運命

孤独にならないと気付けない
寂しさを誰もが持っていた
僕は何かと黒い心を抱えて
君に必要とされることで
生きる意味を見出していた

君の運命を変えたい
君の未来を変えたい
君がこれから犯す罪を赦したい
君をこれから降り注ぐ罰から守りたい

毎日に希望を持つ必要は無いと悟り
笑うことも少なくなった頃
泣いている君に出会った
励ますために勇気と笑顔が必要だと知った

君の命は枯れない
君の夢を叶えたい
君をこれから殺す人を創らない
君がこれから生きていく理由はそこにある

意味は無くても
理由が無くても
見返りが無くても
君がいるだけで僕は幸せだから
君が幸せになるまで傍にいさせて
空の色が無くても
空気が読めなくても
僕が僕であるのは幸せだから
君が君であるのが幸せだから

闇に隠した病みを
探ろうとは決してしない
だから信じて欲しい
君が大丈夫というなら僕は信じるから
君が幸せになるまで傍にいさせて
辛い過去があったとしても
苦しい未来が待っていたとしても
僕が君を支えるのは幸せだから
君が幸せならば幸せだから

君が誰を愛しても構わない
君がある日転んでも構わない
君が幸せならば構わないから
君が誰を傷つけても構わない
君がいつか僕を騙しても構わない
君が信じているならば僕は構わないから

運命

運命

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-12-07

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