もう十分生きたと言える日へ、いつか

もう十分生きたと言える日へ、いつか

   



 



   



   



   


  
  



   


詩は 


遺言         


きっと わたしの世界では 読まれない






心ある

海の人たち

風を知る人たち


わたしは生の最期を託す






あなたたちを  わたしは知っている



わたしの生死を  あなたたちこそが  見届けてくれるように






やさしい無惨で消えゆくわたしが

この朝も

永遠を書く






拾った誰かが   途切れる息を聴く 。


   



 



   



   



   


  
  



   

もう十分生きたと言える日へ、いつか

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もう十分生きたと言える日へ、いつか

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-11-30

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