Nothing but blue

青い夏の空を見つめてる
二年前ここで君と出会った
さっきここで君と別れて
今記憶を頭に浮かばせてる
あの時まだ幼かった僕は
目を瞑って風を浴びていた
『幸せが永遠に続かなくていいから
人生が今終わって欲しい』と呟いた

つまらない未来 終わらない世界
もう二度と笑って話せない
汗と涙で朧気な君が見えない

透明な窓の向こうを見つめてる
切ない顔した君を見ていた
腕に傷が増えてく君を知りたくて
耳を澄まして話し声を聞いてる
何ら関係の無い君を噂する僕は
いつも心のどこかに君がいた
『いつ僕を頼ってもいいように
都合のいい人間になれるよう』に生きていた

会話した時間 愛を伝えた瞬間
闇に染まって淀んで思い出せない
誓いも約束もしてない君が見えない

真っ白な未来 真っ黒な世界
あの仲直りした公園で会えない
君が変わっても僕は変われない

これからもこの空を見つめてる
季節が巡っても 時間が経っても
夢が出来ても 誰かを愛しても
死ぬとき君が隣に居ないから

Nothing but blue

Nothing but blue

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-01-09

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