告げ口

嗄鳥鳴夏

君と同じ景色を見たい
思って何もしない僕の馬鹿
見ても振り向かない君の馬鹿
好きだって階段で嘆いても
なんだよって屋上で叫んでも
君には届かない
近くに来ると心臓が高鳴る
その気にさせてどこかに居なくなる
教室の後ろを見るふりして君をみる
友達と笑いあってる君を見る

あの時からずっと落とし穴にはまってる
恋なんかするもんじゃ無いんだ
今しかないってこと分かってる
だけどもし二度と話せなくなるとしたら
何とも思われていない方がいい
そのまま何もこわれないまま
唇を噛み締めて目を閉じて
君想い描くけどこちらを見ない
それは僕が君を見ていないから

ずっとこのままでいいんだ
君と偶然出会っただけなんだ
このまま卒業してもいいんだ
僕はただ君に幸せになってほしかっただけ
そこには僕は要らないんだ
だからもう話しかけないで
近付かないで僕を見ないで 
幸せになれ
 

告げ口

告げ口

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-10-22

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