さよなら、晴れの日

KASUMU

晴れの日が好き。
雨の日は嫌い。
雲から透ける太陽の光線が、キラキラして好き。
うららかな午後に、お昼ご飯を食べ過ぎたわたしとあなたで
散歩して帰る道程が好き。
あなたが好き。

わたしの心に雨が降ります。
心が膨れ上がって、肺を圧迫して息ができなくなるくらい、
雨が降ります。

男の子は雨。
着信を知らせてうるさく光る赤いランプは、
より一層心の雨を強くします。
わたしはあなたが嫌いです。
どうぞ、わたしの中に雨を持ち込まないで。

あなたさえ、どこかに行けば、わたしの心は晴れるでしょうか。
一時的でもいいから、雨を止めたいの。
だからあなた、さようなら。
あなたがいなければ、晴れの日はこないけど、
わたしの嫌いな雨も来ない。
だからあなた、さようなら。
これ以上わたしを振り回さないで。
心の内が水浸しになる前に、
どこか遠くに、さようなら。

さよなら、晴れの日

さよなら、晴れの日

かき乱されたくない、刺激が欲しい、矛盾

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-10-25

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