もう十分生きたと言える日へ、いつか
詩は
遺言
きっと わたしの世界では 読まれない
心ある
海の人たち
風を知る人たち
わたしは生の最期を託す
あなたたちを わたしは知っている
わたしの生死を あなたたちこそが 見届けてくれるように
やさしい無惨で消えゆくわたしが
この朝も
永遠を書く
拾った誰かが 途切れる息を聴く 。
もう十分生きたと言える日へ、いつか
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