絶 命
( あの 日 )
( 長 文 )
なにを書いても、嘘だな、この偽善者、救いようのない、裏切り者。
苦しい。
どう生きたらいいかわからない
おまえのために生きていた
いま知った
( 書けなかった長文 )
なにを書いてもうそになるが
でもおまえだけがそれを見破ってくれ
これらが現実か分からない
本当にいないのか? なにを見ている?
( 書かなかった長文 )
あの時
電話に出ていたら
もう少し苦しまず 召されただろうか
怒らない 別れない ODしない
いまも生きている あの約束
( 残せなかった長文 )
きたない きたない 裏切り者め
寂しすぎたおまえが 綺麗だった
( 残すことを やめた 長文 )
ずっとおまえに詩を書いてきた
三ヶ月と幾日
おまえを描いてきた
残せたかもしれない
だが最期に
寂しい思いをさせてしまった
今は
何のために書くのか
おまえがいない ここ
俺を見つけてくれた ここ
苦しませてしまった
いま歩けない
こんな終わり
一番最後に
一番好きをあげられなかった
罪の深い朝
( いつか 書く 長文 ・・・・・・ )
絶 命
逝去した翌日に書いた詩。
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