縁 雨宮吾子 行けども行けども見えぬその光を胸にして いつか見た曇天のように淡い志を持って やがて見る青空の下に立つことを望みに 我らは倦むことなく世界をかき分けていく だがもしも歩みを止めてしまったならば 縁は刃となりて君を討つ 縁