薄い青の世界
マチミサキ
凄く不思議なモノを見ました
と、いうより
入りました
今迄に何百、何千と通ってきた
いつもの街並みの景色
そんな道
自転車で
見慣れた緩やかな カーブを
曲がった瞬間
いきなり景色が
青一色に変わったのです
絵画のような
意図的に塗り込められられた
青々強い青じゃなくて
本当に
穏やかな朝焼けの一瞬の時間に見るレモン色を
まるっきり置き換えた ような
青一色
これは…
生まれて初めてみました
この世でありながら
この世界ではない
人の気配や風の動き
それどころか
時間の流れをまったくかんじない
でも
写真のようではない
違う
ハッキリとリアルに
すぐソコにある
このカーブを曲がりきらないで
より近く
青の世界側に飛び込めば
どうなるのだろう
なんとなく 感じたのは
これは
生きている者の世界ではない
と、いうこと
たぶん
青に包まれた
あの建物たちの
どれでもいい
建物でも木でも
その裏を覗けば
本来、生きているうちには
見られないものが
見られない動く何かしらに
巡り遭ってしまうナ
最初に感じた感情は驚き 6分の3
次いで怖さが
全部の気持ちの6分の2くらい
あとは
行ってみたい気持ちぶん…かもしれない
な
ん
だ
こ
の
景
・
し
・
…くらいで
カーブを抜けると
いつもの街並みの変わらぬ景色
途端に戻る
音と暖かさ
そう
あの青には温度がない
走り抜けて残ったのは
心臓の激しい鼓動だけ
マラソンを本気で走って
ゴールを迎え
地面に寝転んだ時のような
息苦しさ
そして
今
部屋に戻り
考えているのは
もしかしたら
あれさ
ひょっとして
死んだ時に変わる世界なんじゃないのかな
ってこと。
たまたま、
じゃないとわかる
きっと
本来は
かんがえたくないけど
あのカーブの
あのタイミングで
わたし
死にかけているか
どうか
するはず
だったのではないのかなぁ
それを
誰かに
どなた様かに
それか
先にいった
あの人達の…
特定はまったくできないけど
助けられたか
どうかして
抜けられたんじゃないのかなぁ?!
って思わずに は
いられないのです
本当にきっとそうだと思う
なんでだかは
わかってはいけないのだと
思うけど
まず
そうだろうと
不思議でもなく
わかってしまっている
気がする
くらいのこの気持ち
感謝しなければならないのだと
わかっています
本当にありがとう
ございました
本当にありがとうございました!
あれは
気のせいでもなんでもない
まったくの
【白】が一切無かった世界
すべてに青みがかった
薄い青が支配する世界
だってね
見えた瞬間
あ
ここ…。
って
直感でわかってしまった
から。
薄い青の世界
正気ですよ!
ご先祖さまかなぁ…?
ありがたいことです。
ふざけているみたいな書き方になって
しまったけど
なるべく
見たままのものを表現してみたつもりです、
そういえば
青の時代が有名な画家がいましたけど
ひょっとして
あれを見たのかもしれませんね。
あの世界を見たことある人
いますか?
うん、
ちょっと調べてみます。
あれ、
わたし生きてますよね?
ここは現実で
ちゃんとした
世界ですよね?
本当の私は瓦礫に埋もれていたり
病院の一室にいたりしてませんよね?
だから!
私は正気ですよ!
と思うのですが。
オカシイ …( ´△`υ) …ノ…ホド…ソーユー
・・・
結局こーやって
ふざけるから
ダメなんですよ
いつもそうです。