孤高の本音

真っ白の紙に
詩を書き続けていたら
真っ黒になってた
そんな僕はいつだって
爽快と憂鬱を繰り返すけど
自分に素直に生きてきた

嘘はつきたくなくて
正義を貫きたくて

誰かに馬鹿にされながらも
自然に従順に生きてきた

灯火を消したくなくて
他とは違っていたくて

真っ赤な空を
ただ見つめ続けていたら
真っ黒になったた
こんな僕を誰だって
好いてくれる訳は無いけど
約束は守って生きてきた

本音を言って怒らせて
頭を下げて謝って

周りから孤立しながらも
自由に自適に生きてきた
唯一の独りになりたくて
孤高の存在になりたくて

凄く役に立った物でも
いずれはゴミになるけど
それでも捨てたくない
残しておけばいつか
人生のどこかで役に立つ
宝物になるかもしれないから

凄く役に立った人でも
いつかは足を引っ張るけど
それでも離れたくない
近くにいればいつか
人生のどん底に落ちた時
救いの手を差し伸べて
くれるかもしれないから

孤高の本音

孤高の本音

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-01-25

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