夕夜

嗄鳥鳴夏

貴女だけ 貴方だけでいいから
この僕を癒してはくれないか
正直この世は辛いんだ だからさ
いっそのこと このまま
分かるでしょ こんなこという理由は
昨日僕は人を殺してしまったんだ
もうこの世には居れないんだ 
今朝方 旅に出て帰る家は無いのさ

あの日に帰れるなら今すぐ帰ろう
そのときの空はまだ青かったはず
皆が笑っていて泣いている人なんて居なかったはず
秒針が働いて季節は過ぎて年を取ったんだ
あの家に帰れるなら今すぐ帰ろう
父さんも母さんも兄ちゃんも寛いでる
闇を抱えていて塞ぎこんでなんかいなかったはず

明日だけ 明日だけでいいから
この僕の頭を撫でてはくれないか
初めから子供のままなんだ だからさ
黄昏てく このまま
分かるでしょ きっと君もなんだ
昨日僕は君を殺してしまったんだ
もう自分がなんだかすら分からないさ
夕暮れ方 二人手を繋いで帰ろう

あの日に帰れるなら今すぐ帰ろう
そのときの空はまだ青かったはず
皆が笑っていて泣いている人なんて居なかったはず
秒針が働いて季節は過ぎて年を取ったんだ
あの家に帰れるなら今すぐ帰ろう
父さんも母さんも兄ちゃんも寛いでる
闇を抱えていて塞ぎこんでなんかいなかったはず

夕夜

夕夜

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-09-04

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted