転機予報

見上げたら白い空が見えた
私の心を映してみると
雨が降った 雷が鳴った 黒くなった
ごめんね そういうことなんだ

手首を切った 首を絞めた 痣をつけた
いつでも死ねる覚悟あるんだ
だけど 死にたいっていくら言っても
誰も振り向かない 助けてくれないことが
寂しくて 悲しくて 苦しくて 仕方ないんだ

スマホに文字を打ってみても
結局全部消去意味の無い絵文字送信
風が吹いた 傘は壊れた 嵐になった
ありがとう 心配してくれるだけで

手首を切った 首を絞めた 傷を残した
それで私と言える勲章があるんだ
だけど 死ねないって目を逸らしても
闇を引き摺りながら 歩いてくことが
辛くて 怖くて 寒くて 仕方ないんだ

幸せになるために君は尽くしたけど 
結局破局未来破棄私放棄言い訳だけ
変わる機会はあった 病むを得ない危害もあった
さよなら 振り返るだけで追いかけはしない

涙流したら白い空になった
私の心映してみると
雲が晴れた 太陽が出た 青くなった
大丈夫 きっと明日は晴天だ

転機予報

転機予報

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-01-09

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