名前の哀しみ
日差しの温かみ
冬枯れの音のなかで
呼ばれることもなく
わたしの名前がない
名前の哀しみ
こんな色
遠さ
季節の哀しみ
日差しの温かみに おまえを名づけたい
微細に
変わりゆく温度の哀しみ
時折り
呼ぶ名前
名前の後に
話しかけるいまは
わかちあう出来事 心細く
遠い日々に
いまもただただ重なるだけの日が重なる
おまえの 名前の哀しみ
日差しの温かみ 悔しく
日差しに泣きたかった。
名前の哀しみ
作者ツイッター https://twitter.com/2_vich
先端KANQ38 ツイッター https://twitter.com/kanq3
先端KANQ38 公式サイト https://neuedada.wixsite.com/kanq38