おもい

こんな思いをするものなのだな
大切な人を失う予感
2度とは戻らない楽しい日々

ここに至るまで実感はなかったが
その重みが強く私にのし掛かってくる

美味しいものを一緒に食べたかった
もっと話しておけば良かった
もっと大事にしてあげれば良かった

後悔の重さは泥沼のように
私の頭で重く鈍く纏わりつく

ああ
ああ
私は踏ん張って幸せになろう
それだけがあの人にできる恩返しだ

おもい

おもい

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-10-04

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