カイザー王国と人外諸国1

この国はカイザー王国。カイザー、とはドイツ語で皇帝。等を表す言葉である。この物語はそんな王国でのとある少年の物語…

ある日彼は言った、最高の軍師に、良き王になるのだと。

日差しが強いある日、カイザー王国のとある山にいる少年が目を覚ました。
彼の名はヘルト−カイザー 16歳である
彼はカイザー王国の王城の庭の一角にある山で昼寝から目を覚ました、そして
「よし 今日もやるかぁ!」と威勢よく山から王城に向けて走り出した。
が、その五分後…
「うっ、疲れた」と見事に倒れてしまった、その後一分ほど立つと、庭を掃除していたメイドが気づき、
「またですか、王子」と、呆れ顔で近づいてきた。
そう、彼は異常に運動が苦手なのである。努力はしているのだが走ると10分耐えられるか分からないのである。
今日は日差しが強いのでさらに5分しかもたなかったのであろう。
そしてメイドに王城まで運んでもらい、自分の部屋に入り、またくつろぎ始めた。
「部屋」といっても流石は王子、この部屋だけで二家を一生養っていけるほど豪華、しかも広い。
「ちっ、今日も無理だったか」と呟き彼は残念に思った。
冒頭に言っていた 今日もやるか とは山から王城に走ってつく事である。まぁ一回も成功してないが…というのも
彼には92代国王シュタルク−カイザーに憧れがあった。その国王は王子の10歳のとき2kmもある、10歳にとって走るには長すぎる距離を走り抜けてみせたのだ、そして国王になってからは獣人が住む隣国。ベスティー国との戦争に勝利し 王国の領土を広げ賠償金を得て、民の信頼も得た、民の信頼というのは、戦争中大きな作戦が失敗し、その作戦を遂行しろと言った自分を愚王だと罵り、王自ら軍隊に入り出陣し、死にそうになりながらも闘い。仇を取ったからなのだ。
そんなわけで今の王国では、一番良き王と今もシュタルクを信仰する人は多い。そんなシュタルクのようになりたいヘルトは。勉強も怠らず凄く頭が良いのだ
が、先程言ったようにヘルトは運動が苦手なのである。
なので、どうにか勉強だけで良き王になれないか色々考えている、周りからはそれは王になるまでに考えたら良いのだから、今は大丈夫と言われるが、ヘルトは納得せず、まだ足掻いている。そして今、部屋でゆっくりシュタルクの伝記を読んだりしているのだ、そんなこんなで一日が過ぎていく、そんなふうに思い、もったいないなぁ、とは思うが当然時の流れはどうにかなるものではない。朝ごはんを食べようと伝記を閉じたら、表紙が見えた、その中に軍師がいることに気づいた、シュタインは軍師をとても大切にしていた、そして彼はこれだ!と思った。力もあまりいらない、頭が良ければなれて、役に立つ存在。軍師になろうと、そして彼の今日は、いつもとは違う特別な一日が、始まったのである
彼は言った、
最高の軍師に、良き王になると。

カイザー王国と人外諸国1

どうでしたでしょうか!続きが楽しみ、とか思ってくれたら光栄です!初めてなので下手で申し訳ありませんが、今後も更新させていただきます!

カイザー王国と人外諸国1

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-12-11

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