ガンダムZ 0087 旧話

ガンダムZ 0087 旧話

「ユキ、ノイエ・ジール出る。」
敵はマゼラン一つとサラミス2つ、後はMS15位か…この位ならやれる。
私はスラスターを吹かし、MS群に飛び込んだ。
「Iフィールド付きのMAに効くか!」
敵は予想通りビーム兵器主体だ。後は、戦艦さえ…
「邪魔だ!」
補給が届きにくい今ではサーベルすらろくに使えない。
だから、私は有線クローで敵を散らした。

「ユキ中佐はスゴイな?」
「そうですね。MSも既に8位ですし…」
「しかし、アクシズからの補給は来ないな。」
「確かに…」
「アーロン小尉、この基地の後方からさらにMS3機近づいてます。」
「ならカタパルトを開けろ。」
「出撃ですか?」
「馬鹿か?中佐から出るなと言われてるだろ。」
「どうするおつもりで…」
「基地からそのMSを狙い撃つ。」
そう言って俺は自身の愛機ゲルググJに乗り込む。
敵は気づいて無いと思いこんでる。
馬鹿みたいに並んでやがる。
「そら!」

基地からビームが放たれた。アーロンか?
「アーロン、何をしている?」
「敵が近づいているから片付けてます。」
「私に任せりゃいい。」
「無理しないでください。」

「レオン君、狭く無い?」
「大丈夫です。アハハ」
「ならいいけど…」
レオン君は大人しい子だな。
「レオン君てさ、彼女とかいる?」
「いないですよ!?」
「へー、良かっ…」
「え?」
「何でも無い!」
危ない。私の馬鹿、何やってるの
いくらなんでも露骨に好意を持ってるのをほのめかそうと…
「リリィ中尉?そろそろ基地では?」
「え?ああ、そうだね。」

ガンダムZ 0087 旧話

ガンダムZ 0087 旧話

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-08-27

CC BY-NC-ND
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