マイナスイメージ

この世に僕は一人で誰も味方はいなかった
何か言えば笑われて何かすれば失敗して
その度に僕じゃなきゃよかったって
悔しがって思い続けてた
毎日同じことの繰り返しとまでは行かないけど
マイナスから始まるのはあたりまえになってて
踏み出せない足や動き出せない体や
どうしようもないただ心臓を動かしているだけの
卑屈な人形になってた

ずっと思っていたことや考えていたことが
もしも誰かの何かになるのなら
ずっと逃げていたことや塞がっていたことが
これからの僕のためになるのなら
ずっと信じていたことや疑わないことが
もしも嘘だと言われたとしても
ずっと願っていたこと望んでいたことが
これから叶っていくのなら

世間一般という常識からはみ出していて
過去や未来 今なんか想像も出来なくて
その度に周りを意識して変わってる事
開き直って笑い飛ばしてた
あの人の様にはなりたくないって
マイナスを兼ね備えていた人を隠してた
子供の頃の僕には到底立ち会えない様な
甲斐性もないただ自我が発達しているだけの
気持ち悪い奴になってた

そっと頭の中にあるものを伝えることが
もしも誰かの何かになるのなら
そっとゴミを拾ろうことや汚れを拭くことが
もしも誰かのためになるのなら
そっとしないで常に傍に居ることが
もしも嫌われるのだとしても
そっと生きている人死んでいく人が
幸せに人生を振り返れるのなら

僕は死んでもいいはずだけど他に手段があるのなら死ねない
僕は死にたくないだから今のうちにそれを探してる 

マイナスイメージ

マイナスイメージ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-10-29

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