白
白
かなしいね
白くて白くて叶わない
12345
心は満ちたのに
願いは叶わない
3456
何も無くなって
傷すら曖昧になる
白
溶け出したのは
私の血液に溶け出したのは
12345
あの日に預けたものは
思い出、願い、情熱?
(熱風のような希望がありました)
3333
返ってきませんでした
無一文、それは優しい響きでした
白
戻しましょう
なるべく、私が構成された瞬間に
限りなく近いところまで
4567
私はどこから来たのでしょう
振り返れば懐かしい道
でもよそよそしい道
白
頼りない
私の生は頼りない
ただ まどろむ
白に浸食される
存在の曖昧さは
最期の優しさ
白