風に揺られて

初投稿になります。
如月五月と申します。

この作品をはじめ、私の小説は自分の思ったようなことをそのまま書き写しのようなものに変えるので、言葉は少しへんかもしれません。
だけど、言いたいことは伝わってほしい、なんて思ってます。


この作品は、主人公が少し問題にぶつかって一人ぼっちの時に、風に誘われて思ったことを描いてみたものです。
私自身が体験したことでもあり、こんな風に元気になってほしいです。


秋は好きですか?
小さな秋の楽しみ方、ここにあります。

私は、秋という季節が一番好きだ。
食欲の秋、読書の秋、運動の秋、芸術の秋。

秋には色々な秋があって、それぞれが自分の好きな色を掲げて楽しんでいるから。


秋と言えば、紅葉もすごくきれい。
イチョウやモミジ、ついこの間まで緑色だった葉っぱたちはいつの間にか赤や黄色に染まってひらひらと舞い落ちている。
これがなくなると、いよいよ冬が来るんだぞ―って、到来を告げているみたいに。

私は、そんな秋も好きだ。


「ん―……いい風!」


夜の秋も、また私は好き。
夏を超えて残暑も去りつつある頃のこのなんとないえない涼しさが秋の本格的な訪れを告げているみたいな気がして。

風をいっぱいに浴びながら夜の散歩に出かける。
夜の世界は、昼の世界とは大違いで。

さっきまであそこは騒がしかったのに、あそこはたくさんの落ち葉があったと言うのに。
全部なくなって、暗闇の中にぽつんと自分だけがいるような気がして。


「ふぅ……」


散歩の足もだんだん疲れてきたので、私は近所の公園のベンチに座って休憩をすることにした。
なんてことはない、ただの公園なのだから昼間と全く一緒なはずなんだけど。


「だーれもいないや」


それもそのはずだ、今はもう夜の10時くらい。
いるのなんて、ちょっといきがっている中高生くらいしかいないだろう。
どの時代も変わらない、いる人間は変わらず騒がしいし、それがまた、楽しいわけで。


「一人ぼっちかぁ……」


本能的に口から滑り落ちた言葉たちは、決して誰の元に届くことはなく、闇の彼方へ消えていく。

ずっと一人ぼっちな私。唯一の友達は「春」「夏」「秋」「冬」といった、季節だけ。
そんな生活に、そろそろ慣れ始めてきた頃。


「……あれは――――」


ふと目線を変えると、そこには一輪の花がこれでもかというほどに精一杯背伸びをして咲いていた。
花の色は赤。周りに咲いている花はみな白いと言うのに、この花だけ真っ赤に咲き誇っている。

その姿は、どうしても自分と重ねてしまう。
たくさん周りに人はいるのに、自分だけこうやって浮いた存在として咲いている。


「頑張って――――あっ」


一つ少し大きめの風が吹いた。
その風にあおられて、1枚の花弁がひらひらと散っていく姿を目の前にした。
儚い1枚の花弁の短気一生が終わる瞬間を、目の当たりにした。

その姿は、本当に自分と似ていて―――――


「……頑張らないと、だね」


ふいに、また呟いてしまった。
誰もいない公園、傍から見れば結構いたいに違いないのだろうけど。
だけど、それでも私は。


「負けてちゃ、いけない気がするから」


踵を返して帰路へ一直線に歩く。
その足取りは少しだけ軽くて、明日からまた少し、頑張ろうって思えた。
そんな気がしただけ。



「ん―……いい風!!」


ふわりとなびく夜の秋の風。
好きな音楽を聞きながら歩くその道は、私の大好きな散歩コース。









「明日からまた、ガンバろっ」





風に揺られて

いかがでしたでしょうか?
少し秋の楽しみ方、増えたって思っていただければ幸いです。

私はずっと、毎年秋はこうやって過ごしているので、みなさんにもこの思いが伝わればなぁと思います。
このお話しをはじめ、今後書いて行く作品は作者である私自身の体験談も交えて少しずつ書いていけたらなぁと思います。


こんな駄文でありますが、今後とも私のことをよろしくお願いいたします。

では、本日はここで失礼いたします。

風に揺られて

とある女の子が問題にぶち当たり、どうしようかと悩む物語。 風に身を任せて、あなたも一服、休んでいきませんか?

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-09-08

CC BY
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