Neo love

暗いホテルの部屋
自分で自分の首を絞めてる
本当は今死にたいけれど
君がいるから死ねない
罪有る僕を許すように
優しく頬にキスをした
君が幸せになるために
僕は生きなければならない

空は色を失い
道は二つに分かれて
踏み出すことが出来ないまま
僕はこれからも生きていく
君は真実を見失い
愛は何個にも分かれて
それぞれの意味を持ちながら
都合よく愛されていく

何かを得ることの代償として
生きる時間が過ぎていくならば
僕は止めようとはしないだろう

12Fの窓から見る夜景
五分に一度 走る車
何処へ向かうのだろう
出来れば僕を乗せてくれ
真実など解らずに
知らない街に住んで
何もかもを捨てて
新しく生まれ変わりたい

握り締めた手は
強く夢を掴んでいた
目を開くことの意味は
君が教えてくれた
イヤホンで雑音を掻き消して
うずくまった闇の中で
過呼吸になった時
目の前に居たのは君だった

明日変わることが出来たとしても
今日駄目だったことに違いはない
それだけを悔やんで目冴めたam3:00

Neo love

Neo love

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-12-03

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