雲の翼に乗って
シャフラー・カイヤーリー 作
四作 訳
子供たちは楽しく遊び、歌っている。そして頭上に影を落とす雲の方を見る。
子供たち:
 おお、空の雲よ おお、恵みの微笑みよ
 飛べ、我らと共に飛べ 豊穣なる我らが大地へと
少女:
 飛べ、我らと共に飛べ 東へ
 そして我らがアラブの浜辺から
 活力を受け取れ
雲は少しずつ降りてきて、子供たちはその上に乗る
少年:
 飛べ、バグダッドへ おお、わが雲よ飛べ
 先祖たちの船 易々と流れて行け
子供たち:
 おお我が雲よ弱まれ おお我が雲よ去れ
 バグダッドは我らのために 名誉と幸運と共に続いてきた
少女:
 バグダッド、おおバグダッド 我らが偉大なる夢よ
 栄光の系譜よ 我らが古の栄光よ
バグダッドの子供たちが彼らを迎え、そして歌う
 ようこそ子供たち 我らの元へ訪れよ
 椰子の木々が子供たちを抱き 大地は広大なり
バグダッドの少年:
 言葉は正直で 行いには愛がありますように
 傷は癒され (訳出できず)
雲の子供たち:
 我らに授けよ、授けよバグダッド
 我らに汝の印を与えよ ナイフと紙とペンを
 そして汝について語る書物を
バグダッドの子供たちは包まれた贈り物を雲の子供たちに差し出す。それはイラクの印の一種である。そして彼らは歌う
 これが我らの贈り物 雲よ流れよ
 汝が訪れし我らの土地から 朝霧と共に
 
  
 
雲の翼に乗って