かつあげ
「ユウタちゃんと持ってきたんだだろうな?」学校一の悪のアキラが言う。
こいつは、父親が暴力団の組長で金は持ってるにもかかわらず
かつあげをする。
「もうないんです」
「そんないい訳通用すると思ってるのか?」
「先輩、やっつけましょう」
「まぁ待て。そんなことしたら厄介で」
「じゃどうするんで」
「あのな、お前ら男を抱くのが好きな男がいるのを知ってるか?」
「そんな気持ちの悪いこと好きなのがいるんですか?」
「それがいるんだ。しかも地位もあって金持ちが多いんだ。例えば」と
アキラが挙げた名前には僕の知ってる芸能人もいた。
「そういう人に遊んでもらって金を稼がせるんだ」
「さすが先輩。どこでやってるんですか?」
「おやじの組でやってるから連れて行こう。さぁユウタ来るんだ」
「いやです!」
「じゃぁ金出せ」
「ないんです」
「じゃカラダ売れ。気持ちいいことしてもらえるんだ」
「イヤだ、イヤだ」
「うるせぇ、おいこいつだまらせろ」
僕は、猿ぐつわをされアキラの組に連れ込まれた。
「シュンスケさん」
「おやおや、お客様ですか?」
「あぁカラダ売りたいんだってよ」
「かわいい顔して淫乱なんですね」
「まぁ磨いて高い値でやらせてくれ。売上は俺がもらうからな」
「承知しました。名前は?」
「うーん、ポチとしてくれ」
「ではポチついておいで」
と僕は別の部屋に連れて行かれた。
かつあげ