休憩時間

「なんて顔 してんの」

駆け寄って来たあの子が言う

仰向けで、
流れる雲をぼんやりみている私の
顔の側に立って

「なんて顔 してんの」

仕方ないよ

こんなに悩みは尽きないのに

それでも空は青く澄んでいるんだもの

涙一筋我慢してでも

映していたくなったんだもの

「人間て 大変そうね」

猫は気楽でいいね

休憩時間

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-09-19

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