自己再生
明日僕が生きてる
確率は100に近いけど
未来への後ろめたさで
死ぬかもなって思ってる
もし君があの頃に
戻りたいって言うのなら
連れて行ってあげようか
その窓を開けて
この翼を広げて
遠くを見据えて
戻れない旅路を
朝早くパジャマで
外に出てみたら
きっと風邪をひくでしょう
いつになっても子供のままさ
新しい歳を迎えるたび
大きくなる体と
縮んでいく寿命
親に抗って
深夜2:00に
帰って来たって
紛れもない事実さ
理解可能なこと
理解不能なこと
目にしたものと
目を伏せたもの
全てを知らなくたって
生きていけるさ
君は一人じゃないから
僕が傍にいるから
そしたら誰も
一人じゃないから気が楽さ
何時だっていいから
何処にでもいいから
のんびり行こうよ
目覚めた時後悔した
これが現実だったらって
夢ではあんなに
素早く冷静に
行動が出来るってのに
この僕には何も無いって
ある日僕は言ったんだ
壊せない壁があるって
超えられない人もいるって
続けて君は言ったんだ
いずれ孤独になるんだ
だからそれまで
一緒に遊ぼう
幸せを知ろうよ
鐘が突かれて神頼み
人は疲れて老いぼれる
その時僕は君を
今は過去を思い出す
時にはそういうことも
あるじゃない
そういう時は
一人じゃどうしようも
ないじゃない
ほらまた会おう
都合の悪い僕と
都合の良い君となら
新しい光
青春の青空
人生を悟った夕暮れ
終わりを巡る走馬灯が
見えるはずだから
哀愁の蜩
別れを告げる声が
聴こえるはずだから
自己再生