オーラーある~~♪ -3- a Piece of LUCK
わぉー!オーラーある~! -3- a Piece of LUCK
わぉー、オーラーあるぅ~!
云われたことありますか?
なぬ?聞くな! と。
なりたくてなれるもんじゃない、なろうとしてなれるもんじゃない、鼻っからならないと沈没かよー、なろうともしないと決め付けてるやつは尚更だ、最初から永遠にないと宣言してるようなもんだ。
諦めが良い人♪?
そう云って人が褒めることはない。
何色だろ?色々あるらしいな。
健康色・仕事バリバリ色・あなただけー!の萌色、夢に翔け舞いハッスル色・・・。
きっと、彼は無色透明なゴールドだろ。
透明色なのに金色は可笑しいじゃないか?
そーだな変だ。変じゃね!
純真無垢でありながら黄金の輝きってこと。
イメージ、プリーズだわ。
未だ9歳を過ぎたばかりだから同然さ。
オーラーは、顔じゃね。
内面から湧き出る電波のことだ。
輝きが空気中を伝播し、周囲を飲み込んで突っ切ってしまうほどの発光体なんだ。
いや、自家発電するエネルギーだってよ。
ハイハイ、正確には“性格”だ。とみんな云うぞ。
この発光するのをオーラーと命名し、裁判所が決めた、確定したことだからな。
フラメンコ女性カンタオーラの勢い発する、ダッダッダッタッタッタ~~♪|オーラー《感嘆語》!|ボニータ《可愛い!》!|グアパ《いー女!》!のリズム音でもない。
冗談ポイはこの辺までにするっと。
ついでだが、いくらイケ面してても、最後はダサには違いがなかったという落ちもあり、その証拠として、数多くの女をゲットしてもいずれの女も去っていく宿命は多々聞くぜ。
いくらブサなツラしててもその顔は見てるうち慣れる、情も湧く。さー、勝者はどっち?
この辺、考えたことありますか?
なろうと努力してはじめてオーラーの|灯を|燈そう《とも》とする者が、やがて身に|点る《とぼ》・備わる。富士の山もはじめの一歩と|いふ《云う、呼ぶ》、んパーセントの割合かは知らないけど、ゼロじゃないことだけは確かなようです。
彼すなわちアンディであるが、巨万の富を得た後々のことであるが、こう語ってる、オーラーを得るであろう八つの条件を。こりゃ必須科目だべ!
「うちも覚えなきゃw」
「愛乃が?これ以上オーラー発してどうすんだよ?まだモテてて居たいんかww」
「ちがうよ!翔大だけだよ、これらもずっとモテていたいから~。浮気したら殴るからw」
二人のどちらも相思相愛・ノロケ明々白日|ツーカット・シーン《TV・映画の情景場面》。
それゆえか、和やかな空気を、辺りに、自分たち自身にも、漂わせ~え~。
っと突然、
早く!八つ!
ハイ!
「話し方・大らか・人一倍の集中力・|華ある雰囲気・明るい・自分を信じてる・|闊達にもの云う・顔が良い」
ありゃーぁ、大変、こんなにあんのー・・・。
顔が良い?確かに!イケ男女、共にそうなら人がニッコリしてわんさか寄って来るからなー、なかにはニヤニヤと下心満点に、だからと云って、|自分には無理だあ!と云っちゃいけねえーよ。
うん。・・・。
顔は前の7つが出来てくうちに変わって、そのうち見るに耐える顔になるって、好男子美女にってことだってあり、|奇跡信じれば。
第一、顔の良し悪しは自分で決めるな、相手がきめること。モノ好きもいるってこと。
二人共、 先程来からWin-Win の表情を繰り返すのみ。そりゃそうだ、この八つを武器に互いにもっともっとモテ関係になりたい!を云ってるの同じだからなー。
更に翔大と愛乃の話し色は織り合い模様に彩りを添えながら・・・。
「その人の、アンディだけが、|途の跡には、今でも凛とキレイな花々が咲き誇っている、と聞くよ」
「彼は、このプラネットアース中 No.1のユメを抱き頂上に登りつめた、史上 No.2の国家予算にも匹敵する巨万の富を手にした、そしてズッート後になってだけどもっと大切なものがあることに気付いたんだって」気になーる。
「彼はどこにもいるごく普通の人であった。むしろ貧困きわまる家で育った、が故に唯つ、普通にほんの少しの努力を加えただけで、それら二つの No.1サクセス・ストリーを導き入れた」
「彼はその極意をこうも記しています。『Courageous knowledge is the mother of good luck.』。
意訳だが『私利私欲にとらわれず、万民に資する勇知こそが幸運を生みだす母。』
なーぁ、やっぱ|勇知なんだよー。
今度はホットココアにするぅ!
翔大も愛乃に合わせ、ナウは原宿表参道前カフェ屋さん、スタバにて同じのをオーダした。
やがてテーブルに置かれたカップを口にすると、どちらからともなく、85年前まで激々に、でも-でも-然り-然り、活き活きと、意気意気と、生き抜いた人物、アンディであるが、についてのコトバが重なり合っていく。
碧き野郎ども、、、 -2- a Piece of LUCK
ふたつカップが、カラメルビスケットを横に、向き合うカフェ。
ビスケットにコーヒーはお似合いなコラボ。
ビターなコーヒーの香りを、このクッキーの甘さが一層引き立ててくれる。シナモンコーヒーの味わいを尚一層深め、二人の想いも深めてるよう。
四階から見る光景が心地好く触れて来る、そっと吹き寄せて来るのがたまらない。
外は、緑、緑、緑と自己主張してる姿が可愛い。
この姿を見通す館内には、その庭園内からそっと呼びかけてくる風だろうか、声だろうか、優しく目に耳に語りかけて来るよう。
運び来る風、無造作に置かれた植木超しに、|童子の表情をうかべ、キャッキャッしている、その風に包まれる、柔らかな二人となってここに。
屈託のないそよ風が、二人の表情を、一層素な気持ちへと、一層優しくへと、導くよう。
この図書館はまちまちに、どうぞご自由にと、弁当持ち込み可なのが尚いい。
食べる人の姿にも等しく吹き入れて来る空気までも美味しく感じてならない。
座して語り合う議員やら秘書だろうか又官僚っぽい人達もちらほらと、中学生見学者一行の活気ある声も澄み聞こえ。
普段知って見た顔つきとは大違い唯の人じゃんか、どの議員も。
あれはいけねー、ハゲーーーッと絶叫し、運転中の秘書をボコボコ殴った東大出身元官僚のT議員。
誰であろうと、どんな仕事をしてとしても、あれじゃ、月給2百50万円は高過ぎだろー! いや落選してゼロ円だった。
そこまで言われたなら、ブスーーーーッッと絶叫二倍返してやればよかったのに。
いや、身体攻撃をするやつは底辺馬鹿のやることだ。
目の不自由な人を|盲!盲!と|囃したてるのに等しい。ハゲの、白髪の、自分以下収入者の、どこが悪い?身体攻撃するやつの方がはるか|醜い。ブスの典型だ。
周りは、自らもだが、笑ってたとしても結局は人がみな離れて行ってしまうことを知らないという|所謂自らの低レべを暴露してるようでみっともないったらありゃしない。
さてと、こちらのふたりに目を向け戻すと。
皿いっぱいに散らばったスイーツ。
忙しく変わりゆくスマホ画面。
これらが心地よく混在する空気感を間に、向かい合い、互い、見合うふたりは、せっせとグーグル。
グッグた知識に時折、歓声とも奇声ともつかない大笑いを炸裂していた。
互いの指先は軽快なタッピング。
ふたりの想いがそうさせている。
どちらからともなく弾む会話が、妙に気取ったところがないのが、自然体なのが、この空気感をより柔らに|醸しているよう。
澄んだ空は、その碧い空気は、万物の生命の源だ、万物の始まりだ、この天井にも空を感じ映っているよう。
簡単にいや、空はイイ!自分の描いた空間はイイ!ってこと。
その空の彩りにつつまれるとき、人も万物も皆、爽快な空気に満たされる。
躍動する。無限な時を迎える。
そして、そこに夢も描きたくなる。
これが、“|碧空だ、|碧い大地だ”。
碧色とは、澄み切った空色、そして無色、の青だ、空気だ、云わせてもらうなら、人だ、これこそが人であってほしい。少ないからこそ敢えて云ってみる。
ほのかな青ってやつは無色無限な世界へと|誘う、ふしぎな今へと明日へと誘う。そんな人には惹き付けられてならない。
そのような空は、雲を生み海をつくり、すべての生命誕生の出発点となる。
夢見た希望の船出もここよりいづる。ロマンスも花開く。
そう描きたい。
そう信じる人も少なくないだろう。
信じれば、見たくなる、見えてくる、見えてくると欲しくなる、目標に向かう勇気も湧く。勇知ならば|マッチベター《MuchBetter》である。
二人の会話は|佳境へと入っていく。
この碧い大地を、大義と|真誠を以て、かつて疾風のごとく、駆け抜けた紅顔の少年在り。
オーラーある~~♪ -3- a Piece of LUCK