街路灯

 街路灯を部屋に連れ込んでダンスするとき
 あなたの瞳に映った私の顔はがらんどうで
 うつろう意識がさらさらと消え去っていく
 宝石なんてもう要らないと言っても聞いてはもらえなくて
 今夜は月が出ないからと手を取り合うのを
 一条の光が静かに見つめていた

街路灯

街路灯

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-12-02

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