エンドレス

こんなのありえないwww

僕は誰だろう…。ほんとに冗談抜きで…。
なに、この状況、キオクソウシツ??
こんな事考えてる自体変なことで、普通ではない。
だが、きっと日常生活が不自由なく過ごせるだろう。なぜ、こうなった
それしか、頭に出てこない…。

多分ここは、僕の部屋。
多分僕は、学生。学生鞄がおいてあった。
多分、僕は一人暮らし、おそらくここはアパートだろう…。

すべてが多分だけにとてつもなく不安だが、まぁ、たかが記憶喪失だ
そのうち、治るだろう。

机の上には一枚の写真。そこには、さっき鏡で確認した僕の顔と
同い年であろう男子生徒、同じく女子生徒が写っている。

なぜだろう、この写真は僕を責め立てる。胸が熱くなる。嫌だ…。思い出したくない…。だけど、思い出したい。なんだこの矛盾。僕らしくない。…僕らしいってなんだ?

しかし、この写真はとても懐かしい。温かい気持ちにもなる…。僕はきっとこの女子生徒に恋でもしていたのだろうか…。そんでもって、この女子生徒と男子生徒が付き合い始めて、ショックで、こんなことになってるんだろ、笑えてくる。

だったら、と、机の引き出しもあさって見る。思ったとおり、日記らしきものが見つかる。見てみよう。どうせ、女子生徒に対する思い出も書いてあるのだろう。読んで、おもいっきり笑って思い出してやろうじゃないか

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あぁ、思い出さなければよかった。こん悲しくて寂しい感情、記憶なんて

こんなの僕は報われないだけじゃないか…。


最後のページに挟まっていた紙がひらりと舞う。
僕が生まれて初めてもらったラブレター…。僕は信じてたのに
なぁ、僕とお前は親友だよな?そこに恋愛感情なんて…。
僕は、処理しきれなくなって、オーバーヒートしそうだ。そう、これは、きっと悪い夢だ。こんなのありえない。

なぁ、飛鳥…。

僕は、生まれて始めてもらったラブレターの送り主に、いや、彼の写真に口をつける。

目の前が真っ暗になる。あぁ、また繰り返すのか…。

エンドレス

省略ww

エンドレス

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-09-08

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