残酷な社会のはじっこから

柏木優成 作

残酷な社会のはじっこに 望んでもないのに生まれてきた
どうして生まれてきたんだ 幸せになれるはずもないのに

人は皆何かを持っていて 誰かの特別として生きている
僕にはなぜそれがないんだろう
生まれたときにはみんな同じだったはずだろう
生まれたときから差があるってのか
望まれる人 望まれない人
生まれたときに いや生まれる前から
もう決まってるのか
つくづく残酷だ

望んでいない場所 望まれていない存在
今夜も社会のはじっこで
涙を飲み込み生きている

「あなたの代わりなんていない」
誰かが歌っているけど
誰かの代わりになることすら難しい競争社会
誰にも必要ないってさ
落ちてこぼれて街の底さ

そろそろ見つかるかな 僕の場所
理解 承認 愛
いろんなものが足りてない

望んだ場所 望まれる存在
夢見たゴールがまだ見えるのなら
歩こう ゆっくりでいいから
もう
キョロキョロ周りを伺わなくてもいいからさ

ずっと笑われてきた
ずっと見下されてきた
気がつけばいつもはじっこ
でも それでも
まだ生きていたいな
いつか見つけたいな

望んでいない場所 望まれていない存在
始まりはそうだったとしても
それをあなたの場所に変えていくのは
あなたなんだよ

最初は誰かの代わりだったとしても
誰かの代わりですらない 必要のない存在だったとしても

あなただよって
あなたがいるんだよって
あなたじゃなきゃだめなんだよって
そうしていくのはあなた自身なんだ

残酷な社会のはじっこからでも
望んだ場所 望まれる存在
あなたの場所
見つけていこう

残酷な社会のはじっこから

誰かの代わりになることすら難しい現代社会。
今夜も世界のどこか、はじっこのほうでこんなこと考えてる人が他にいるかなぁ。いるとしたらちょっと元気出るなぁと思いながら書きました。

残酷な社会のはじっこから

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2017-10-31

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted