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人がどうだこうだって
言える資格なんか無いです
自分の生活を崩して
睡眠時間を無駄にしてます
君がああだこうだって
言って僕は心配してます
だけど君は勘違いしてます
このpositionはきっと僕じゃないです

眠い眼を二三回擦って
中々布団から出れないです
皺くちゃな制服を着て
今日も学校に登校してます
変わらない僕は手を振って
笑ってる君に安心してます
だけど僕は勘違いしてます
そのpositionはきっと君じゃないです

情緒が安定しない日々に
光臨した君はきっと女神なんです
少し困り果てた様な君に
話しかけた僕はきっと神様なんでしょうが
このままじゃ天使と悪魔より
先にガタがやって来るでしょう

愛はどうだこうだって
語る資格なんて無いです
自分の恋愛を俯瞰して
気取る顔面から火が出てます
君はああだこうだって
言って事情を言います
だけど君は勘違いしてます
このpositionはきっと僕じゃないです

悪い仕草を机に隠して
偶々その瞬間を見られます
その時ふと耳を澄まして
みると心拍が高揚してます
強く降る雨に傘を差して
こっちを見る君に安心してます
だけど僕は勘違いしてます
そのpositionはきっと君じゃないです

青空が暮れない日々に
嫉妬させる君はきっと女神なんです
問題ない間違い探しに
口を出した僕はきっと馬鹿なんでしょうが
このままじゃつまらぬ友より
彼に鎌を振り翳すのでしょう

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-11-20

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