御巣鷹の尾根で見かけた子供

うち猫ころころ氏 作

re-ikai 編

御巣鷹の尾根で見かけた子供

この作品は、*原著作者の表示・改変禁止の条件で、作品の利用を許可します。

2017.09.02

御巣鷹の尾根というと、日航機墜落事故を思い起こすことでしょう。墜落したのは、32年前の8月12日、今年の その日は14日に両親が上京するということで部屋の片付けをしていまして、結局 お参りをさせていただいたのは、9月2日になりました。

私の親族に飛行機事故にあった者はいません。
しかし、私は子供の頃から宗教が好きで、いろんな宗教と接してきました。その流れからお参りをさせていただきたいと思ったこと、あまりに壮絶な事故であったため、忘れてはならないのではないかと思い、せめて覚えている一人でありたいと考えたことから、お参りをさせていただいた次第です。

さて、ここから書くことは、私 うち猫ころころ が体験したことです。
怖くもなければ、感動的でもありません。
前ふりほど長い話でもありません。

この話で遺族の方々の助けになるとは思っておりませんが、しかし実際にあったことということでお話をさせていただきます。


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9月2日の朝に家を出て、途中休憩も取りながら昼くらいに御巣鷹の尾根に着きました。
前日までは雨が多く、その日の朝も天気は良くありませんでしたが、昼前に一旦回復しました。

その、一旦回復したくらいに到着したのです。私の前に車が一台、私の後にも車が一台と、計3台が同時に到着しました。

前後の2台は、関係者かなにかだと思います。
無関係者は、私の車だけでした。

車から、リュックや水分補給用の飲み物などをサクッと出し、歩み始めました。
入り口にある、人数のカウンターは77を表示していました。私もそれをを1回だけ押しました。

進み始めるとすぐに右手に川が見えます。
かなり上流なので、岩がゴツゴツしており どう見ても滑りやすそうに見えるし、場所が場所だけに誰かがそこにいるなどとは思いもしません。

しかし、その日は子供、おそらくは 5歳から小学低学年くらいの男の子 ではないかと感じたのですが、楽しそうに遊んでいる姿が右目の視界ギリギリくらいに入りました。

あれ? と思い そちらに目を向けると、その子は上に向かおうとしてスッと消えてしまいました。

それが何を意味していたのか、本当のところ何を行なっていたのか、それは分かりません。例えば、苦しそうとか 恐怖や憎しみに溢れているとか、悪意あるいは敵意に満ちた目をしていたとか、そういった風には全く見えませんでした。

ただ、"楽しそうに遊んでいた子供がいた" というだけの話です。

見えた時間もかなり短く「親御さんは近くにいないのか?」「なぜこんな危険な場所で遊ばせているのか?」などの当然持っておかしくない疑問は持つ時間的余裕はありませんでした。
それだけ短い時間だったのです。

私にはそれがなんだったのか分かりません。ただ、"楽しそうに遊んでいた子供がいた" というだけの話です。

以上です。

御巣鷹の尾根で見かけた子供

名前が間違っていたので修正しました。
写真も提供していただけたので、載せることにしました。
あと、ちょっとしたミスも直しています。(2017年9月13日)

御巣鷹の尾根で見かけた子供

  • 小説
  • 掌編
  • ミステリー
  • 全年齢対象
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