夜明けの晩に

夜の端っこ
気紛れのSOS

あなたには届かない私の叫び
きみには聞こえない僕の嘆き
それでも朝はやって来る
午前四時の慟哭を無視して
夜が、明ける
朝が、訪れる
光に支配され
闇は解けていく
希望なんて持てない癖に
未来なんて見えない癖に
それでも息をしていく
私も 僕も 恋をしていく

午前五時から二十三分

気の迷いでSOSした
朝の端っこ

夜明けの晩に

夜明けの晩に

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-11-08

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