哀愁
地響く煩い君の声が
僕の世界に劈く
遠くの青い海の大きさ
生きてる間には変わらない
瞬きをせずに目が乾いた時
歩く先と逆向きに吹く
冷たい風が吹いてきた
口を閉じても何も伝わらない
だからこちらを見ないで
何も伝わらないから
変わる景色と共に
変わっていく僕も
変わることのない歴史と共に
変わらない僕も
全部まとめて何処か行け
食欲は湧かないが
旗から見れば元気
宇宙から見た僕の大きさ
大人になっても変わらない
本気を出さず床に就くとき
憂鬱と悠々と覚める
儚い夢を見た
ふざけた毎日を送る皆なんか下らない
だから独りになりたい
何もいらないから
根拠のない噂と共に
流されていく皆も
明日の無い者と共に
生きている奴も
全部まとめて失せて哀愁
哀愁