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孤独を詠う少女。
暗い森の中。
梟の鳴き声と呼応する。

父を亡くし、母は失踪。
友人はできず、貞操は奪われ。
学は無く、愛想悪い。
顔は醜く、無一文。

我の生は何のためにあるのか。
我が人生は無意味ではないか。

梟よ、月よ、森よ、虫よ、夜よ。

我の命を早く奪い去っておくれ。

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-08-26

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