う事を忘れるなと、強く言われて届いたFAXの文章を直ぐに作成して、仁美を呼び出し「親会社が快く出してくれたぞ!この書類にサインをして欲しい」と差し出した。
内容も読まずに急いでサインをする仁美。
そこには期日までに返済の為、退団して一般の芸能活動を行なう事も想定と記載されている。
サインを受け取ると、リュックを受け取って東京の秀美の監禁マンションに向かう上月。
マンションでは秀美に見せつけて、交渉をする犯人役の女性と仲間の男。
「今回はお金を貰ったから、妹は返すけれど今後も神戸歌劇団で、姉の那智仁美が活躍すれば私達は再び現れるかも知れないわよ!とにかく調子に乗らない様に那智仁美に釘を刺しなさいよ!人気が有り過ぎなのよ!むかつくわ!」
女がその様に言うと、上月が「君達は那智君の歌劇団からの引退を希望しているのか?」
「そうよ!彼女なら歌劇団以外でも充分活躍出来るでしょう?劇団が手放せば解決するのでは?」
「彼女は劇団で一番のトップスターだから。。。。。。」言葉を濁す上月。
隣の部屋に閉じ込められている秀美に聞える様に、芝居を行なう上月と犯人役。
しばらくして、犯人役が部屋を出て行って、隣の部屋が開放されて秀美が飛び出して来て、上月に抱きついて御礼を言う。
泣きながら、恐かった思いを喋るが、お姉さんの事も有るので警察には報告しないと上月は言い自宅と、仁美に電話で無事救出を報告した。
取り敢えず二人は一緒に京都の自宅まで送って行く事に成った。
上月は秀美の両親から感謝されて、丁度自宅に戻っていた仁美と四人で抱き合って喜んだ。
しばらくして秀美が今回の犯人は、お姉ちゃんに妬みを持っている人達の仕業だと説明した。
驚く両親と仁美、しばらくして上月が神戸に戻ると、四人はしみじみと人に嫉まれる怖さを話会っていた。
安東病院に佐藤が行くと、女性患者が数名来院していたので安東女医が怪訝な顔をして応接間に呼んだ。
「当病院は女性の患者さんが殆どですが、お知り合いの女性の堕胎のご相談でしょうか?」
「実は初心な女を二名程調教して欲しいのです」
「えー、何を仰っているのか意味が判りませんが?」驚きながら言う。
「いのさんと云われる方に教えて頂きまして、参りました」
佐藤は井上社長がこの病院と関係が有ると思っていたので、思わずいのさんと言ってしまったが、安東女医には井上会長の知り合いで仲間だと理解して、急に「久々のお仕事ですか?楽しみですわ」と急に態度を変えた。
「今回はお金を貰って、初心な女を淫乱女に仕上げる人が一人、もう一人は婚約者の目の前で調教して頂きたい、二人にSMの楽しさを教えて頂きたい」
「楽しそうな話しですね、わくわくしますわ」久々の仕事に嬉しそうな安東女医。
放火
50-045
「これが最初のインテリ女で、殆どSEXを知らない様です」
「この女を好き者にするのですね、中々の美人ですね」
「この女が二番目の女です!婚約者と一緒に辱めて欲しいのだそうです」
二枚の写真を見て「この女の方が美人ですね、何処か二人は似ている様な気がしますが?」
「全く関係は有りません、若いのが美香で美人が友美、大学院生と事務員です」
「この様な事務員なら社内で人気でしょうね」
「お金持ちのお嬢様で鼻につくそうですよ」
「美人だからそうなるのよね、私が恥をかかせてあげるから、大人しいSEX好きの女に成りますわ、お任せ下さい」
「但し、条件が有ります」
「どの様な事でしょう?」
「先ず、二人の事を絶対に聞かない事、クリトリス包茎は必ず手術で全部露出させる事」
「凄いわね、全部露出させると慣れるまで、がに股に成るかも知れませんよ」と笑う。
「それから、二人共身体中の毛を剃り落として頂きたい」
「えー、この二人結構長い髪なのに?良いのですか?私は面白いですがね」
「その様子を撮影して頂きたいのです、手術風景も含めてですが?」
「依頼人が髪フェチの人なのね、まあそうかも知れませんが、恨みかも?」
「判った!この二人に振られた男の復讐なのね!婚約者が変態好きは嘘でしょう?」
佐藤はテーブルに封筒を差し出し「二人の手術費用です、お納め下さい」と言った。
封筒を受け取って中を見た安東女医の顔色が変わって「これだけ頂ければ殺人以外の事でしたら何でもさせて貰います。流石にいのさんの知り合いだわ」そう言ってにこにこ顔に成った。
女に振られた復讐に二千万も出すなんて、大金持ちだわと頬が緩んでしまい。
コーヒーを持って来る様に指示をする安東女医。
税金も申告も必要の無い大金は、彼女を盲目にしてしまった。
「いつ頃の予定ですか?」
「最初のインテリ女の美香は遠方から連れて来ますので、数日前まで判りません」
「それでは良い物を提供しましょう」立ち上がって安東女医が部屋を出て行く。
しばらくして戻ると粉の入った袋を見せて「これは便利ですよ」
「麻薬?ですか?」
「違いますよ!睡眠薬です!これを三分の一程飲ませると半日は目が覚めないと思いますよ」
「市販の物では無いのですか?」
「はい、最近では手に入り難い物です、量を間違えると死にますからここで分散して置きましょう」そう言って看護婦の堀田を呼んで指示をした。
「先生これで宜しいですか?」今度は婦長の最上が入って来て、ポシェットの様な物と液体の入った瓶を持って来た。
「これはドラマで使うのを見たと思いますが、クロロホルムと呼ぶ薬品です」
「知っています、美女がよく眠らせられますね」微笑む佐藤。
「それはドラマの中の話しで、これで眠るのは蛙程度の小さな動物で、人間の場合直ぐに目覚めてしまいます、でも一瞬は意識が無く成りますので、これで眠らせて縛りあげるか、この薬品を吸込ませた布でマスクの様にすれば、起きませんのでどちらかを使われると楽でしょう」
「ありがとうございます」運ばれて来たコーヒーを飲みながら、楽しく放す安東女医を恐い女だがお金に目が眩み、凄いサービスだと腹で笑っている佐藤。
しばらくして、佐藤は二つの強力な武器を手に入れて東京に帰って行った。
撮影所に戻った持神監督は志水に「撮影は確実に出来るぞ!脚本の一部を変更して欲しい!スポンサーに頼まれたので変えてくれ」
「本当にこの脚本で撮影が出来るのですか?一流女優がヘアーヌード写真集を出して、熱狂している時に、神戸歌劇のトップスターがヌード以上のSM映画で、本番SEXから調教を受けて、陰毛を剃られてしまうシーンまで撮影出来るのですか?」
「陰毛だけでは無いよ!那智仁美の総ての毛を剃り落とす脚本に変更だ!」
「えーそれは凄い事ですね!本人が承知したのですか?承知も糞も無い!してしまうのだよ!スポンサーが寄付をくれたのだよ」小切手の封筒を差し出す。
「えー、二千万ですか?」
「そうだよ、これは我々への激励のお金だと、税金は要らない」
「凄い事ですね」
「そうだよ、チーフカメラマンと君とで一千万を別けてくれ!私は脚本が出来上がれば映画会社に売り込む、今なら各社飛びつくぞ!」
「大人気の那智仁美の過激なSM映画ですから、大手も飛び乗りますね」
「世間には肌の露出も無い清純派の代表の様な那智だから、面白いだろう?スタッフを集めて準備に入る予定だ」
「本物の調教を映像に残すのですね、私も燃えてきました」喜ぶ志水。
数日後新沼達が京都に入り、本郷染物工場の最大の取引先、京都反物商店に放火を企む。
郊外の倉庫は夜間、人気も無く彼等には簡単な仕事で、類焼も無く放火に成功する。
だが倉庫は全焼で、被害額は相当な金額に成って一気に資金繰りが苦しく成り、本郷染物工場にも立て直す迄待って欲しいと依頼が来た。
大変だとは思うが、立て直す迄取引先が大きく減る状況に成ってしまった。
火事のニュースは仁美の耳にも届いて、大変だと思っていると父の治が、当面の資金が必要に成ってしまったと連絡をしてきた。
困った仁美は再び上月に相談する他方法が無かった。
上月にも突然の相談で、予想もしていない出来事に驚きを隠せない。
来月位に、先日の話しで退団の段取りをする予定が、困惑の状態に成った。
井上会長は、それなら直ぐに話して、来月の海外公演と神戸でお別れのステージを作ってやれと指示をした。
半年以上先に退団、映画界の予定が大きく早く成ってしまう。
「実は那智君に芸能界からスカウトの話しが来ているのだよ、妹さんの事も有ったし、前回の借財に今回の五千万を返済するには、退団をして芸能界にデビューする事が、総ての事を解決する得策だな、妹さんも狙われる事は無い」と説得を始めた。
明星映画製作所
50-046
「退団して一般の芸能活動ですか、今スカウトに来ているのはどの様な業種ですか?」
「最近では有名な女優さんがヘアーヌードを出版しているが、本人の手元に一億以上入ったらしい、割り切ればその様な手段も有る、君なら二億の値段が付くかも知れないが、そこまでは考えないだろう?」
「専務冗談が。。。。」そう言って頬を赤くする仁美。
「今スカウトの話しが有るのは映画関係の人だ」
「映画ですか?妹の事件も有りましたから、会社が許すなら本気で考えなければ駄目ですね」
「劇団の給料で一億五千万を返済するのは困難だからな、私も君が独立出来る様に応援しよう!取り敢えず本社にもう五千万用立てて貰う話はしよう」
「よろしくお願いします」と深々とお辞儀をした仁美、背中まで伸びた髪が前に垂れ下がり時の流れを感じる上月だった。
上月は電話で井上会長に話しの成り行きを説明すると、あの脅迫監督に連絡して契約を海外公演までにすると急かせると指示した。
井上会長に一番恐いのは景山圭子を殺害した事が、自分だと知れ渡る事だが、話しの成り行きではまだ自分の事だとの決め手が無い様だ。
これ以上詮索される前に、この一件を封印してしまいたいのが本音だった。
探偵佐藤から大金を貰った安東女医は、井上会長の口利きで儲け話が来たが、中々御礼を直接言える立場では無いので、接触をする事は無い。
京都から戻った渡辺達と次のターゲット上月美香の周辺で、美香の行動を調査して、いつどの様に誘拐をするかの計画を考えていた。
美香自身の外出が少なく、大学と自宅マンションの往復が多く中々機会が少ない事が判明。
源治の元に別の探偵社から、来月の劇団の海外公演に上月専務は妻の美貴同伴で行くらしいです、公演は旅行期間を含めて約一ヶ月以上に成る様ですと報告が届いた。
「この一ヶ月の間に始末をしてしまえ!」源治は佐藤達に檄を飛ばした。
老人の執念の復讐が幕を切って落とされる。
配給元の映画会社を捜していた持神監督は、簡単には内容を発表出来ないので、個人的に懇意にしている映画会社、明星映画製作所の児玉常務に打診をしていたが、中々時間が出来ずに漸く会う事に成っていた。
「こんな料亭の一室を借りて、高いのに?」怪訝な顔で入って来る児玉常務。
「人に聞かれると問題に成るからな、特別だよ」微笑みながら言った。
「また、新作の映画を作りたいから、配給して欲しいと言うのだろう?」
「勘が良いな!時代は平成に成って、日本も漸くヘアー解禁に成っただろう?私もその様な作品を作ろうと思っているのですよ!」
「確かに雑誌では写真集が発売されて、爆発的な売り上げを達成したと聞いたが、映像では有名女優のヘアーヌード作品は未だ無いな!ポルノ女優のヌードなら面白味は無いぞ!当社はポルノ専門の映画会社では無いからな、ポルノ女優を使った作品なら、他をあたった方が良いぞ」
「映像だから、もう少し過激に作れるが?例えばヘアーを見せるだけでは無く、そのヘアーを剃る場面を見せるのはどうだ!勿論肝心な部分が映らない様に暈かしは入るが、ギリギリまで画面に残るぞ!」
「それは面白い企画だが、ポルノ女優のその様な作品はもう直ぐ専門の映画会社が作るだろう?」
「それでは有名女優ならお前の会社が乗るか?」
「有名女優と言っても、四十絡みの半分叔母さんでは話しに成らんぞ!」
「ほおーそれなら常務が乗る気が有る女優は誰?」
「そうだな、去年の公共放送の主人公を演じた女優麻生舞子とか、アメリカ映画にも出た女優古都志織なら、それともう一人今人気沸騰中で、マスコミ特にテレビ、映画には出る事の無い神戸歌劇団スペード組の那智仁美!この子なら、映画に出演するだけでも大歓迎だが、それ以外でも眼鏡に叶う女優のヘアーヌードなら考えても良いがな」
そう言いながら、ビールを飲み干してしまう児玉常務。
持神監督がビール瓶を持って、飲み干したグラスに注ぎながら「今おっしゃった女優のSM映画を作ろうと思っているのですよ」
「何!持神監督!麻生舞子か古都志織のSM映画か?二人共三十歳位で油が載っているがよく交渉出来たな」と言い注がれたビールを一気に飲み干す児玉常務。
「常務、違いますよ!もう少し若い女優ですよ」
「そうだろうな、驚かすなよ!三人以外でも話題に成る女優は沢山居るが、誰だね!場合によっては配給するよ」グラスのビールは既に空で、持神は再びビールを注ぎ込んで「もう一人の女優ですよ」そう言うと「もう一人って?神戸歌劇の那智仁美しか居ないが?」
「はい、その那智仁美です」
「嘘だろう!五年後位に歌劇団引退後の交渉が始まるトップスターだ!まだ二十五歳位だろう?馬鹿な話しは辞めなさいよ!」
「だからこの様な宴席を準備したのですよ!誰にも聞かれない為にです」
「本当に、本当なのか?映画に出るだけでも凄い話しなのに、ヘアーヌード?それもSM映画に出演?信じられん」
「そうですか?それでは他を捜しますが宜しいでしょうか?」
「待て!信じられないが、もしも本当なら私は一生後悔するだろう、取り敢えず話しに乗ろう」
「金額は二億で興行収入から、パーセントを払うで如何でしょう?」
「那智仁美なら二億でも三億でも大丈夫だ!本当にその様な過激な映画に出るのか?信じられない」いつの間にか児玉常務はビールを手酌で飲み干し、空瓶を振っている。
余程興奮したのか、直ぐに仲居を呼んでビールの追加をした。
「私が契約書の下書きを作って参りましたので、この書類に捺印されて返送頂きたいのです」
鞄から取り出した契約書の下書き、総て白紙で最後のページのみ那智仁美が記入する部分と、明星映画製作所の欄が有るのみだった。
「何だね、この様な契約書に印鑑は押せない」
「この前の文章はこれから私が考えますので、金額は二億、配給報酬のパーセントの記入のみでお願いします」
「。。。。。。。。。」困った顔に成る児玉常務だが、那智仁美のその様な作品なら爆発的ヒットは間違い無いと、再びビールを飲み干してしまう。
誘拐
50-047
結局児玉常務は数日後、殆ど何も書いていない白紙の契約書に印鑑を押して送ってきた。
しばらくして「持神監督を信じている、那智仁美の裸体を想像すると眠れん」と電話をかけてきた。
「大丈夫ですよ、児玉常務には特別に撮影現場に招待しますよ」
「おお、それは今から楽しみだ」と喜んだ。
数日後持神監督は神戸歌劇団の事務所を訪れる。
もう直ぐ海外公演に行くので、今日しか二人の揃っている日は無いので来て欲しいと、上月が持神監督に指定した。
上月は井上会長に急ぐ様に指示されて、海外公演の期間中に撮影の準備をさせて、帰る引退公演を行なって、この問題に決着を付けたいのだ。
応接室に案内されて、しばらくすると「お待たせしました」と上月専務が微笑んで入って来ると、後ろに付いて「初めまして、那智です」とお辞儀する。
思わずテレビで見るよりも一段と美しくて、清楚だと心が口走っている持神監督。
「初めまして、今日は契約書を明星映画製作所さんの代理で持って参りました」と少しぎこちない動きで鞄から契約書を取り出して、机に広げる。
「明星映画さんはこの度の映画の出演料を、二億と興行収入のマージン上乗せで考えておられます、その後の活動は明星プロダクション所属で、契約金一億、年俸二千万にて五年契約でございます」
「えっ、一本の映画の出演料が二億ですか?」仁美の口から驚きの声が出る。
契約金の一億は井上会長が口止め料として出すので、書き加えられている。
「流石に那智仁美だな、これで完璧に借金は返済出来るな」上月は我が事の様に言った。
「ありがとうございます、劇団の御好意と専務さんのお力添えです」
「もしこの映画に出演出来ない事態に成った場合は、違約金として倍の金額を頂く事に成ります、但し病気とか怪我の場合は回復まで撮影が延期に成るだけで、契約不履行には成りません」
「はい、私の役はどの様な?」
「まだ脚本段階ですが、今までの那智さんのイメージを踏襲した清楚な感じの役を考えています、時代背景は戦争前の設定で花嫁衣装を着て頂きます、その長い黒髪を結い日本髪で花嫁衣装を着て頂く予定です、ですから絶対に切らないで下さいね」
「はい、花嫁衣装ですか?今から楽しみですわ」
「それでは契約書をよく読まれて、サインと捺印をお願いします、予定では海外公演、引退公演の後で撮影に成りますので、三ヶ月後だと思います」
「そうですね、三、四ヶ月後に成りますね」そう言いながら、先に読む上月を見て待っている。
上月が読み終わると、仁美は完全に流し読みをしてしまいサインをして、捺印を押してしまった。
初めからの打ち合わせ通りに契約が終わると、三人は握手をして別れた。
映画の題名 花の狂乱
内容、成人向けSM映画の部分には紙が貼って有り、戦前の恋愛作品と書いて有ったのだ。
二人が部屋を出て行くと、貼って有る紙を剥がして契約書を持って帰る持神監督。
それ以外の文章は字が小さく読まないだろうと思っていたが、予想通りで安心した。
肌の露出、本番SEX、その他作品に必要な事は総て受け入れて、必要なら頭髪を剃り上げられる事も構いません。の文章が書かれている。
仁美は上月を信用しているので、安心していたのだ。
志水の最初の脚本では結婚して、直ぐに軍隊に行った夫が戦死して後家に成って、大地主の妾に成る話だったが、変更されて軍を夫が脱走して戻って来る事に変更され、軍の憲兵が絡む物語に変更されていた。
数日後、上月夫妻を筆頭に、アメリカ公演に向かう一行。
伊丹空港から専用機で、二便に別れてニューヨークに向かう事に成った。
マスコミ関係者が取材に訪れたが、誰一人那智仁美の引退を口に出す者はいない。
上月が流石に持神監督は口が堅い、約束は守る人間だと態々井上会長に電話で連絡をした。
井上会長は「そうか、今度は我々が約束を守らなければ成らんな」と笑いながら、海外公演の成功を祈った。
その出発を見送る為に東京から戻って来ていたのが、上月美香で夕方の出発に合わせて新幹線のグリーンに座って居た。
これをチャンスと、新沼のグループが一緒に新幹線に乗り込みチャンスを狙っていた。
クロロホルムと、睡眠薬を持ってどちらかを使って誘拐を目論む。
美香は新横浜を過ぎた時に、車内販売でコーヒーを買う姿を見つける。
「今だ!あのコーヒーに睡眠薬を入れて誘拐をしよう」
直ぐに車掌に「友人の上月美香さんを捜しているのですが?何処に乗っているか判らないのです、六号車の洗面台の処に呼び出して貰えませんか?」と頼み込んだ。
しばらくして車内放送で呼び出される美香は、不思議だと思いながら飲みかけのコーヒーを残して、八号車から六号車の洗面台に向かった。
その隙にコーヒーの中に睡眠薬を混入させる女、一人が通路を見張って完璧に混ぜる。
「私先程呼び出された上月美香ですが、誰も居ないのですが?」通りかかった車掌に尋ねると「同性同名の方がいらっしゃったのですね、先程見つかったと連絡が有りましたよ、すみませんでした」と謝る。
この新幹線に同性同名の人が乗っているのだと思いながら、グリーンに戻った美香。
躊躇いもせずにコーヒーを飲み始める。
しばらくすると大きな欠伸をして、眠り始める。
顔を覚えられない様に、眠った美香の顔にサングラスを着けて、膝掛けを掛けてそのままリクライニングで眠らせる女。
車掌が来るとその場所を離れるが、居なく成ると戻って監視を続ける。
終点が新大阪なので、近づくと車掌は絶対に車内を廻らない事を知っているので、京都を過ぎると横の席に新沼が座って降りる準備に取りかかった。
新沼が美香を背負って降りる予定に成っているので、新大阪駅に到着すると直ぐに背中に背負わせて「よく眠っているわ」と微笑みながら横に付いて歩く女。
誰にも怪しまれずに「沢山飲むから、酔っ払うのよ」と改札でも微笑みながら言って出て行った。
美香を処刑
50-048
「おかしいわね、美香が見送りに来ませんよ」美貴が沢山の見送りの人の中に居ないのを心配していた。
「お嬢様、東京を今朝新幹線に乗られたのですか?」緑川が尋ねる。
「直ぐ寝過ごすから、新大阪終点の新幹線に乗りなさいと言ったのに、乗り越したのかしら?」心配顔の美貴。
だが美香は乗用車の中で、完璧に熟睡状態で神戸に向かって走っていた。
「美人ね、私達が可愛がってあげても良いくらいだわ」
「結構良い乳していたぞ、背中に刺激が有った」新沼が言う。
「もう一人の方が女優の様な美人だったな!あのお爺さんの孫娘は散々遊ばれて殺されたらしい、可哀想だよ!なあ!この娘の親が悪者らしい」
その様な話しをしながら、安東病院に到着したのは夕方で、タイミング良く今日の診察は午前中で終了していた。
昼間は歌劇団の女性数人が診察に訪れていたので、もしも遭遇していたら美香は見破られたかも知れない。
上月が二三度子供と妻を連れて、歌劇団の楽屋見物に来た事が有ったからだ。
「中々美人ね、何時頃に薬を飲ませたの?」安東女医が美香の顔を覗き込んで言った。
「一時頃ですね」
「それじゃあ、後二時間弱は熟睡だわね、貴女一緒に手術室に入ってビデオ撮影して貰える?」
「俺はこの女とSEXさせて欲しい」新沼が思わず口走る。
「取り敢えず、意識の無い間に治療の準備をしてしまいましょう、手術室に運んで」
その頃伊丹空港を神戸歌劇団一行は、アメリカに向けて離陸していた。
「向こうに着いたら、美香に連絡をしてみるわ!」
「元気でね!公演の成功を祈っています、楽しんで来て」友美に見送られて、上月夫妻はアメリカに向かって飛立った。
「浩介さん、私達も新婚旅行はアメリカに行きたいわね」
婚約者の井上浩介と腕を組んで、空港内を歩く友美を見て芸能人と間違えて振り向く人も沢山居た。
「今夜は近くのホテルを予約して有るのだよ」浩介が言うと「多分そうだろうと、思っていました」嬉しそうに話す友美。
その様子を新沼のグループの三人が見張っている。
「あの二人これからホテルで、やらかす様だな」
「羨ましい女だ、俺もあんな女と一発やりたい」
「無理よ、貴方の顔を見てよ」と女が笑う。
男三人、女三人が新沼のグループのチンピラの様だ。
三人は絶えず友美を見張って、誘拐のチャンスを伺っている。
勿論クロロホルムと、睡眠薬は常備していつでも誘拐の機会が有れば実行の予定だ。
安東病院の人達に二人の正体は絶対に知られない事が条件だ。
手術室に運び込まれた美香の服を直ぐに、二人の看護婦が脱がせ始める。
最上婦長が大きな器具を手術台の側に押して来て、準備を始めていた。
「先生あれは何ですか?」新沼が尋ねると「あれはね、電気で治療する道具なのよ!この子経験が無いなら、貴方が破ってあげなさいね、あの器具は身体中を低電流で刺激する器具よ!頭の中までSEXさせてあげるのよ」
その間にすっかり服は脱がされてしまい、ブラジャーとパンティ姿に成っている美香。
「今から、その髪を刈り上げてしまいましょう、暴れると危ないからね」
ワゴンに載せて、電気バリカンと剃刀に洗面器、タオルが運ばれて来た。
「そこに椅子を持って来て、座らせて頂戴」
堀田看護婦が背もたれの有る木の椅子を持って来て置くと、美香を座らせ様としたのを見て、もう下着も必要無いでしょう?撮影を始めてね」
女がカメラを構えると、ブラジャーを剥ぎ取る様に外す看護婦の吉仲。
「黒い毛がパンティに映っているわね」今度は二人で立たせて、吉仲が白いパンティを脱がせて足首から取り去った。
「濃く無いけれど、クリちゃんが見えない程、中央の部分だけ長い毛だわ、足を少し広げさせて」安東女医が屈み込んで、陰毛をかき分けてクリトリスの様子を調べる。
「完全包茎だわ、前田先生に後で切除して貰いましょう」
肩より少し長い黒髪がストレートで伸びている美香を椅子に座らせると、カットクロスを首に巻き付ける。
「裸の方が絵に成るのに、綺麗なおっぱいだから」撮影の女が言うと「身体に毛が付いて、後の始末に時間が掛るからね」最上婦長が説明をする。
「さあ、刈るわよ、撮影大丈夫?」尋ねると大きく頷く女。
吉仲と堀田看護婦が眠っている美香の身体を支えて、最上婦長が長い髪を掻き上げて、バリカンの刃先を額に入れる。
「ガーガーガー」の音が手術室に響いて、長い髪がカットクロスに落ちて美香の頭頂部が白い筋が付いた。
「凄いわ!起きたら驚くわよ!」もう一人の女が横で見ながら驚く。
「ガーガーガー」の音が絶え間なく響くと次々と黒髪がクロスを伝って、床に落ち始める。
頭が見る間に肌が露出して、残り僅かに成ってしまった。
「ガーガーガー」の音がしばらくして終わると、刈り取られた坊主頭の美香の頭が前に支えを失って項垂れた。
「ビデオ綺麗に撮影出来た?」横から安東女医が女に尋ねる。
「は、はい」床に盛られた黒髪の山を撮影しながら答える。
「手術台に寝かせてくれますか?」
安東女医に言われて、カットクロスを取り払って、坊主頭に成った美香を抱え上げて寝かせる看護婦達。
無残な頭にされても美香自身は全く眠った状態で、無影灯に白い裸体を曝け出している。
両手を十字にされて、手首を革のベルトで結ばれてしまい、両足も膝の部分を金具に載せられてベルトで結び付けられた。
刈り上げられた頭に、電極のベルトを結び付けると、横に置いた機械のコンセントを差し込む。
今度は小さな電極の線が付いたパットを、横腹、乳房の横に貼り付け、腹、太股にも次々と貼り付けている。
「先生、猿轡を着けて下さい」新沼がポケットから、ゴムのボールで作られた猿轡を出した。
変な事を喋られると困るからだった。
美香の処刑②
50-049
「そうね、大きな声で喚くわね」安東女医が看護婦に指示をして、美香の口を開けてボールをねじ込み、今刈り取られて青白い後頭部に結び付けて、猿轡を付け終わった。
今度は乳首に電極の付いた透明の物を被せて、準備が終わる。
足を一杯に広げると、陰毛に隠れて居たクリトリスと小陰唇、膣口が覗き見られてピンクの肉片がビデオのファインダーに飛込む。
「わぁー凄い絵柄だわ、お爺さん腰を抜かすわね」女が言うと「お爺さんって、依頼主はお爺さんなの?」安東女医が尋ねる。
新沼が女に余計な事を喋ったと云う顔をして「そうですよ、もう八十歳位のお爺さんですよ、変態のじいさんはビデオでは我慢出来ないのかな」そう言って話しをはぐらかした。
「後何分で起きる?」
「半時間程は起きないと思いますね」最上婦長が時計を見ながら答える。
「先にこれも剃ってしまって」陰毛を触って指示をする安東女医。
直ぐにシェービングクリームを泡立てる堀田看護婦。
カメラを構えて、陰毛が剃られるのを映す準備を始めた。
その頃持神監督と志水、そしてチーフカメラマンの吉山の三人が映画の撮影に付いて話しをしていた。
「契約書を本人は殆ど読まずにサインと捺印をしてしまったから、撮影は初められるのだが、リアルな画像にする為に、カットを少なくして連続撮影にする予定だ」
「志水さんの脚本が変わったので、面白さが倍増したと思う、スポンサーの希望であの長い那智仁美の髪を剃り上げてしまわなければ成らない、戦争時代が背景だからハサミと手動のバリカン、そして剃刀に成るだから時間が掛かるので、総て廻して編集にしよう」
「本人は本当に映画の内容を知らないのか?」吉山が尋ねる。
「戦時中の恋愛ドラマに仕立ててある、後半は責められるシーンの連続だから、那智仁美の悲鳴と、嗚咽の連続に成るだろう、それと助かるのが彼女は映画が初めてだから、舞台と同じだと思っているだろう」志水が答える。
「その為那智仁美に渡す脚本はこれで、実際はこちらが使われる予定だ」
「脚本を変更して、恋人が軍隊に連れて行かれた仁美に、地主の上野部が権力で後妻に仁美を貰ってしまうが、仁美が後妻に成る事を聞き、恋しさに軍を脱走してしまう恋人、憲兵に追われて逃げて帰って来る、ここまでは恋愛なのだが、地主上野部の嫉妬で責められるシーンに変わるのです」
「性豪俳優の仰木さんの起用ですから、仰木さんとの本番シーン有りですね」
「勿論です、仰木さんも張り切っていますよ」
「仰木さんの手下の様な縄師、調教をする婆も三名程準備しています。それから医師も参加しますので、もう万全の作品に成ると思います」
三人の話しは、物語とカメラの話しに終始して夜も更けるのを忘れていた。
堀田が刷毛でクリームを美香の股間に集った陰毛に塗り始める。
「長いから少し切った方が剃り易いですね」そう言いながら真っ白に成った陰毛。
最上婦長がハサミを持つと、長い陰毛を「ジョキ、ジョキ」と切って短く揃える。
直ぐに剃刀で「ジョリ、ジョリ」と剃り始める。
「生えている部分が少ないから、簡単だわね!那智仁美の様に毛深くないからね」
「えー、那智仁美の陰毛も剃られたのですか?」
「剃るのを見たのよ、彼女お尻の近くまで生えているからね、この子の様に長いのに多いのよ」
「その様なのを撮影したいわ」女が意味不明の事を言う間に、綺麗に剃り上がりつるつるの性器が丸見えに成った。
手術台が上昇すると、剃り上げられたクリトリスに、電極を貼り付け、太股、下腹部にも貼り付ける。
「中を診て置きましょう、この子処女かも知れないから、クスコ頂戴」
ローションを塗り込んで吉仲看護婦が安東女医にて渡した。
「全く濡れてないわね、処女かも知れないわね」
「俺に入れさせてくれよ!」新沼が急に言い始める。
クスコを少し挿入して、ねじを廻して広げるが「間違い無いわ、処女ね!今から狂わせるから、入れてあげたら」安東女医が微笑みながら新沼に言う。
「よっしゃー」嬉しそうに張り切る新沼。
しばらくして、測った様に「うぅ、うぅ」と声を出して目覚める美香。
「お目覚めだわ、何が何だか判らないだろうから、スイッチを入れてあげましょう」安東女医が指示をする。
「うぅ、うぅ、あぅうぅ」目を白黒させて、身体中の刺激に驚き始める。
「次下半身も」
「あぅ、あぅ、ああーああーーああーーーーううー」首を大きく振って驚いている。
股間を診ている安東女医が「処女でも、濡れてきたわ」
撮影をしている女が必死で、カメラを移動させて美香の身体の変化を撮影している。
「多分頭が理解していないのに身体が感じ始めているから、困惑していると思うわ、もう少ししたら入れてあげたら良いかも」
それを聞いた新沼が直ぐに、衣服を脱ぎ捨てて、若々しいペニスを隆起させて待ち構える。
直ぐに台を調節して高さを合わせると、新沼が自分のペニスを持って、美香の膣口を右手で広げると一気に挿入する。
「結構濡れて簡単に入ったぞ!」嬉しそうに腰に力を入れてねじ込むと「あぅーーいたーーいたー」と猿轡の中で口走り目を大きく開いて、足先を伸ばし切る。
今度は腰をゆっくり動かし始めると、一気に電橋を最高レベルに上げると「ああーうぅーああーわぁーーーー」頭を大きく仰け反らせて、白目を剝いて失神をしてしまった。
それでも新沼の腰は大きく早く動き、一気に膣内に射精をしてしまって、美香の腹に倒れ込んでしまった。
カメラを廻している女も興奮をしたのか、新沼の射精が終わるとカメラを置いて「お水飲んできます」と手術室を出て行った。
前田医師が入って来て、中出しを洗浄する様に看護婦に指示をして、自分はクリトリスの革の全切除の準備に入った。
別の女が今度はビデオで撮影を始めるが、美香の口にはクロロホルムのマスクが猿轡の代わりに着けられた。
姉友美の誘拐
50-050
「お爺さん、中々凄いだろう?満足したか?」
ビデオを見せて新沼が尋ねると「これは君が楽しんだだけではないのか?」機嫌が悪い源治。
「お爺さんの指示通りクリトリスの皮も総て剥けて、ピンクの豆が丸見えに成っているし、長い髪も坊主にして、マン毛も無く成っている。何が不満なの?」
「新幹線で眠らせて、気が付いた時にいきなり君が強姦しただけで、夢の中の話しで恐怖が殆ど無かっただろう?」
「そりゃそうだけれど、約束は果たしたじゃないか!不満足なのか?」
「今回はわしの指示が悪かったから、諦めるが次はこの様なやり方では我慢が出来ない」
「どの様にすれば満足するのだ?」
「彼氏も一緒に誘拐して、目の前で女を徹底的に辱めるのだ!眠らせずに恐怖を与えるのだ!特に彼氏の反応が面白いから、必ず男も誘拐するのだ」
「判ったよ!女と違って男の誘拐は大変だよ」
「別に百万だそう!これで頑張れるだろう」
引き出しから百万の束を出して、新沼のやる気を引き出す源治。
翌日東京に連れて行かれて解放された美香は、夢の中の出来事だったが、鬘を外すと坊主で股間はピンクの豆が刺激を与えて、歩く事も困難に成っていた。
「お姉さん。。。。。。。。。。。」夜に成って姉に電話をするが、言葉が出なくて泣き崩れて電話を切ってしまった。
両親がアメリカに行っている状態で、妹の異様な電話に週末東京のマンションに様子を見に行く事にした。
勿論彼氏の井上浩介に甘えて、一緒に行こうと伝えてホテルを予約する友美。
友美は浩介とのSEXに喜びを感じ始めて、早く結婚をしたいと思っている。
何か理由を付けて旅行とかに行く様に成っている二人。
持神監督の元に意外な連中から電話が入り、困惑するがここまで来て撮影を中止する事は出来ないと、渋々納得をした。
井上会長が出入りの暴力団劉生会に那智仁美の裏ビデオを販売すれば、大きな儲けに成るが持神監督以外に絶対に口外するなよと角谷剛力会長に、こっそりと教えたのだ。
転んでもただでは起きない強かな井上会長の姿がそこに有った。
角谷会長に、何方に聞かれたかとも聞けないし、逆らうと映画の撮影が出来ない状況に成りかねない。
角谷会長は持神監督に何でも協力するよ、撮影を見学もさせて欲しいが今回は気が散るのなら遠慮するが、裏ビデオは最高に過激な作品にして儲けさせて欲しいと頼み込んだ。
暴力団には最高の儲け話に成る事は、絶対に逃がさない。
この様に予期せぬ連中に聞えてしまって、撮影が始まる前に那智仁美の耳に入り契約を反故にされて、警察に飛込まれる事が、一番持神監督が危惧する事だ。
角谷は見学も承諾して貰えたので、私以外に知っている者は誰も居ないので安心して制作をして欲しいと、微笑みながら電話が終わったのだ。
その言葉を信用する以外に持神監督が取るべき方法は無い。
土曜日に成って新神戸駅の改札で待つ友美は、一目で判る程目立って腕時計を見ていた。
そこに新沼のグループが六人で二人の誘拐を目論むが、応援の人間が三人程投入されて井上浩介をタクシーに乗せてそのまま眠らせてしまった。
自宅に呼んだタクシーの運転手が入れ替わっていたので、気が付く筈も無く人気の無い場所に止めるといきなり新沼達が乗り込んで、クロロホルムで眠らせてしまった。
三人に押さえつけられてしまえば、男性も為す術は無くそのまま安東病院に向かった。
「あの、上月友美さんでしょうか?」いきなり尋ねる女。
「は、はあ!何方でしょうか?」
「井上さんが、交通事故に遭われまして、譫言に新神戸駅に連れが、連れの上月友美さんが待っているとおっしゃって」
「えっ、浩介さんが交通事故?タクシーで。。。」
「はい、そのタクシーが事故で、今病院に。。。。。」
顔面蒼白に成る友美は気が動転してしまい、この女が何処の誰とも考えていない。
「外に車を待たせていますので、急ぎましょう」
鞄を持って旅行気分で、妹のマンションに様子を見に行く予定が、婚約者の交通事故で一転何も考えられない友美。
すらりとした背丈、黒髪で先を少しカールさせた長い髪が、急ぎ足で歩くと風に靡く。
「あの車に友達が乗っています、井上さんの自宅近くですよね!」駅前に止めた赤い車を指さす。
「そうです、二キロ程ですから取り敢えず自宅に寄って、家族の方をお連れした方が良いですよね」友美が答える。
「そうですね、私達道を知らないので助手席に乗って案内して下さい、荷物は後ろに載せます」
もう一人の女が運転席で会釈をして、助手席に乗り込む友美。
「お世話に成ります」そう言って座ると直ぐにシートベルトをする友美。
車が動き出して「貴女方は、何故?」そう言った時、後ろの女がクロロホルムを染み込ませた布を持って、友美の口を被う。
「あっ、何をするの」運転しながら女が左手で、友美の手を振り払う。
「うぅ、うぅ、あっ」と声を残しながら気を失うと、直ぐにマスク型の物を袋から取り出し、友美の口を被った。
「上手く出来たわ、シートベルトが助かるわね、暴れられないからね」
女達は眠った友美を乗せて、安東病院に向かった。
その頃先に連れ込まれた井上浩介は、眠った状態で裸にされてトランクス一枚で、手術室の側壁に立たされて縛られていた。
「もう直ぐ彼女が到着するから、猿轡を着けて準備をしましょう」
マスクを外して、頑丈な木に布を巻き付けた猿轡を咥えさせて、後頭部で強く結び付け様として「お爺さまに喜んで貰う為に、この男の髪を先に刈り上げてしまいましょうか?」
安東女医の発案で、面白そうに最上が電気バリカンを持って来る。
「刈り取って」の言葉と同時に「ガー、ガー、ガー」とバリカンが動き出して、浩介の髪を刈り上げ始めた。
しばらくすると殆ど坊主に成った時「うぅ、うぅ」と意識が戻りそうに成って、猿轡を咥えさせて後頭部で縛った。
友美の処刑①
50-051
しばらくして目を覚ました井上浩介は「うぅ、うぅー」身体を大きく動かして、自分が縛られて裸で有る事に気づく。
「お目覚めか!プレイボーイさん」新沼が浩介の腹を指で突いて言う。
「うぅ、うぅーーー」睨み付ける浩介。
「もう直ぐ、フィアンセが来るから、そこで見物するのだな!」
「うぅ、うぅーーー」
「何をするって?美女の解体ショーだよ、君の頭涼しいだろう?床に一杯落ちているだろう?君の髪だよ!」
驚いて床を見ると髪の毛が散乱していた。
「そこに在る手術台で、友美さんの解体ショーを行なうから、君に特別席を用意したのだよ!腹の中まで見えるよ!」
「うぅ、うぅーーー」
安東女医も看護婦達も、一度も井上浩介を見た事が無いので、何処の誰か判らない。
勿論上月も自分が遊ぶ場所に、娘を近づける事は無いので、誰も知る筈は無かった。
その様な最中国際電話が上月専務から掛かり、事務室に戻っていた安東女医。
用件は以前に話した那智仁美を退団させる件で、今アメリカで新型の薬を手に入れたので、那智仁美に使う段取りを進めて欲しいと言った。
その薬はピルと呼ばれる物で、日本では承認されていないが、妊娠を防ぐには確かな物だと上月は力説した。
映画の製作に参加を指名されている安東女医も、太平洋戦争の前なので役者にゴムを着けるのは少し変だと思い、那智仁美にもう一度避妊リングの挿入も視野に考えている最中だった。
映画の撮影に合わせて、その薬を飲ませれば妊娠が防げるなら楽に成る。
まだ持神監督は那智仁美の名器の事を知らないので、俳優が射精はしないと思っているだろう?だが那智仁美とSEXをすると殆どの男は出してしまうだろうと安東女医は考えていた。
来週持神監督と打ち合わせをするが、良い材料が出来たと喜ぶ安東女医。
「先生、友美を連れて来ました」看護婦が呼びに入って来た。
「前回のやり方は不服だった様で、今回は気合い入れて喜ばれる様にしましょう」
そう自分に言い聞かせて、手術室に向かった。
「先生、この女美人でしょう?」
「本当ね、女優にでも出来るでしょう?」
「このお兄さんの彼女でしょう?」
「うぅ、うぅーーー」浩介は必死に成るが言葉は発せられない。
「服を脱がせて、手術台に寝かせて」
「よっしゃー!俺が脱がしてやる」張り切る新沼が手術台の前に立たされて、二人の女に身体を支えられていた。
「お金持ちですね、高級な服ですね」そう言いながら上着を脱がせる。
今度はスカートのホックを外して、ファスナーを下げると、スカートが床にすとんと落ちた。
「次はブラウスだよ、良い大きさの胸だね」ボタンを素早く外して行くと、ベージュの下着がブラウスの中に垣間見られる。
口にはクロロホルムのマスクがされているので、完全に眠った状態だ。
「マスクを外して、この猿轡のマスクをして」
革で作られたマスクの内側には、口にねじ込む布が着けられている。
ブラウスを脱がせ終わると、マスクを外して「口を開かせて」と女に指示する新沼。
口を広げられて「綺麗な歯だね」そう言うと同時に布をねじ込み、そのまま革のマスクを着けてしまう。
「お嬢さん、この高級そうなスリップも脱ぎましょうね」
両方の肩紐を肩から外すと、ゆっくりと身体を伝って床に落ちて行った。
「うぅ、うぅ」声が後ろから聞えるので、振り返って「もう二枚で終りだね」微笑む新沼。
「はい、お嬢さん、胸が苦しそうだよ」友美の背中に廻って、ブラジャーのホックを外して嬉しそうな新沼。
「おおー乳首が見える」上から覗き込んで谷間を見る。
「外してあげなさい」女二人に言うと、両方からブラジャーの肩紐を取り払う。
白くて形の良い乳房が手術室の明かりに映えて、飛び出した。
「うぅ、うぅ」と首を項垂れる浩介。
「おい、おい!そんなに落胆するな!まだまだ解剖は始まったばかりだよ」
そう言うと腰のパンティに指を入れると「はい、続けてご開帳」そう言った時、友美が「うぅ」と反応を始める。
「急いで起きちゃうわよ、台に載せて」最上婦長が新沼を急かす。
脱がし始めていたパンティをそのままに、抱え上げて手術台に横たえる。
看護婦達が待っていましたと、両手をベルトで手術台に縛り始める。
「うぅ、うぅ」目を開いて自分は声が出せない事に気が付く友美。
「うぅ、うぅ」裸にされて両手がベルトで固定され、今両足も金具に固定されようといていた。
「じたばたしても無駄よ、今から解剖してあげるからね!ほら、あそこに彼氏が居るでしょう?」
頭を持ち上げられて、浩介の姿を見せられる。
坊主姿でトランクス一枚、壁に縛り上げられている姿に驚きの表情に成る友美。
「うぅ、うぅ」
「驚いた様ね、貴女も同じ様にしてあげるから、安心しなさい」
意味が判らないが自分達が一体何をされていて、ここが何処なのか?この人達は医者に見えるが何者?
カメラを構えている女に気が付いて、顔を背けるが「美人の顔を見せてよ、綺麗なおっぱいと一緒に映してあげているのに」
「うぅ、うぅ」大きく身体を動かそうとした時、手術台が上昇を始めて、両足が大きく広げられて、無影灯が明るく点灯される。
「早く、パンティも取り払って、美人のマンコを映させて下さいよ」
上から覗き込む様にカメラを顔から順に、身体を舐める様に移動をさせていく。
「はい、はい、お待たせのご開帳としましょうか?」
パンティを指で引っ張って、ハサミを入れると「ジョキ、ジョキ」と切り始める最上婦長。
「あら、手入れしているのね」陰毛の形を見て、切り揃えられていると言った。
友美の処刑②
50-052
「うぅ、うぅーーー」パンティを切り取られて驚きの表情の友美も、何が何だか理解出来ない。
変な夢を見ているのかしら、浩介さんが坊主にされて縛られて、自分も全裸で手術台に固定されている事を理解出来ない。
「綺麗に切り揃えて居るわね、少し調べるわね」股間に入った安東女医が、短い陰毛をかき分けてクリトリスの状態を調べ様とした。
「うぅ、うぅ」と反応を示すのは、後ろの浩介と同時だった。
「仲が良いのね」微笑みながらクリトリスを見て「手術が必要だわね、少しビラビラも大きいわね、これも切って貰う?」そう言いながら小陰唇を引っ張る。
「あぅ、うぅ」と声が出る友美。
「SEXが良く成っている様ね、美人のいい顔を少し見せて貰おうか?」
安東女医が手袋を履くと、小さな瓶を左手に持ってクリームを指に浸けると、今度は左手で少し大きい小陰唇を引っ張って横に広げる。
そして中指をいきなり膣口に挿入させると「あっ、あぅ」指の侵入に身体を引きつらせて反応をした友美。
「中々良い反応だわね、SEXが好きに成っている様だわね!今日は充分に開発してあげるわね」
そう言うと中指でクリトリスの裏側を、大きく指を動かして反応を見る。
「あぅ、あっ」声が出て、愛液が滲み出てくのが安東女医の手袋に伝わってきた。
「うぅ、うぅーーー」壁に縛られている浩介が騒ぎ始める。
「彼氏が五月蠅いわね、ちょん切ってしまおうか?」
女が浩介の前に来て、勃起しているペニスをハサミの先で突く。
そして、いきなりペニスをトランクスの上から手で掴む。
「うぅ」と言うと「彼女の裸を見て興奮しているじゃ無いの?ハサミでちょん切る?」
笑いながらトランクスだけを持って、今度は引っ張る。
「や、、、うぅ」浩介が目を閉じて、身体を震わせる。
女のハサミが「ジョキ、ジョキ」とペニスの中央をハサミで切り裂いて丸い穴を開ける。
先程迄勃起していたペニスは見るも無残に縮み上がっていた。
「あれ?無く成ったわ!何処に行ったの?」ペニスを捜す女は笑い転げていた。
浩介はペニスを切られる怖さで、震え上がってしまったのだ。
友美は安東女医の塗り込んだクリームが浸透して、目を閉じて感じている。
堀田と富田の看護婦が、友美の乳房を刺激する為に堀田が乳首を舐めて、富田が揉み上げる。
左右の乳房に刺激を受けて、膣を指で弄くり廻されると、もう友美は自分を忘れて現実か、夢か理解が出来ない状態に成って来た。
「彼女燃えてきたわよ!あんたのポコチンも元気出しなさいよ」女に言われながら切られた穴から指を入れられて、小さく成ったペニスの先を引っ張られる浩介。
「ほら、元気に成ってきたわ、彼女のマンコここから見えるでしょう、沢山おつゆが出て、お毛毛が濡れちゃっているわよ!」
「うぅ、うぅーーー」
「今からね、綺麗に揃えているけれど、全部剃られてつるつるに成るのよ、もっとよく見えるわ!期待してね」
「うぅ、うぅーーー」
「その後ね、彼女の豆を剝いて遊ぶのよ、楽しみでしょう?」
「うぅ、うぅーーー」
「そうそう、大丈夫よ!貴方と同じ様に、頭も坊主にしてあげるからね」
「うぅ、うぅーーー」
「あれ?お坊ちゃま!貴方の息子様も仮性包茎じゃん!これも手術して貰おう」
そう言って高笑いの女。
「良い感じに成ったでしょう?入れて欲しいでしょう?」
安東女医が新沼に目で合図をすると、新沼が待っていましたと衣服を脱ぎ始める。
「うぅ、うぅーーー」その姿を見て怒り始める浩介だが、どうする事も出来ない。
「お嬢さん、入れて貰いなさいね」そう言って指を抜き取ると股間を離れる安東女医。
嬉しそうに股間に入ってトランクスを脱ぎ捨てる新沼。
既にペニスは大きく勃起して、左手で持つと直ぐに右手でビラビラを指で横に広げる。
ぬるぬるに成っている友美の膣口にペニスの先を入れ様とすると「うぅ、うぅーー」後ろから大きな唸り声が聞える。
浩介が鬼の形相で睨み付けているが、肝心の友美は乳首を揉まれて吸われて、クリームの指で掻き回されてもう入れて貰わなければ身体が我慢出来ない状況に成っていた。
「お嬢様!欲しいだろう?」そう言いながら勢いよくペニスを挿入すると「あぅ、あぅ」と反応をして咥え込む。
「好き者だな、ばっちり咥え込んだな」
奥まで押し込む姿を見て、項垂れてしまった浩介。
しかしペニスは大きく成って、丸い穴から突き出して勃起をしてしまった。
「彼女のSEXを見て興奮してしまったのね、可哀想にね!抜いてあげるわ」
女が浩介のペニスを手で擦って刺激を与えて楽しむ。
目の前の新沼は腰を大きく動かして、友美の膣にがっちりと食い込み「ああーああーーいくーーいくわーいっちゃうーーー」の声が猿轡の中に聞き取れる。
両足のつま先が伸び切って、仰け反る長い髪の頭。
「逝っちゃった様ね」と言うのと新沼が中出しをしてしまったのが殆ど同時だった。
二人の看護婦も絶えず乳房に刺激を与えていたので、疲れた様子で身体から離れた。
最上婦長が新沼に替わって股間に入ると、ビラビラを指で開いて洗浄を始める。
放心状態の友美を起こすには充分な刺激が陰部に有る。
「悪いね、妊娠すると困るだろう?」
しばらく洗浄の処理が終わると、吉仲がシェービングクリームを泡立てて持って来た。
「手術をするからね、ここの毛を剃るわね」
直ぐに刷毛で切り揃えられた陰毛に塗り始める吉仲。
「折角切り揃えていても、つるつるの方が気持ち良いわよ、今度はもっと感じる様に成るからね」そう言う間に白く塗り上げられて、剃刀を持って最上が「ジョリ、ジョリ」と剃り始める。
長い陰毛が殆ど無いので、最上の剃り方も早い。
小陰唇の皮を左右に引っ張り、剃り上げると一層大きく見えてグロテスクな代物だ。
「これをちょん切れば、綺麗に成るわよ」
「うぅ、うぅ」顔が引きつる友美は、恐怖で一杯に成っていた。
友美の処刑③
50-053
女が「あんたも綺麗にしてあげなくては、手術が出来ないわね」浩介のペニスを引っ張りながら言う。
「うぅ、うぅーーー」恐怖の顔に成った浩介のペニスは直ぐに縮み上がる。
「ほら、亀さんみたいにおちんちんが隠れてしまった」大きな声で笑い出す女。
ハサミでトランクスを切り始めると「うぅ、うぅーーー」と身体を大きく動かす浩介。
「彼女のマンコも綺麗に成ったのだから、貴方もここを剃ってあげるよ」
トランクスが切り刻まれて床に落ちると、吉仲看護婦がシェービングクリームを入れたカップを持って浩介の前に屈み込む。
刷毛にクリームを浸けると早速ペニスの上に浸け始める。
「まあ、縮み上がって小さく成って、大変だわ」
「綺麗に剃り上がったら、舐めてあげるからね」女が嬉しそうに言いながら、ペニスを動かしてクリームを塗りやすい様にする。
「うぅ、うぅーーー」浩介は必死だが、心の動きは小さなペニスが表わしているので、二人は面白そうに触っている。
手術台では、前田医師が来て「少し痛いけれど直ぐに麻酔が効くからね」そう言いながら、麻酔の注射を友美の陰部に突き刺して「あぅ、うぅーーいたーー」の声と同時に目から涙が溢れている友美。
直ぐに麻酔が効くと、注射針は容赦なくクリトリスの付近を突き刺している。
「もう痛くないでしょう?」その様子はビデオカメラで撮影されている。
「自分でも見たい?」意地悪な女が友美に尋ねると、新沼がシャワーから戻って来て「これで見えるぜ」大きな鏡を持って来て、友美の視界に陰部の様子が映る様に角度を変えた。
「「うぅ、うぅーうぅー」大きく首を振る友美は、鏡に自分の小陰唇が広げられている様子を見てしまう。
顔を横に向けて見ない様にすると、もう一人の女に顔を持たれて「見るのよ!」と強要される。
「いゃーーーーーーー」の声と同時に前田医師のメスが、友美の小陰唇の広げた皮膚を切除仕始めた。
「あら、気絶しちゃった」頭を持っていた女が意識を失った友美を見て、残念そうに言う。
「直ぐ気が付いて、動くと危ないから、眠らせて貰える」
「麻酔は駄目よ、直ぐ起きないから面白く無いでしょう?」
安東女医がクロロホルムを使う事を指示する。
目の前では剃刀でペニスの付近を剃られて、一層小さく成ってしまった浩介のペニス。
「たまたまは剃れないよね、難しい!ハサミで切っちゃおう」女がハサミで、睾丸の陰毛を引っ張って「ジョキ、ジョキ」と切ると尚更恐怖で縮み上がってしまった。
「男のって、変な感じだわね」短く切った睾丸の陰毛と、ペニスの周りが無く成ってつるつるで異様な感じに出来上がる。
「先生、次このお兄さんのおちんちんを切ってね」そう言って浩介の側を離れる二人。
そして友美の陰部の手術を見て「わー痛そうね」
「でも赤い豆が飛び出しているわ」とクリトリスの皮を捲り上げられて露出した豆を珍しそうに見ている。
しばらくして友美のクリトリス包茎切除と小陰唇の切除手術が終了した。
「起こしてあげても良いですよ、手術が終わったわ」前田が言うと横に椅子を持って来て、友美を座らせると縄で身体を動かない様に縛り付ける。
「今度はお兄さんの手術だわ!暴れるから少し眠って貰いましょう」
クロロホルムの瓶を持って浩介の鼻に近づける。
猿轡なので鼻で息をしているから、直ぐに一杯吸込んで気を失ってしまった。
縄を外されて、手術台に全裸で載せられると、手足を拘束して手術の準備に入る前田医師。
「久しぶりだわ、男性のペニスの手術」微笑みながら小さなペニスを触った時、友美が目を覚まして光景を見る。
「あぅ、うぅ」目見開いて浩介が手術される場面を見る。
「お嬢さん、貴女は彼氏の事を心配する暇は無いわよ」
目の前に電気バリカンを持って来て、長い黒髪の額を掻き上げる女。
「うぅうぅーうぅ」大きく頭を振って暴れ始めるが、他の女が身体を持って、もう一人の男も手伝いに参加した。
「ガーガーガー」バリカンのスイッチが入れられると、容赦なく額にバリカンが食い込み、一気に後頭部まで刈り上げてしまう。
友美はショックで暴れる気力を失ってしまい、もうバリカンが何度も頭を移動して美しい髪は床に無残に広がって落ちて行った。
手術台では浩介のペニスが包茎手術をされて、その様子もビデオに収められて、二人の処刑が終わった。
安東女医がこの二人の正体が判るのは少し後に成るが、その時は腰が抜けて動けなく成る程の衝撃を受けたのだ。
数日後持神監督が打ち合わせの為に、安東女医を新神戸のホテルに呼び出した。
上月専務から那智仁美の話しと今回の映画の事を聞いていたので、安東女医は喜んでやって来た。
持神監督が大体のストーリーを話すと「流石に出演料が億の映画ですね、那智仁美も見せる甲斐が有りますね」そう言って生唾を飲み込む安東女医。
「先生には那智仁美の体調を整えて頂きたいのです」
「それなら上月専務がアメリカで良い薬が手に入ったと連絡をしてきました。その薬を飲むとSEXで妊娠をしないそうです」
「それは素晴らしい薬ですね、戦前の映画ですから、ゴムを使うのは少し躊躇いが有り、先生に相談しようと考えていましたが安心しました」
「那智仁美の事は私が隅から隅まで知っていますよ」
「それではズバリお聞きしますが、那智仁美の下の毛は多いのでしょうか?」
「監督が心配されなくても、多くて長いですよ!ヘアーヌード撮影には最適です、それより彼女は剃られるのが好きなのですよ!もうご存じでしょうからお話しますが、上月専務は剃毛プレーが好きで、彼女はそれで好きに成ってしまいました」
「それでは時々剃ってしまっているのでは?」
「大丈夫です、彼女は今でも上月専務が好きなのです、でもお互いが忙しくて遊ぶ暇が有りません、その為いつ専務から声が掛かっても良い様にしていると思います」
「成る程、それを聞いて安心しました」
料理が運ばれて来て話しが中断したが、お互い有意義な時間だと思っていた。
引退
50-054
「その薬ですが、生理が終わってから毎日飲ませるのですが、監督は撮影をいつごから始められますか?」
「上月専務との話では、後半月程でアメリカ公演を終わって帰ってきますので、その後那智仁美の退団が発表されて、約一ヶ月の退団公演を神戸でするそうです」
「それでは、早くても撮影が始まるのは二ヶ月先ですね」
「はい、でも撮影が始まっても最初は普通の撮影が多く、那智仁美に気付かれない様なシーンの撮影に成りますね、上映時間は二時間ですから、三分の一位は普通のシーンですね」
「佳境に成るのは三ヶ月程先ですね」
「それで先生に彼女の体調管理をお願いしたいと思いまして、今日はお願いに来ました。
妊娠の心配は無く成りましたが、彼女が抵抗無く受け入れて撮影が出来る身体を作り上げて欲しいのですが、その様な事が可能でしょうか?」
「成る程、カメラの前でも抵抗無く受け入れてしまう様に身体を作るのですね」
「そうです」
「それと監督に伝えて置かなければ成らない事が有りました」
「何でしょう?」
「那智仁美の性器は名器です、殆どの男性は射精を強要されてしまうでしょう」
「えーー、それは本当ですか?」
「私も彼女に二穴開発を試みたのですが、膣が狭く成りすぎて困難でした」
「それは素晴らしいですが、俳優が困りますね!対策を考える事にしましょう」
「監督は彼女の後ろに興味は有りますか?」
「勿論です、二穴SEXも面白いと思っていましたが、今の話しで考えを変更します」
「彼女お尻も好きですよ、面白い絵が出来ませんか?」
「二時間ですから中々難しいのですよ!裏ビデオも頼まれていますから、そちらでは時間の制限は有りませんね」
「裏ビデオも同時に撮影されるのですか?一石二鳥ですね」
「大体幾日程必要なのですか?体調を整えるのに?」
「彼女は元々感じ易い身体ですから、二週間で完璧に成るでしょう、だから例の薬と同時に使おうと思います」
「私は逆算して、撮影の日時を決めれば良いのですね!」二人は食事をしながら次々とアイデアを話会って盛り上がった。
持神には知らなかった那智仁美の裏の顔を知って、作品に使える部分も多く見つかったと有意義な打ち合わせを終わって満足をした。
上月の二人の姉妹は誰にも相談出来ず鬘を被って、静かに過す生活に変わり、友美と浩介の仲もお互いが冷え切ってしまって会わない日々が続く。
浩介も坊主にした事を気分転換で誤魔化して、普段は帽子を被る機会が多く成った。
半月後アメリカ公演から帰ると、報道関係に一枚の紙が届いて(那智仁美は来月のさよなら公演を最後に引退!今後は芸能界に進出!映画出演が決定)と公表された。
反響はもの凄い事に成り、何処の映画に出演なのか?問い合わせが殺到した。
数日後、明星映画製作所が、当社が映画を製作致します、内容、監督は後日発表致しますと発表した。
さよなら公演は連日超満員で活況を呈し、今更ながら那智仁美の人気の高さを示した。
その間も持神監督を中心に脚本の見直し、撮影の段取り等が細かく打ち合わせされていた。
特に太平洋戦争前の時代考証と、SEXの道具に焦点が向かう。
大地主の後妻に無理矢理迎え入れられる設定で、この大地主がSM好きの男で、蔵に設備を持って居て仁美を責める設定。
現役の縄師、今まで持神作品にも出演したサド専門の女優で、普段もSMクラブで働いている中年の女性三人が参加している。
菊池絹子、阿部春代、林光代が役の中の名前、縄師が金子光男に決まっていた。
「それでもわくわくするわね、あの那智仁美を責められる何て、まだ信じられないわ」
「そうですよ、でも遠慮は駄目ですよ!彼女も本気ですからね」
「でもよく出演する気に成ったわね、ギャラでしょうね」それぞれが不思議に思う程変な映画の製作が始まろうとしていた。
さよなら公演は盛況の中終了して、数日後引退会見を神戸歌劇団主催で行なわれる事に成った。
挨拶が終わって質問タイムに成ると直ぐに芸能記者から「明星映画さんではどの様な作品に出られるのですか?」と質問が飛ぶ。
「まだ恋愛映画としか聞いていません」
「監督が何方かご存じですか?」
「いいえ、それも聞いていません」
「噂では持神監督の作品だと言われていますが?持神監督の作品はご存じですか?」
「いいえ、全く知りません」
「持神作品と云えば官能作品が多く、中にはポルノ系の作品も数多く撮影されていますが、その様な作品に出演されるのですか?」
「その様な作品には出演致しません、映画の内容は恋愛映画だと聞いています、もしその様な作品なら契約自体を反故に致します」と強い口調で話す那智仁美。
しばらくの質疑応答の後花束を受け取って会場を後にした。
早速マネージャーに確かめる仁美。
「明日脚本が届く事に成っていますので、明日には映画の内容は判ると思います」
「でも確か契約に来られた人は持神監督だったと、記憶しているわ!その監督はポルノ専門の監督なの?」
「いいえ、官能作品も有りますが、普通の恋愛作品も撮影されていると聞きました」
「私がポルノ映画に出演なんて考えられないわ」
だが仁美の脳裏に出演料二億が蘇ると、不安に成ってしまう。
上月専務に連絡をして、直ぐに確かめると「私も恋愛映画だと聞いている」と答えたが、既に明日からは神戸歌劇団からは除籍されるので、もう関係が無いと棄てている。
契約金の中から返済をされているので、明日からは全く神戸歌劇団とも関係が無い那智仁美だった。
求める内診
50-055
上月は退団の時、今後も主治医として安東病院を利用する事は君の健康の為には良い事だと思うと、自分と再び関係が蘇る時の為にと言ったのだと思った。
未練の残っている仁美は、自分の身体の事も良く知っている安東病院を信頼していた。
音楽学校を卒業後も、定期的な健康診断は受けているので安心も有る。
劇団に入ってからは薬を与える程度で、体調管理を行なっているので、病院にさえ来れば自由に薬を与える事が出来る。
仁美は学生時代から診察を受けているのと、有名人なので簡単に普通の病院に行く事が困難だから、躊躇無く上月の進言を受け入れていた。
記者会見から数日後に、さよなら公演の疲れも残り久々に安東病院を予約していた仁美。
実に半年振りの診察を受ける予定で、サングラスに地味な服装で向かう。
安東女医は次回の映画撮影に万全の準備をしようと考えて、仁美の身体が以前と変化が無いのか?それを確かめる最高の機会だと思っていた。
最近では半年前に診察したが、血液検査と簡単な問診程度で、婦人科の内診は行っていなかった。
婦人科の診察に成ると実に一年以上前だと、カルテを見て思い出す安東女医。
午前中で一般の診察が終わり、午後一時にやって来た仁美。
「先生ご無沙汰しています。今回ご存じでしょうが神戸歌劇団を退団しました。これまで同様私の主治医をお引き受け頂いてありがとうございます」
「もう那智さんとは長いお付き合いでしょう?それに有名人だから中々一般の病院には行けないでしょう?特に女性関係の病院にはね」そう言って微笑む安東女医。
「具合が悪いの?」
「言う程では有りませんが、アメリカ公演、家庭のトラブル、さよなら公演、引退と大きな事が続いて疲れています」
「生理は順調?」
「それはお陰様で正確に成っています」
「立ち入った事を尋ねるけれど、医者の立場で尋ねるのだけれど、SEXは最近しましたか?」
首を振って「忙しくて、全く有りません」
「オナニーは如何ですか?流石にそれはするでしょう?」
頬を赤くして「時々、、、、ですが少ないです」そう答えた。
「そうですか?今日は車で例えれば、車検だわね!新しい仕事をする前のリフレッシュ検査で、弱っている部分を治すのね」そう言って微笑むと「そうかも知れませんわ」仁美も微笑むが、昔の少女の顔は消えて、大人の美しい清楚で気品の有る姿だ。
こんな美人を使ってSM映画を撮影するとは、あの監督ただ者では無いわね、神戸造船の大物の弱みを掴んだ事は間違い無いと思った。
だが自分自身も、この那智仁美を虐めて楽しむサドの血が騒いでいるのも事実だ。
「血液検査の為に採血を行いましょう」
血液検査の結果で薬を飲ませる事は簡単な事なので、取り敢えず今日は絶対に血液検査が必要なのだ。
「今度の映画はどの様な作品なの?」
採血の準備をしながら尋ねると「監督さんがポルノ映画も撮影される方なので心配しいたのですが、先日届いた脚本を読みましたら、戦前の恋愛作品で、戦争の為に引き裂かれてしまった哀しい恋物語ですね」
「戦前の作品ですか?」
「監督さんは私の花嫁姿を美しく撮りたい様です、この髪も絶対にパーマとか切らないで欲しいと書いて有りました」
「今は少しポニーテールにされていますが、伸ばしたら背中の中央まで有りそうですね」
「はい、私は元々毛が多くて堅いので、短い髪は不向きなのですよ」
「そうだったわね、体毛も多くて堅かった記憶が有りました」
「はい、恥ずかしいのでお手入れをしようと考えた事も有ったのですが、痛いと聞きましたので勇気が有りません」
「医者の立場で言うと、自然が一番でしょう?必要な場合は剃れば良いのです」
その言葉に反応して、頬を赤くする仁美。
最上婦長が血圧を測って、仁美の腕から採血をして「先生レントゲンも撮りますか?」
「そうですね、一年以上撮ってないわね」
そう言われて、レントゲンの部屋に仁美を連れて行く。
しばらくして戻って来ると「若い女性の子宮頸癌も最近は多いから、一度内診もしましょうか?」
「はい、お願いします、随分診て貰ってないので少し不安です、最近は若い女優さんも時々癌を発症していますから、心配に成りますわ」
初めから診察を受ける為に来院している仁美だが、自分から別に具合も悪くは無いので言われるのを待っていた。
昔この病院では気持ちが良い事が有った事を覚えている仁美。
仕事に区切りが付いて、映画の撮影が始まる迄の暇な時に身体が思い出してしまった事も今日の検診に成っていた。
心の根底にはマゾの血が流れて、いつ噴火しても不思議は無い休火山の様な身体だ。
安東女医はその仁美の事を見抜いているが、導火線にいつでも火が点く様な身体に仕上げる事がこれからの使命なのだ。
撮影の時に一気に噴火させて、マゾ那智仁美をスクリーン一杯に映し出さねば成らない。
しばらくしてスカートと下着を脱いで、バスタオルで前を隠して診察台に横たわった仁美。
カーテンで腹の部分と下半身を分離して遮ると、足を金具に乗せて診察台を上昇させる。
相変わらず黒々とした陰毛が生えて、全く手入れをしていない事がよく判った。
「それでは、診ますから力を抜いて下さい」そう言って陰毛をかき分けて、赤い豆が露出しているクリトリスを見る。
大きく成っているわ、思った通りだわ!既に感じているのね!そう思いながらクスコを持って膣口に挿入する。
「あっ、あっ」と声が出る仁美。
既に膣口から光る液体が流れ出ているのが判って、スムーズに挿入されてしまうクスコ。
ネジを廻して広げ始めると「あ、あ、あ、うぅ」自然と声が出て、目を閉じて感じている。
「どうしましたか?痛いのですか?」
「い、いえ、大丈夫です」広げたクスコの中にローターを入れて「器具で調べますよ!少し振動が有りますが、我慢して下さい」
「あ、あーあーあーー、先生!我慢でき、、で、、、あー」声が上ずる仁美は、この快感を求めていた。
映画の製作発表
50-056
しばらくして「あぅ、あっ、うぅ、ああーああーーいくーーいくわーいっちゃうーーー」の声を出さない様に必死で堪える仁美。
「大丈夫ですよ、異常は有りませんでした」そう言って診察を終わってしまう。
「近日中に血液検査の結果で、また来て頂くかも知れませんので連絡します」
「はい、ありがとうございました」バスタオルで前を隠して、診察台を降りる仁美。
「那智さん生理はいつからですか?」
「終わって直ぐですから、来月の十日前後だと思いますが?何か?」不思議そうに尋ねる。
仁美が帰ると直ぐに持神監督に撮影の日程を連絡して、万全の準備をする様に伝えた。
数日後、血液検査の結果女性ホルモンの状態が悪いので、肌が荒れる恐れが有るのでこの薬を生理が始まると同時に飲み始めて下さいと渡した。
二種類の薬は日本で発売されていない避妊薬、もう一つは時間をかけて身体を媚薬漬けにしてしまう麻薬系の媚薬だ。
毎日飲む事によって自然と感じ易く、敏感な身体が作られる品物だ。
この薬を飲ませて、最後に効き目の強い薬を直接与えると、理性が消えて雌が全面に出て来ると思っている安東女医だ。
数日後明星映画製作所が新作映画の発表をして、即日記者会見を開くと決定した。
映画の題名 「花の狂乱」 主役 那智仁美 共演 仰木晃 榊淳
監督 持神直純 脚本 志水正次
榊淳は人気が有った若手俳優だが、覚醒剤で問題を起こし人気が落ちた二枚目俳優。
仰木晃は熟練の俳優で芸能界では重鎮的な存在だが、過去には女優とのベッドシーンを数多く行い性豪俳優としても有名だ。
過去にはポルノ女優と本番シーンも撮影した俳優だが、芸に関しては一目置かれる存在。
超目玉は勿論那智仁美なので、他の役者に超有名人は使わない事は理解出来るが、監督がポルノ作品も手がける持神監督で、芸能記者達も色めき立った。
ホテルの会場に現れた那智仁美は長い黒髪をストレートにして、艶やかなドレス姿で登場したが、その艶やかさの中にも清楚な部分を残した那智仁美の魅力一杯の姿だった。
明星映画製作所の児玉常務が、スタイリストを付けて那智の魅力を存分に引き出した記者会見場。
監督に作品の内容に付いての質問が飛ぶと「太平洋戦争前の造り酒屋のお嬢様と、手代の若者との恋物語を、戦争と云う事件が二人を引き裂いていく物語です」
「仰木さんの役所は?」
「彼は隣町の大地主で妻と離婚後、隣町の造り酒屋(黒沢酒造)の娘、那智さんに目を付けて後添いに迎え様と財力と裏工作で迫ります。そんな時手代の榊さんは軍隊に行く事に成り恋愛中の二人の中が引き裂かれてしまうストーリーですね、来週から造り酒屋でロケを行い撮影が始まります」
「撮影期間は?」
「約二ヶ月を予定しています」
「短期間ですね?」
「私の作品にしては長い方だと思いますが?」
会場内が笑いに包まれるが、那智仁美には意味がよく判らない。
それは持神が過去にポルノ作品を多数撮影して、殆どが一ヶ月以内だった。
「編集に一ヶ月程必要ですから、公開は早くても半年程先に成ると思いますが期待して下さい、皆さんが驚く作品に成ると思います」横から児玉常務が答えた。
「監督に質問です、若い二人のラブシーンは有りますか?」
「勿論有りますよ、那智さんの魅力を充分引き出したシーンも多数登場します」
「その中で、監督が一押しの場面は?是非教えて下さい」
「見て頂いてお判りの様に、那智さんは今長い黒髪をされています。これはこの映画で日本髪を結って頂く為にお願いしました。花嫁姿を披露して頂きますシーンが最高ではないでしょうか?」
「今度は那智仁美さんにお聞きします、神戸歌劇団を早々に退団されましたが、ご自分の結婚が視野に入っているとかでしょうか?」
仁美が微笑みながら「残念ながらその様なお話は御座いません、今回の作品に全力で取り組みたいと思っています」
「その後は明星プロダクションで活動される予定ですか?」
「はい、今回の作品を出発点に、明星プロダクション様のお世話に成る予定です」
その後も半時間程度の質疑応答の後、関係者の撮影会に成って、仁美一人が記者のカメラの的に成っていた。
造り酒屋の撮影は勿論、赤松源治が提供したと云うより、使って欲しいと頼み込んだのだ。
脚本も変更されて、仁美の役も造り酒屋の娘に変わっていた。
それは自分の孫娘が受けた仕打ちを世間に残そうと考えた事に端を発していた。
暴行されて、坊主にされて殺された圭子の恨みが、那智仁美を使って世間に残そうとしていたのだ。
上月専務も音楽院の緑川の失踪に驚いて、捜索届けを警察に提出していた。
寮住まいの緑川が、一週間前から何処にも姿が見えなく成って、実家にも帰った様子は無く、寮に使っているマンションを管理人に開けて貰ったが、生活の中で急に消えたとしか考えられない室内の様子に事件性を感じて警察に届けたのだ。
その緑川は新沼達の手で誘拐されて、赤松源治の倉庫に監禁状態に成っていた。
「もう直ぐここで映画の撮影が始まるのだよ!まあゆっくりと見物するといいよ」
「何の話しですか?映画って?私をここから早く出して下さい!警察に言いますよ」
「それは緑川さんがここから出られたらだな」
座敷牢の様な設備が作られて、その部屋で目覚めた緑川に源治と新沼達が毎日数分間話しに来る。
「赤松圭子さんを殺した人と、強姦した連中の名前を言えば帰して貰えるから、早く白状しなさい」
「誰ですか?赤松圭子って名前は聞いた事も無いわ」
「そう!また明日ね!自白するまでここでゆっくりしなさい、その窓から外が少し見えるから、撮影でも見学すれば良いわ、楽しいと思うわ」
「何の話しか判らないわ!」
源治は景山圭子と言わずに、赤松圭子で緑川が思い出すまで尋ねる予定をしている。
シャワーとトイレの設備が在るので、生活は出来る様に成っているが孤独との戦いは緑川を精神的に追い込む。
映画撮影、赤松酒造編①
50-057
上月友美と井上浩介の仲も完全に冷え切って、お互いは何が有ったのかは全く喋らない約束で、別れてしまった。
友美はロングの鬘をショートにして、周囲を驚かせていたが、将来地毛の時の為に準備をしていた。
妹の美香も同じでショートの鬘に変更していたが、自宅には全く帰らずに東京で学校とバイトの往復に成っている。
この様な状態に成っていても、上月夫妻は娘の事は全く知らずに、夫婦共に遊びと仕事に明け暮れていた。
上月専務は那智仁美の抜けた穴を埋める為に、広告宣伝等あらゆる方法を使って売り上げ維持を模索する毎日。
那智仁美の抜けた穴の大きさを痛感している。
井上会長は事件が闇に隠れて、一安心で本業に力を入れて、音楽院には近づかない。
映画は雪景色の新潟の風景から撮影が始まって、黒沢酒造と看板が掛けられて、昭和初期の雰囲気が漂う装飾に成った工場での撮影に成る。
那智仁美は三つ編みの髪型で少女の様な若作りでカメラの前に立って、恥ずかしそうな雰囲気だ。
「あの子か、圭子が殺される原因に成ったのは?」
「はい、その様ですね、お爺さんの恨みを込めた作品にしますので、ご安心下さい」持神監督は見学に来ている源治に小声で言った。
囚われの緑川も部屋の小窓から外の様子を見て「那智仁美の映画をここで撮影するのかな?」と独り言を言っていた。
「あっ、圭子って景山圭子の事なのね」漸く気が付いて大きな声で呼ぶが、誰もやって来ない。
全員外に出て撮影風景を見ている。
「那智仁美って綺麗わね」「三つ編みのおさげにすると、若く見える」近所の人も酒屋の人も見に来て口々に言う。
「榊淳も美男子ね、あの事件さえ無ければ今頃はスターよ」
「この作品でまた有名に成るかも知れないわね」
造り酒屋の手代とお嬢様の恋愛風景が、工場内で次々撮影されている。
夕方に成り、工場内で二人の抱き合いキスをするシーンがいきなり撮影される事に成り、関係者以外は立ち入り禁止に成った。
「初日からこのシーンの撮影ですか?」驚いて尋ねる仁美に「悪いな、ここの場所を借りられるのが仕事の関係で十日程なので、仕方が無いのですよ、三つ編みの髪型は今日だけですのでお願いします!」助監督が頼み込む。
「榊さんもお願いします」
榊は那智仁美とキスが出来るから上機嫌に成っている。
「はい、練習です、抱き合うシーンです」そう言われて二人が抱き合い、キスの寸前で終わる。
「中々良いですね、いきなり本番撮れそうですね」持神監督が嬉しそうに言う。
チーフカメラマンの吉山が三台のカメラをセットして、角度を変えて狙っている中央に入る二人。
「肩を抱き寄せて、、本番スタート」だが榊の手に力が入りすぎて、いきなり濃厚なキスに成ってしまうと「カット、カット!榊さん濃厚過ぎます」そう言うと身体を離れた仁美が「榊さん少し強引過ぎませんか?」と怒った。
初めからそのつもりの榊だから、仕方が無いのだけれど、今にも仁美の口に舌を入れ様としたと思う面々だ。
「気を取り直して、もっと軽くお願いします」持神監督が再度頼み込んで、今度は無事撮影が終わった。
榊淳にも撮影の事を話しているのか?この時は全く判らない。
主要な出演者で本当の台本を持っているのは仰木晃だけで、他の出演者には榊と同じ台本なのだ。
意外性と驚きの表情を撮る為と、仁美に悟られない為の持神監督の作戦だった。
勿論責めをする俳優、女優は既に台詞を覚えて準備をしている。
キスシーンが無事に終わると、そのまま夜のシーンの撮影が続いて八時に初日の撮影が終わった。
「お疲れ様、明日は郊外の撮影に成ります、仰木さんが黒沢酒造に仁美さんを見に来るシーンも撮影します」と助監督が説明してお開きに成った。
それぞれがホテルに引き上げていく、仁美もマネージャーと共にホテルに向かうが、初めての映画の撮影に疲れたを連発していた。
何度でも取り直しが出来るので、舞台よりは随分楽だと思ったのも事実だった。
舞台では失敗は誤魔化して、そのまま続ける事に成るからだが、失敗は極力少なくしなければ成らない。
最後の日には黒沢酒造から、後添えに嫁ぐ花嫁姿を撮影する事に成っている。
撮影の為に二度花嫁衣装を着て、日本髪を結う予定、それは二度目をスムーズに行う為の布石でも有った。
旧式の車と車のセットが酒屋の敷地内に設置されて、本当に動く物と違和感が無い様に撮影する。
ここで映画の内容を整理すると
黒沢酒造は造り酒屋で、娘の黒沢美紀代(那智仁美)は美人の噂が絶えない。
手代の春日哲太郎(榊淳)は美紀代とは恋仲だが、父親の八十吉は良い顔はしていない。
母の千代子は美紀代の気持ち重視だが、やがて女学校を卒業した美紀代に縁談の話しも来る様に成り哲太郎は不安で一杯だ。
二人は愛を確かめ合う様に成った頃、黒沢酒造にも暗雲が立ち込める。
隣町の大地主上野部長治朗(仰木晃)は妻と離婚して、数年が経過した五十代の男。
上野部は黒沢酒造の美紀代の噂を聞きつけ、後添いに貰おうとするが、年齢差を理由に断られる。
上野部は黒沢酒造の内情を調べさせ、美紀代と手代哲太郎が恋仲だと知る。
そして主要な得意先に圧力をかけて、売り上げを落とす作戦に出ると同時に哲太郎を軍隊に招集させる事を目論む。
しばらくして二人の仲は引き裂かれて、哲太郎は兵隊に、そして黒沢酒造は仕組まれた経営不振に陥った。
赤松酒造編②
50-059
裾よけと肌襦袢が着られたと正面を向くと林が「那智さん両手を上に上げて下さい」
そう言われて手をゆっくり上げると「こんな裾よけの着け方だと、動いたら落ちてしまいますよ!」そう言うのと阿部が裾よけの紐を緩めるのが同時で「この様に大きく広げて、強く結びます」
大きく裾よけを広げられて驚いて手で押さえようとすると「手は上に!」強く言われて、林の手でもう一度強く腰紐を結び直される。
股間を二人に見られてしまったが、彼女達は仁美の股間を調べる為にその様にしたのだ。
「これで大丈夫よ、落ちないわね」今度は長襦袢に白い足袋を着せて、腰紐を結ぶと「これで髪を結いましょう」小部屋から先程の部屋に戻ってきて、大きな椅子に座る仁美。
「それでは撮影を始めます」チーフカメラマン吉山の指示でライトが点灯されて、長い仁美の黒い髪を櫛で髪を梳き始める菊池。
巧みに櫛を使い前髪から形を整えて、糸で結び付けて日本髪を整えていくが、ライトの熱で汗が出るので、拭き取る係が必要だった。
菊池達は相当特訓を積んだのだろう、昭和の初め頃の文金高島田を結い上げるのに、約一時間程で見事に結い上げた。
「那智さんお疲れ様でした」
「お疲れ様でした、凄いお上手ですね!私も地毛で文金高島田を結うとは思っていませんでしたので感激です」
鼈甲の髪飾りを付けると一層華やかな髪型が出来上がった。
先日撮影の前日顔剃り、襟足の産毛の手入れを行っていた仁美は、自分の鏡の姿に惚れ惚れしていた。
「じゃあ、着物を着付けしましょう」
直ぐに隣の部屋で、着物を着せられる仁美は「苦しい!」を連発する程帯を強く締め付けられてメイクに入った。
メイクが終了して最後の打ち掛けを羽織ると完成で、ゆっくりと大広間の方に出て来て、両親に挨拶のシーンから撮影が始まった。
その後車に乗り込むシーン、車の中のシーンと撮影が行われて、哲太郎の事を思いながら家の為に泣く泣く上野部の家に嫁ぐシーンだ。
十日間の赤松酒造とその近辺での撮影が終わって、今度は横浜のスタジオでの撮影に成る。
スタジオでは結婚式のシーンを中心に、哲太郎の軍隊でのシーンが撮影される。
特に結婚式の通知を受けて大きく動揺するシーンから、銃を盗んで脱走するシーンが撮影される予定だ。
結婚式に乱入する哲太郎と待ち焦がれた美紀代の再会シーンが、撮影される予定だが、一週間の休憩期間の後、哲太郎のシーンを中心に撮影するので、仁美は約半月以上休暇の予定に成っている。
その間に仁美が生理に成って薬を飲み始める事も計算されている。
那智仁美のダミーの女優に花嫁姿をさせて、ロングで撮影する場面も準備している持神監督。
数日後京都の実家に戻った仁美は「映画の撮影って舞台と全く違うのよ、出番が無いから三週間も休みなのよ!だから暇で帰ってきたのよ」
実家の染物工場に戻って来た仁美が本郷仁美に戻った瞬間だった。
「丁度、生理に成ったしね、のんびり過すわ」
「仁美のお陰で、会社の危機も脱したし助かったわ」母の容子は一連の事件が仕組まれた事を知らないから、災難だと思っていた。
「でも神戸歌劇に残っていたら、秀美に今度は何をされたか判らないから、これで良かったのよ」
「そうだね、世の中妬み程恐い物は無いわね」
「秀美もう直ぐ卒業ね!今度横浜で撮影だから一度顔を見に行って来るわ」
「そうしてくれたら助かるわ、秀美も一人でもう少しだと頑張っているからね」
「しばらくのんびりさせて貰うわ」笑顔で言う。
「映画はどの様な感じなの?あの持神監督って、ポルノ映画を沢山撮影している監督さんらしいね!」
「恋愛映画だから、キスシーンは有ったけれど、他は抱き合うシーンが殆どよ!でもこの後横浜のスタジオでは結婚式から、初夜のシーンが有るらしいわ」
「えー、初夜?その様なシーンが有るのかい?肌を見せるのでは無いわよね、お母さん恥ずかしくて外を歩けないよ」
「昭和の初めの大金持ちの結婚式は、親戚縁者が来て初夜の日に飲み明かすらしいわ、それを撮影するのよ」
「そうなの?びっくりさせないでね」
「でも映画に進出したら、大変なしーンも有るかも知れないわ、最近では有名女優さんのヘアーヌード写真集も凄い売れ行きよ」
「知っているわ、話題だものね!もう三人程出して、まだ次々出るって週刊誌に書いて有ったわ」
「私は無理かもね、濃過ぎて綺麗で無いから」そう言って笑う二人の安らかな時間が流れていた。
その頃新沼達に緑川は託されて、赤松酒造の座敷牢から消えていた。
新沼達は源治に御礼のお金を貰い、緑川の始末を頼み今後二度とこの酒造会社に近づかない約束をした。
その後緑川の消息は消えてしまい、音楽院に戻る事は無かった。
「この薬を今日から飲むのよね、二十五歳過ぎたら肌には気を付けないとね」
仁美がこの日から安東女医に貰った日本では発売されていないピルと、麻薬成分の入った媚薬のカプセルを飲み始めた。
この薬が今まで我慢をしていた性への欲求を呼び覚まして、仁美は理性よりも本能剥き出しの雌へと変貌してしまうのだ。
横浜での撮影の台本を覚えながら過す日々、残りのシーンは自宅での結婚式の場に乱入する哲太郎に大きな声を出して呼ぼうとする時、薬を嗅がされて眠らされて蔵に連れ込まれてしまう美紀代はここから殆ど台詞が無い。
気が付いたら縛られて猿轡をされているのね、そして漸く哲太郎が蔵を見つけて助け出されて、逃亡するが憲兵に追われて崖から転落して死ぬ。
最後の台詞が少し有るだけで、殆ど逃げるシーンと隠れるシーンが多いと思う仁美。
薬を飲み始めて五日目位から、少し身体が火照るのを感じ始める。
赤松酒造編②
50-058
裏の台本では、上野部の性癖サドが原因で妻は結婚後二年で逃げ出していた。
その後は次々と遊びで、女性を連れ込む。
お金に目が眩んだ女をSM調教して楽しむので、その後今の歳まで独身状態に成っている。
自宅の蔵を改造した部屋には、女を責める道具、器具、設備が揃い専属の縄師、調教師を抱えていた。
この部分の撮影は既にスタジオの極秘セットで、先日ポルノ女優を数名使って撮り終えていた。
表の台本では上記の部分は削除されて、父親の八十吉は経営難を解消の為、申し出の有った上野部の好意に頼ってしまう。
しばらくして再び上野部は、美紀代を自分の後添えに欲しいと申し込んできた。
驚きの中で、妾では無いので私が亡く成ったら財産は総て娘さんの自由です!の言葉に、話しは進んでしまい美紀代の意見は、この当時全く無視だった。
悲しむ美紀代は哲太郎に手紙を送り、結婚式がこの日に行われると悲しみを伝える。
当時の結婚式は一日中、客を招いて酒宴が開かれて、その最中に別室で二人は初夜を迎える。
その報告を聞いて再び盛り上がり酒宴が続く。
手紙を受け取った哲太郎はもう我慢が出来ない状況に成り、軍から銃を一丁盗んで脱走。
愛する美紀代の結婚式に乱入して、取り戻すが憲兵に追われて二人は崖から転落して最後を迎えるラストシーンでは二人が手を取り合って絶命するのだ。
実際の映画では、裏の台本に進むのだが、殆どの出演者は知らない。
緑川は景山圭子と赤松圭子が同一人物と判り、毎日の様に謝って、総ては今外に居る那智仁美をスターにする為の捨て石に使われたと話した。
その言葉は一層源治の仁美に対する憎悪を深める結果に繋がった。
殺しはしないが芸能界から抹殺する程の辱めを与える事で、今の地位を引きずり降ろす事だ。
持神監督に自分の要望は総て伝えたので、ここでの撮影が終わったら緑川を始末する様に新沼達に銘じた。
緑川が頼まれて圭子を殺した事を認めた様に話した事が、源治に決断させてしまった。
その間に撮影は順調に進み、上野部が黒沢酒造を二度訪れるシーンの撮影。
哲太郎の仕事場に召集令状の届くシーン、郊外での二人のデートシーン等々が次々と撮影された。
練習本番、練習本番の繰り返しで、小刻みな撮影の繰り返しで、どのシーンがどの様に組合わされるのか?舞台の経験しか無い仁美には理解不納の撮影だが、楽なのは連続芝居が少ない事だった。
そして十日間が過ぎ最終日、映画の予告編にも使われる美紀代の花嫁姿と、日本髪を結うシーンの撮影が始まった。
この着付けを行うのは、調教師の菊池絹子、阿部春代、林光子の三人で、この日の為に三人は日本髪を結う特訓も受けていた。
三人は控え室で仁美を紹介されて、中年の叔母さん三人は笑顔で挨拶をする。
今回は全く画面に映る事は無いが、横浜のスタジオでは自分達も映画に出演する予定だ。
過去にも持神監督の作品には出演しているが、仁美の目に触れる事は無いので知る筈も無い。
今日面識が有ると次回の時は要領を掴めるし、仁美も気を許すので計画の実行が容易い。
「本当に綺麗な方ね、舞台も見た事無いけれど間近で見ると、色は白いし肌はきめ細かい」いきなり褒め殺しの様な台詞。
「よろしくお願いします」と笑顔で会釈をする仁美。
部屋には高級な花嫁衣装が鴨居に吊されて、それ以外の小物が横の机に所狭しと並べられている。
「これだけの物を身に着けると重たいでしょうね」微笑みながら小物を見る仁美。
「那智さんは着物着る機会多いのですか?」
「いいえ、殆ど歌劇団では着る事が無かったですから、経験は成人式以来ですね」
大きめの椅子の両方にライトとカメラが設置されて、日本髪を結う場面を三箇所から撮影する準備が出来ている。
「蝦蟇の様な場所ですね」自分が座る椅子の周りを見渡して微笑みながら言う仁美。
今はライトが照らされていないが、照らされると大変暑いだろうと思っている。
「先に長襦袢まで着てから、髪を結って着物の着付けをしましょうか?」
「阿部さんと林さんでお願いしますね」
「ライトで暑いから、長襦袢で丁度良いかも知れませんね」
三人が勝手に段取りを決めて、横の小部屋に裾よけ、長襦袢等を置いた入れ物を持って行く。
小部屋に入ると「和装用の下着に成れば良いですか?」仁美が二人に尋ねると「それでは時代に合いませんよ、この時代は裾よけに肌襦袢だけですよ!成人式に行くのでは有りません、映画のスクリーンにアップで映ると、下着のラインが映し出されてしまいますから、下着は脱いで下さい」林が強い調子で言う。
「この小部屋は女性三人だけですから、お風呂に来たと思えば宜しいですよ」微笑みながら阿部が同じ様に言った。
「あっ、基本的に生理の時には着物は着付けないそうですから、安心して下さい。今違いますよね」安東女医から聞いているが、尋ねて見る林。
「は、はい」変な事を言われて戸惑う仁美。
セーターを脱いで、ワイシャツにスラックス姿の仁美は躊躇する。
すると阿部がバスタオルを出して来て「これを使って、脱いで下さい」そう言って手渡す。
ワイシャツを脱ぐと和装用のブラジャー姿に成る。
スラックスを背中向いて脱ぐと、同じく和装用の線の見え難いショーツ姿に成って慌ててバスタオルを腰に巻き付ける仁美。
「那智さんは結構胸も大きいわね」ブラジャー姿を見て尋ねる林。
横から「Dカップは有るわね、補正パット必要無いわね!それが良いわね、何かとね」意味ありげに言う阿部。
「これを着けて下さいね!出来る?」裾よけを手渡して尋ねる林。
殆ど着た経験が無い和服の下着「バスタオルの代わりにその裾よけを巻き付けると、簡単よ」そう教えられて、バスタオルを外して手渡された裾よけ(腰巻き)真っ白の裾よけを広げて腰に巻付けるが、上手に書き付けられていない。
「上はこれを着て下さい」同じく真っ白の肌襦袢を手渡されて、肩から羽織る様に着る。
「下着を外して、綺麗に着て下さい」
背を向けて和装用のブラジャーを取り外し、床に落とすと慌てて肌襦袢に袖を通して胸前を整える仁美。
今度は同じく背を向けて、裾よけの中に手を入れてショーツを脱ぎ、横の自分が着てきた服の中にしまい込んだ。
撮影準備
50-060
数日後から気分直しに京都の町を歩き身体の火照りを忘れるが、夜に成るとオナニーを始めてしまう様に変わってしまった。
それは丁度生理が終わってからだったが、過去に無い感覚に仁美自信が驚いてしまうが、翌日には我慢をしようと努力をしていた。
妹秀美のマンションに立ち寄る事を理由に、撮影所に入る数日前に実家を後にして東京に向かった。
マネージャーから、撮影の前日には顔剃り等の手入れをする様にと、指定のサロンを紹介されていた。
撮影所に入る二日前に秀美のマンションに泊まると、オナニーは出来ないので自分を自制させる為に敢えて行ったのだった。
その我慢が一層爆発に繋がる事を知らない仁美。
秀美と過した朝、最後の薬を飲み美容サロンに向かう仁美。
今夜はマネージャーと撮影所の近くのホテルに泊まる事に成っている。
明日は早朝から髪を結い、着物を着て夜まで撮影をする事に成っているからだった。
サロンに到着すると「那智さんこちらへどうぞ」とマッサージルームに案内される。
「マッサージは聞いていないのですが?」
「美顔マッサージと背中、特に着物で見える部分の産毛の処理を聞いております」
係の女性が言うので「確かに着物は背中が見えるわね」そう納得して着替える。
顔剃りから美顔マッサージを終わると、俯せに成り背中を大きく出されて、刷毛が移動すると全身に電気が走ってしまう様な感覚に成ってしまった仁美。
その様子は今日から横浜に来た安東女医に連絡されて、薬の効果で敏感に成っている事を確認されたのだった。
安東女医と最上婦長が、今日から撮影所に来て打ち合わせをしているのだ。
結婚式の会場から蔵に運ばれる時、台本では薬で眠らされる事に成っているが、それが本物のクロロホルムを仁美に嗅がせる事に成っている。
そして眠っている間に薬を注射して気が付いてからは、もう調教シーンの連続に成る段取りだ。
サロンが終わるとマネージャーが食事に連れて行き、その後ホテルで睡眠薬を飲ませて、早朝目覚めさせる予定に成っていた。
マネージャーの北村美代は明星プロダクションが送り込んだが、歌劇団退団の時からずーと一緒で、仁美の信頼を得ているので簡単に計画を実行した。
ホテルで「緊張して、眠いわ!朝早いからもう寝るわね!朝忘れずに起こしてね」欠伸が出る。
ツインのベッドのひとつに倒れ込んで寝てしまったのは、九時前だった。
「睡眠薬で今眠りました」北村美代が安東女医に連絡すると「予定通り順調ね」と褒める様に言った。
翌朝六時に予定通り目覚めると簡単に食事を済ませる。
水分は成るべく少なくして、トイレの回数を減らす様にしなければ白無垢でのトイレは大変不便だ。
前回の撮影時間の倍に成るので、体調管理に気を付けてスタジオに向かった。
「おはようございます、那智さん今日はメイクから始めますね、今回は結髪の撮影は有りませんので、汗はそれ程出ないと思いますので、お願いします」
大きな鏡の並ぶ化粧部屋で、白無垢用の化粧を始めるメイク係「化粧の乗りが良いですね」言われた台詞を喋るメイク係。
薬の影響で肌の具合が良く成ったと思う仁美。
ブラジャーを着ける時に乳首が最近感じる事が有るのも、肌が張っているのが影響しているのかと思うが、今朝は一層ブラジャーとの違和感が有るのだ。
洋服と今の髪型には合わないメイクが終わると、前回の三人が待つ着付けと髪結い部屋に入った。
前回の要領を覚えているので、肌襦袢と裾よけを待っていると「今回肌襦袢は無で、腰巻きにバスタオルで髪を結いますので、お願いします」と言われて「ブラジャーは?外すのですか?」
「はい背中も白塗りをしますので、お願いしますね」
「は、はい」曖昧な返事をして、戸惑っていると「今回は後ろからの撮影、特に襟足から首を撮影するそうですよ、気を失って運ばれるシーンも有るので、その様に指示を受けました」
今日はスカートを履いて着替えるのが便利な様にしているので、スカートを脱ぎながら裾よけを巻付けると、裾から下着を脱いで脱衣駕籠に忍ばせる。
次にセーターとブラウスを脱ぐとバスタオルで隠しながら、ブラジャーを外す仁美。
「お待たせしました」
前回とは異なり、裾よけの上からバスタオルを胸の上で巻付け、大きな椅子に座った仁美。
「肌がこの前よりも綺麗に成った様ですね、何かされましたの?」
「昨日美容サロンに行った程度ですわ」
「それでこんなに美しく?肌に潤いが有る感じだわ」決められた台詞で煽てる菊池。
前回同様の髪型に徐々に変わっているが、前回と異なるのは髪を結ぶ糸に細工が施されて、三箇所を切ると髪が一気に乱れる様に成っている。
形を整える為に、髪の中に団子を入れて巻付けると、前回の様に髪を固める必用は無く、自然にふっくらと整ってしまう。
前回よりも十五分も早く結い終わると、襟足から背中に化粧を始めると「うぅ」と小さな声を出してしまった仁美。
化粧筆の動きに身体が敏感に感じてしまったのだ。
林は他の二人の顔を見て微笑み、薬が完璧に効果を表わしていると確認した。
「じゃあ、着付けを始めましょう」
椅子から立ち上がると、長襦袢を直ぐにバスタオルの上から羽織らせると「バスタオルを外して貰える」と言う林に「あの肌襦袢が無いのですが?」仁美が尋ねる。
「今日は背中と結婚式で胸が少し乱れるので、無しにとの指示です」
その様に言われて、夫が胸を弄ると書いて有った事を思い出す仁美。
「手を入れる訳では無いですよ、胸が多少乱れた時肌襦袢がカメラに映るのを避けると聞きました」
適当に言い訳をして、バスタオルを取り除かせると、長襦袢の着付けを始める林。
林が「綺麗なおっぱいね」と言われて、自然と見られてしまうと、今度は裾よけの紐を緩めて位置を上げる。
スタジオ編①
50-061
身体の状態の確認をした林は安心した様に、着付けを進めて一時間半で、総てが出来上がり「お疲れ様でした、撮影頑張って下さい」と送り出された。
「おお!前回よりも綺麗に化粧も着付けも出来ましたね、撮影を始めましょう」持神監督がスタジオに入って来た仁美を見て言った。
「第一スタジオの車の中から、降りて来るシーンから始めます」
第一スタジオには新潟で使った車の内部のセットが置かれて、他の配役が既に準備を終わって待っている。
このスタジオに新潟から赤松源治が見学に来ている。
今日の日を心待ちにして、スタッフに金一封を持参して喜ばれていた。
暴力団の角谷、児玉常務、安東女医と最上婦長も見えない場所で見学をしている。
ライトの照らされる仁美は見学者の顔は逆行で、殆ど判別出来ない。
艶やかな文金高島田で、白無垢姿で登場すると見学者から拍手が湧く。
角隠しが無いので、仁美の顔がよく見えて画面的にも最良だと吉山カメラマンもご機嫌。
車で上野部の自宅に到着して、お付きの女性の手を借りて車から降りるシーンの撮影から始まった。
上野部の関係者が出迎えて、最後に当主で有り婿の上野部長治朗が玄関先で出迎える。
笑顔の無い仁美の演技に、持神監督は上機嫌で「オーケー」と大きな声で伝える。
次は宴会の場に座って、親戚来客に紹介するシーン、三三九度のシーンに進むのだが、ここで憲兵が上野部家に春日哲太郎の脱走を伝えに来るシーン。
銃を持っての脱走の為、皆さんの危険を考えてここに憲兵を数名配置させて、捕えると隊長が伝えるシーンに進む。
宴会の席では二人の三三九度のシーン、隣の部屋には二つの枕が並んで初夜の風景が準備されている。
台本ではこの時に哲太郎が、銃を持って乱入して来て、仁美が呼びかけに答え様とした時に薬を嗅がされて気を失う。
順調に撮影が進むが哲太郎役の榊には今日、台本が変わったと手渡されて、憲兵に捕えられてしまう事を知った。
意味不明だったが、最後は脱出するので同じだと聞かされて納得して撮影に入った。
午前中に三三九度の撮影が終わり、短時間の休憩を挟んで直ぐに、初夜のシーンが始まる。
打ち掛けを脱いで豪華な絹の布団の前に座る仁美、そこに上野部が入って来て美紀代に近づいた時、大きな声で「美紀代さん!」の声が室内に響いて「撃つぞ!」の声が一緒に聞える。
「美紀代は?どこだ!」と叫んだ時「て。。。。。」と言った時後ろから上野部が美紀代の身体を持って、ハンカチを口に当てて言葉を遮る。
「な、なに。。。。。。」強い臭いに驚いて逃げ様とする仁美だが、クロロホルムを嗅がされて意識を失い布団に倒れ込む。
「金子!直ぐに蔵に運べ」縄師の金子に抱きかかえられて、その場から運び出されて「カット」で撮影が終わる。
隣の小部屋に運ばれた仁美を待っていたのは、安東女医と最上婦長。
「クロロホルムをもう少し嗅がせて」金子が手渡されたハンカチで仁美の口を被う。
最上が直ぐに白無垢の着物の前を開いて、長襦袢裾よけを次々と左右に巻き上げてしまう。
横では安東女医がガラスの注射器を準備して、股間が露出するのを待っている。
「お尻は、これで前はこれだったわね」
「はい青い方が膣に注入する薬です」
「先生これで宜しいでしょうか?」
「仕方が無いわね、これ以上広げると着物が乱れてしまうわね」そう言いながら腕を伸ばして黒々とした陰毛の中に注射器を挿入して「先を長い注射器にして良かったわ、届いたわ」ほっとした顔をして、注入を始める。
終わると俯せにするのだが、頭と着物に注意をしながら二人でゆっくりと着物を捲り上げると、白いお尻が飛び出して、以外と簡単に肛門には注入が出来た。
着物を整えると再び抱きかかえて、第二スタジオに運び込む金子、そこは上野部の趣味の為の部屋が奥に在る蔵だ。
まだスタジオの中はライトが少なく、薄暗い状態。
三人の女が仁美の到着を待ちかねた様に、口を開かせて猿轡を咥えさせると文金高島田の下の部分に強く結び付ける。
変な事を喋られると困るので、革の猿轡の下にハンカチが添えられて縛られているので、多分言葉はかき消されると思う。
呻き声、よがり声が聞えるのは良いのだが、変な言葉を言われると総てが終わるからだった。
「少しの間で、もう自分が無く成るでしょうけれど、最初は理性が有るから注意してね」
安東女医が遅れて来て三人に伝えた。
猿轡が終わると中央の柱に美紀代を縛り付けて、計画が終了してスタジオにライトが点灯された。
このスタジオの見学者は、制限されて角谷、安東女医、最上婦長、児玉常務、赤松源治のみに成っている。
横に蔵のセットが準備されて、今は前の部屋で中央の柱に猿轡をされて縛られて居る美紀代。
そこに哲太郎が捕えられて、連れて来られる場面から撮影が始まった。
三人の憲兵に蔵に連れ込まれる哲太郎は、既に縛られているが「哲太郎さんも猿轡をお願いします、二人がお互いに喋られると困りますからね」持神監督の指示で猿轡をされる榊は、緩い感じだと思っているのに、金子が強い感じで結び驚きながら声を失い反対側の柱に結ばれて動けなく成った。
「すみませんね、リアルに見せる為ですよ」微笑む持神監督。
横には憲兵の隊長役の、西山がにこにこしながら立っていた。
仁美の身体が動き始める時間を測っていた様に「連続撮影開始します」助監督の聞き慣れない言葉に耳を疑う榊。
そこに上野部が入って来て「起きろ!」と美紀代の身体を揺する。
ようやく目を開いた美紀代は声も出せない状況の猿轡と、下半身がいつもよりも暑く感じる奇妙な気分に成っていた。
「お前の恋しい男がやって来たぞ!だが憲兵に捕えられて、お前を助ける事が叶わない」
「うぅ、うぅ」睨み付ける美紀代。
「恋しい男はこれから軍に戻されて、直ぐに最前線に送られる!お前の大事な物をお守りに持たせてやろうと思う」上野部が笑みを浮かべて言った。
「うぅぅぅうう」首を振る美紀代はまだ芝居をしている様だが、次の瞬間顔色が変わった。
スタジオ編②
スタジオ編②
50-062
「ここの毛を持たせてやるから、安心して戦場に行って来い」そう言って美紀代の股間を押さえた。
「うぅ、うぅ」
「美紀代のマン毛はお前を守ってくれるぞ!おい準備を始めろ」
奥の部屋から縄師の金子と一緒に三人の女が入って来る。
衣装が異なるので最初は判らなかったが、着付けと頭を結った女性だと仁美には判った。
台本では哲太郎が自分を連れてここから逃げる筈だが、哲太郎が目の前に縄で縛られて猿轡をされている。
自分もハンカチで本当に眠らされてしまったので、何かが少し違う様に思い始めていた。
先程上野部に押さえられた陰部が異常に余韻が残っていて、暑い状態は続いているし、身体に異常な火照りを感じている。
三人の女が目の前に真鍮で作られた洗面器を持って来る。
真鍮がライトで光って、美紀代の頬を照らすと、革で作られた猿轡でハンカチが口に咥えさせられて頑丈な様子が浮かび上がる。
カメラが三方向から撮影を続けているが、ビデオカメラでの撮影も始まりあらゆる角度から撮影されているのが判った。
何が始まっているのか?この状態でも理解が出来ない美紀代役の仁美だった。
洗面器の横に砥石を持って来て並べると、今度は横の机に手動のバリカンと日本剃刀が並べられた。
上野部が「金子準備をしてくれるか?」の言葉に頷く。
「美紀代!この金子は縄師で今からお前を存分に辱めててくれるぞ!」
「うぅ、うぅーーー」変な空気に恐怖の表情に成るが、理性が失われる様な身体の疼きも感じはじめていた。
同じ様に台本に無い雲行きに驚きの表情に成っている哲太郎役の榊。
天井の滑車から垂れ下がって縄が数本表われて、目の前では菊池が洗面器の横の砥石で日本剃刀を研ぎ始める。
意味が判らない美紀代の表情をカメラがアップで映して、金子が縄の先を持っていきなり白無垢の裾に屈み込んで、足袋の上の左足首に結び付ける。
すると今度は白無垢の着物の前に手を入れて、着物を一枚ずつ弄る様に手が入って来る。
「うぅ、うぅ」驚きの表情で下半身に目を移す美紀代。
腰の後ろ帯の下には座布団が入れられて居るので、柱から下半身が少し前に出て縛られている。
この時点でも何をされるか、理解していないし、理解をしようとしていない美紀代役の仁美。
映画の撮影でこの様な事が起きるとは考えられないからだが、目の前で見ている榊も何を撮影しているのか理解出来ていない。
左の膝に縄を結び始められて、恐怖が増大して来る仁美は既に役名の美紀代を忘れ始めていた。
膝に結ばれる金子の手の動きに「うぅ、うぅーーー」首を大きく振ると、鼈甲の簪が床に音を立てて転がって、左の膝が縄で強く縛られてしまった事を伝えていた。
「剃刀が研げたわ」菊池が研ぎ終わった剃刀の刃先を指で調べる様に持って、美紀代の目の前に見せる。
「うぅ、うぅ」怯える顔に成る美紀代。
「それでは始めろ!」上野部の言葉で、滑車が動き初めて縄を巻き上げ始める。
美紀代が膝の縄が食い込むと「うぅ、うぅーーー」の声と一緒に再び鼈甲の簪が髪から落ちて転がった。
左の足が床から浮き始めて驚くと同時に右足に重量が伝わって来る。
着物の裾が邪魔をして要るのを見て「足が出難いわね」林が前に来て着物の裾を広げると、縄がどんどん巻き上げられて膝が白無垢からはみ出し始めた。
一層「うぅ、うぅーーー」苦しそうな顔に成った美紀代。
その時一気に足首の縄が巻き上げられて、完全に白い足袋と足先が着物から飛び出してしまった。
強烈に色っぽい卑猥な姿が、カメラに撮影されて、見物客も興味津々で身を乗り出している。
全くカメラは止らないで、周り続けているので総てが撮影されている。
直ぐに膝が巻き上げられて、縄が止ると膝が完全に着物の外に出て、白い裾よけと長襦袢が美紀代の股間を隠して見えないが、エロの画面としては最高の絵柄に成った。
白無垢から左足だけが膝から飛び出した色っぽい姿の美紀代。
「足が疲れるでしょう?それに見えません!美紀代!」上野部が言うと、金子が股間に再び手を入れると今度は右足の膝に縄を巻付け始める。
「うぅ、うぅーーー」首を下に向けて金子の様子を見る美紀代。
同じく右足首にも縄を巻付け終わると、美紀代の前から奥の滑車の下に行くと縄を巻き上げ始めた。
「うぅ、うぅーーー」右膝が巻き上げられてつま先が宙に浮き上がると、腰と胸に巻かれた縄が締まる。
腰と柱の間に布団が入っていたのは、この様に吊す為だったのかと上野部が縄師の金子の技に驚く。
漸く自分の姿に気が付く美紀代だが、縄が食い込みマゾ気質の仁美は朦朧として感じ始めている。
しばらくして、右足が吊り上げられると、美紀代の白無垢の前が完全に左右に分かれて、股間が見え始める状態に次第に近づく。
目の前に縛られて居る哲太郎からは、完全に股間が見える角度に変わっている。
完全にM字開脚に吊り下げられると「剃り易い様にご開帳するのよ!」そう言いながら林が着物を捲り上げ始めて、完全に股間を露出させてしまった。
股間をライトに照らされて、黒々とした陰毛が剥き出しに成ってしまった。
「おお!中々の生え具合だ!綺麗に剃って、色男に持たせてあげなさい」上野部が覗き込んで言った。
「判りました、でも少し多いのでバリカンで刈ろうかと思うのですが?」菊池が言うと「そうだな、濃いし多くて堅そうだな!そうしなさい、でも色男に持たせてやらねば駄目ですから、半紙に乗せて落とさない様にしなさいよ」
何が何だか判らない間に股間をライトに晒されて、撮影を始められてしまった仁美は、この時初めて持神監督に罠に填められてしまったのでは?ポルノ映画に出演?破格の出演料?と色々な事が頭の中を駆け巡っていたが、バリカンを持った菊池が股間に座り込んで、左手で下腹部を押さえられた。
「濃いわね!剃り甲斐が有るわね」下から美紀代の顔を見上げて、不気味な微笑みを見せる。
仁美は疼く身体と戦いながら僅かな理性が「うぅ、うぅーーー」菊池の顔を見ながら大きく首を振ると、再び髪飾りが髪から落ちて床に転がり、緊張のスタジオに嵐の前触れを告げた。
菊池の左手に力が入り、三方向からカメラが狙い、陰部、表情そして全体を映し出している。
ビデオカメラがいつの間にか二台に成って、同じ様に撮影をしている。
「恋しい男が貴女のマン毛を待ち焦がれているよ!おちんちんをおっ立ててね」林が美紀代の横に立って、哲太郎の股間を見て言った。
榊淳の目線の先にはライトに照らされた仁美の黒々とした陰部が有り、軍服の股間が大きく勃起しているのが判った。
持神監督がライトの横で、手で指示を出すと林が一層足を広げ気味に美紀代の足を持つと、
バリカンの腹が美紀代の下腹部の陰毛に刃先が食い込んだ。
「ギーギーギ」とバリカンを握る音に「うぅ、うぅーーー」と叫び、顔を天井に向けてしまう美紀代。
「ジョキ、ジョキ、ジョキ」と菊池のバリカンが動き始めて、黒い陰毛が刃先に乗って、木の葉の様に下に敷いた半紙の上に落ちて、墨汁を落とした様に成った。
スタジオ編③
50-063
「あっ、うぅ、うぅ」猿轡の中で呻き声を出して、天井を見ながら我慢をしているのか屈辱に耐えているのか判らない顔の美紀代。
「カット!良い感じの絵が撮れたぞ、次準備して下さい」持神監督が撮影を中断した。
持神監督が仁美の側に来ると睨み付ける仁美の顔に向かって「もう反故には出来ませんよ!最高のポルノ映画が出来上がるのですからね!」意味が判るのか?判らないが尋ねる。
「うぅ、うぅーーー」何か言いたい仁美に「契約書も読まずに承諾するからですよ!専務に任せるから劇団と親会社に売られたのですよ」
「うぅ、うぅーーー」
「もう諦めて下さい、この人達が那智さんを天国まで送ってくれますよ」微笑む持神監督の言葉に項垂れる仁美。
「さあ!続きの撮影始めるぞ!」
少しの休憩で直ぐに撮影が再開に成るのは、吊られている仁美の身体を考えての事だった。
「スタート!」の声で再びライトが照らされて、カメラが廻り始める。
この間にビデオテープを新品に取り替えて、映し始める。
「彼氏が待っているわ!菊池さん急いで下さいよ」林がシャボンを刷毛で泡立てながら菊池に伝える。
菊池は厳つい日本剃刀を右手に持って「剃った事有るの?」股間から美紀代の顔を見上げる。
何故か首を振って、辞めて欲しい目で見る美紀代。
「そうなの?でもねこのマン毛が彼氏の命を守るから、諦めてね!こんなに多かったら効果は有ると思うわよ」そう言いながら微笑む。
「うぅ、うぅーーー」首を振ると再び髪飾りが飛んで、転がり落ちた。
林が泡立てたシャボンの入れ物を持って、屈み込むと刷毛に浸けてシャボンを先程バリカンで刈り取った下腹部に塗り始める。
「どう?良い気分?」臍の下の少し短く成った部分を刷毛が撫でると「あっ、うぅ」声が出て目を閉じてしまう美紀代。
既に身体中の感度が良く成り、特に陰部は先程注入された薬の影響で、燃える様に火照っているので刷毛の動きで感じてしまう。
「濃いからシャボンを沢山塗らないとね」刷毛に何度もシャボンを浸けると、徐々に性器の部分に刷毛先が向かうと「あぅ、あぅ、あぅ」と反応が出て閉じていた目を見開き目に力が無く成っている。
「感じて来たわね、薬が相当効いてきた様ね」安東女医が最上に小声で囁く。
洗面器に布を浸けて準備をしている阿部。
シャボンを塗り終わるのを待っているが、洗面器の湯は少し熱いのか指で引っ張り出している。
「ここが多いわね、しっかり塗らないとね」刷毛先を廻しながら、クリトリスの近辺にシャボンを塗り込まれると「ああ、うぅーうぅーー」大きく頭を仰け反らせて柱に文金高島田の髪がぶつかり、髪が崩れそうに成り髪飾りが二個程床に落ちて、髪飾りが少なく成ってしまう。
刷毛が今度は小陰唇から大陰唇に移動して、白く盛り上がるが「ああー、うぅ、うぅ」の声が漏れて止らない美紀代。
「蒸らす布を準備して」阿部に指示する菊池。
真鍮の洗面器から取り出して絞りながら、ぽんぽんと叩いて「少し熱いけど良いかしら?」阿部が言うと不気味な笑みの菊池が頷く。
畳んだ布を持って一気に美紀代の陰部にあてると「ぎゃーーーー」と声が少し聞こえて大きく身体を動かすが手を離さずに指で、美紀代の割れ目を刺激しながら押さえ込んだ。
直ぐに熱さが慣れて、気持ち良さが伝わり始めると「あぅ、あぅ」と反応すると首を大きく振る美紀代。
マゾの仁美は虐められたい気持ちと、気持ち良い事をして貰いたい気持ちが同居しているので、熱い責めの後に指で性器を弄られて感じてしまい、その気分は最高に成っている。
この三人の女性はマゾを調教するのが得意だから、早速仁美の身体で遊んでいた。
「もう蒸せたかしら」そう言いながら指を割れ目に沿って移動させて「ああーあぅ、あぅ」と仰け反らせる。
「林さんシャボンを塗って下さい」阿部が布を股間から取り除くと、海苔の様に白い肌に陰毛が貼り付いて、中央に勃起したクリトリスの赤い豆が垣間見られている。
指で擦られて陰毛が横に寝ているので、膣口もピンクの肌を晒していた。
「那智仁美のマンコは綺麗じゃの!顔も別嬪じゃが豆がよく見えるのう」
赤松源治が珍しく口を開いて、隣の安東女医に言ったのか、見学者に言ったのか?判らないが口走った。
老人の源治も勃起をしていたのかも知れないと、少し可笑しく成った安東女医。
林が再び刷毛にシャボンを浸けて湿った陰毛に塗り始めると、もう反応が早く「あっ、あっ」と声を出して感じている美紀代。
「好きなのね、もっと刺激してあげましょう」毛先で突く様に塗り始めると「ああーああー」の声が小さく聞えてもう完全に目が、精気を失って恍惚を感じさせる表情に成っている。
陰部が真っ白に盛り上がると、菊池が剃刀を手に座り込んで「ジョリ、ジョリ」と音を立てて剃り始める。
下腹部の白い物と一緒に黒い陰毛が剃り取られて、床に置いた半紙の上に載せられている。
白無垢の着物から大きく両足を外に出して、膝を吊り下げられて、足を動かせない様に足首も縄で吊されている。
着物は大きく裾を捲り上げられて、後ろに押しやられて陰部は完全に突き出した様に成っている。
「ジョリ、ジョリ」大きな音がスタジオに響くのは、小型の集音マイクを菊池が腕に付けているからだ。
「あぅ、あぅ」「あっ、うぅ」と反応が絶え間なく聞えて、薬の影響が益々効いてこの時既に理性と同時に雌が全面に表われ始めていた。
「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」と剃り落とされて、徐々にクリトリスの近辺に刃先が触れると「ああーああー」の声を出して、白足袋の先が伸びきっているのがよく判り、完全に感じているのか膣から流れ落ちる愛液が、白いシャボンを総て消し去って、床にぽとりとこぼれ落ちている。
「わーー凄いお嬢様だわ、信じられない愛液の量だわ」剃っている菊池が驚くと、見上げて顔を見るが、仰け反っているので見えない。
しばらくして「ジョリ、ジョリ」と赤い豆が露出して、シャボンが消えてしまった膣口の周りから肛門の方への部分を見て、菊池が「この体勢では剃り難いので、後にしましょうか?」と上野部に尋ねる。
「そうだな、着物を脱がせてから剃らなければ、傷を付けてしまうな」そう言って笑う。
半紙に並べられた陰毛の塊を見て林が「これでも充分お守りに成るわよ」と半紙を持ち上げて、哲太郎の目の前に持って行く菊池。
スタジオ編④
50-064
「カット」の声の後、縄が緩められ外されると、扇を閉じる様に美紀代の足が床に降ろされて、菊池が着物を今度は裾よけから綺麗に元の状態に戻ししばらくして、何事も無い様に柱に縛られた状態に戻ったが、放心状態の美紀代は自分の足で立つ事が出来ない。
「足が痺れてしまったらしいな」金子が柱の縄を緩めながら、手伝いの男を呼んで仁美の身体を支える。
持神監督が隣のスタジオに入って、スタッフ達も遅れて入って行った。
薄暗いスタジオにライトが点灯されて、次の撮影場所は蔵の奥に在る上野部が女を調教する場所に成っている。
綺麗に着物を元の状態にされて、男達に抱きかかえられて放心状態の美紀代が運ばれて来る。
大きな椅子に座らせても焦点の合っていない様な眼差しの仁美。
その様子を見て「お尻から注入した薬が効果を表わしている様だわ、数時間はあの様な感じに成りますよ」安東女医が椅子の処まで来て仁美の様子を診て言う。
「猿轡をもう少し小さくしても何も言わないでしょう、良い声が聞える方が良いでしょう」その様にアドバイスをする。
持神監督は顔がよく見える日本手拭いを中心で結んだ猿轡に変更する様に、菊池に指示をした。
菊池が日本手拭いを林に受け取ると、林が猿轡を外すのを待っている。
「ふー」と大きく息を吐く仁美の口に、今度は小さな日本手拭いを中央で結んだ物を咥えさせる。
「それでは美紀代が蔵の中で、哲太郎の目の前で上野部に犯されてしまうシーンから始めます」助監督が告げて、持神監督が「スタート」と掛け声を発した。
床には畳の間が作られて、中央に布団が敷かれて女性用の高い枕が置かれている。
「さあ、旦那様と初夜の準備だよ」椅子に座って居た美紀代を女が立ち上がらせると、布団の方に連れて来る。
林と阿部に支えられて「苦しいだろう?帯を解いてあげよう」上野部が美紀代の帯を解き始める。
「おい、あの色男に見せてやろう、連れて来い」哲太郎を連れて来る様に男達に言うと、直ぐに哲太郎を連れて来て、横の柱に縛り付けて座らせる。
「帯を解いて準備をさせてくれ」と女達に指示すると、林が解き始めていた帯を直ぐさま外して、近くに放り投げる。
着物の紐を解くのは素早くて、白無垢を脱がせるのにも殆ど時間が掛からない。
「うぅ、うぅーーー」僅かな抵抗を示す美紀代は長襦袢姿で、布団に横たえて両手を着物の紐で直ぐに結んでしまい手を動かせない状態にした。
左右から、長襦袢の裾を捲り上げながら縄目の残った膝を抱えて持たれてしまう。
「もっと広げて色男にも見せてやれ」そう言いながら上野部が着物を脱いで褌姿に成る。
ライトが二人の身体を浮かび上げて、縛った両手を阿部が押さえて持って、両足を菊池と林が持って居るので、正気の状態でも逃れる事は出来ない。
長襦袢の胸を大きく開いて、白い乳房を曝け出された美紀代。
「良い形の乳房だな!」鷲づかみに持つと、直ぐに唇を持って行く上野部。
「ぺちゃ、ぺちゃ」と音を立てて舐め始めると「あぅ、うぅ、うぅ」目を閉じて反応を始める美紀代。
右、左と交互に舐めて吸う上野部の舌技に、高い枕が後ろに倒れて「ああー、ああー」と日本手拭いの猿轡の間から声が漏れる。
上野部の舌は徐々に腹から這う様に移動して、腰巻きを捲り上げて、赤い豆に到達する。
「ああーああー」の声と同時に上野部が「ここを見ると笑ってしまうな」とクリトリスから下は膣口を中央に男の口髭の様に黒々と成っていたからだ。
「旦那様の貫通が終われば直ぐに綺麗に致します」菊池が申し訳なさそうに言う。
これも総て台本通りの台詞で次に上野部が「何か面白い趣向が有るのだな!」そう言って微笑む。
「はい、旦那様がお喜びに成る趣向を準備しています」
「おい、そこの色男!よく見て諦める事だ」
上野部が褌を解いて全裸に成ると、既にペニスは大きく勃起して、挿入体勢に成っている。
性豪俳優と豪語する仰木のペニスは立派でそそり立っている。
自分でペニスを持って美紀代のピンクの肉片に添えると、ゆっくりと挿入を始める。
「お、おおー締まる」と口走ると同時に美紀代の口から「ああーーーーううー」首を大きく振ると髪が乱れて残っていた髪飾りが総て落ちた。
「おおーーこれは名器だ」そう口走る上野部は、奥まで挿入しても腰を動かす事をしない。
しばらくそのままの状態で、動かない上野部がゆっくりと自分のペニスを抜き取って「この女は名器だ!動かすと吸い取られてしまう」そう言って射精をせずに終わってしまった。
「カット!」持神監督が仰木の側に来て「どうしました?」と尋ねると「出してしまったら、後の撮影が出来ない!抜かずに二回出来る自信が有ったが、この那智仁美はとんでもない名器だ、一度吸い取られたら今日は撮影が出来ないだろう?」そう言って苦笑いをした。
持神監督も呆れて、肩を叩いて「次のシーンに進むか」と微笑んで次のセットに向かった。
那智仁美は中途半端に燃えて、寸止めされた様な感じで終りに成り次のセットに運ばれて行く。
「もうこんな着物必要無いわね」菊池に長襦袢を剥ぎ取られ、腰巻き一枚にされると、縄師の金子が直ぐに美紀代の両手を後ろに持って行く。
「うぅ、うぅ」乳房の下に縄が食い込み、直ぐに上にも縄が二重に巻付けられて、首に縄を廻して上下の縄を引っ張ると、素早く後ろ手に縛りあげられて、大きめの白い乳房が飛び出した様に成ってしまった。
「良い感じに縛られたわね、見応え有る乳房だわね!那智仁美の裸体で何人の男性がオナニーをするのだろうね?」身体を支える菊池がその肉体を見て微笑みながら乳房を触る。
「はちきれそうに成っているわね」
「今の状況判っているの?」
林が尋ねると、焦点の定まっていない目で見つめて首を振る仁美。
「夢の中に居るのね?そうよ!夢の中よ!これから天国に行ったり来たりするのよ!」
そう話していると、白い足袋の足首に布を巻付ける金子。
両足首に布を何十にも巻付けると、革の足輪のベルトを巻付ける金子。
両足に巻付けると、床に寝かせて「監督お待たせしました、準備が終りました」と告げる。
上半身は後ろ手に縛られ、足首に皮のベルトが巻付けられて、そのベルトに天井からの滑車の縄に金具が付いた物を足首述べるとに結び着けた。
「スタート」持神監督の声がスタジオに響いて、縄が伸びて滑車が廻り始めた。
スタジオ編⑤
50-065
「ほら、見てご覧、貴女の足が吊り下げられるのよ」そう言いながら菊池が上半身を支えて、巻き上げられ始めた足を見せる。
「もうこの髪も綺麗にする必要無いわね」横から阿部がハサミを持って、結んで有る部分の糸を「ジョキリ」と切ると今度は髷を持って中に有る糸も「ジョキリ」と切ると髷の中に入って居た団子を取り出し、もう一箇所の糸を「ジョキン」と切ると、文金高島田の髪は形を崩してしまった。
しばらくして足首が頭よりも上に上がってしまった。
「じゃあ、天国に行ってらっしゃい」そう言うと滑車が巻き上がる。
美紀代の「あぅ、うぅ」の言葉を残して腰が浮き上がり、やがて支えていた胸も角度が出来て菊池が支えていたのを辞める準備に入った。
頭だけが床に残った状態で、今度は足が徐々に左右に広がり始める。
足に纏わり付いている裾よけが、足の開きを妨げているが、膝までは既に露出してライトに照らされていた。
「色男!もう私の女房に成った女だ!諦めて、お国の為に戦ってこい!」
上野部が哲太郎に言うと「うぅ、うぅーーー」首を大きく振る哲太郎。
この時既に榊にはスタッフが台詞以外の動作を指示していた。
意味が判らなかった榊も状況が飲み込めて、演技をしてくれる様に変わっていた。
「まだ諦め切れない様だな、もう直ぐ諦められる様な姿に成るから、良く凝視している事だな!」
美紀代の足が開き切ると、頭が床から離れるのだろうと見つめている見学者達。
一番興奮しているのは赤松源治なのかも知れない。
孫娘圭子が目の前の女の為に命を失ったと思うだけで、復讐の鬼に成って次々と女性を辱めてきたが今日が最後だと、懐に忍ばせた圭子の写真を胸に持って見学をしていた。
真鍮の洗面器と日本剃刀、シャボンの容器が運ばれて、美紀代の背中に置かれた。
「これはもう必要無いわね」林が美紀代の裾よけの紐を解き始める。
解かれた裾よけは、そのまま腰から離れて床に落ちて、全裸の美紀代が逆さまに吊り上げられて、足がどんどん開くと床から頭が離れた。
「素晴らしい光景だ、早く仕上げてくれ!その口髭の様な長い陰毛を綺麗に童女の様にしてやれ」
髪が完全に形を崩して、床に流れて文金高島田の見る影も無く成った。
踏み台に上がって林が早速、シャボンを泡立てて刷毛に浸けてピンクの肉片が見える大陰唇に塗り始めた。
「ああー、ああー」「ああーうぅー」逆さまに成りながら声を出す美紀代。
刷毛を大きく動かして、クリトリスも刺激し「ああーーーーううー」首を振ると、一層下に垂れている髪が大きく床に垂れ下がっている。
「肛門の近くも生えているわね、シャボンを塗るわ」刷毛が肛門を刺激すると「あっ、あっ、いゃーだめー」猿轡が小さく成って言葉が判る様に変わっている。
林が塗り終わると、直ぐに菊池が交代して皮膚を引っ張って「ジョリ、ジョリ」と大きな音がして剃り始めた。
逆さまにする時間が限られているので、遊ぶ事は殆ど出来ないが、カメラは美紀代の陰部を細かい部分まで鮮明に写しだしている。
殆ど映画では使う事が出来ない部分だが、裏ビデオでは最高のシーンに成る。
菊池の指がクリトリスに触れて、剃刀が次々と微妙な部分を剃り上げると、美紀代はもう声に成らない様な、嗚咽の連続に変わっていた。
膣に指を入れて、皮膚を引っ張りながら「ジョリ、ジョリ」と口髭の様な陰毛が剃り上げられている。
「ああーーーーううー」「ジョリ、ジョリ」の音と声がスタジオ内に大きく響き渡って口髭が剃り落とされて、ピンクの肉片から愛液が流れ出て入るのが、カメラに映し出された。
今度は「細い剃刀を下さい」と菊池が刃先の細い剃刀を持つと、横から阿部が尻の肉を広げて、指にシャボンを浸けて塗り込み、細い剃刀が肛門の周りを剃り始めた。
「だめーーーだめーーゆるしてーーかんじるーー」はっきり言葉が判るが、もう変な事を喋る心配は無いので、そのまま撮影は続けられた。
「綺麗に成ったわ、童女の様だわ」布で陰部を拭き取る菊池が、つるつるに成った陰部をカメラに映させる。
すると今度は小陰唇を左右から持って、大きく広げて「可愛い口を撮して貰いなさい」と言った。
カメラマンモ興奮状態で、アップを撮影して「カット!」の声まで数分間撮し続けた。
「しかし、凄い撮影だな!普通のAVには無い撮り方だな!それもあの那智仁美のマンコ押っ広げだよ」暴力団の角谷でも興奮が収まらない撮影風景。
「先生、薬の効果は絶大ですね、もう全く素直に成っていますよ」最上婦長が言うと「これから大人しいかは判らないけれど、これまでは最高に効いているわ」
「次はクライマックスですかね?」
「憲兵役の人も入って来たから、そうかも知れないわね!全員は喉が渇くのか、コーヒーとかお茶を飲んで準備が始まるのを待っている。
逆さ吊りから降ろされた美紀代には、今度は長い竹が準備されて、その竹は天井の滑車に結ばれている。
放心状態の仁美、その竹に両腕を水平に伸ばして、肩から腕、手首を縛り付けられて十字架の様な状態にされ様としていた。
金子を中心に数人のスタッフに、竹に結ばれてしまうが殆ど抵抗する事は無い仁美。
頑丈な縄で完全に十字に縛り付けられてしまったので、滑車で引っ張るとそのまま天井まで吊り下げる事が出来そうだ。
スタジオにライトが点灯されて「次の責めを始めますが、臭いますのでご容赦下さい」助監督が言うと「浣腸シーンを撮影するのね」最上婦長が言うと、目の前に竿竹に十字に縛られた仁美の背中が見える。
「この浣腸は形だけの物で、女優さんの腸を綺麗にする為です」助監督が告げると、早速二人が足を持って抱え上げる。
「スタート」の声が響くと菊池が直ぐにワセリンを手に持ち、指に浸けると左手で肛門を弄る。
「ああーーーーううー」首を大きく振ると長い髪が背中迄垂れて、日本髪の那智仁美はもう何処にも居ない。
太い浣腸器には既に薬が注入されて、横に置かれている。
菊池が浣腸器を持つと、先に同じ様にワセリンを塗り込み、躊躇いもせずに、美紀代の肛門に突き立てた。
「ああーーううーーーーやめてーーーー」の声と同時に押し込まれていく薬。
「ああーだめーーゆるしてーーー」その苦痛の顔もカメラが撮影している。
「これだけ入れたら直ぐに出るわ」
あの神戸歌劇団のトップスター那智仁美が、陰毛を剃り上げられて、今度は浣腸をされている現実に持神監督は完全に酔いしれていた。
「もうーーゆるしてーーーーーー」の声に「大人しく調教を受けるのよ!貴女の総てを見せるのよ!判った!」と浣腸器のポンプを押し込む菊池の顔は、楽しみに満ちていた。
スタジオ編⑥
50-066
「恋しい彼氏の前で糞も垂れて、見難い姿を晒して諦めさせ!お国の為に戦って貰うのだよ!」上野部が吊り下げられた美紀代の横に来て髪の毛を掴んで言う。
浣腸液が注入されて苦しそうな顔の美紀代は、上野部の顔を見上げて「もうゆるしてー」猿轡の意味が殆ど無い程唾液で小さく成っている。
しばらくして浣腸器の液が総て注入されて、注射器を抜き取る菊池。
横に木製のおまるを上野部が持って来て「ここに糞射させてやれ!色男もこれで諦めるだろう」そう言いながら置いた。
「おねがいーーいかせて-」と言い出す美紀代の口を「静かにここで発射するのだ!」上野部が押さえて喋らせない。
「うぅぅーうぅー」口を押さえられて、声が出せなくなったが額から汗が噴き出して、お腹の痛みに身体を震わせる美紀代。
「先生、薬の効果が切れてしまいましたか?」最上婦長が安東女医に尋ねる。
「お腹の痛さに一時的に正気に戻ったのよ!気持ちが良く成ったら戻ってしまうと思うわ!」
頭を持たれて口を押さえられて、汗が噴き出し限界に達した美紀代は、身体を震わせ「ぶーー」と肛門から音を立てると「ドバー、ビシャー」の音と一緒に糞をおまるに飛ばしてしまった。
汗と一緒に涙を溢しているが、もう声は出さないで泣き声に変わっていた。
一度出ると、自分ではもう止める事が出来ずに、最後の一滴まで出し切って糞射が終わる。
菊池がお湯で温めた布を持って美紀代のお尻を拭き始める。
おまるの蓋ををすると、上野部がおまるを持って哲太郎の前に持って行って「どうだ!美人の糞を見るか?もう諦めるだろう?」そう言うと「うぅ、うぅーーー」首を大きく振る哲太郎。
「未だ、未練が有るのか?困った男だな!私の女に成って、目の前で糞を垂らしても諦められないか?困ったものだな」その台詞が終わると「カット」と持神監督が撮影を中断して、消臭剤を噴霧させて臭いを消す時間に成った。
「スタジオ全体に臭いが充満したわ」菊池が微笑みながら言う。
「もうゆるしてー充分虐めたでしょう?」もう完全に意味をなさない猿轡。
金子が監督に相談して、再び新しい猿轡をした方が良いと決めて、手拭いを持って来た。
「那智さん、涎で使い物に成らなく成ったな、変えてやろう」
足を床に置いているが、両手は大きく竿竹に十字に結ばれて、天井から吊り下げられているので、自由が全く無い。
濡れて細く成った日本手拭いを外すと「もうやめてーーおねがいー」と冷静に喋る。
「未だ未だ、撮影は残っているよ!口を開きな!」と言うが、仁美は口を閉じている。
金子は心得たもので、仁美の鼻を指で摘まむと息が苦しく成って口を開くと、ねじ込まれる手拭いの結び目「うぅ」直ぐに咥え込ませると、後頭部の髪を掻き上げて強く結んでしまった。
「臭いが消えた様だな!撮影を始めるか?」持神監督がスタッフに尋ねる。
「監督準備終りました」林がスタジオの奥から大きな声で告げると「じゃあ、始め様」
「スタート」の声に洗面器を持って林が入って来て「御主人様、例の物が丁度良い感じに成りました」と洗面器の中を見せる。
「上質の物だから良い声を出すぞ」微笑みながら覗き込む上野部。
真鍮の洗面器には小さな芋茎が二つと、細長い物がひとつ浮かんでいる。
随喜とはハスイモの葉柄の皮をむいて乾燥させたものである。
これは食用にもなるが、芋そのものは固くて食用にはならない。
これに含まれる成分サポニンが男女の生殖器、とりわけ女性の膣に刺激をもたらして性的快感を与える。
また、この有効成分により陰茎に流入する血流が増加し、陰茎も一時的に増大する。
この芋茎から作った指サック状の物は、江戸時代よりハスイモには、膣の中の粘膜擦り込まれるとむず痒くなりセックスの快感が倍増する掻痒成分サポニンが含まれているそうです。挿入時には違和感の無いようにズイキを柔らかくなるまでお湯につけ、人肌に温めて使用します。
その方がかゆみの成分も出やすいそうです。ズイキにはペニスに巻きつける紐型、ペニス形に編み上げた張形タイプ、亀頭の根元に装着するリング型の3種類が有ります。
芋茎には指に巻きつけて、女性器の中を捏ねまわす”せせり”というプレイもあるそうですがズイキ汁まみれになった女性器はかゆみとえぐみで気も狂わんばかりだそうで、男性とのSEXをしなければ収まらず狂い死にするとも、言われています。
洗面の中にはペニス状に作られた物と、指サック状の短い物と長い物が浮かべられていた。
「さあ、足を開きなさい!」両方から今度は男が美紀代の両足を持ち上げて広げる。
「これを咥えさせてあげるからね」菊池がそう言いながら、つるつるの小陰唇を指で広げる。
「大きく無いから直ぐに入るわよ」ペニス状に成った随喜を挿入する。
抵抗も無く膣口に滑り込ませると、ゆっくりと押したり、引いたりを始め出す。
「直ぐに気持ち良く成ってくるわよ」微笑みながら美紀代の顔を見上げる。
「うぅ、うぅ」「あっ、あっ」と小さく声を出し始めると、上野部が「色男が諦めないらしいから、諦めさせよう!始めなさい」と指示をした。
林と阿部が吊り下げられている美紀代の後ろに、色々な道具を持って表われた。
机の上にはハサミ、バリカン、洗面器、日本剃刀が準備されているが、美紀代には全く見えない。
いきなり長い髪を左手で持つと「ジョキ、ジョキ」と切り床に乱れて落ちた。
「ああー、ああー」と腰を動かし始める美紀代は芋茎の性具に身体が反応を始めていた。
「ジョキ、ジョキ」林が次々と長い髪を切り落として、首が見える長さに成っているが横の髪が長い状態なので、美紀代は未だ気づかない。
耳の横の髪を持って「ジョキ、ジョキ」の音で漸く気が付いて「あっ、いゃー、なにーー」と横に顔を向け様とすると、今度は阿部がその頭を押さえる。
「もう諦めるのよ!尼寺に送り込まれて、色男の供養をするのよ」と言い始める林。
陰部で芋茎を持っていた菊池が梁型を抜き取り、短い指サックを装着して、緩んだ膣口にサックの指を挿入して「ああーやめてーー」の声と同時にバリカンの刃先が美紀代の額に入り、仰け反る頭が丁度角度が合い「ギーギーギー」と音を立てて額からバリカンが頭頂部に動き始める。
仰け反った頭はそのまま押さえつけられてしまい、次々とバリカンが進むが「ああーーーいゃーーやめーてーー」の声は何を辞めるのか判らない程の、呻き声に成っている。
「ギーギーギー」「ギーギーギー」バリカンが動いて、髪が頭から床に次々と落ちて、一杯の髪が山の様に床に落ちている。
菊池がサックの指を強く動かして「ああーーーだめーーーいゃーーやめてー」の声が猿轡を越えて連続でスタジオ内に響く残酷な光景が続いた。
十字に縛られて、両足を持たれて膣には菊池が芋茎のサックでせせりを行い、仰け反る頭を阿部に押さえられて、手動のバリカンが林の手で容赦なく刈り取っている。
スタジオ編⑦
50-067
「カット!」持神監督の声が響いて中断すると「バリカンは時間が掛り過ぎだから、バリカンで一気に丸めてしまえ」と時間の節約と仁美を観念させる意味で言った。
直ぐに電気バリカンが楽屋から運ばれるが、その間も菊池の芋茎責めが続いて「ああーああーーいくーーいくわー」と声が猿轡の中に聞える。
頭を仰け反らせて持たれた状態の仁美だが、頭が混乱しているのか?刈り取られている事が理解されているのか判らない。
既に猿靴は唾液で小さく成って、声が結構聞えている。
電気バリカンに持ち変えた林がスイッチを入れると「ガーガーガー」と音がして、一気に刈り取り始める。
「やめてーーーーーー」の声と同時に見る見る神が刈り取られて床に落ちていく。
「前に頭を押さえて!」そう言われると阿部が今度は仁美の頭を前に押し倒すと、項から一気に刈り取ってしまうと、残っていた長い髪が一気に坊主に変わってしまった。
数時間前まで文金高島田の綺麗な髪型で、白無垢を着ていた仁美は丸坊主の無残な頭で、十字架の貼り付けの様に吊されていた。
「綺麗に成った!撮影スタート、林さんはバリカンに持ち替えて、刈り取った感じにして下さい!ではスタート」
再び撮影が始まると「せせりが効いてもう我慢出来なく成ったでしょう?」菊池が勝ち誇った様に言うと「ようやく刈り取れたわ」今度はバリカンを持った林が言う。
「もっと綺麗にしてあげるわ」今度は阿部がその頭に刷毛でシャボンを塗るのだが、
憲兵が入って来て「この女を捜しにここに来たのか?」そう言うと、軍服のズボンを脱ぎ捨てて褌姿に成る。
「反対向けろ、女と示し合わせているかも知れんからな!検査をする!尻を持ち上げろ」反対向けられると頭が下がって、阿部が丁度良い高さに坊主の頭が来る。
刷毛でシャボンを頭に塗り始めると「肛門を剝き出せ」と憲兵が銘じて男が左右から美紀代の尻肉を引っ張る。
クリームの様な物を取り出して、見えた美紀代の肛門に塗り込むと「あっ、あっ」声が出ると直ぐに褌を取り払う。
小さな勃起したペニスが表われると、間髪を入れずに太股を抱え上げて、ペニスを美紀代の肛門に挿入した。
「ぎゃーーーーーーー」の声が響いて、ペニスが美紀代の肛門に吸込まれて、腰を動かし始めた。
仁美には初めてのアナルSEXを強制的にされてしまった。
「ああーああーああー」の声が大きく聞えると思ったら、猿轡が完全に外されている。
同時に「ジョリ、ジョリ」と林が剃刀で美紀代の頭を剃り始めたのだ。
押さえられているので、全く動けないので後頭部から徐々に剃っている。
肛門に挿入されて「ああーああーああー」の声が連続で聞える。
しばらくして、もう一人の憲兵が同じ様に軍服のズボンを脱ぎ、褌を取り払うと全く同じ様なペニスで、最初の男が終わるのを待っている。
持神監督が同じ様な男を今日の為に準備していた様だ。
憲兵の隊長は哲太郎の横に居て、ズボンを脱ぐ気配が無いのでこの二人で終りの様だ。
一人目のアナル挿入SEXの間で、後頭部を剃刀で剃り、丁度男がペニスを抜き取り背中に射精した時頭の後ろが綺麗に剃り上がった。
「ふーー」と大きく溜息をついた美紀代を次の男が再び襲った。
収縮が完全に終わっていないアナルに、ペニスにこっそりとローションを塗り込み、美紀代の腰を持ってペニスを肛門に突き立てる憲兵。
「いたいーーーーーやめてーー」先程の男のペニスよりも一廻り大きいので、痛みを感じて大きく仰け反る。
するとそのまま頭を押さえつけると「良い感じだわ」と言うと「ジョリ、ジョリ」と今度は額から剃刀で剃り始める林。
床には驚く程の髪の毛が散乱して、刈り取られた髪の量は驚く程だ。
カメラはその残骸を撮して、残酷な情景を細かく撮影している。
「ジョリ、ジョリ」「ああーーああーーいゃーーいゃーーいゃー、許してーー壊れる」と喘ぎ声の連続。
「もう少しで終わるわ、綺麗な尼さんの出来上がり」「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」と音を立てて剃り終わる。
すると男も待っていた様にペニスを抜き取って同じ様に背中に射精した。
濡れた布で頭を綺麗に拭き取り放心状態の美紀代に「どう、気持ち良い?」と尋ねると「入れて、お願い入れて欲しいの?」と言い始める。
セセリの効果が出て、肛門のSEXでは燃えた火が消えない様だ。
「色男、尼寺へ送ってやれ!」上野部が言うと、いつの間にか哲太郎が衣服を脱ぎ捨てて、褌一枚に成っている。
両足を左右から持たれると広げられて、その中央に坊主頭の哲太郎が褌を外しながら入って来た。
ペニスを左手で持つと、直ぐに美紀代のピンク色の膣口を目指して挿入をする。
挿入すると同時に「あっ、うぅ!狭い」と口走ると「ああー、良いわー奥までいれてー」の言葉に押し込むと同時に「あぅ、うぅ」と声出したのは哲太郎の方で「あっ、だめだ!出てしまう」そう言うと直ぐに中出しをして果ててしまった。
「予想通りの名器だわね」安東女医がその光景に驚く様に言う。
「カット」持神監督は哲太郎が果てたので撮影を中断して、美紀代の最後の撮影に入る為、縛られている身体を解いて、横の白くて広いマットのスタジオに連れて行く事にする。
放心状態の仁美は「もっと、欲しいの」そう口走りながら漸く十字架を外されて、抱きかかえられて隣のマットに金子達に運ばれた。
髪の毛の山と、剃髪で剃った髪を集めてマットの横に並べて、見せる準備に入るスタッフ達。
「スタート」の声で早速始まる。
林と阿部が早速マットに横たわった仁美の足を左右に広げて「もっと欲しい様にしてあげるわね」長いサックを指に被せて、足を大きく広げて濡れている膣口に挿入した。
「ああーーああーーうぅーーー何!だめーーーだめーー」身体を震わせて、光る頭をマットに仰け反らせて身悶える。
だが二人の女に両足を持たれて、身動き出来ずに、芋茎の液が膣全体に広がってむず痒く成ってしまう。
「どう?気持ち良い?」
「駄目―――駄目――、痒い、痒いわーー助けてーー」
「何処が痒いの?」
「中が、中が燃える様にかゆいーーーだめーーだめーたすけてーーーーーー」と気を失う。
スタジオ編⑧
50-068
「気絶したわ、もうこの女は性獣に成っているわ!雌以外の何者でも無く成っている」
気絶した美紀代を大の字に寝かせて、直ぐ近くに髪の毛の山と剃り上げた髪と陰毛を並べて撮影が始まる。
那智仁美の無残な姿を見て、涙を流した状態で一人の老人が、死を迎え様としている事を、誰も見ていなかった。
スタジオをゆっくりと出口の方に歩いて行く赤松源治、座って居た席には孫娘圭子の写真と数通の遺書が残されていた。
だが誰一人源治の行動を見ている人は居なくて、全員スタジオの壮絶な撮影に注目していたからだった。
白いマットに仰向けに寝ている美紀代の淫らな姿の側に褌姿の男性が三人現れて、顔ぶれを見ると上野部、憲兵隊長、そして縄師の金子の様だ。
憲兵隊長が眠っている美紀代の頭を持ちながら、褌の紐を外してマットの外に投げ捨てる。
頭を持たれて目覚めると、目の前に憲兵のペニスがそそり立っていると、直ぐに手を添えて持つと口に持っていく美紀代。
「おおー、いいぞーー」咥えられたペニスに感激する憲兵。縄師の金子と上野部も同じ様に褌を外すと、マットの外に投げ捨てる。
「ペチャペチャ」と音を立てて舐める坊主姿は、奇妙な姿の女に見える。
髪の毛が無くて、青光りした頭が股間に食らい付いた姿は何処から見ても那智仁美には見えない。
背後から乳房を揉み始めるのは上野部、金子が下半身に手を廻して美紀代の陰部を触る。
「おおー駄目だー入れさせてくれー」舐められて興奮した憲兵隊長が、我慢の限界に達したのか、二人に譲って欲しいと頼み込み、美紀代の両足を抱え込んで正常位で挿入の準備に入る。
その顔に金子が自分のペニスを持っていくと、舐める様に要求した。
「ああーーーーううー」舐める前に我慢出来ずに憲兵隊長が挿入をして、一気に仰け反る美紀代。
「ああーーもっと!奥にいれてーー」腰を自分から突き出して、膣の奥に入れ様とする美紀代。
「ほら、性獣に成っているでしょう?もう我慢出来ないのよ!中がむず痒くて擦らないと燃えてしまうのよ!」安東女医が覗き込む様に見て話す。
全員がマットに集中した頃、源治はスタジオを後にして何処とも無く消え去った。
「ああーあーああーーーもっと、もっと」強く要求する美紀代に必死に成るが、締め付けが素晴らしく憲兵隊長は腰を少し動かしただけで「あっ、駄目だ!きつい!」と叫ぶと同時に中出しをしてしまい、自分でも信じられない気分で萎えてしまった。
中折れでは無いが、殆ど早漏状態で討ち死になってしまうと、小さく成ったペニスを抜き取って、虚しい気分でマットを去って行った。
上野部はその様子を見て、自分もペニスを動かしていたら直ぐに吸い取られていただろうと思い気を引き締めて美紀代の乳房を揉み始める。
既に美紀代の口には金子のペニスが咥えられて、美味しそうに舐めてしゃぶっている。
金子もこの道では百戦錬磨の縄師と異名を獲った男だから、何としても自分が美紀代を陥落させたいと思っていた。
「いれてーー」しゃぶっていた口から、金子にSEXを強要する美紀代。
「よし!」気合いを入れて大きく成ったペニスを美紀代の顔から下半身に持っていくと、上野部は自然と横に避けて見学者に成った。
金子と仁美の性技を見学して、自分の参考にしようと考えている。
金子は美紀代を俯せにして、四つん這いに成る様に強要して、後背位で望もうとした。
金子は48手を網羅していると自負が有るので、バックの中でも定番なのが「ひよどり越え(ひよどりごえ)」です。
女性は四つん這いの状態になったら、男性はひざ立ちをして女性の後ろから挿入します。
48手にはいくつかバックがありますが「ひよどり越え(ひよどりごえ)」は安定したバックができるのと、膣の奥深くまで挿入できるので、何度も口走る「奥まで入れて-」を実践した形だ。
「さあ、呑込みな!」腰を引き寄せ、ペニスを無毛の膣に挿入する金子。
「おおーこれは締まる!」の言葉を残しながら、美紀代の肛門に指を持っていく金子。
「なんだーーこれは?うぅ、うぅーーー」首を傾げながら、顔面が紅潮している金子。
完全に腰の動きをしていない状態で「だめだー吸い取られる」と口走ると美紀代の背中にもたれかかって果ててしまった。
「歯磨き粉のチューブを搾る様に成ったのかも知れないわ!」安東女医が状況を見てその様に分析していた。
「その様な膣って有るのでしょうか?」最上婦長が驚いた様に言う。
「そんな名器?変な性器なら一度俺が試して見たい」角谷が急に話を聞いて興味を持ち始める。
暴力団劉生会の親分としても、数々の女性と遊んできた自負が、その様な発言をさせてしまった。
「カット!」金子が動かなく成ったので、驚いて撮影を中断した持神監督。
安東女医がマットに上がって金子の様子を診ると、泡を吹いて気絶している状況だと、スタッフが数人で抱きかかえて運び出した。
仁美はマットに俯せに成って、金子がもたれている時は動かなかったが、居なく成ると起き上がって座ると、周囲を見廻して上野部の姿を発見すると近づいていった。
「下さい!」そう言って上野部のペニスを掴みに行くと、マットに角谷が衣服を脱ぎながら「姉ちゃん!俺が抱いてやる」そう言って叫んだ。
持神監督は成り行きが変な感じに成ってきたが、角谷に逆らうとトラブルに成るので、撮影を中止してライトを小さくする。
上野部も暴力団だと知っているので、バスタオルを腰に巻付けマットから出る。
角谷は手早く下着まで脱ぎ坊主頭の仁美に近づくと「お前の名器のマンコを見せて貰おうか?」と言うと、直ぐに角谷の股間を掴みに手が伸びる。
「頂戴!」と叫ぶ目は完全に狂った感じに変わっているので「暑いのよ、お願い入れて」
ペニスを掴むと引っ張る様にする仁美「判った、四つん這いに成れ」先程の金子の状況を見ていたので、同じ様に体験しようとした。
「判ったわ、でも大きくしてあげるわ」股間に顔を埋めて、フェラを始める仁美。
「おおー、良い感じだ」喜ぶ角谷を見上げて、異様な表情で「ペチャ、ペチャ」と音を立てる。
結末は?
50-069
勢いでマットに上がった角谷は、仁美のつるつるの頭を持って、充分なフェラの後先程の金子と同じ体位で四つん這いにさせると、ペニスを挿入して「おおーーこりゃ名器だ!締まるぞ!」そう言って喜び腰を動かし初めて、今度は指で仁美の肛門を刺激した。
すると「何だ?これは?吸い取られるーーーー」の声を残して金子と同じ様に仁美の背中に倒れ込んでしまった。
背中の刺青に汗が噴き出して、動かなく成った角谷。
「判ったわ、アナルを刺激すると、膣が痙攣を起こした様に成って、チューブをしぼり出す様な動きに成るのよ、以前アナルを責めて専務が挿入した時、狭いって言ったでしょう?」
「はい、その様な事が有りましたね」
「あの時は処女で、狭いのかと思ったし、アナルを先に責めたわ!今回は逆だからこの様に成ったのよ」安東女医が仰木に、SEXの最中に絶対にアナルを刺激しては駄目ですと忠告をした。
男達の手で無残な刺青の親分は赤っ恥をかきながら運び出された。
「最後の撮影に入ります、仰木さんお願いします」の声にバスタオルを腰に巻付けて、マットに上がるとライトが点灯されて「スタート!」の声にバスタオルを放り投げた仰木。
「美紀代!これが最後だ!尼寺に送り込んでやろう」
美紀代の顔面にペニスを持って行くと、嬉しそうに直ぐに舐め始める。
「ペチャ、ペチャ」の音を立てながら嬉しそうに上野部の顔を見上げる。
「先生、薬の効果がもう直ぐ切れますよ!」最上婦長が時計を見ながら言った。
安東女医も時計を見ながら「本当だわ、もう半時間で効果が薄れるわ、クロロホルムの準備をして、ホテルで目を覚まさせるのが、良いわね」
「私達もそろそろ、ここを出た方が良いですね」
「私達の関与は彼女には秘密だからね」二人は帰る準備をして、椅子の上に写真のケースが置いて在る事を発見する。
「あの席って、お爺さんが座っていた?」
「そうですね、写真立てが伏せてある」そう言いながら写真立てを持ち上げる安東女医。
「手紙ですよ!これは先生宛に成っていますよ」
そう言う最上婦長が安東女医を見ると、身体が固まっている。
「どうされたのですか?」写真立てを反対に向けると最上婦長の顔も強ばって固まった。
「早くここを出ましょう?」二人は慌てて手紙だけを握り締めて、出口に急ぐがその時「ああーーああーーいいわー」の大きな声が後ろから聞えて、仁美の喜ぶ声を尻目に一目散でスタジオを出た。
「ああーああーいいーいいーもっとー」必死の形相で、締め付けを我慢しながら腰を動かす上野部。
「ああーああーーいくーーいくわーいっちゃうーーー」の声を漸く聞いた上野部が力尽きて、中出しをしてしまったのは、安東女医達が手紙を開封した時だった。
「潮を吹いた様だ!」向こうで持神監督の声は聞こえるが、出口に急ぐ二人。
「あの写真確か景山圭子でしたよね」そう言うと頷く安東女医。
手紙を持つ手が小刻みに震えて、安東女医の顔面が真っ青に成ってしまう。
その手紙には上月の子供二人と、井上会長の息子浩介に残酷な手術と、いたぶりの事実が記載されていた。
「私達の命が無くなるわ」途中まで手紙を読んで、最上婦長に渡すと読みながら「えーーーあの女が上月専務の娘さんで男性が会長のご子息?」
「二人に知られたら、私達は殺されるわ」
「先生、最後に書いて有ります、一生秘密にするので神戸音楽院関係の仕事を辞めなさいと書いて有ります」
「そう、辞めれば言わないのね!辞めるわ、辞めるわよ」安東女医はそう呟くと、タクシーを止めて乗り込むと今度は無口で新横浜駅に向かった。
その頃スタジオでも持神監督が手紙を見つけて、読み始めて顔色が大きく変わってしまった。
充分に那智仁美に対する復讐が終わったので、この映画では那智仁美のSEXシーン、SMシーンを出さない作品にする事を提案した物だった。
もしも約束を破れば犯罪行為としての証拠を揃えて有るので、直ぐに警察に送り込まれて、一部命の危険も有りますと書かれ、安東病院の事も記載されていた。
最後に自分は圭子が待つ場所に旅立ちますと書かれていた。
「参ったな!私はあのお爺さんの復讐の道具に使われたのか?」と天井を見上げた。
児玉常務が「最初のストーリーを少し変更して、恋人を思い尼に成ったと変えても大入り満員は間違い無い!那智仁美の名器は映画には出来ないよ!」早々に決断して、SEXに狂った神戸歌劇団の看板スターの姿は永久に封印される事に成る。
翌日ホテルで目覚める那智仁美の頭には鬘が着けられていたが、持神監督が映画の説明を行い。
景山圭子さんのお爺さんが、貴女に復讐をした事を書いた仁美宛ての手紙を手渡した。
「ライバルだったのは事実だけれど、その様な惨い殺され方をされた事は知りませんでした」手紙を読み終えて、涙を流しながら「私は髪を剃られましたが、生きています!お爺さんの気持ちが安らぐのなら。。。。」
途中までは記憶が残っている様だが、途中からの事は全く記憶に無い様な仁美の言葉。
一週間後、再び書き換えられた台本を元に、どうしても上野部は自由に成らない美紀代に腹を立て、戦死した哲太郎の供養の為に「尼にしてやる」と尼に成った美紀代の姿がお寺を借り切って撮影された。
二週間後、映画の内容と同時に予告編が発表されて、大きな反響を呼んだ。
それは那智仁美がスキンヘッドに成った事実と、昔の同級生の死を悼んで自分からこの作品に出演した事実だった。
丁度その日の夕方、赤松源治の水死体がため池で発見されて、小さく新潟の新聞に掲載されたが、誰も読む事は無かった。
源治は約束を守ってくれた事に、涙を流して死んでいった。
勿論角谷の手元に、仁美の裏ビデオが流れる事も無かったし、井上会長がそれを強要する事も無い。
神戸音楽院と神戸歌劇団は何事も無く人気が続いて、那智仁美は映画のキャンペーンで全国を活動に回った。
その中で新潟に立ち寄った時、赤松源治と圭子の墓に手を合わせた事は言うまでも無かった。
封切られた映画は大反響を呼び、特に那智仁美が髪を切られる場面がアップの連続で、異様な感じに見えると評判を呼んだ。
「あの嫉妬に狂った上野部って亭主恐い人ね、恋人を引き裂いて結婚して、その恋人が戦死しても忘れないから髪を剃って尼寺に行けと言うなんて」
「それだけでは無いでしょう、無理矢理髪を切って剃ってしまうでしょう?あの迫力が凄かったわ、大女優ね、那智仁美さんって演技力が素晴らしいわ」
見終わった客が驚く程、強烈な印象が残った作品に成っていた。
この映画で持神監督は高い評価を受けて、その後の監督人生が変わっていった。
数ヶ月後、那智仁美が神戸歌劇団との契約を打ち切った安東病院を訪れていた。
「先生!我慢が出来ないのです!何とかして下さい」と懇願していた。
「判りました、治療を始めましょう」安東女医と仁美の関係はその後も、定期的な性的治療で続くのだった。
完
2018,03,27
反故