夏祭り

去年の夏は、去年から下町に引っ越した事もあり、夏祭りによく行った。

・高円寺八幡神社例大祭「大盆踊り会」
これは、岸野雄一先生が関わってるお祭りで、DJが盆踊りの音頭をかける青年の部があった。珍盤亭娯楽師匠によるによるDJブースが櫓の中心に置かれて、青年達が舞台の下で声を上げながら踊りまくっていた。部の間の休憩に麦茶が配られていた。
実は、私はその後の大人の部があって、いい音頭が沢山かかりそうで期待していたのだが、夜遅くて次の日体がこたえるのと、疲れている夫のリアクションが怖くて帰ってしまったのが残念だった。

・すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り
2人でもんじゃを食べにいこうとバスでふらっとでかけた錦糸町の駅前に、デザインのいいチラシが貼られてあった。少し気になったのですが、夫が行きたいかわからずして、どう説得したら行けるかと気になり続けて、携帯で調べたら動員数が3万人とあった。規模がでかいのを確認した私は説得して道に迷いに迷って辿り着いた大きな高速道路の高架下でやっていた、河内音頭の大盆踊り。駅前でも呼び込みをやっていたがゆるキャラが可愛かった。
高架下にかなり大きなスペースがあり、舞台では生演奏で河内音頭が演奏され、その下でかなり広い踊るスペースが一面にあり、脇は舞台を見物する座敷のような場所も設けられた、2日間で催されるのみにしてはかなり本格的な出来の大会。音もかなり良かった。中心で踊りまくってる人は若者も多いが色んな人が本当に凄く踊りまくっていて初めて見た私は下町のなせる技なのがびっくりしてしまった。しかし病的な私と夫は参加せずとてももったいない事をした…。屋台も普段のテキ屋からビール、カクテルのお店も多く下町の居酒屋の雰囲気が出てるお店から、外国料理のお店まであって食も充実している。一番前ではタワレコが河内音頭のCDと音楽の本を売っていた。カンパするともらえるうちわも売ってるTシャツも可愛くて去年までは荷物を預かっていたという。どこまで充実してるお祭りなんだ。来年は軽装で踊りにいこう。

・原宿元氣祭よさこい
2人で髪を切りに明治神宮前から表参道を再び歩いている時に目の前で大音量でやっていた、原宿のよさこい祭り。宣伝カーがそれぞれの参加連の前を先導して大音量のよさこいを流し、続く踊り手達も元気良く続き、大きな旗も振られている。流れている音楽も現代のビートや効果音が使われている物が多く、とても原宿らしいといえば原宿らしい規模の大きいよさこい祭り。
外人も見ていて両脇の道路には凄い数の人がいた。

・高円寺阿波踊り
髪を切ってよさこい祭りを見た後時間が合ったのでぜひ行きたいと私が無理を言って原宿から高円寺に向かって辿り着いた夏最後のお祭り。
杉並区高円寺の2日で100万人を動員するなんか毎年行ってる夏の東京の最大規模のお祭り。若い人が溢れていて浴衣姿の人も多いが、よくみると様々な世代の人が阿波踊りを見物して歩いている。錦糸町河内音頭盆踊り大会と違うのは、観る踊りだという事。しかし、かなり大きく鳴り響き流れている音楽は同じ場に立っている踊り手のもので、臨場感がすごいある。一緒に歩きながらだったり立ち止まって踊りを観ながら体感していると、踊るのとはまた違った感想を持つものだった。そして歩いていると大量の居酒屋やお店が出す屋台がそれぞれの工夫した料理やお酒を売っていたりして、大量の人が流れるように歩く中その屋台のかけ声を聞きながら歩くのもそれはそれで楽しいものだった。
冷静な夫が帰宅時間を気にして途中で駅まで引き返そうとしたので、知らない私は全ての連の音の違いを体感しながら、探求するように大きなうねりのような人の群れの中を歩いて一周するのが普通やりたいと思うのでは、音感が無いのかとひどい事を一瞬思ったが、それは単に夫がインドア派の冷静な判断を下していただけの話である。

ここには書かなかったが地元のお祭りにも、3つ行ったので、去年は夏祭りの豊作だった。
今年はすみだ錦糸町河内音頭大盆踊りには行けたので、来年も夏祭りを楽しみにしている。

夏祭り

夏祭り

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-11-22

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