老いらくの恋
彼の禅師 真如の眼開くなら
老いの苦をもて幸に変わるや
君が胸 孫の笑顔に満たされて
幸せなれど我は寂しき
我が心 如何に澄めねど変わらねど
老いの坂をば転ぶ悲しさ
君の眼に 映るは真の我ならず
思うも道の端の枯葉は散りて
愛らしき 初美の花はよその手に
庭の花萎みて ただ夢に見る花
その夢も 叶わず儘に消えるなら
せめて送れや その微笑で
老いらくの恋
彼の禅師 真如の眼開くなら
老いの苦をもて幸に変わるや
君が胸 孫の笑顔に満たされて
幸せなれど我は寂しき
我が心 如何に澄めねど変わらねど
老いの坂をば転ぶ悲しさ
君の眼に 映るは真の我ならず
思うも道の端の枯葉は散りて
愛らしき 初美の花はよその手に
庭の花萎みて ただ夢に見る花
その夢も 叶わず儘に消えるなら
せめて送れや その微笑で
老いらくの恋