爽鬱
淡い気持ちが自分らしさ
子供の頃から大人になるまで
変わらなかったのはわざとさ
欠伸をして酸素を取り入れて
生命にエネルギーを与えて
あと少しだけ生きてやる
爽やかな君が憂鬱な君に
何時何処で何があったんだろう
爽やかな君が憂鬱な僕に
ある日告げた言葉は無いものに
誰が見ても分かるぐらい
不機嫌な態度を演じて
この世の不満を打ち明ける
溜息をついて二酸化炭素を吐き捨てて
生命からストレスを減らして
もう少しだけ生きてみる
青色の空が夕暮れの空に
一体いつの間に生まれ変わったんだろう
止まっていた時間が動く瞬間に
始めた全ては終わりの為に
僕が君の為にしてきたことは
君からしたらどうでもいいことで
ただのエゴなのかも知れない
そうだとしたら本当に怖いから
なるべく気付かないように
毎日下を向いている
爽やかが憂鬱になったのは
欲を求め嘘をつき過ぎたからかも知れない
大切な人を見くびっていたからかも知れない
そうだとしても開き直って
なるべく傷つかないように
生きていくしかない
爽鬱