一日千秋

仁見 雫

あれだけ待ち遠しかった秋が気が付けばもう過ぎようとしていた。
暑いのは嫌と毛嫌いした夏も気が付けば涼風にさらわれて行った。
春は何があったのか。そもそも今年は春が来たのか。
冬は何が起こるだろう。雪溶けよりも早く季節が過ぎようとしなければいいが。
春を経て夏を躱し秋に避けられ。冬は?そもそも冬が来ないかもしれない。
四季の先には何があるのだろうか。冬が終わるとすぐに春が来るのか。それとも誰にも気付かれず何かが過ぎ去るのか。
眠い。暖房の効き過ぎで部屋は暑いくらいだ。
寝て起きたら冬が来ていたりして。もしそうだったら・・・
冬の先に待つ何かでも探してみようか。

一日千秋

早いんですよ。秋が終わるのは早すぎます。でも秋らしいのです。

一日千秋

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-11-09

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