敬遠の詩

僕の人生に題は無い
僕の他に代わりは居ない
起きると儚いから
あんまり夢は見ない
居眠りするのは仕方ない
数学なんて分からない
毎日流れてる噂は下らない
とりあえずいいんじゃない
微笑んでいれば嫌われない
だけど特に好かれることもない
建前なんて要らない
本音なんて知らない
こんな人生はつまらない

誕生の裏には永遠の死
ここに記すは敬遠の詩
寝ぼけ眼を擦って
今日も耐久ゲームさ
君の無視に
君の姿勢に
君の視線に
君の言葉に
君の世界に

僕の未来に光は無い
僕の誓いの掟は言わない
傷付いたら痛いから
全速力では走らない
神頼みするのは仕方ない
頼れる人なんて見つからない
いつも廃れてる輪には入らない
いつかはそうなるんじゃない
願望だけじゃ変われない
夢見るだけじゃ叶わない
痣の跡は薄汚い
自殺なんかで終われない
この一点だけは譲れない

放課後の夕は青空の死
ここに残すは敬遠の詩
生きる中での憂は
明日で限界爆発さ
君の悪口は
君の虚言は
君の行動は
君の運命は
君の人生は

君から経験させられるほど
嫌味なものはない
僕が敬遠するほど
大したもんじゃない

敬遠の詩

敬遠の詩

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-01-25

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