「あれから」の地

「あれから」の地

   






   






「今日」が

また 火を灯し、残った



また 「今日」を落とし、重ねた




「あれから」が 息づいて



「あれから」の地が この息のまま 長く、実を降らす




花よりも

一粒だけの種

土くれた 種子になりたい




光が

いつかの日の地上なら




街が

おまえのいた 季節の足踏みなら。

   






   

「あれから」の地

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「あれから」の地

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-01-28

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