表と裏と心身分離

表と裏と心身分離

ただ、愛していて
ずっと一緒にいたくて
だから今も変わらずに此処にいるのに
どうしてこんなにも哀しくて
周りに、家族に
否定され続ける
不毛な関係になってしまったのか

未来のないこの関係も
いつかは終わらせなければいけないと

わかっている
理解している

でも、それでも、

自分の気持ちに嘘なんて吐けなくて


ちがう
きっとそうじゃない

私が怖いのは
私の居場所がなくなること
私を必要としてくれる人がいなくなること
私を愛してくれる人がいなくなること

結局私は、誰かに縋らないと生きていけない
独りでなんて到底進めない

愚かで、弱くて、非力な生き物だったのだ

ただ、純粋に
アイがほしいだけなのに

表と裏と心身分離

こころが悲鳴をあげているんだ
だれかはやくたすけて

表と裏と心身分離

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-10-30

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