召喚士と十二の召喚石【封印ノ妖獣】

召喚士と十二の召喚石【封印ノ妖獣】

続きです。楽しんで読んでください!!

 「アクセリアだと!?」
 美咲が驚きの声をあげた。アクセリアが美咲のほうをむく。
 「ほーナイトメア、お前さんどうやって封印を解いた?」
 (封・・・・印・・・?)
 今まで黙ってきた悠だが、”封印”という言葉を聞いて美咲がひるんだすきに足を押しのけて教室のすみに逃げ出した。
 「くそっ、逃げやがった。」
 すたすたと悠にせまってきた。
 「おいおい。眠りから覚めたからにゃあわいと戦うのが法則(きまり)だろ?ナイトメア。」
 「そんなもの忘れた!」
 右腕を振り上げ、悠を殴ろうとしたが、
              バチィッ
 アクセリアという獣がとびだし、雷を体中から発した。
 「ギャウッ!!」
 ケダモノの様な叫びをまた、美咲があげる。
 「法則を破る奴も裁きを受けにゃーいけんとな。」
 アクセリアが悠を守るように立ちはだかった。
 ((おい、聞こえとるか?))
 「!?」
 声を出しそうになったが、アクセリアの長い尾が口をふさいだ。
 ((わいや、アクセリアや。頭に話かけておるから黙って聞いとって。))
 こくっ、とうなづいた。
 ((こいつはナイトメアっちゅー妖魔に取りつかれとる。わいがアイツの気を引いとくからその間に逃げるんやで。))
 「いくで!!ナイトメア!!」
 ぴょんっと飛び出し、口から白い炎を噴いた。
 (いまだ!)
 だーっと駆けていって、鍵をあけ、屋上に向かって走って行った。


 「おいおい、どうしたんだ?悠。そんなに息を切らして。」
 まだジンは屋上にいた。弁当もとっくに食べ終わっていて、のんびりしていた。
 「相談も早いもんだなぁ。まだ五分も立っていないぞ。」
 「えっ・・・・・?」
 時間が止まっていたかのようだった。確実に数十分は生徒会室にいたはずが、屋上を数分くらいしかはなれてい なかったらしい。

     キーンコーンカーンコーン

 「やばッジン、早く行こう」
 すばやく弁当をひっつかみ、ジンの手を引いてドアへと向かった。


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召喚士と十二の召喚石【封印ノ妖獣】

ちょっとしか書いていませんが、これからもガンガン書いていこうと思いますんで!!

召喚士と十二の召喚石【封印ノ妖獣】

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-02-17

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